長ーい前置き(Part 1, Part 2, Part 3, Part 4)を読んでいただきありがとうございました!

実体験を通して、オーストラリアの医療や医療制度について少しでもリアルにお伝えできたらいいなぁと思っています。今回学んだことや気づかされたことも沢山あったので、それも少しシェアできたら嬉しいです。


これまでずっとPCOS(多膿疱性卵巣症候群)だったので、自然妊娠は不可能だと勝手に思い込んでいた私。(ドクターからもそう言われたのもありますしね
いやぁ、『思い込み』って知らないうちに私たちにめっちゃ大きな影響与えてるんですね。多分今までの人生でも、周囲に影響されて作られてしまった『強い思い込み』によって、行くべき道に進めなかったり、自分で勝手に制限をかけてしまっていたことがイロイロあったんだろうなぁ・・・。


だから生理が来なかったことにも疑問を抱かず、妊娠したことも気づかなかったし、今思えば自分の体のことをケアしてあげていなかったなぁと少し反省しています。


そしてせっかく宿った命が、今回お空に行ってしまったことも。

私は今回予想していなかった妊娠だったこともあり、妊娠していたことも知らなかったので、精神的なダメージは少なめだと思います。

これ、もしすごく妊娠を望んでいて、やっと妊娠していることがわかって、赤ちゃんと会える日を待ち望みにしている人だったら、どんなに残酷なんだろう…

膨らんだお腹が、ぺちゃんこになって、それを見て感じて、どう思うのだろう…と。

テレビで赤ちゃんのCMが流れるだけでも、きっと心の奥がキューっとねじれるはず。

私は早期流産でしたが、それでもやっぱりこの急激なホルモンの変化なのか、時々理由もなく涙がこぼれたり、精神的になんだか地に足がついていないようなふわふわした感覚に襲われることが何度かありました。やっぱり痛みは流産後もしばらく続き、感じたことのないほどの疲労感もありました。

これ、男性にはわかりづらいかもしれないけれど、

分かってあげてほしいなぁ。

分からなくても、理解しようとしてくれるその姿勢だけで救われる女性は沢山いると思います。

ただでさえ、女性は自分を責めちゃいます。

私も初めは自分を責めました。

「仕事で重い物持っちゃったからかな?」とか、
「無意識のうちに “子どもはいらない” と思っていたから、赤ちゃんはお空に行っちゃったのかな・・・」とか、
「私はまだ人間として劣ってるからなのかな・・・」とか

特に周りで出産ラッシュが続いている中、

あれがだめだったんじゃないか、これがだめだったんじゃないか・・・なんて思って自分を責めたり。

でもね、違う!
いや、絶対違う!!
ホルモンのせいで自分を見失うところだった(危ない危ない

医学的に言うと、細胞に異常があったから育たなかったという’cell death’であり、terminationとして自然に流れたということ。まぁ専門家はそう言いますよね。

でもスピリチュアル的に言うと、こうです。
スピリチュアルな自分の一面をここで披露する形になってしまいますが、もし似たような状況で落ち込んでいる人がいたら知ってほしいので書きますね。)
・・・と言っても、決して怪しい者ではありませんので誤解しないでくださいね~

赤ちゃんは、その赤ちゃんにとって一番最適なお父さんとお母さんを、自分で選んで決めて来ているんですって。

赤ちゃんは、お空であなたのお腹に入ることを決めて来ているんです。

その子に与えられた、この世での使命を全うするために、最適な親を選んできています。

そして例え、その命が続かなかったとしても、
赤ちゃんはあなたのお腹に入り、そしてすぐまたお空に戻ってくることを、実はもう決めて来ているんです。

どうしてそんなことするのでしょうか?

それは、
何かのメッセージを伝えるために、です。

だから責めなくていいのですよ。

責めてはダメなんです。

どんなメッセージを伝えているのかな?と思って、それを感じてみてください。


今回、私へのメッセージは一体何なのだろう?と考えてみたのです。

それは
「もっと自分の体を観察してあげなさいよ!」なのか

「妊娠できないという思い込みは捨てなさいよ!」なのか

「女性であることを煩わしいと思わず、感謝しなさいよ!」なのか(←女性特有の症状って、あるマインドと深~く関係しているんです。だからこれ、結構大事!)

「もっと多くの人の気持ちを理解できる人になりなさいよ!」なのか

おそらく、もっともっと沢山あると思います。


私は、日本では学生時代から漢方薬の先生(恩師)について学び、中医師から薬膳を教わり、さらに自分の病気を通して、それまで以上に中医学の世界に魅了されました。

今までどうしてこんなに魅了されてきたのか、理由もわからなかったのですが、
今思えば、たぶんこういう人生設計図を持って生まれてきたんでしょうね。

(あっ、西洋医学は否定していませんよ!なのでまだ薬剤師やっています。笑
私はむしろ西洋医学と東洋医学のコラボレーションが一番良いと思っています。)


そして、オーストラリアでは素晴らしい中医の先生に出会い、
さらに太極拳・気功とも出会い、
ジャパニーズニードルセラピーとお灸の資格も取って、

色々自分の体で試した結果、PCOSが消えたのは本当のこと!


私が受け取るべきメッセージの中には、「あなたが頑張ってきた東洋医学を、自分の中に秘めるのではなく、多くの人と共有していきなさいよ」というメッセージもあるのかもしれません。

秘めてきたわけではないんですが、
やっぱり自信がなかったんだと思います。自信をもってアドバイスできるほどの、確信に近いものが無かった。


でもPCOSだった私が、

一生治ることはないと言われた私が、

PCOSが無くなり、

さらに妊娠できていたという事実は、

(子どもを望む・望まないは関係なく)きっと多くの女性に希望を持ってもらえるんじゃないかな、と思うのです。

今回のことで、イロイロな事が線でつながったんです

でも『つながった』だけで終わらせたくない
ちょっと考えてみようと思います。