いままで避妊薬について投稿してきました。それぞれに利点と欠点があることは皆さんにも知っていただけたかな?と思います。でも「種類が多すぎてどれがいいの~?」という方もいると思います👀

今回はまとめとして、どんな人にどんな避妊法が良いのか?という視点でみてみましょう❗️


🌸青年期:LARCs, COC ピルが良く使用されます。

ただしLARCsのうちのDPMA(筋肉注射)は骨密度減少させるリスクあるので避けたほうがいいと言われています。

🇯🇵日本だと選択肢が限られるためやはりCOC ピルになりますね。

 

🌸出産後:出産後20日は避妊の必要はありません。基本的に、以下の3つに当てはまっていれば避妊は不要です

     ①ベイビーが6か月未満

     ②完全母乳

     ③生理がまだ来ていない

     

この3つのうち一つでも当てはまらなかった場、コンドームを使用するかミニピルなどのプロゲステロンのみの避妊法を開始します。

   

Q. どうして出産後はCOCピルではなくてプロゲステロンだけの避妊法(POC)なの?


A. エストロゲンは授乳を抑制してしまうため、授乳中はエストロゲンの入っていない方法を使用します。大抵出産後46週後から開始します。

 

Qどうして出産直後から避妊を開始しないの?


A 妊娠、出産を経て女性の体内はホルモンが著しく変化します。ホルモンレベルが高い状態に、さらに外からホルモンを入れることで、逆にホルモンによる副作用のリスクが高まります。母体を休める期間が必要なのです。

 

➡️授乳中でも安心かつ効果的な避妊方法はIUDs、インプラント、DPMA注射、ミニピル!      

ミニピルは、子育てに忙しいママにとって服用3時間の枠を守るのは厳しいかもしれませんね💦

 

🌸35歳以上の女性:COCピル  

 50歳までCOCピル服用OK

 骨折リスクや大腸・子宮内膜のがんリスクを減少するという嬉しい効果もあります。

 喫煙者や、もしエストロゲンによる副作用が強い場合IUDsやミニピルでも可能です。

           

 

🌸50歳以上の女性:プロゲステロンだけのIUDsやミニピルが使われます。

 ※COCVaginal ringは心血管リスク上昇の可能性があるため、適しません

  ※更年期だからという方もいますが、生理が1年以上ないことが確定しなければ妊娠する可能性はまだあります。


日本はピル後進国です💊

その理由は、女性の権利の違いなのではないか?と思います。


自分の人生は自分で決める‼️


世の中には、子供が欲しいのにできない人も数えきれない程います。その一方、子供を考えていないのに命を授かり、中絶という決断をした場合には、心にも体にも壮絶なダメージを受けます。


性感染症も同じことです。


だから女性はもっと、外見だけでなく、自分の体に関心を持ってあげてください💛


また、これらは避妊薬という分類になってしまいますが、それぞれ使う理由は様々です。多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症、チョコレート嚢胞・・・悩んでいる女性は本当に沢山います。働く女性が多い世の中、ピルを使うと体調に左右されにくい生活を送ることが可能になります。自然療法を試すよりも効果が早く、確実です。ナチュラルが良いとか、薬が悪いとか、そういうのじゃない。悩んだらどちらもやってみれば良い。それぞれのライフスタイルに合わせて上手くいいとこ取りで使えばいいじゃないですか、と思うのです。


これは女性の人生の中での選択肢の1つだと私は思います。だから日本の女性は使うことを悲観したり、決して恥ずかしいと思わないでほしいのです。


ホルモン系は奥が深いですが、知れば知る程、もっと知りたくなるのは私だけでしょうか?笑

こういうこと、薬学部でももっと教えて欲しいなぁ、と思います。


質問等受け付けています。