オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2018年12月

今回初めて、メルボルン医療従事者の集まりに参加させていただきました!場所はシティーの居酒屋八兵衛さんで🍺✨

メルボルンの高校で3年間、そして移住してからさらに4年経ちましたが、このようなコミュニティーがあるのも知らず、全然日本人の方と接点がありませんでした💦
こうやって、医療に携わる方とお会いできたのはとーっても良い機会になりました✨
ドクター、ナース、理学療法士、助産師、そしてメルボルンで医学英語を勉強している方などなど。皆、働く場所やプロフェッションは違っても、知り合えるとやはり心強いです✨


IMG_0472
私何故だか真ん中ですみません💦笑

海外で働くことの難しさや苦労話なども笑いながら共有することができて、すごく良かった!私1人じゃないんだなぁ、って思えるのはとても大きいです。

残念ながらメルボルンで薬剤師として働いている方には今回会えませんでしたが、いつかお会いできるといいなぁ。時間があっという間に過ぎてしまい、全員とお話しすることはできませんでした💦なのでまた次回を楽しみにしています🌸

あっという間にまた1年が過ぎようとしています。暑かったり大雨で肌寒かったりと、メルボルンは気候の変動が激しくて全くお正月気分になりません💦
日本は寒波だそうですね⛄️ひどくならないことを祈ります。
日本の皆さまも、良いお年をお迎えください🎍

お母さんから「いつから粉ミルクを始めるべきですか??」という質問をよく受けます🍼✨

 

その質問に対しては、「生後6か月までは母乳が推奨されています。」とお答えします。


その理由は、母乳には栄養だけでなく、ベイビーが必要な『病原体と戦うための抗体』がたくさん含まれているからなのです☝️ベイビーはお母さんの母乳を通して免疫力を得ているのです。

6か月まで母乳で育ったベイビーは、将来肥満になるリスクが低かったり、糖尿病になるリスクが低くなったりといいことづくし!そしてお母さんの体にもいいことがあって、乳がんや卵巣がん、糖尿病や心臓疾患のリスクを下げてくれるという嬉しい効果も💕

 

では「いつまで母乳を続ければいいの?」という質問に対してですが、

その答えは「お母さんと子どもが望むまで」となります。1年でも2年でも、大丈夫。

 

でも実際、ずっと母乳は難しい…というケースが多いです。

そんな時に『粉ミルク』が必要です🍼

 

次に出る質問は「どの粉ミルクがいいの?」ですよね。沢山種類があるのですから。

(ちなみに粉ミルクは英語でformulaと言います。)

 

オーストラリアには

🍼Infant formula : 生後612か月用。母乳の代わりに栄養を与えるイメージです。

 

🍼Follow-on formula:生後612か月用ですが、固形食を始めたらこちら。固形食で補うことのできない栄養を摂るイメージ。

 

🍼Toddler milk: 13歳用。母乳や通常の食事で足りない栄養を補いたい時に。

 

というカテゴリーになっています。

 

実は、質問に対する答えはありません。

赤ちゃんの体調に変化がなく、ちゃんと飲んでくれるならOK‼️

 

🐄牛さん由来のミルク

これが一般的です。

赤ちゃんは私たち大人と違って、ラクトースを分解できる酵素を持っています。なのでほとんどのベイビーはこれで大丈夫。


🐐ヤギ由来のミルク。英語だとGoat Milk

これは最近のオーストラリアの流行り?なのか人気があります。

その理由は、ヤギ由来のミルクは、母乳に入っている成分と非常に良く似ているからなのです!ラクトース含有量が少ないのも特徴です。なので、ラクトースが合わないかも?と考えられるときは試しても良いかもしれません。

 

🌿大豆由来のミルク。たんぱく質の観点では、牛由来のミルクに含まれている物に劣ってしまいます。ただし、ラクトース不耐症、ガラクトース血症などの場合はこれを試されるのも良いかもしれません。

 

🍼特別なミルク

牛乳アレルギーがある場合は、extensively hydrolysed formulaを使用してみましょう。アレルギーは乳製品に含まれているたんぱく質に反応して起こります。これはたんぱく質が分解されているため、アレルギーが起こりにくいとされています。(医師の監視下で注意深く行います。)

 

種類は色々ありますが、現時点での研究では、どの粉ミルクを使用してもベイビーの発育への違いは無いとされています❣️

 

どの粉ミルクを選ぶべきか?よりも、正しくミルクを与えてあげることの方がずーっと大事です。

哺乳瓶のボトルと乳首(teat,キャップの殺菌消毒以外に、良く見落としがちなポイントは

✅まずは手を清潔にする

✅粉ミルクを溶かす場所を清潔にする

✅水を沸騰させて、体温まで下げてから溶かす・・・ベイビーは自分で体温を調節する力がないので、与えたものの温度が非常に影響を与えてしまいます。

✅残ったミルクは毎回捨てる

など。

 

適量をきちんと溶かすことも大切です。(うんちの問題もこれが原因だったりします💩)

 

母乳を飲んでくれないことで悩むお母さんもいます。もちろん赤ちゃんもお母さんも初めてなので、うまくできなくても当然です。赤ちゃんがうまく吸えていないことも考えられます。そんな時は、まず病院で相談しましょう。自分を責めないことが大切です💛

 

「母乳を飲んでくれないから、粉ミルクになってしまい、免疫力が心配…」と悩むお母さんもいます。

悩んで当然だと思います。

でも、色々な方法がありますから大丈夫!おすすめはBioCauticalBabyBiotic 0+years


BabyBiotic 0+yrs ® 60g net powder

これは早産や帝王切開ベイビーにもおすすめ。免疫力のギャップを埋めてくれますよ。


 

いままで避妊薬について投稿してきました。それぞれに利点と欠点があることは皆さんにも知っていただけたかな?と思います。でも「種類が多すぎてどれがいいの~?」という方もいると思います👀

今回はまとめとして、どんな人にどんな避妊法が良いのか?という視点でみてみましょう❗️


🌸青年期:LARCs, COC ピルが良く使用されます。

ただしLARCsのうちのDPMA(筋肉注射)は骨密度減少させるリスクあるので避けたほうがいいと言われています。

🇯🇵日本だと選択肢が限られるためやはりCOC ピルになりますね。

 

🌸出産後:出産後20日は避妊の必要はありません。基本的に、以下の3つに当てはまっていれば避妊は不要です

     ①ベイビーが6か月未満

     ②完全母乳

     ③生理がまだ来ていない

     

この3つのうち一つでも当てはまらなかった場、コンドームを使用するかミニピルなどのプロゲステロンのみの避妊法を開始します。

   

Q. どうして出産後はCOCピルではなくてプロゲステロンだけの避妊法(POC)なの?


A. エストロゲンは授乳を抑制してしまうため、授乳中はエストロゲンの入っていない方法を使用します。大抵出産後46週後から開始します。

 

Qどうして出産直後から避妊を開始しないの?


A 妊娠、出産を経て女性の体内はホルモンが著しく変化します。ホルモンレベルが高い状態に、さらに外からホルモンを入れることで、逆にホルモンによる副作用のリスクが高まります。母体を休める期間が必要なのです。

 

➡️授乳中でも安心かつ効果的な避妊方法はIUDs、インプラント、DPMA注射、ミニピル!      

ミニピルは、子育てに忙しいママにとって服用3時間の枠を守るのは厳しいかもしれませんね💦

 

🌸35歳以上の女性:COCピル  

 50歳までCOCピル服用OK

 骨折リスクや大腸・子宮内膜のがんリスクを減少するという嬉しい効果もあります。

 喫煙者や、もしエストロゲンによる副作用が強い場合IUDsやミニピルでも可能です。

           

 

🌸50歳以上の女性:プロゲステロンだけのIUDsやミニピルが使われます。

 ※COCVaginal ringは心血管リスク上昇の可能性があるため、適しません

  ※更年期だからという方もいますが、生理が1年以上ないことが確定しなければ妊娠する可能性はまだあります。


日本はピル後進国です💊

その理由は、女性の権利の違いなのではないか?と思います。


自分の人生は自分で決める‼️


世の中には、子供が欲しいのにできない人も数えきれない程います。その一方、子供を考えていないのに命を授かり、中絶という決断をした場合には、心にも体にも壮絶なダメージを受けます。


性感染症も同じことです。


だから女性はもっと、外見だけでなく、自分の体に関心を持ってあげてください💛


また、これらは避妊薬という分類になってしまいますが、それぞれ使う理由は様々です。多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症、チョコレート嚢胞・・・悩んでいる女性は本当に沢山います。働く女性が多い世の中、ピルを使うと体調に左右されにくい生活を送ることが可能になります。自然療法を試すよりも効果が早く、確実です。ナチュラルが良いとか、薬が悪いとか、そういうのじゃない。悩んだらどちらもやってみれば良い。それぞれのライフスタイルに合わせて上手くいいとこ取りで使えばいいじゃないですか、と思うのです。


これは女性の人生の中での選択肢の1つだと私は思います。だから日本の女性は使うことを悲観したり、決して恥ずかしいと思わないでほしいのです。


ホルモン系は奥が深いですが、知れば知る程、もっと知りたくなるのは私だけでしょうか?笑

こういうこと、薬学部でももっと教えて欲しいなぁ、と思います。


質問等受け付けています。



前回、COCピルについて書きました。経口タイプでしたね。


今回は違う種類―「膣に入れるVaginal Ring」についてお話します💡

これもエストロゲンとプロゲステロンの2種類含まれている避妊薬。とーっても柔らかいプラスチック製で、輪っかになっています。このリングからエストロゲンとプロゲステロンが放出される仕組みです⏬


「nuva ring」の画像検索結果

一つのリングを自分で膣の奥の方に入れたら3週間入れっぱなし→その後1週間外した状態で過ごします。なので一つのリングで1か月使えるということです❗️毎日服用するCOCピルよりも楽〜に感じるのでリングを選ぶ人もいます。

リングを入れていない1週間の間に出血が起こる仕組みです。

 

さらに違うタイプの避妊薬を見てみましょう👀

このVagianl Ringと前回のCOCピルとには2種のホルモンが含まれていました。

でも含まれているホルモンのうち、エストロゲンによって偏頭痛が起こったりと、体に合わない人もいるのです。

そういう場合は、プロゲステロンだけしか含まれていないものを試してみると良いかもしれません。

 

プロゲステロンだけの避妊薬には大きく分けて

🌿経口(これをミニピルと言います。)

🌿LARC

という種類があります。日本ではおそらく見る機会が無いと思います。海外ではよく使われています。

 

経口タイプ(ミニピル)は注意事項があり

✅毎日飲む…これはCOCピルと同じ。

✅同じ時間に飲む(COCよりも時間厳守!枠が3時間しかありません!)

がキーワード!


どうしてこのような制限があるかというと、エストロゲンが入っていない分、作用機序が違うからです。ミニピルは粘膜を分厚くさせて、精子が侵入しにくくするだけ。なのでCOCピルのように排卵を抑えているわけではありません。だから、避妊効果は弱いし、同じ時間に飲まなければ粘膜がすぐ戻ってしまい、妊娠してしまう可能性があります。

 

でも長所もあって、

✅授乳中にも服用できること

✅エストロゲンが入っていないので、頭痛や吐き気などの副作用が少ないこと

が挙げられます。
「microlut」の画像検索結果

⏫ミニピルはこんな感じで、砂糖だけのプラセボ錠がありません。なので完全に生理が止まる人もいれば、たまに出血したりする人もいます。

 

LARCs(Long Acting Reversible Contraceptivesには

🌼Etonogestrel implant

🌼Levonorgestrel-releasing IUD

🌼Cu IUD

🌼DMPA

の4種があり、オーストラリアではこれらが避妊薬のファーストラインであるほど推奨されています。なぜなら一番避妊効果が高い方法だからです!

(コンドーム使用時でも20%程妊娠する確率があります。)


なぜLongという名前なのかというと…長持ちするから!インプラントは一度入れれば3年、IUD5年、CuIUDは5~10年も効果が続きます。なので長期的に考えるとコスト的にも安いのです。

…と言葉で書いても分かりづらいですよね。なので写真をネットから借りてきました


implant ←皮下注射で腕の内側に入れます。implantの前についているetonogestrelというプロゲステロンが放出されます。
「implanon」の画像検索結果


IUD(intrauterine device)←子宮内に入れるという意味です。Cu IUDはこのディバイスが銅でコーティングされた状態です。
関連画像

これらは病院で局所麻酔下でやってもらわないといけないのですが、やめたい時は病院で取ってもらい、すぐに妊娠可能な状態に戻るので安心です。(4週間以内にホルモン値が戻ります。)

ただ服用するピルとは異なり(ピルはシュガーピルを飲むときに出血するのでいつ出血するか予想がつきますが)、これらはずっと入れっぱなしにするので初めのうちは出血する時期がわからないという欠点もあります。続けるうちに、生理が無い状態になることがほとんどです。

 

自分の体に入れるなんて少し怖い?と思うかもしれませんが、インプラントはマッチと同じ大きさ、IUD20セントコインの大きさなので、とても小さいのです。

 

 作用機序:

インプラントIUDは、ホルモン(プロゲステロン)によって排卵させないようにすることで避妊します。

IUDはホルモンですが、銅でコーティングされたCuIUDの場合は、ホルモンではなく銅の直接作用によるものです。銅が精子の動きを鈍くするので、卵子に近づけないようにする効果があります。さらに、ホルモンではないため、頭痛や吐き気などの副作用は心配ありません。

 

これら3種の避妊メソッドの利点は、避妊効果の高さ!なんと99%以上!

欠点は

はじめは違和感・痛みを伴うかも

ホルモンが落ち着くまで出血があるかも

ということでしょうか。感染症なんかもリスクとしてはありますが、かなり稀です。

 

 ちなみにCuIUDは、5日以内の緊急避妊としても使えます。(それで入れたらずっとそのままにするパターンが多いです。)避妊なしの性行為が行われた場合、その日から5日間以内なら、後からCuIUDを入れれば避妊できる可能性が高いという事です。

その理由は、(言い方は悪いですが)、精子は女性の生殖器内で5日間生きているので、その間に殺してしまえ!という考え方。

 

LARCs4つ目の「DMPADepot medroxyprogesterone acetate)」は

三か月毎の筋肉注射。といっても3か月間隔できっちり病院に行かないといけないのではなく、前後2週間の間ならOkです。
「DMPA」の画像検索結果

✅初回の注射の場合、7日間待たないと避妊効果が得られません。

✅初回注射後、生理が8週間以上遅れることがありますが大丈夫!注射を続けていけば多くの人は生理が来ない状態になります。

✅エストロゲンが入っていないので偏頭痛などの副作用が少ない。

 

欠点は急に妊娠を望んだ場合、注射をやめてもホルモン値が元に戻るのに少し時間がかかります。(長い人で1年ぐらい)

多くの人は生理が来ない状態になりますが、そうでない人はいつ出血するかのパターンが読めないのも難点。

長期使用すると、骨密度が減少する可能性もあるため、使える人は限られるかもしれません。



経口タイプのミニピルでは、プロゲステロン量が非常に少ないため、排卵を抑えることはできませんが、体内に入れるLARCsでは量も多い&飲み忘れがないために体内で常に一定の濃度を保つことができるため、排卵を抑えることができます。ですので、LARCsは避妊効果がとても高いのです。



*注意:これらは性感染症からは守ってくれません!

     コンドームなどのバリアメソッドが必要です。 


質問等受け付けています

今日はピルについてお話します。


日本では海外に比べてあまり使われていないため、大学でもあまり深く勉強しないんですよねー💧

私はあの時「もっと知りたかったなぁ」という気持ちがありましたが、勉強する機会もなく、知識がないままオーストラリアに来て、ものすごい種類のピルを目の前にしてカルチャーショックを受けました🙀

海外は社会進出している女性が多いからでしょうか。

 

知識を補うためにそこからは猛勉強💦💦💦

 

今日は「ピル」について書きます。もっと知りたい薬を学ぶ学生さんにとっても参考になると嬉しいです😃✨

 

まず初めに、「避妊薬には沢山種類があるんだよ~」ということを頭の片隅に入れておいてくださいね❣️

 

「ピル」と一般に言われているのはCOCcombined oestrogen-progestogen contraceptives)ピルのことで、エストロゲンとプロゲステロンが含まれている錠剤を毎日服用することで、体内のホルモンを一定に保ちます。含まれているホルモンの量もすごく少なく、体に悪影響を及ぼしにくく、かつ体がその2つのホルモンで毎月きちんとしたサイクルで機能できる最低限の量しか入っていません。ほとんどのピルは、ホルモンの入っている錠剤を毎日服用し、ホルモンが入っていないシュガーピル(プラセボ)を4日〜7日間服用するというサイクルです。

 birth-control-pills

☘こんな人に最適☘

✅飲むことを覚えられる人…毎日同じ時間に服用しないと効果がありません

毎月生理が来る日を確実に知りたい人…プラセボを服用する時に出血があります

 

⚠️ピルは世の中の女性全員が使えるわけではなく、禁忌もあります。使えないのは血栓リスクのある人, 過去5年に乳がんになった人、35歳以上の喫煙者・・・などなど、ここは大学で習うと思うので今回は省きますね。

 

通常、女性ホルモンってエストロゲンが徐々に高くなっていき、排卵はLHサージと言ってエストロゲンとプロゲステロンが同時に高くなると起こります。排卵後はプロゲステロンが優位になり、子宮内膜がもんどん分厚くなっていきます。卵子が受精卵になるチャンスを逃すと、生理として子宮内膜の細胞が外へ流れるため、出血が起こりますよね。

 

じゃあピルを服用するとどうなるの?ということですが、少量のホルモンを体の外から入れることで、体が「ホルモンを作らなくてもいいんだー」と思い、体内でのホルモン生産工場がお休みモードに入ります😴

なので排卵しない=きちんと服用すれば妊娠しないということ!

その間、外から入ってきたホルモンに後はお任せ状態。


ではプラセボピルを服用する時に出血するのはなぜでしょう?それは少量のホルモンによって子宮内膜も少しづつ分厚くなっていくため、完全に外からホルモンを体に入れない時期を作ることで、生理と同じく厚くなった子宮内膜をはがしているのです。(この出血は、生理ではありませんよ!排卵していないので、生理とは呼びません。)なので、ピルを飲んでいると、出血量も少なく、日数も短いことに気づくはず・・・。

 

ピルを服用すると、痛みが無くなったり、PMSが軽くなったり、とにかく毎月楽になります。

それは上記の理由によるからなんですねー。一定のホルモン状態を保っているからなのです。なので避妊目的ではなく、内膜症や毎月の症状が重い人が日々のQOLを向上させるために服用している女性も沢山います✨

 

副作用:

ホルモンを体に入れるということは、ホルモンに関する副作用が出る場合もあります。

吐き気や頭痛、PMSの症状が初めのうちは出ることも。少量のホルモンでも、体が敏感だと副作用を感じる人もいます。

なので症状が出る時間帯に眠っていればいいじゃん!ということで、就寝前に服用することをお勧めします。大抵の場合、数日~数週間で体が慣れて、感じなくなります。

 

それでもまだ調子が悪い・・・という方は、別のブランドのピルを試してみると良いです。

ピルはたくさん種類があるため(特にオーストラリアは沢山!)、自分に合ったものを見つけることも大切です☝️

 

YazYasminは日本でも有名です。それは副作用が少ないと言われているからなんですねー。ポイントは含まれているプロゲステロンが「drospirenone」なので、抗アンドロゲン作用が期待できるからです。

弱い利尿作用が期待できる…むくみにくい

ニキビを抑えてくれる…美肌効果

PCOSの症状改善…辛い症状はアンドロゲンによるものが大きいです

などなど。コストも高めですが、このような利点があります。

他にはcyproteroneも抗アンドロゲン作用があるので、Brenda-35とかもいいかもしれません。

オーストラリアではメディケア(国民医療保険のようなシステムです)でカバーされるピルも多数あります。

 

ピルを服用すると妊娠しづらくなる?というのは全く根拠がありません。

確かに妊娠するためには、ピルをやめて、再び自分の体でホルモンを作るように生産工場を動かさなければなりません。ピルをやめて、しばらく眠っていた工場員たちが働きだすまでに少し時間がかかるかもしれないため(人によっては13か月かかることも)そのように言われているのかもしれませんね。

 

質問等受け付けています

⚠️注意:ピルは性感染症からは守ってくれません!

    コンドームなどのバリアメソッドが必要です。

 

 ⚠️ちなみに私はCOCピルを推奨するためにこの記事を書いているわけではありません。


↑このページのトップヘ