オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2019年01月

オーストラリアの処方箋は日本と大きく違うので初めはどういう仕組みなのかわかりませんでした。

クリニックに行くと、このような処方箋をもらいます↓(病院処方箋はまた少し違いますが)

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右と左、同じことが書かれていて、真ん中に切り取り線がついています。

薬剤師に処方箋を出す時はこの状態で出し、調剤後に薬剤師が切り離します。右はmedicare copyと呼ばれ、メディケアという『政府の保険機関に提出する用』、左はduplicate と呼ばれており『薬局側のコピー』として保管します。

分かりづらいですよねたまーに知らなくて、勝手に破り片方だけしか持ってこない患者さんがいるのですが、それでは処方箋として認めてもらえないため、調剤できません

さて、この処方箋はヒドロコルチゾンという弱ステロイドのクリーム。湿疹なんかによく処方されます。Qty 50gは 量が50g、No repeatsはリピートは無しという意味。

リピートって何?となるのですが、これが面白いシステムなんです。処方箋にRpt 5 やRpt 2と書かれていることがあります。これは、『あと〇回(数字の回数だけ)この処方内容で薬を買うことができますよ』という、医師からの指示です。Rpt 5なら、この処方箋で後5回分もらえますよ、という意味です。

これができるのは、オーストラリアの処方箋の有効期限が1年もあるからなのですちなみに日本は処方日から4日以内でなければその処方箋は無効です。

ちなみに、依存性のあるS8に属している薬の場合は6ヶ月間有効です。有効期限が切れてしまったら、まだリピートがあったとしてもその処方箋をつかうことはできなくなり、再びドクターかかって処方箋をもらわなければなりません。

このリピート処方箋、とてもややこしいのですが、患者さんにとっては毎回/毎月処方箋をもらうためにドクターに行かなくても良いのでありがたいシステム。

でも患者さんの状態を頻繁にチェックできないため、状態が変化した場合途中でモニターできないのも事実です。

日本は医療費はかかりますが、毎月ドクターに診てもらい、薬や量の変更などモニタリングしやすい環境にあります。

オーストラリアは患者さんの負担は少なくなりますが、副作用や効果のモニタリングがしにくいのが難点だと思います。

ちなみに、リピートがある場合は、
調剤後、左のduplicateの上に、黄色のリピート処方箋が一緒にホチキスでとめたものが患者さんに返却されます。

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患者さんが次に薬が欲しい時には、その2枚重なった処方箋を薬局に持って行く必要があるため、お家で大切に保管しておかなければなりません。

どちらかがなくなってしまった場合も、リピート処方箋として無効となってしまうので注意が必要です。

忘れやすい人は、かかりつけ薬局にリピート処方箋を保管してもらうこともできます。

京都にあるパン屋さん 「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」の弘岡桂子さんにお会いしてきました

こちらのパン屋さんは「強力粉」をすべて「古代小麦」に変えてしまったパン屋さんなんです。
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古代小麦は、グルテンとフルクタンが普通の小麦よりも圧倒的に少ない健康的な小麦です。ですがパン屋さんにとって、強力粉をGive Upするということはものすごい決断なのです。(詳しくは前回の記事でご確認ください。)ママパンシェフ通信の桂子さんの記事をブログで拝見し、その職人魂に感動した私は、オーストラリアから桂子さんに猛アピール

『ママパンシェフ通信』の記事はこちら

お店を開けていない日にも関わらず、パンを用意してくださり、さらにお時間取ってくださりお話しする機会を頂きました
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今まで小麦製品を避けてきたので、パン屋さんとはもうご縁がないと思っていました。でもお店に入った時の焼き上がりのパンの香り、そして焼きあがったパンを見て、自分でも信じられないくらいテンションが上がりましたIBSでも安心して食べることができるパンが、こんなにいっぱいあるのですから
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試食させてもらったパンを口にした瞬間、「こんなおいしいパン食べたことない」もうすでにクオリティーがものすごいのに、常に常に、もっと良いものに改良を!と研究熱心な桂子さんは真の
職人さんです。強力粉を使うのをやめるという決断は、パン屋をあきらめることと同じくらい勇気が必要だったと思います。しかし桂子さんの強い決心と、アイディアと、才能そして努力
桂子さん&桂子さんのパンの大ファンになりました
他にもグルテンフリーのパンも作られていますので、アレルギーで今までパンとは無縁の生活を強いられてきた方にも是非試していただきたいです

今回お願いしたのは、『低フォドマップのパン お任せ
古代小麦のスペルト小麦を使用した様々なパンを用意してくださいました。
こちらはスペルト小麦食パン。
ふつうの小麦よりも甘みがあり、しかもこの柔らかさに驚いてしまいました。(オーストラリアのスペルト小麦パンはハード系が多いので)これは毎朝パンを食べる方にお勧めです!スプレッドやサンドイッチにも使いやすいので◎IMG_20190123_112243


さらに驚いたのは、スペルト小麦のフワリちゃん。
本当にふわっふわなんです。同じスペルト小麦を使っているの?と疑うほど。(この時点でもうオーストラリアのスペルト小麦パンの魅力がなくなります。笑)
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ハード系のスペルト小麦 パン・ド・ロデヴというフランスのロデヴ地方のパン。
桂子さんの修行先の思い出のパンだそうです内層に気泡が入っているのが特徴
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こちらはスペルト小麦のカンパーニュ。カンパーニュは「田舎」という意味で、ドーム型のずっしりとしたフランスパンです。
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スペルト小麦のバゲット
ガーリックオリーブオイルとの相性抜群バゲットってお料理に添えてあるサブのイメージでしたが、バゲットでこんなにおいしいと思ったのは初めてです。
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桂子さんのスペルト小麦を使ったハード系のパンは、中は柔らかくて、風味が豊か。とにかくずーっと噛んでいたいそしてちょっと良いワインと生ハム、チーズと一緒にディナーを楽しみたい気分になります。

こちらは、スペルト小麦のマカダミアナッツ入りパン。IBS では制限が難しいナッツでも、マカダミアなら大丈夫なので嬉しい
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米粉のパン
きめが細かくて、口の中でホロホロっと溶けてしまいます。
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こだわりある桂子さんのパンは、アレルギーの方、私のように不耐症の方、ビーガンなど食事制限がある方はもちろん、桂子さんのパンを求めてファンのお客さんが遠方からわざわざ来られるというのも納得です

最後にお店の前でパチリ
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とーっても素敵なお方です桂子さん、有難うございました



「グルテンフリー」、日本でも流行っているようですね。
でも皆さんなぜグルテンフリーにするのでしょうか?本当に意味を理解している方はどれだけいるのかな?と思うことがあります。

今回は小麦について、IBSの観点から書いてみます

グルテン
グルテンは小麦に含まれるたんぱく質です。パンの粘り、発酵に欠かせない成分。でもグルテンはアレルギーを引き起こす原因にもなります。最近よく耳にする「グルテンアレルギー」。症状は蕁麻疹、発熱など、アナフィラキシーショックまでいかなくても様々な症状を引き起こす可能性があり、大人になってから急に発症することもあります。小麦アレルギーの中でも「セリアック」というアレルギーは、小麦が腸に入ると免疫物質がグルテンに反応し、腸までも敵だと思い込んで攻撃激しい腹痛や吐き気、発熱などの症状に苦しみます。結果、腸の表面がツルツルになってしまい、栄養が十分吸収できない体になってしまうのです。
アレルギーではなくても、「グルテン」というたんぱく質は、元々人間の体内では消化吸収しにくい成分ですから、胃腸が過敏な人はグルテンで胃腸の調子が悪くなることがあります。IBS(過敏性腸症候群)で問題なのは「糖質」ですが、このたんぱく質「グルテン」でも症状が悪化するため、グルテンが多い「小麦製品」は避けたほうが良いです。
さらに、グルテンを摂取すると、脳が麻薬のように錯覚し、食欲が止まらなかったり、感情コントロールがしにくくなります。

フルクタン
これは糖質の一つで、IBSの人が吸収しにくい糖質の一種です。
フルクタンは玉ねぎやニンニク、そして小麦にも多く含まれています。吸収されなかった糖質は、大腸で過剰に発酵し、腸から脳へクレイジーなほどの過剰シグナルが送られ、下痢・便秘だけでなく頭痛・吐き気・PMS悪化など様々な辛い症状を引き起こします。

以上より、IBSの人は、「グルテン」と「フルクタン」この2つの成分を含んでいる小麦製品をできるだけ避けたほうがよいという結論になります。(小麦アレルギーの方は100%避けなければなりません

じゃあ小麦は一生食べることができないのか…?

いえいえ、すごい小麦があるんです
それは「古代小麦」
古代小麦とは何ぞや??という方もいらっしゃると思いますので簡単に言うと、古代小麦は「普通の小麦よりもグルテンとフルクタン量が少ない、体にいい小麦」ですさらに直球で言うと、「IBSでもおなかの調子を崩さず、小麦アレルギーの人でもアレルギーを引き起こしにくい小麦」なんです *アレルギーの方は医師の元で相談の上行ってください。

しかし古代小麦を使ってパンを焼くというのは、簡単じゃないのです。
なぜならグルテン量が少ないため、強力粉のように膨らまない等、様々な壁があります。

オーストラリアでも古代小麦(主にスペルト小麦)を使用したパンは売っています。
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日本で売られている米粉製品は、膨らませるためにグルテンが加えられている可能性があります。購入する前に必ずチェックしてくださいね




私は3年ほど前にオーストラリアで『IBS(過敏性腸症候群)』と診断されました。
日本にいた時も症状はあったのですが、その症状があまりにも「過敏性腸症候群」の一般的な症状とはかけ離れていたため、まさか自分がIBSだとは思っていませんでした

日本ではIBSと聞くと「ストレス性」と言われることが多いのですが、それはもう古いIBS研究の最先端、オーストラリアでは「糖質の吸収障害」が原因だと言われています。

私とIBSを時系列で書くとこうなります☆
とにかく体調が優れず、GP受診→Breathテストで腸からの「吸収障害」の可能性があることがわかる→紹介状をもらい、専門医の所で大腸内視鏡検査を受ける→IBSと診断→専門の栄養士に紹介状をもらい、栄養学を徹底的に学ぶ (この栄養学がLow FODMAPダイエット、低フォドマップ食というものです。)という経緯で今に至ります。

それ以来、日本のDr.宇野と連絡を取るようになり、低フォドマップ推進委員会のメンバーとして活動しています。主な活動は、2016年からDr.宇野と手掛けている海外での本の出版。
もうすぐで形になりそうなので、またご報告しますね

私が本業以外に活動している理由…それは、使命を感じたからです。
日本でIBSというと「ストレスに弱い」というネガティブイメージさらに一般的に知られている腸の健康法は、実はとんでもない間違いだらけ(これ、100%びっくりします。)
あんなこと続けていたら、腸の調子は良くならず、体の調子は悪化するだけです。私も、以前はその一人でしたから。
IBSはただの便秘下痢の繰り返し、みたいな、雑誌や教科書に書いてあるような単純な症状じゃないんです。だから、診断されるまで最低4年はかかります。IBSで悩んでいる人はもちろん、IBSだと知らずに体調に悩んでいる人は本当に多いんです。

だから、私はオーストラリアから、最新のこの食事療法と正しい知識を日本に伝えなきゃと思ったんです。

私とIBSの出会いについて、詳しくは宇野コラムをご覧ください

正しい知識が知りたい方は、こちらの本がおすすめです↓

注意
過敏性腸症候群は、毎日同じものを食べていても体調によっては症状を起こしてしまったり、人によって個人差があるため、非常に複雑です。Dr. 宇野のブログでいくつか海外で売られている低フォドマップ商品を紹介させていただいていますが、決して絶対に症状が出ないと保証したり、安易に勧めたりしているわけではありません。その辺り誤解されませぬようよろしくお願いします。

かなり久しぶりに一時帰国しましたー仕事が忙しすぎて、2年以上休みを取っていなかったので、今回は両親に会うのも本当に久しぶりです。

帰国早々、今回の帰国の大イベントの一つ、PET/CTを受けてきましたPET/CTはがんを診るための検査。普通の画像診断では映らない、まだ小さい癌まで発見できます

今回は‌大阪にある有名なPET画像診断センター 森ノ宮クリニックで受けました。画像診断は機械だけじゃなく、画像を細かく読み取ることができる専門医がいるところを選択することが大切、だと私は思っています。

日本人の2人に1人は「がん」という事実信じられないかも知れませんが、他人事ではありません知り合いや家族ががんになって初めて自分も調べなきゃ!と思う人がほとんどではないでしょうか。

私は学生時代に祖父をがんで亡くし、闘病生活、介護、最期の在宅療法まで全てを見てきました。そして祖母が重度アルツハイマーというダブル介護。

そして2年前、風邪も引かないような健康な親戚のおばが胃癌になり、発見された時はステージ4。昨年末に未成年の子供達を残して他界。

同い年のアメリカ出身の友人も、健康体で検査や病院とは無縁の人生だったのに、急な痛みで救急搬送、子供が生まれたばかりなのに末期という辛い宣告...

本当に他人事ではないんですよね。
本人も辛いですし、家族も本当に辛い。家族の人生をガラリと変えてしまいます。
わたしの周りで経験している人は、驚くことに健康に自信があった人が多いんです。だから発見が遅れてしまいました。
私は、周りの家族を悲しませたくない....なので日本に帰ったら絶対検査することにしていました。

私は大学卒業後、一時期がんの研究に携わっていおり、『早期発見』の大切さ、それより前の『予防医学』の大切さを実感しました。予防できれば理想‌予防できなくても早期発見できれば、選択肢も多く対処できるだから検査って大事なのです。

PET(Positron Emission Tomography)検査とは、「陽電子放射断層撮影装置」を用いた検査のことで、腫瘍組織や心臓・脳などの働きを断層画像としてとらえる検査方法です。

この検査ではポジトロン(陽電子)を放出する薬剤を静脈から注射し、がんに集積した微量の放射線を測定します。

最近では、このPET装置と16列マルチスライスCTを組み合わせたPET/CTが主流で、がんの広がりや転移・再発の状況を的確に画像化できるようになりましたなのでPET/CTと言います。
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PET/CT検査は、検査の前に陽電子を放出する元素を組み込んだ薬剤(FDG)を注射します。すると薬剤が腫瘍に集まり、そこから出る微量の放射線をPET機器が検知することにより悪性腫瘍を発見します。画像では、ピカーっと光ります。
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どうして薬剤が腫瘍に行くかというと、薬剤にブドウ糖が入っているためなんですがん細胞は活発な分裂をするため、エネルギー源として正常な細胞の3~8倍のブドウ糖を消費しますから、ガン細胞に選択的に集まるという仕組みです。(糖質摂りすぎが体によくない理由もこれで説明がつきます。)

PET/CTの特徴は
それまでの検査ではわからなかったがんや転移の部位を発見できる
たったの20分ほどで頭から大腿まで全身を一度に検査できる
痛みや不快感が注射くらいでその他ほとんどない
です。

PET/CT検査は、空腹の状態で行います。薬剤を注射した後約1時間横になり、薬剤が身体中に回るまで待ちます。そして検査開始。機械の台の上に寝てるだけなので何もしません。結果はある程度その場で分かるのですが、専門のドクターに画像を診てもらい、約1週間できちんとした結果が出るそうです。

PET/CT検査に使用する薬剤は、炎症などがん以外の病気の場所にも集積するので、パーフェクトではありませんが、かなり細かいところまで診ることができる検査です。

ここで、日本とオーストラリアの医療制度を比べてみたいと思います

オーストラリアはGeneral Practitioner (GP)という主治医制度をとっています。何があってもまずかかるのはGP。GPの判断で専門医が必要だとなれば、紹介状が出されます。紹介状をもらったら、後は自分で施設に電話をかけて予約を取ります。紹介状がないとダメだし、その予約がなかなか取れないことも多いので待ち時間が多いのも難点その後、結果を聞くために再度GPに予約を取ります。行ったり来たりの長―い道のりですPET/CTだけではなく、血液検査や超音波検査なども同じです。紹介された専門医が合わないと思えば、セカンドオピニオンとして別のドクターに意見を求めることもできますが、日本と比べて自分で医療を選ぶ自由は少ないという印象です。癌が疑われているのに、予約を取ろうとしたら検査が3か月後…なんてことになったらその間気が気じゃありません。

オーストラリアでPET/CTは、痛みや何かしら癌の疑いがある場合に使います。なのでGPからの紹介状が必須です。予防医学という視点があまりないのです。日本では癌が疑われれば、多くの場合健康保険が適用されます。3割負担で3万円程度の自己負担。オーストラリアでの自己負担は、がんの種類にもより様々です。

日本の良いところは、実費検診ができることこれってすごいなぁーと思います。10万円ほどで全身を調べることができます。

しかも、早い。

全てにおいてスピーディー。

受付の方をはじめ検査技師さんの丁寧な説明と対応に、しみじみと感じた日本のホスピタリティーの凄さ!あんなに深くお辞儀をされると、慣れていない私は申し訳なく思ってしまうほどです

海外からお客さんが検査を受けるために来日するという「メディカルツーリズム」が一時期流行したのも納得できます。

「予防医学」って非常に大事な考え方で、事が起こる前にするもの。何かあってからでは遅いんですよね


ブログを書きながらも結果にドキドキですが、今回受けることができて良かったです。


追記

決して、オーストラリアの医療を悲観しているわけではありません。

オーストラリアは移民の国。世界各国から来た腕のいいドクターも沢山います。様々な患者を診ているからこそ、視点が違うし経験値も多い。

移住してから、日本ではわからなかった(診断されるまでに至らなかった?)私の卵巣の病気、そしてIBSが発覚して最新の栄養学を学ぶ機会を与えてくれたのも、アレルギー治療に挑戦できたのもオーストラリアに来てからです。

 

ただ、早期発見や治療スピードとなると、日本の医療システムのほうが勝っていると思います。オーストラリアでは自分が気を付けてあげないと、気づくタイミングを逃してしまう危険性が大きいと思います。


以上、PET/CT検査を通して見た医療制度の違いでした。

 

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