オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2019年07月

今日は、とっても嬉しい事がありました

なんと、ある日本人の方がわざわざ私に会うために、私が働いている薬局まで足を運んでくださいました

しかもこのブログを読んでくださっているなんて・・・本当に感謝です☆
素晴らしい行動力もある方なんだなぁと思いました
(素敵なお菓子までいただき、本当にありがとうございます

その方も、日本で薬剤師をされていたそうです。お話しできてとても楽しかったです

こうやって地味に始めたブログから、このような素敵なご縁が広がって嬉しいです

近いうちにメルボルンに住んでいる日本人の薬剤師の方・オーストラリアの薬局・医療関係に興味がある方を対象にしたお茶会やお話会を開催しようと思っています。きっとオーストラリアで薬剤師免許をゲットしたいと思っている方もいるだろうし、医療英語を勉強中の方でもっとブラッシュアップしたいと思っている方もいるだろうし…。全く違うことがしたくて、この先の進路に悩んでいる方もいるだろうし…。

海外生活って、本当に体当たりの連続だと思うんです。ぶち当たる壁の多い事
私もめっちゃ未熟だった高校一年生の時に渡豪し、そんな歯がゆい経験をずっとしてきました。だから何か力になれるといいなぁと思っています。(力になるなんてすごく大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんが、色々な人が集まればそれだけアイディアも出るし、何かのきっかけづくりにはなると思うんです。)

様々な質問やメッセージを頂き、とっても嬉しい&ちゃんと返信したい思いは山々なのですが、中々返信が追い付かずにいます。本当に申し訳ないです
皆さんが疑問に思う事って、大抵の方も同じ疑問を抱いていらっしゃるんですよね。それをシェアできたらいいなぁと思っています。
もちろん日本に在住の方もいらっしゃるので、その場合はzoomでのビデオチャット機能を使ってお話しすることも考えています。

また詳細が決まりましたらお知らせします。
もしも何かご希望やアイディア等あれば是非教えてください。そして「こんなことを話してほしい」というご要望もあれば是非教えてください‌ 
よろしくお願いします



これから薬剤師を目指す薬学生の皆さん、

そして薬剤師としてお仕事をされている薬剤師の皆さん、

「薬剤師を目指す(した)理由」って何ですか?

その理由って、すごく大切だと思うんです。

この先落ち込んだ時、仕事で何かがあった時に、きっと大事な『鍵』となる気がします。

私が目指した理由・・・
これは今まで他人に言ったことがありません。
だって反応が
・・・??になることがわかっていたからです。

私はおそらく特殊なケースで、
・・・「薬がきらいだったから。」です。

はっ?

・・・ですよね。

私、薬剤師になりたかったわけではないんです。

幼いころからアレルギーだの、原因不明の症状だの色々やって、
そのたびに薬が増えていって、
ある時(中学生だったかな?)ベットから起きようとしたら、めまいで倒れこみました。

結局、それは副作用でした。(処方されていたのがまさかの抗てんかん薬だったので、今思えば当然!)ちなみに抗てんかん薬は、てんかんではなく、別の症状で処方されていました。


毎日毒を飲んでいる気がして、
すごく薬が嫌いで、
でも飲まないといけない体の自分が、嫌で嫌でたまらなかったんです。
これ全部飲む必要あるの?
前回のとは何が違うの?
本当に必要なの?
みたいな。

だったら、嫌いな薬を勉強しよう、
不要なものは自分で見分けられるようになろう、
と思って薬学部を目指しました。
よく『好きと嫌いは紙一重』と言いますが、今考えると、まさにソレ!!
About, Medicines, Health Food, Medicine
留学中も「薬剤師になる!」じゃなくて、「薬学部に入って薬を勉強する!!」という気持ちは変わりませんでした。
むしろ、海外で生活する大きな環境の変化で体調は乱れました。
でも「環境が体に与える影響の大きさ」を身をもって経験し、興味が『薬⇔体・病気』という関係だけでなく、『環境・体・薬』という三角関係へ広がっていきました。

だって同じ薬が、環境の変化によって効き目が強くなったり、弱くなったりするんですもの。環境というファクター(原因)は私がそれ以降勉強するにあたって外せないものになりました。

なので、現地の高校でも、
授業が終わったら一人で街の図書館に行って日本の受験勉強。
あー、おかげでオーストラリアでの(ビーチにいるはずの)私の青春は、図書館巡りの時間になりましたよ(笑)・・・まぁ、それはそれで良し!


『どうして日本に戻って薬学部に行ったの?
そのままオーストラリアで(もしくはアメリカやカナダなどの他の国で)薬学部に行けば良かったのに・・・』
と言われたことも多々あります。

しかし、私は日本人。
日本の習慣や食べ物をはじめ、日本人の「生活環境」のことは深く理解しています。それも海外に出て客観的に見えたからこそ、より理解が深まりました。
だ・か・ら、
日本人の生活環境はよくわかっている。

だ・か・ら、
あえて日本の薬学部に行きました。そうすれば、『環境⇔体⇔薬』という関係性が深く学べるじゃん♪と。
この思いが強かったんです。だから何を言われてもブレなかった。

薬学部に入ってからはもちろん課題にレポートに、試験勉強さらには研究・・・と大変でしたが、私は興味がどんどん広がって、ますますはまり込んでいきました。

薬学部は食べ物も、水質を含む環境も、皮膚のことや漢方も、実験も、研究も、とにかく薬だけじゃなくて『健康に関することが幅広く勉強できる』学部だったな、と今でも思います。

できることなら(必須科目のカリキュラムでキャパオーバー気味&いっぱいいっぱいでしたが)

薬剤師は多くの患者さんと接する職業なので、心理学も勉強したかったな。

と思いました。(なので、現在は心理学も少し勉強中です。)


もちろん海外では日本の薬剤師免許を使うことはできません。
でも薬剤師としてのバックグラウンドを活かすのであれば、
わざわざもう一度勉強し直して薬剤師にならなくても、調剤テクニシャンやサプリメント・健康食品関係の仕事もあるはずです。さらに、研究の道もあります。

そして、今も続けている日本語教師の仕事のように、全く別のキャリアというオプションもあります。
むしろ薬剤師にこだわらなくたって、他の仕事をしたっていいんです。


Confusion, Left, Right, Straight
私は大学時代、色々な薬学関係の会社の人事の方とお話をさせて頂きました。
私はその当時、バカ正直に「私は薬剤師にこだわりはありません」とはっきりと言っていました。笑
当然ですが、皆様口をそろえて言われたのが「もったいない」という一言。

それがせっかく資格があるのに、もったいない。なのか、
今まで薬学部を出るためにお金と時間をかけてもらったのに、もったいない。なのか、
きっとどちらもあるのでしょうが、それは一般的な意見。

「もったいない」はその人からみたらもったいないだけ。
でも周りからの言葉にその時、私の中心軸はブレてしまったんですね。
そして周りの言う通りにしてきたら、ある時自分が無いことに気づきました。本当に自分がしたいことを押し殺して、見ないふりをしていたから、自分なんてなかった。

本当にこれだ!!!と思ったことがあるのであれば、やってみればよいと思うのです。もし世間の言う「もったいない」がマインドセットとして本当にやりたいことを止めているのであれば、それこそもったいないです。
私も色々やってみたけど、やらないと分からないことも沢山ありました。
やってみたことで、失敗したら失敗した、合わなかったね、で良いじゃないですか。逆に、やってみたら案外自分に向いていた、なんてこともあります。

一見回り道のように思っても、その分違う景色を見ることができるなんて、
逆にそういう選択をしたなんてすばらしいと思います。

薬剤師は、パートタイムや非常勤もあります。と考えると、すごくフレキシブル!
だからパートタイムで生計をやりくりしつつ、別の道を開拓してみるのもあり!だと思います。

ちょっと違うな?と思ったら、初心に戻るのも大切だと思います。
「どうして自分はこの道を選んだんだっけ?」=『Why?』がすごく大事。

…その理由がどうであろうと他人には関係ないんです。でも、自分の感情が入っていれば入っているほど、その理由が強いものになり、ものすごいエネルギーになります。
例えば、自分の経験とかは(私の場合、すごく体調で辛い思いをしたetc)強いモチベーションになります。

特に長い学生生活の中で勉強で行き詰った時や、ちょっと仕事で落ち込んでブルーになっている時とかも。笑

私の場合は、自分が現場に立つことで、健康面で同じような経験をされている方の役に立てているといいなぁと。

大学時代、学生の中でも「薬剤師」という言葉から一番離れていたであろう私が、今あえて薬局薬剤師をしています。自分でも不思議に思う時があります。

さらに海を渡りオーストラリアまで来て、
薬剤師になることを目指していたわけではなかった自分が、今こうやって薬剤師として現地の薬局で様々な患者さんと接する仕事をしているというのは、何か意味があるんだろうなぁと思うことがあります。
偶然に偶然が重なって起きている結果のように思いますが、無意識で自分が自分で選んでいるはずなんです。

日本人の患者さんから頂く「日本語で安心して薬や体調のことが聞けて嬉しい」というお言葉は、正直日々とても励みになります。

最近、少し過去を見つめなおすきっかけがあったので、綴ってみました。

前回の記事1記事2 でアレルギーや食物不耐症を対象にしたイベントがメルボルンで行われたことを書きました。

様々な企業が出店していたので、色々なアレルギー対応の食品を実際に手に取り、試食したり、それだけじゃなくて生産者に直接話を聞けるという嬉しいチャンスもありました。

グルテンフリーの中華の冷凍食品もすごく人気でした 
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オージーにも大人気の飲茶ですが、大抵小麦粉が使われているんですよね。春巻きやシュウマイなどの飲茶系、そして豚の甘酢炒めのように小麦粉で肉をコーティングして揚げたりすることが必要な料理もこれならグルテンフリー。確かに玉ねぎやニンニクがソースにすでに入っているために低フォドマップではない物もありますが、お店の人は知識も豊富なのでどれなら食べられるかちゃんと教えてくれます。こういう冷凍食品があるなんて知りませんでした。

今回の戦利品は以下に紹介します
竹からできた絆創膏
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普通の絆創膏は粘着テープによって皮膚炎を起こす場合があります
これはその心配がないという肌に優しい絆創膏です。オーストラリア産だし、ナチュラルなデザインのパッケージがオシャレココナッツオイルなどが入っているので、殺菌効果も期待できます。小さいお子さんや皮膚が弱い方に良さそうですね。次にけがをしたら使ってみます。

試飲したこのお茶が凄くて、なんとホットチョコレートの味がするんです
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カフェインフリーなので寝る前に甘いものが欲しくなったらこれを飲むと良さそう‌と思い購入
チョコレート食べるよりもこっちの方が十分満足できるって....皆さん信じられないと思いますが本当です。


こちらはバナナと同じ科のフルーツ『プランテイン』をチップスにしたおやつ。
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バナナ?と思って食べてみると全く甘くないのでびっくりです。ビタミンやミネラルが豊富で、ディップをつけて食べるとGood
珍しいし、こんなのスーパーでも見たこと無いので即購入
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購入した2つのタイプは左が熟れたもので後味がほんのり甘く、右が青い状態のままチップスにしたものなので塩気が合います。バナナで塩気?と思ったのですが、熟れてないと糖分の比率も変わるので面白い。ガーリック風味や唐辛子風味のもありましたが、私が購入したのは塩味なので低フォドマップ対応とのこと。


隣のブースで試食を提供していたのはnogoというディップやソースのお店
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なんと全て低フォドマップで、材料も地元でとれたものを使用しています
パスタに使用できるトマトソースや、ディップやお料理の隠し味として使えるハラペーニョソースやチリソースなど沢山!
サテーソースなどの外で食べるのには絶対にガーリック入っていてダメなものも売っていて嬉しい限りです
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すごく小さいビジネスですが、こういうビジネスこそ応援したくなります

自分でも作れないことはありませんが、やっぱり時間がかかってしまいます。おつまみにそんなに時間かけることもできないし・・・。
お家でディナーにお友達を呼ぶときにはこういうディップがあると華やかになるし、重宝しそうです☆これなら味に物足りなさを全く感じず、他の人にも低フォドであることも気づかれないはず。
どれを選ぼうか迷いに迷って選んだのがこの3点
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左からハラペーニョ、パプリカレリッシュ、スイートチリソース
ハラペーニョソースがあれば、タコスなどのメキシコ料理が作れるし、
パプリカのレリッシュはディップとしてもいいし、サラダのアクセントにもなるし、とにかく万能だと思うスイートチリソースがあればタイ料理やベトナム料理もより本格的になるはず。低フォドメニューを少しグレードアップしたい時に使えそうな3点を購入しました。

ALMOというブランドのアーモンドミルクは超がつくほど美味
オーストラリアはナッツミルク大国で様々な種類のアーモンドミルクが売られているのですが、やっぱり普通の牛乳と比べてしまうと、味が何か物足りないと思うことがあります。特におかし作りやコーヒー・紅茶に入れたりすると、ね
でもこのアーモンドミルクは全く水っぽくなくクリーミーで、濃厚普通の1Lボトルもありますが、私はこちらのアーモンドクリームを購入しました。

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これに水を加えてブレンダーで拡販するとアーモンドミルクが出来上がるんですって
好きな時に好きな量だけ作れるのはありがたいですよね。


試食が無かったので残念だったのがこちらのProNourishというサプリ。IMG_20190719_150900

ネスレがプロデュースしているのは上からNatural Balance Fibre, プロバイオティックスのサプリ、そしてエネルギー補給のためのエナジードリンクです。
たしかに低フォドのエナジードリンクってなかなかありません。低フォドマップって自己流でやると確かに制限しすぎてしまって栄養が偏ってしまう心配もあります。そういう場合や、少し小腹がすいた時にもいいかもしれません。プロバイオティックスはエビデンス的にも??なところが多いので割愛しますが、Natural Balance Fibreは繊維と言っても便の嵩を増やすタイプのサイリウムなどとは全く違うタイプです。フィードバックを聞くと、これを飲んでいるとたまに高フォドを食べてしまっても症状が軽くて済むという方が多いみたいです。
うーん、気になります。もし本当だとしたら、食事をあまりコントロールすることが難しい旅行とか行く時には重宝しますよね。今度機会を作って、自分で人体実験でもしなきゃと思っています。お店の人もIBSだったので、とどうやってマネージメントしているか等色々お話聞けたのはためになりました。

そして忘れちゃいけないのがモナシュ大学のブース
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新しい資料をもらったり、リサーチに携わっている方々と直接お話してきました。
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日本のIBS、低フォドマップ事情を説明してきました。将来日本で苦しんでいる人のために将来できることをしたいという思いもきちんと伝えてきました。欧米では認知されてきているIBSと低フォドマップ食ですが、アジアで少しずつ広まりつつあるそうです。最近はシンガポールでセミナーを開催したそうなので、日本にもそういう動きがあるといいなぁと思います。もしモナッシュ大の先生を読んで講演をしてほしいという団体や企業様、医療関係者がいらっしゃれば私にご連絡ください。

オーストラリアで初のアレルギーイベントとなりましたが、大勢の人が参加していたのを見ると悩んでいる人はすごく多いという事が実感できました。普段はひるんじゃうこともあるんですが、このイベントで大勢の方が私と同じ悩みを抱えていることがわかり、各ブースで毎回「IBSで低フォドしてます」と自分から言うと、回数を重ねるごとに慣れてきて、途中から堂々と言えてる自分に気づきました。お店の人も分かっているからこそ親身にアドバイスしてくれるし、本当にI'm in the right place!という感じで心が温かくなりました。

まずはこういう人たちがいますよ、こういう症状で苦しんでいますよ、
そしてこういう商品がありますよ、
こういう情報交換というか、誰かからとにかく情報を発信しないことには何も進展しない。

だからまず発信します。
日本の現状を私は発信してきました。
私は日本のIBSの皆さんの将来を本気で考えています。

来年もあるかわかりませんが恒例になってほしいです!発信できる場所は必須だと思います。
以上、イベントのレビューでした

前回の記事でメルボルンで開催されたアレルギーのイベントに参加してきたことを書きました。
その続きです。

お昼の時間帯には、楽しみにしていたモナシュ大☆低フォドマップ研究の第一線で活躍されているJaneのセミナーに参加
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「グルテン?フルクタン?どっちがIBSには悪いの?」というテーマでお話されました。

セリアック病の人はグルテンは絶対ダメ。でもIBSの人の場合は、多くの場合グルテンよりもフルクタンの方が悪さをしていることがわかっています。

しかし大抵のグルテンフリーの商品は(オーストラリアの場合)、低フォドマップである場合も多いんです。
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だからレストランでメニューを選ぶときは、グルテンフリーであることをまずは確認します。

低フォドマップダイエットのステップは3つあり、
こちらオーストラリアでは、やっぱり3つ目の「パーソナライズ化」の重要性を強調されています。
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ずっと抜くのではなくて、最終的には食べられる範囲を広げていくという大事なステップです。オーストラリアは低フォドマップに関しては本当に最先端なので、ステップ3を通して通常とより近い食事にして、症状をマネージメントしながら人生を楽しんでいく、そんな感じ。
でもアレルギー&不耐性において発展途上国である日本では、まず低フォドマップというコンセプト自体を広めるのに精いっぱいななので、そのステップ3まで堂々と話せるようになるにはおそらく今後何年もかかることでしょう。

会場内にあったカフェのメニューや、食堂のメニューにも食事制限している人がわかりやすいように表記がされていました。(小さくて読みにくいですが、GF:グルテンフリー、FODMAPなどの表示があります。)
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このイベントならではの特徴です。


ムービー鑑賞には欠かせないポップコーン
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こちらのミューズリーも試食しました。
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グルテンフリーってあまり味気ないものが多いのですが、こちらの緑のミューズリーはクランベリーが入っていて美味しかったです。ミューズリーはお腹が張る人が多いのですが、低フォドの場合は「何を食べるか」よりも「どの量を食べるか」というのもとても大事だし、個人個人で調整する必要があると思うんです。何でもかんでも○○が入っているから駄目だ、じゃなくてね。

こちらは人気のJen&Berryというアイスクリームブランドですが、ビーガンのアイスクリームの試食をしていました。
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やっぱり乳製品を使っていないアイスクリームは、胃にもたれなくていいですね~
口に入れると濃厚なんですが、後味さっぱりでとにかく胃もたれしないんです。

私が「IBSです」というと、「You are in the right place!!」と言われます。それだけで仲間ができたみたいに感じる

10時に会場がオープンして、結局終了30分前の4時半まで会場内にいました

今回、オーストラリアで初めて開かれた『Allergy Show』
小麦や乳製品、ナッツなどの食物アレルギーだけでなく、低フォドマップをはじめとする食物不耐症をテーマにした展示会なんです。様々な企業が参加するということで、どんな商品があるのか市場調査するのが楽しみ~

第一弾がメルボルンということで、2か月前からチケットを予約して行ってきました

行われたのはCrown Casinoの前にあるMelbourne Convention and Exhibition Centre
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ここでは色々なイベントが行われます。
このイベントが行われた3日間、メルボルンは残念ながら極寒&大雨というひどいお天気でしたが、開園になる前から参加者が入場のために列を作っていました。
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広い会場に色々な企業がブースを作っています
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「Free From Dairy, Nuts, egg, gluten」とボードに書かれていますね~
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「Free from」いう文字がどのブースでも目に入ってきます。(これだけでワクワクします)

アレルギーや不耐症対応の商品って色々あるんだなぁ~

試食もあります
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商品を実際に見て、生産者とお話できる機会ってとても貴重です

もちろん食べ物だけじゃなく、喘息のスペーサーなどの医療機器の企業や、薬局、アレルギー&アナフィラキシー・オーストラリアなどのブースもありました↓
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人が少なかった午前中に集中して、それらのブースに行ってデモンストレーションを見たり、資料をもらったりして来ました。
薬剤師であることを伝えるとwet dressingの方法とかすごく細かく教えてくれて、非常に勉強になりました。

セミナーもあったので、ブースを回る間に参加してきましたよ〜
食品表示の規定や、オーストラリアでのアレルギー表示の現状、問題点など、各エリアの専門家のセミナーが聴講できます
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アレルギーをお持ちの方、お子さんをお持ちの方は、食品一つ一つ購入するにもものすごい時間とエネルギーを使わないといけないんですよね。そうやって苦労している人って実は知らないだけでたくさんいるんです。

Alpine Breadの試食をしましたが、初めて食べた左のHemp Risingがとっても美味しかった
スーパーフードのヘンプシード入りというところも他にはない商品。
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生産者に「日本に輸入できませんか?」と言ってみましたが、やっぱり賞味期限が7日なので厳しいかな。でも冷凍ならOKかも。

最近注目されているスーパーフードのルピン粉は、高フォドだしアレルギーの原因にもなりうる食品ですが、生産者と詳しくお話させていただくのはやっぱり楽しい

メルボルンはオーストラリアの中でも『食にこだわりがある人』が多いんです。アレルギーだけじゃなく、「私は○○は食べないから」と決めてる人も多い。そういう事も生産者は良く知っています。
このブースでは初めてルピン(左の瓶に入っている丸い植物)も見ることができました!
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大手ベーカリーの『Baker's Delight』は、低フォドマップの食パンを売り出したことで、低フォドマッパーから注目を浴びています。今回は試作品の試食を行っていました。
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右はチョコレート&デーツのおやつ系パン、左はチーズ&ベジマイトのおかず系パン。
デーツは高フォドですが、量が微量なのでモナシュ大の認定マーク付き。甘すぎないパンで◎でもチョコレート好きの私にとっては、もっとチョコレートが主張してほしかったな
チーズ&ベジマイトはオージーっ子にとっては定番中の定番!日本の納豆みたいに位置づけられるベジマイトは、その複雑な味と塩気で好き嫌いが分かれるのですが、チーズの濃厚さと合わさると結構イケるんです。やっぱりここのスペルト小麦パンは、ふわふわで美味しいです。

これでサンドイッチ作って!とお土産までもらっちゃいました。
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ラクトースが大丈夫な人には、こんな嬉しい試食もありましたよ~
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Bullaというアイスクリームカップを無料で配布していました。

次へ続く

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