日本で代表的な抗炎症薬(痛み止め) といえば、ロキソニン
2年前はロキソニンは処方箋がないと買えませんでしたが、今では『要指導医薬品』といって、処方箋がなくても薬剤師から対面での情報提供を受けたうえで購入可能というカテゴリーに分類されています。第一類医薬品との違いは、「ネット販売ができるかどうか」。この要指導医薬品はネット販売ができません。
2年前はロキソニンは処方箋がないと買えませんでしたが、今では『要指導医薬品』といって、処方箋がなくても薬剤師から対面での情報提供を受けたうえで購入可能というカテゴリーに分類されています。第一類医薬品との違いは、「ネット販売ができるかどうか」。この要指導医薬品はネット販売ができません。この要指導医薬品、オーストラリアで言う「S3」というカテゴリーの「Pharmacist Only Medicines」と同じものです。
この要指導医薬品について知ったのは、実は大学の学生さんの発表を聞いたのがきっかけ。
大学にお邪魔した日に、たまたま海外研修の説明会がやっていて、そこにちゃっかり見学してきました。私が薬学6年生の時に薬学部の海外研修が初めて始まり、当初は韓国の薬学部だけだったのですが、私が卒業してからはアメリカの薬学部への研修も始まったようです。グローバル化しているようでとっても嬉しいです。(私はアメリカに行ったことがないので、非常にうらやましい!)なかなか他の国の薬学部について知る機会もないし、外を見て初めて自分を見つめるきっかけにもなるので、学生さんにとって良い刺激になると思います。
その説明会の時に、学生さんが日本の保険システムや薬学部、薬の分類についての発表をしていたんです。普段頭で分かっているつもりでも、いざ他人に説明するとなると出来ないもの。自分で理解してやっと人に教えることができると思うので、こういう『調べる→自分の言葉で伝える』という練習は海外研修前にはとても良い方法だと思います。(これを英語でまた説明するのは簡単ではないんですけどね
)
)そのときに学んだのがこちら↓
要指導医薬品って何?となった私。この新しい分類は初耳だったので、勉強になりました
(2年以上帰国してないからか完全に浦島太郎状態。アタフタ)
(2年以上帰国してないからか完全に浦島太郎状態。アタフタ)最近、すごく歯が痛くて(オーストラリアで3年前にガリガリ削られたあたりが疼いてます
)歯医者の予約が来週まで取れず、痛みに耐えないといけないことになり…
)歯医者の予約が来週まで取れず、痛みに耐えないといけないことになり…イブプロフェンでは効かないのでロキソニンが必要だと自己判断。
要指導医薬品になったロキソニンが処方箋なしで買えることを知った私は、早速調剤カウンターのあるドラッグストアへ

たまに土曜日は薬剤師を雇っていない薬局もあるのですが、土曜日の昼だったのでまだ大丈夫だろうと甘く考えていた私。
大手ドラッグストアに到着。
私「ロキソニンが欲しいんですけど…」
薬剤師さん?登録販売員さん?らしき人「土曜日は調剤カウンターが開いていないので、ロキソニンは購入いただけません。」
あのぅ、私一応薬剤師なんですけど…
といっても無駄なので撤退。
仕方ないですけど、でも、何だかむなしい





その時、痛みが9 out of 10ぐらいまで来ていたので、粘ることなく即次の薬局を探すことに
オーストラリアならボルタレンがOTCで購入できるのにと一瞬思ってしまったのを反省し…
オーストラリアならボルタレンがOTCで購入できるのにと一瞬思ってしまったのを反省し…なんと3つ目の薬局でやっと薬剤師さんに会えました
ウルウル
ウルウルそこで「3つ種類があるんですが、どれがいいですか?」と聞かれ、
「3つもあるんですか?何が違うんですか?」さらに「成分なんですか?」と質問しまくる私。
結局、
ロキソプロフェンのみ、ロキソプロフェン+酸化マグネシウム、総合感冒薬にロキソプロフェンが入ったもの、のような分類でしたので、普通のロキソプロフェンを購入しました。
きっと面倒な人だと思われたに違いない
でも薬局は開いているのに、調剤カウンターが開いてないとロキソニンが買えないというシステムは、少々不便だと思いました


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