
(写真はイメージです)
救急に入ると、待合室は人でごった返し、しかも受付にはものすごい人数の人が並んでいます。
とりあえず受付でナースに診断書を見せ、状況や症状を説明します。(こんな展開になるなんて予想していなかったのですが、至って冷静な自分です。)
そこでナースが症状をコンピューターに入力していきます。(ここで症状の重篤度をチェックされ、緊急度を判断するのだと思います。)
そして隣のブースに並び、連絡先や住所、付き添いの人の名前や連絡先などを聞かれ、受付の人がシステムに打ち込んでいきます。
その間、隣の受付では「一体何時間待たせるんだよ!!」と怒鳴り散らす患者さんや患者さんの家族…。
救急で働く医療関係者の人ってものすごいストレス下で働いているんですよね。本当にすごいなぁと、毎回思います。
入力されると、手首に名前と患者番号が書かれたバンドがつけられます。症状が軽い人の場合、追い返されることもあります。
というのも、救急はメディケア(オーストラリアの医療保険)があれば、全て無料で処置や検査が行われるため、医療費の高いオーストラリアではそれを目的に救急に来る人もいるからです。
なのでバンドがつけられた時点で、緊急性があると判断され、その日のうちにドクターによって処置を行わなければならない患者リストの一人になるわけです。言い換えれば、病院はバンドを付けた時点で、その患者を見捨てることができないのです。つき付き添いの人には、visitorと書かれたオレンジ色のシールを服の上に貼ります。
今回、待合室には比較的元気そうで携帯で動画を見ている人もいれば、怪我してる人、車椅子で運ばれてきている人など様々。
これから長期戦になるのは予想していたので、携帯の充電が切れそう...と言ってた旦那に一旦家に戻ってもらい、充電器を取りに行くついでに上着や食べ物を持ってきてもらうことに。何時間待つんだろう...と思いながらも待つこと1時間半。
名前が呼ばれ、中に通されました。
モニターに映し出されていた平均待ち時間は4時間以上!
私より先に救急に来ていた人よりも早く名前が呼ばれたので、優先してくれたのだと思います。
中に入ると、救急担当のドクターがこれから行う処置について説明してくれ、ナースが来てくれるまでひたすら待ちます。その待っている間に旦那が病院に到着。
ナースに呼ばれ、奥の空いている個室で状況を話し、血圧や体温など計ってから血液検査。
普段は大ぜいの人が待っている待合室で行われるのですが、状況が結構センシティブなのでプライベートな個室でやってくれました。
血液検査ではhCGというホルモンの値を調べます。hCGは胎盤から出るホルモンで、妊娠していると血中、尿中で検出されます。言い換えれば、胎盤が無ければ、hCGは出ないわけです。
あとはきっと超音波検査とかになるのでしょうが、この血液検査の結果が出なければ何もできないということで、ひたすら結果を待つのみ。その間に担当ドクターからまた個室に呼ばれ、診察を受けます。
Dr. : What brought you here today?(どうして救急に運ばれたのか、教えてくれる?)
から始まり、子宮外妊娠と流産の可能性を話してくれました。
個室からまた出て、椅子に座って待つことさらに2時間。人がいっぱいで、ベットに空きが無かったし、外の待合室は夕方にかけてさらに患者さんが多くなって大変そうでした。横になりたかったけど、仕方ないです。そしてまたナースさんが来て、もう一度血液検査をするとのことで、個室に呼ばれます。
「さっきも血液検査したけど、今度は何の血液検査ですか?」と聞いたところ、
「輸血が必要な場合を想定しての、血液型などを調べる検査よ。」と言われました。
骨盤出血している可能性のある場合は、念のために行っておくそうです。
(そうそう、そういえばオーストラリア人って、自分の血液型を知らない人が多いんですよ。)
なるほど~。
そして、まだhCGの結果が出ておらず、さらに待つこと2時間弱。
救急に来たときは、予想外の事態で頭も覚醒してしまい、痛みもそこまで感じることなく過ごせたのですが、もうこの頃には待ちくたびれて『早く帰りたい!』しか考えていませんでした。(笑)
やっとドクターに呼ばれて個室に入り(「個室」とありますが、毎回違う個室です。)
結果を聞きます。
Dr.
: Well.., your hCG is elevated so you might still be pregnant or having
miscarriage at the morment. We need to have a further investigation. I
need you to come back in three days time to do the another blood
test.(やっぱりhCGの値が上昇しているから、まだ妊娠してるかもしれないわ。それか、今流産してる可能性も否定できないの。だから三日後にまた病院に来てちょうだい。血液検査するから。)
結局、妊娠していたことは確定。
でもこの事件が起こる前のデータが何もないため、子宮外妊娠なのか流産なのかは判断できないのですね。もし三日後にhCGがさらに上昇していたら、子宮外妊娠を疑わないといけないし、もし低下していたら流産ということになります。
三日後って、仕事また変わってもらわないといけないなぁ…
でも、言わなきゃ!
帰宅したのが7時半過ぎだったので、6時間半ぐらい救急にいたことになります。
とりあえず、他の薬剤師に状況を説明して、翌週の血液検査の日に半日休みがとりたいことを伝えました。
Part 3へ続く
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