オーストラリアで薬剤師

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2019年05月

寒くなってきたメルボルン
冬が近づくと気になってくる『乾燥肌』・・・

フェイスエリアが乾燥すると、ファンデーションがきれいにつかない
身体が乾燥すると白く粉が吹いてしまう‌などの見た目が気になりますよね。

でも実は、見た目だけの問題ではない「乾燥肌の落とし穴」について書いてみます

秋~冬になると、セーターがチクチクしたり、肌がかゆくて夜中にボリボリ掻いていた!なんてことはありませんか

敏感肌やアトピーを経験した方、季節で変わる「ゆらぎ肌」の方、オーストラリアの乾燥には要注意です

肌って、外敵が私たちの体に侵入しようとする時に真っ先に守ってくれる『バリアー』なんです。
このバリア機能が、乾燥によって崩れ、その隙間を狙って外敵(細菌や真菌、ウイルスなど)が侵入して感染症を起こしてしまうこともあります。

そして乾燥するとどんどん神経が過敏になって、「かゆみ」の信号が出されます
かゆいからと言ってさらに掻いてしまうと、傷によってどんどんバリアー機能が失われ、さらに外部からの刺激に敏感になります。

乾燥する→刺激に敏感になる→かゆくなる→掻いてしまう(傷がつく)→さらに敏感になる・・・という悪循環
「肌 バリアー C繊維」の画像検索結果
しかも「かゆみ」神経は掻けば掻くほど、皮膚表面に近づくように伸びていき、少しの刺激でも神経が反応してしまうようになってしまうんです

そう・・・
乾燥は見た目だけの問題ではなく、「かゆみ」に発展してしまうんです
アトピーも、湿疹も、肌のバリアー機能が崩れていることが大きな原因なのです。

そこで、オーストラリアで手に入る『おすすめ商品』をご紹介します

La Roche-PosayのThermal Spring Water
ただの水ではなく、フランスの天然温泉水です
「la roche-posay」の画像検索結果
ミネラル成分のセレンには抗炎症効果があります。肌の炎症を抑えてくれるので、アトピーや敏感肌、肌トラブルでお悩みの方にはピッタリ。化粧水としてだけでなく、全身に使えます
さらにうれしい抗酸化作用も

これで肌に水分補給をしたら、ローションやクリームで皮膚に蓋をし、水分を逃がさないようにすることも大切です。私はホホバオイルを使っていますが、敏感肌の方はTolerianeシリーズ、アトピーや湿疹ですでに炎症が起きている場合は、Lipikarシリーズのクリームがおススメです。オーストラリアのskin specialistも推奨しています


ボディーの乾燥の場合は、
熱いシャワーを避けることも大事(寒いと難しいですけどね)

それでもひどい乾燥の場合は、バスオイルで体を洗うという方法もあります。
「QV bath oil」の画像検索結果

フェイスの乾燥は気にする方も多いですが、見落としがちなボディーの乾燥対策も是非

乾燥肌は1~2日でできてしまったものではないため、効果を実感するのにも時間がかかります。バリアー機能を高めるには、毎日地道にお手入れを続けることがとても大切です‌バリア機能がしっかりすると、肌トラブルが起こりにくくなりますよ

こちらの薬局で薬剤師として働いています↓
Murrumbeena駅近☆David Jones Pharmacy
http://www.davidjonespharmacy.com.au/page/products/
オンラインショップはVictoria州で1番お得です☆











疲労回復と言って頭に浮かぶのは何でしょう?

クエン酸やタウリン... 等、どこかで耳にした事があるのではないでしょうか?

フライイングですが、今回はちょっと見落としされがちな『マグネシウム』についてです
マグネシウムは筋肉をゆるめ、疲労を回復させる効果が期待できるのです

一番おススメなのは経皮吸収
皮膚からマグネシウムを吸収させる方法です

マグネシウムスプレー

BetterYou Magnesium Oil Original Body Spray 100mL
これをワークアウト直後にスプレーすると、筋肉痛の予防にもなって効果的

私のおすすめはマグネシウムソルト
BetterYou Magnesium Flakes Foot and Body Soak 1KG

足湯やお風呂に入れて浸かると、筋肉がゆるゆる~
さらに血行が良くなって汗も出やすくなり、代謝アップの相乗効果でもっとゆるゆる~

薬局で一日10時間ほど立ちっぱなしの私は、週に1‐2回、マグネシウムソルト入りの湯船に浸かることで体をほぐしています

ちなみにマッサージはしません。マッサージは気持ち良いのですが、筋肉を押して一時的に血行を良くしているだけ筋肉は押したりもんだりするほど固まってしまい、実は逆効果なんですだから翌日、少しマッサージしたところがだるくなったりするんです
この事実を実感してから、私はマッサージはしていません。でもその方が明らかに回復が早いんです

マグネシウム続きなのですが、
最近、高濃度マグネシウム塩を使った水に浮かぶという「floatation」を体験してきました

このカプセルみたいな中に入って、仰向けになりプカプカ浮くというセラピー。
IMG_20190502_152704

ライトが幻想的~
色は定期的に変わります。
塩のおかげで身体がプカァーっと浮くので、そのまま身を任せてカプセルの中で浮いてるだけ。

始めは慣れないのでソワソワしていたけど、最後の方は半分脳が休んでいるような、瞑想状態に突入
floatationすることで皮膚からマグネシウムが吸収され、血中のマグネシウム濃度が上がり、筋肉はほぐれるし、脳もリラックスするのでおススメです

皮膚はとても頑丈なバリアですが、マグネシウムのスプレーやローション、マグネシウム入りのお湯につかるだけでも血中マグネシウム濃度は上がるという研究があります。

もっとガツンとマグネシウムの効果を実感したい方には、サプリメントもあります。肩がバキバキ、ストレスで緊張続きの毎日で疲れがたまっている方にはサプリメントがおすすめです

でも大事なのは、良いサプリを選ぶこと‼️
マグネシウムは下剤としても使うので、高濃度のマグネシウムを摂取すると下痢になる可能性もあります。ご自身の体で試してみなければいけませんが、マグネシウムを夜に摂取すると、筋肉がほぐれてぐっすり眠れますよ✨

Ethical Nutrients Mega Magnesium Powder Night 126g (Mango Passion)
Ethical Nutrientsのこちらのマグネシウムはトロピカルフルーツ風味の粉末マグネシウム
心を落ち着かせるハーブ、パッションフラワーが入っているのでぐっすり眠りたい方にはピッタリです👌🏻✨

David Jones Pharmacyで購入できます💕
他の薬局でももちろん購入可能ですが、こちらはオンラインでオーダーするとかなりお得です✨


前回好評を頂いた『母乳と粉ミルクの質問』の記事(こちら)に引き続き、粉ミルクシリーズです

「海外の粉ミルクって心配
「どの粉ミルクがいいの?」という質問をよく受けます。もちろん、ベイビーが飲んでくれなかったら、、、と考えると不安ですよね。
それについてはこちらの記事を読んでください。

一方で、普通の粉ミルクを飲むと重大なアレルギー反応が出てしまうベイビーもいるんです
今回はそのアレルギーと粉ミルクのお話です。

とあるベイビーのママさんが薬局に来店
処方箋には薬ではなく粉ミルクの名前が書いてありました

その粉ミルク、『牛由来のミルクアレルギー専用』の少し特殊な粉ミルク。
その名もAlfamino(アルファミノ)
Alfamino
普通に買えば高いのですが、処方箋で医師が書けばメディケア(オーストラリアの健康保険)でカバーされ、安くなります。

こちらもあります↓
EleCare (エレケア)
EleCare® Unflavoured  - Unflavoured
このEleCareは牛乳に加えて大豆アレルギーにも対応しています。アレルギーの原因は『たんぱく質』なんです
そのたんぱく質を免疫細胞が異物だと勘違いし、過剰に攻撃してしまうことでベイビーの体まで傷つけてしまう・・・

そのたんぱく質が極力反応させない形に加工されています
こちらも処方箋だと保険でカバーされます。

アレルギーじゃなくても、食物吸収不耐症のベイビーにも◎
オーストラリアでは、処方箋で出せるのは実は薬だけじゃないんですよ〜!

食品アレルギーの症状って本当に様々です。
お腹を下したり、嘔吐したり、体がパンパンに腫れちゃったり、熱を出したり…

とにかくお母さんお父さんはびっくり!!!

お話したママさんは「初めはdevastating(悲惨)だったわ!」と色々話を聞かせてくれました。「排便時に血が出てて・・・」とすごく苦労されているんだなぁと思いました。
「でも今はこの子もソイ(大豆)は大丈夫になったし、今後良くなることを期待してるわ。私ももう大丈夫!」と言っていました。

食品アレルギーで悩んでいる方はすごく沢山います。あなただけじゃありません。成長と共に克服できるケースも多いです。悩んでいる方は是非医師にご相談をお勧めします。

前回の薬物中毒の治療~ORT~の続きです。

今回は症状にスポットライトを当ててみます。少しだけ英語の単語も入れてみます薬学生の方や医療英語を勉強している方に参考になると嬉しいです。

ストリートドラッグやオピオイド系の薬は、私たちの体にどんな変化を及ぼすのでしょうか?

以下は、『正常な何も問題ない人の体内にオピオイドが入ることで起こる症状』です;
・初期に出る高揚感、その後の無気力感(euphoria→apathy)
・不機嫌になる(dysphoria)
・精神運動性激越/遅滞 (Psychomotor agitation or retardation)・・・不安によって体が過剰に動いたり、逆に動きが遅くなること
・判断障害 (impairment judgment)

 これらはオピオイドを使用した直後に起こりますが、実際とても分かりにくい
 なので、まずは目を見ます。

瞳孔収縮 (pupillary constriction)

 これが一番の特徴です。ただし、他の薬でも瞳孔収縮が見られる場合もあるため、それに加えて以下3つのうち1つ以上当てはまる場合にオピオイドが入っている状態と判断します。
・眠気、昏睡 (drowsiness or coma)
・ろれつが回らない (slurred speech)
・注意障害や記憶障害 (impairment in attention or memory)

中毒状態の患者さんを「〇〇(someone) is intoxicated」と言います。
薬だけでなく、アルコールで酔っている場合も使えるフレーズです。

患者さんがintoxicatedの場合、薬局でのメサドンやブプレノルフィンの投与はできません
結局、メサドンもブプレノルフィンも、ストリートドラッグと似ていますので、危険になるだけです。

その場合、患者さんに「離脱症状」が起きるまで投与を控えなければなりません。

「離脱症状」を英語で「Withdrawal Symptoms」と言います。
依存している患者さんの場合、体内で薬の量が少なくなると離脱症状が起きます。

オピオイドの離脱症状はこんな感じです;
・不機嫌になる(dysphoric mood)
・吐き気 (nausea or vomiting)
・筋肉痛(muscle pain)
・流涙、鼻水(lacrimation or rhinorrhoea)
・瞳孔散大(pupillary dialation)
・立毛 (piloerection)
・発汗(sweating)
・あくび(yawning)
・発熱 (fever)
・不眠 (insomnia)

このうち3つ以上あり、日常に影響を及ぼしている場合に「離脱症状が出ている」と判断します。この時にメサドンやブプレノルフィンの投与をするのが正解です。

オピオイド系の薬は依存する場合があります。ただし、がんの痛み止めとして使用する場合は、依存を心配する必要はありませんオピオイド系の薬(モルヒネ等)を早めに投与する方がQOLが上がりますので、そのあたりはこの記事の内容と混合しないようにご注意くださいね

最近、朝晩冷え込むようになったメルボルンでは、毎日風邪の患者さんがたくさん相談しに来られます。
私が働いている薬局があるMurrumbeenaには日本人の方も多く、日本人の方も多く来られます。

最近のHot Topicsは風邪。

熱が出たらどうすればいいの?

「熱は下げないほうがいい」という考え方は半分正しいです。免疫細胞がウイルスや菌と戦っているため、発熱しているからです。ただし、38度を超えた場合は下げてあげましょう。

薬局で買えるパナドール↓
関連画像
子ども用もあります↓
「panadol children」の画像検索結果
パナドールは、日本で発熱時にもらう薬:カロナール(アセトアミノフェン)と同じです。
これは胃にも負担が少なく、子どもでもOKの解熱鎮痛薬ですのでお家に1箱常備しておくと何かと便利です。抗炎症薬ではないので炎症には効きませんが、脳に作用して熱を下げてくれます。
(発熱って、脳で指令を出してるんです。)
パナドールで熱を下げても、もちろん効果が切れると熱は上がってきます。

でもそれが普通です。

大事なのは、熱が下がっている時になるべく水分摂取し、消化に良い物をたべて体力を温存することなのです結局は自分の免疫力と体力によってウイルスや菌を殺し、風邪を治します。体力を熱で消耗してしまえば、回復に時間がかかってしまいます。なのでパナドールは使うべき時に使うのが良いです。熱を上げっぱなしにする利点はありません。

さらに、高熱の場合は、体の熱を取るために氷枕を活用してください。
首の横、脇の下、太ももの付け根(内側)には太い血管が通っています。そこにアイスパックを当ててあげると熱を下げるのに効果的です。

鼻水、鼻づまりもあって辛い・・・
そんな方にはフェニレフェリンが入っている総合感冒薬がおススメです↓
「codral day and night」の画像検索結果
これはOTCとして普通に購入可能です。薬が効きやすい人はこれでも鼻水が止まり、夜ぐっすり寝ることができます。ただ、体の大きいオージーには弱すぎるようで、効かない人が多いです。

それでも鼻づまりが酷い方にはこちら↓
「codral day and night」の画像検索結果
Peudoephedrine(日本ではプソイドエフェドリン)はフェニレフェリンよりも効果が高いです。
ただし、これを違法な薬物として使用する人もいるため、購入する際には薬剤師に相談する必要があります。朝と夜用の2種類の錠剤が入っていて、夜用は鼻水を止め、さらに眠りにつきやすいように眠くなるタイプの抗ヒスタミン剤が少し入っています。

風邪のシーズン&花粉症のシーズンに私が毎日愛用しているのはこちら↓
「flo nasal」の画像検索結果
ボトルに粉を入れて水で溶かすと生理食塩水になるので、それを鼻の穴に噴射大きいボトルなので鼻腔全体を洗うことができます。鼻腔を通って、もう片方の鼻の穴から出てくるはず。(少し汚くてすみません)皆さん「鼻から入って口から出る」と思っていらっしゃる方が多いのですが、それはちょっと違います。 それは痛いし苦しいに決まってます。ですが、こちらは口からは出ません!!
だから全く苦しくも痛くもありませんそれには大事なコツがあるので、知りたい方には個別に詳しくお伝えしますね。これは症状がある時はもちろん、風邪予防にもかなり効果的です

さらに・・・
昨年の記事にも登場したArmaForce
「armaforce」の画像検索結果これは本当に救世主
オリーブリーフ、亜鉛、ビタミンC、エキナセアが入っている免疫力を上げてくれるサプリメントです。風邪の季節はこれを飲んでいます。

のどの痛みにはコレ↓ 喉スプレーです。
「armaforce throat spray」の画像検索結果
これもなかなか良くて、仕事中にのどが痛くなったらスプレーしています。長時間うがいできない環境で大活躍です大抵、粘膜からウイルスは体内に入ってくるので、のどの殺菌は効果的です。

お子様の免疫力をアップさせて風邪を予防するにはこちらがおススメ↓

「bioceuticals cold and flu junior」の画像検索結果

特に気候の変動が激しいメルボルン。ワーホリや留学で環境が大きく変わると体調も崩しやすいですよね。そんな時のために何か参考になれば嬉しいです

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