毎回、日本に帰国したらやることの一つに「デンタルチェック」があります。

オーストラリアは歯の治療がとても高額なんですメディケア(日本の保険制度のようなもの)ではカバーされないので、普通の検診でも1万円以上かかります。プライベート保険に加入していれば、検診はカバーされますが、例えプライベートの保険に入っていても、親知らずを抜いたり、歯の神経を抜く根管治療となれば「Major Dental」扱いになり、カバーされません。100%実費だと大体2000~4000ドル(AUD:20-40万)というかなりの出費になってしまいます保険をカバーされるものにアップグレードすることもできますが、適応されるまでに6か月間は待たなければならない「waiting period」があるなどの条件もありますし、カバーされても60%程度です

前にオーストラリアで虫歯の治療をした時、削られたところが知覚過敏になってしまい、それ以降疲れを感じたり何か刺激になると疼くようになってしまいました。向こうは麻酔をバンバン使います。患者さんは痛みがなく快適に治療を受けることができますが、神経に近づいてもわからないという欠点もあります私はどうやら、結構深くまで削られてしまったようで、その日から頭痛、耳の奥の痛み、肩こりと知覚過敏に悩まされてきました知覚過敏は一生続くわけではなく、神経と歯の間にバリアみたいなものが徐々に作られてくるのですが、それができてしまえば痛みは感じません。過去1年は全く問題なかったので、その間にバリアができたみたいです。

知覚過敏になったら、どうすればいいのでしょう?
まずは冷たいものや熱いものを避けます。この冷温刺激が神経を弱らせてしまう原因になるからですなるべく知覚過敏がある方でものを噛まないことも大事。知覚過敏用の歯磨き粉やマウスウォッシュも使ったほうが良いでしょう。
日本ではシュミテクト、オーストラリアではsensodyneです。
Screenshot_20190205_192024
パッケージは一緒、名前が違うだけですね。
さらに、ホワイトニング効果などがついているものもありますが、おすすめはオリジナル
後は時間が経過して、神経と歯の表面の間に壁ができるのを待つのみ…。その間、痛かったら私は痛み止めを飲むよう推奨しています。なぜなら、神経の痛みは我慢して放置すると拡散してしまうからです。拡散してから痛み止めを飲んでも、効果は薄いです。なので、神経の場合は早めに抑えてしまうのがコツです。
痛み止めは日本ではロキソニン、オーストラリアではpanadol。効かなかったらpanadol→nurofen→voltarenの順に試してみてください。薬局で購入できます。

今回も帰国後歯医者に行き、チェックしてもらいました。知覚過敏も収まっていたし、虫歯はなかったのですが、冷たい水を吹きかけられた後に歯が痛み出し…翌日からものすごい頭痛と歯の痛みに襲われました。きっと、今まで頑張って耐えてきてくれた神経も、それが刺激になってしまったのでしょう。

何かと用事があって、歯医者に1週間行けず、その間ロキソニンを飲み続けました。それでも効かなかったので、これはもしかしたら神経が死んでいるかも…と嫌~な予感

日に日に増す痛みに、予感はどんどん確信へと変わっていきます。。。

歯の神経って、死ぬ時が一番痛いんです。死んでしまったら、鋭い痛み(sharp pain)は無くなり、鈍痛(dull pain)になります。※折角なので、英単語も一緒に♪

でも神経が死んだら、腐敗するので、早く対処しなければ感染症の危険があります。歯って三叉神経も近いので、甘く見ていると本当に危険です。なので、痛くなったらオーストラリアでも、例え高額でも、歯医者に行きましょう。

結局、やっと歯医者に行けた日に根管治療(Root canal treatment)を受けることになりました