オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2019年11月

「薬剤師でも、他の仕事やってもいいんですね!」

日本の薬剤師の方から、良くこのような言葉を頂きます。

薬剤師でも、二足だって三足だって、何足ものわらじを履いていいんです。

例えば薬剤師をしながらカフェで働いたっていいし、薬剤師をしながら違う勉強したっていい。

もちろん違う医療の分野の知識を深めるのだってありだし、全く別でもいい。

私の薬剤師の友人は、同時にレストラン経営していたり、イベント会社で働いていたり・・・様々です。
全く違う事がやりたくなって、ITの勉強してる人だっています。

海外暮らしが長い私は、こんなこと普通だと思っていましたが、
言われて気づかされました。

多くの人は、「薬剤師だから~」という肩書に縛られているんじゃないかな。

そうならすごく勿体ないです。(私もそういう時期があったからこそ、勿体ないと本気で思います。)

私は日本語教師の勉強をして、現地の学生に教え始めてもう5年以上が経ちます。そこから現地の高校で教える機会までもらえて、今は学校を離れても自分の授業を受けに来てくれている学生さんたちがいます。

もちろん授業をするためには準備もあるし、それぞれのスケジュールに合うように予定を立てたり、試験前はメールでサポートしたりします。

薬局のシフトが無い日も、授業のスケジュールを優先して、自分のことは後回し。

全く一日中休み~💛っていう日はほとんど無かったなぁ・・・。

でも『日本語を教える』ことを通して、様々な事を勉強させてもらいました。

きっかけは、移住してから仕事が無かったから。
何か自分ができることから始めていったんです。その「日本語チューター」が、このキャリアの原点。短期間だけのつもりで始めて、それが気づいたらメインの仕事になって、そして今はそれが副業になっている・・・。
それだけじゃない、薬剤師だけでは関わることが出来なかった人たちとのご縁、そして決してできなかったであろう経験、さらにさらに、自分の母国語への理解をさらに深めさせてくれました。それまで日本語の文法なんて考えたこと無かったし、英語との違いなんて比較したこと無かったし・・・。

そして教員として学校に勤務することになるなんて、それまで考えたことも無かったです。

でも日本語を一から勉強することで、日本語の美しさを知り、そして外国語への理解度がめっちゃ上がりました。

そんなボーナスが得られるなんて、薬剤師一筋のころは全く予想していませんでした。

こんな素敵な世界を経験させてくれたこの日本語教師のお仕事を、今年で一度お休みすることにしました。

理由は・・・次のステージが目の前に来ている気がするからです。
面白いことに、今の学生さん全員が今年で卒業、来年から引っ越しする予定、仕事で日本に行く・・・など色々重なっているんです。ちょうど私が新たに始めたいこともあって・・・

これは変わり目だな、と思っています。

来年からクラスを取りたいと連絡してくれた方もいらっしゃったのですが、悩んだけどお断りしました。

1人、社会人の学生さんがいるのですが、その人が12月の日本語能力試験を受ける予定で今頑張って勉強しています♪

結構何度高いんですよ~w

文法が結構ややこしいのが多いので、今は集中して週に2~3回授業受けてもらっています。

授業が仕事終わってからになっちゃうので、私もちょっと準備で日本語漬け・・・。

授業の準備は、文法を教えるために例文が必要なんです。
文法を教える時に使う例文を考えたり、口頭で練習するための問題を用意したり、リスニング問題を用意したりと1時間半の授業に対して結構時間かけます。大分資料もそろっているので速やかにできるようになりましたが、やっぱり文法教えるっていうのも知識をブラッシュアップしていかないとネイティブはどんどん忘れちゃいます。笑

日本に住んでいる外国人のための日本語の教科書は見つけやすいのですが、それを使おうとすると日本語ばっかりで、日本語の知識がある程度ない人には使いこなせないんです。(私は日本の本屋さんでずーっと1人立ち読みしてこの事実に気づきました。)
逆に英語圏で日本語を学ぼうとすると、逆に英語で説明されている教科書ばかりになっちゃって、ひらがなとかないんですよ。ひらがな・カタカナ・漢字の代わりに、全部ローマ字で書いてある。

こっちの高校生が求めているレベルの、良い教科書とか問題集が無いの!!!

だからあらゆる日本語のワークブックとか読みまくって、オリジナルの文法解説や問題を項目ごとに作っちゃいましたよ!PCにしがみついて、夜な夜な作業もしていたこともあったなぁ・・・

今はそれを、各学生のレベルに応じてちょっと変えてみたり、どんな問題を使うかを考えアレンジしたりします。

この経験とスキルは、今では私の宝物となりました♡

また機会があったら、いつでもteachingに戻ることができます。

試験まであと少しなので、私も精いっぱいサポートしたいと思います

薬剤師という枠から一旦一歩出て、自分を見直してみるのもアリだと思いますよ☆


職場はMurrumbeenaというサバーブ。(発音:マランビーナ)

ワーホリで来られていたり短期在住の日本人の方にはあまり知られていないのですが、メルボルンの中でも歴史的に『育ちの良い』白人系色が強い地域です。

そして、最近の傾向としては(?)
なぜかカフェ激戦区 

小さいサバーブなのに、カフェだらけなのです。(謎)

カフェ文化が根強いメルボニアンの中には、毎日数杯飲まないといけないほどのコーヒー中毒になっている人もいますが、カフェインに強くない私は、コーヒーは特別な時だけ注文するようにしています。

でも今週は薬局が『超』をつけたいほど忙しかったので、自分へのご褒美にカフェコーヒーを飲むことにしました♪

となるとどのカフェに行こうか・・・となるわけですが、
先月オープンしたばかりのLEVIに行くことにしました。

中は明るくて開放的
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ここで飲めたら良かったけど、
私はテイクアウトして薬局に持ち帰り。

薬局からカフェまでの道のりでも常連客さん数名と出くわし、声かけられてびっくりしました。。。
白衣着てなくても認識されるようになってきた証拠?!笑 変な事できませんねw

カフェで飲むのもいいけど、開店前の薬局内で飲むメルボルンコーヒーも悪くないですよ(笑)
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(電気つけていない調剤室の暗い写真ですみません‌)

たった10分のことだけど、ホッと一息つけた幸せ時間でした

時間って限られているから、どうやって過ごすかがとっても大事だと思いんです。たった少しの時間でも、それが積み重なれば大きな変化になりますよね。

せっかくなので、この日は薬局で売っていたルビーチョコレートも購入。
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オーストラリア産のマカダミアナッツがルビーチョコレートでコーティングされています。
これ、クリスマス用の限定商品なので先月から気になっていたんです。

ルビーチョコレートはピンク色で、少しフルーティーな感じ。
コーヒーに合います

この日はそこまで忙しくなかったのですが、難しいお客さんに結構出くわした日でした。
薬の金額が高い!と言ってヒステリックになる患者さん、先発品とジェネリックの違いでヒステリックになる常連さん…

薬局って様々な人とお会いするので、イロイロありますよね。w
日々、ドラマです。w

だからこそ、一日一日、マインドをリセットできる時間を少しでも持つように心がけています。

皆さんはどんなリセット方法を使っていますかー?

気が付けばもう11月下旬。

オーストラリアは夏ですが、ここメルボルンは例年に比べて特に寒暖の差が激しく、上着がいる日もあれば、白衣着るのが辛いほど暑い日もあったり…という、『一体、今の季節は何なんだ?』と一瞬分からなくなります。

でも暦上、もうすぐクリスマス

こちらではクリスマスは宗教問わずに、祝日です。どこも閉店。
家族で過ごすための大事な、大イベントです

薬局でもクリスマスカードを買うお客さんや、クリスマスプレゼントにスキンケアのギフトセットなどを購入される方も多くなってきました。(そうなんですよ、グリーティングカードまで置いている、ちょっと変わった薬局なのです

薬局内も徐々にデコレーションして、クリスマスらしくなっています

調剤室のリース
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そしてカウンターのtinsel☆☆☆(キラキラしている飾りのことです。日本語で・・・あれっ?何て言うんだっけ??w)
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開店前に撮った写真なので暗めですが(笑)

スタッフのジェニーちゃんが飾り付けてくれています。

オーストラリアは夏ですが、それでも一年で最も華やぐ季節です。

しかし、薬局はかなり大忙しになります。
(これはどの国も一緒ですね

昨日はOpioid Substitution Programの患者さん2人が来局。

(これについてはこちらの記事を参照してください。)

Suboxoneというオピオイド系の舌下フィルムを患者さんに投薬するのですが、
その際舌下フィルムを投薬し終わるまで見届けないといけないし、患者さんにサインしてもらわないといけない書類とかが結構あるので、1人受け持つのに時間がかかります。

1人はいつも別の曜日に来るはずだったのですが、病院に行くアポがあったようで昨日に突然変更になった方。

もう1人は通常通りですが、処方箋があと3日で切れてしまう・・・ということで、
3日分(処方箋が有効な間の分)渡すための手続きをして、患者さんが新しい処方箋をドクターからもらってきた後にも手続きしなおして・・・

私は調剤室でバッタバタ

その間にも患者さんがひっきりなしに来るので、調剤カウンターは書類のファイル、薬、処方箋でものすごい状態に(笑)←よくある話ですね


そしてAbsence from work certificateをもらいに来た患者さんも数名いるし、書類にWitnessとしてサインしてほしくて待っているお客さんも。

Absence from work certificateというのは、医師の診断書ではないけれど、『薬剤師の判断できる範囲で病欠が必要だと判断した場合に発行できる正式な書類』です。病院に行けなかった場合に、薬局でコンサルテーションをして、薬剤師が書類を書くことができます。これもまた、時間を要する仕事の一つ。

Witnnessとは証人という意味なのですが、オーストラリアでは薬剤師は様々な証人になることが出来る職業の一つです政府に提出する書類などに証人として(この人のIDをチェックして、本人確認ができましたよという意味合いでの)サインをすることが出来ます。これができるのは警察官や銀行のマネージャー、弁護士さんなどですが、薬剤師もその一つに入っています。(別の言葉で言えば、薬剤師はこの特別な権限を与えられているプロフェッションということなのです。)

薬剤師の権限が広い分、仕事量としてはやっぱり多くなりますが…。
さらに重なる時って重なるもので、一度に来られてしまう時が一番、一人薬剤師の辛い所ではあります‌ 忙しいと他の薬局に行ってもらう場合もあるようですが、私は今のところそれはしたこと無いかな。もちろん、症状が酷い場合等、場合によってはAbsence from work certificateを発行できず、断らないといけないこともあります。Witnessも書類によって不備がある場合はサインできないので、断ることも。

断る時はやっぱり患者さんもイライラするし、
心地よくない言葉を言われたりもします。

でも気にしない。

話を変えて・・・
大変なことが重なる時は、良いことも重なるようで、今週はまた新しい日本人の患者さんがわざわざ来てくださいました。
先週、こっちのドクターから電話がかかって来て、コンプライアンスが心配な日本人の患者さんをお願いしたいということで紹介していただきました。

久しぶりの日本語での説明は新鮮に感じます。
やっぱり海外で薬となると、わからないことも多くて不安になりますよね‌ こんな自分でも役に立てて良かったなぁと思います。

患者さんから頂く「ありがとう」が本当に心に染みます。

私たち人間って、ネガティブな事が起こると、そればっかり考えてしまうクセがあります。
でも本当は、良いことも沢山起こっているんですよね。小さな幸せにフォーカスし、感謝するようにして、幸せレベルを上げていきましょう

日本で薬剤師として働いている方にとって、おなじみの『SOAP』。

びっくりしちゃったのですが、ネット上で『海外の薬剤師は薬歴は書かない!』なんていう記事まで出てきてしまっているのですね…

それは違いますよ~
オーストラリアでも薬歴は書きます!!

医療従事者である以上、『記録』は必要不可欠。
患者さんの主訴だけじゃなくて、ドクターに問い合わせたことや患者家族との会話など、
起こったことはすべて書き留めておかなければいけません。

なぜか?
記録が無かったら、もし何かが起こった時に、何も証拠がないんです。

これは欧米で起こったらかなり大変なことになります。

薬剤師は責任も重いからこそ
これは絶対、絶対、大切な事なんです

オーストラリアでも、もちろんSOAPを用いた薬歴を推奨しています

病院では基本中の基本。
どんな医療従事者もレコードします。
薬剤師も、全ての患者さんに対してこのSOAP形式の薬歴を残すのが本来は理想だと思います。

しかし現実問題、地域の薬局として見ると、それを実際に実行している薬局は多いとは言えません。

だって、やっぱり忙しいから

電話はひっきりなしに鳴るし、患者さんは列まで作ってるし、他の業務もあるのに、一人一人書いてられない

これがやっぱり現状じゃないでしょうか。

クリニックのように、アポ取って、個別のカウンセリングルームに通されて・・・
なんていう環境じゃないのが薬剤師。

大事なことやメモしておきたいことがあった場合には、必ずSOAP形式での薬歴を残しています。
現実、忙しい時は紙にサッ!とメモして、後から薬歴を書くことになります。

私はSとOは簡潔に、そしてAの部分をメインにDOCUMENT分類で書いています。
と言っても、オーストラリアは電子化されたプログラムを使って記録するので、入力作業にそこまで時間はかかりません。

さてさて、
英語で見ると、普段書き慣れていることでも新たな発見があるかも⁉と思い、今回はこのSOAPの英語版を皆さんにご紹介したくて書きました。

薬学生さんは是非、日本のテキストと見比べてみてくださいね~

【S】- Subjective Information
This category contains detailed information provided by the patiet in their own words. Information includes thier smptoms, disability, function and history.

大切なのはここ⇒Only relevant information should be captured.

例えば;
ーlocation, severity, onset, associated symptoms and factors that improve/exacerbate the symptoms
diagnosis, surgical procedures
ーdiet, exercise, alcohol, cigarettes, social supports(whether the consumer lives at home alone/with family)

【O】‐Objective Information
This section includes your objective observation of the patient's problem.
例えば;
ーMedication list
ーMedication management - a perception of their adherence to medicines
ーAdverse drug effects
ーVital signs - BP, HR, weight, height and BMI (if the information is available)
ーLaboratory values/diagnostic test results (if you have the access to pathology results)

【A】‐Assessment
This category includes the various concerns of the patient and your professional opinion based on both the subjective and objective findings.
例えば;
ーan explanation of your recommended interventions and treatment goals and desired outcomes for the patient.
ーWhat might negativeky impact on the patient's progress.
ーProblems
ーMadication-related problems - adverse reactions, dosing discrepancies, missing therapies, medicines without an obvious indcation, drug interactions, complementary medicines and untreateddiseases, drug selection problems, over- or under- dosing, compliance, undertreting, monitoring, education or information, non-cinical information and toxicity or adverse drug effects.

【P】‐Plan
Goal - expected/desired outcomes resulting rom a change in medication management
Monitoring, reiew and referrals
Education or counselling provided

実際に、英語版SOAPの例がこちら↓

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私も朝早く行って、前日に時間が無くて書けなかった薬歴を書いたりすることはあります。
今後、オーストラリアの薬剤師業界のルールがどうなるかはわかりませんが、まだこなせる量なのでOKと自分の中ではしています。

本来、この薬歴は「他の医療従事者とのコミュニケーションを図る」上では非常に重要で、有効なレコードです。

薬歴を書くことが単なる「作業」になってしまっていたり、数をこなすために残業したりするのは、薬歴の本来の意味がなくなっている証拠

日本だから~とか、海外だから~とかじゃなくて、これはきっと世界中の薬剤師業界の問題なんだと思います。

日本の薬剤師さんとお話しすると、

「薬剤師は雑用が多い」

「薬剤師としてリスペクトされていない」

という声をよく聞きます。

もし『雑用が多い=リスペクトされていない』というこの方程式が頭にあるなら、

それは変えなきゃ損


私が良く用いる例は、大手の企業などの組織。

沢山の社員さんがいて、自分はその一人。
そして自分の仕事ばかりやっていれば、その分野のエキスパートにはなれる。でも、その組織が大きければ大きいほど、全体像が見えにくい。

自分がやっている仕事は、全体としてみた時に、どんな役割を担っているんだろう?
どんなジグソーパズルを今自分は持っているんだろう? このジグソーパズルは、完成した時にはどんな絵が描かれているんだろう?

以前、異種業界の現地の人々とお話した時に気づかされたことなんですが、
日々忙しさに負けて、自分の目の前の仕事だけに集中してしまい、全体像を把握していない人がほとんどなんです。何年も何年も勤めているのに、全体像を見たことがない、そして見ようともしてこなかった人がほとんど。


薬剤師も同じことです。
前の薬局は大手で、薬剤師は薬剤師の仕事だけやっていれば良かった。

だから、フロアの仕事をやらないといけない時に、ブーブーいう薬剤師も多かったんです。

でも今の薬局は、他に二つ無い、唯一の個人経営の薬局。

もちろん、薬剤師は調剤室だけじゃなく、フロアの仕事もするし、そうじもゴミ出しもします。オンラインショップもあるので(経営は別ですが)オンラインでオーダーしたお客さんへの電話対応もするし、自分に関係ないクレーム処理も私の仕事です。

そして新聞も売っているので、常連さんには売り切れでがっかりさせないように、決まった新聞や雑誌を薬局を開ける前に取っておきます。

これを読んで、「そんなの薬剤師の仕事じゃない!」と思う方は、こう考えてみてください。
薬局も、会社です。規模が小さければ小さいほど、全体像を把握しやすいんです。(これはメリット
私は今の薬局に勤め始めてから、薬剤師の基本的な仕事はもちろんですが、むしろ経営側に立って物事を見ることができるようになりました。

将来薬局経営する予定は全くないですが(笑)こういうビジネスセンスはこれからすごく大切だと思っています。

今勤めているのは小さい薬局ですが、日々すごく変化しています。
今年3月には、薬局内でロト(宝くじ)を売るようになり、フロアスタッフはロトのトレーニングを受けました。
続いて新聞と雑誌を売るようになり、お客さんの声を受け取ってグリーティングカード、文房具までも売るようになりました

そして新しく壁をペイントし直したので、薬局内が明るくなりました(次はカーペットも!)

さらに、周りにスーパーマーケットが無いので、牛乳まで売るようになりました

オーナーは以前、バリスタだったこともあり、コーヒーにはかなりうるさい人です(笑)なので牛乳もとっても美味しいブランドの物を置いていますもちろんメルボルンは食にこだわりのある人たちが多いので、ラクトースフリーのミルクや牛乳以外のミルク(アーモンドミルクやココナッツミルク)も置いています。Bonsoyも置いていますよ~‌オーナー曰く、コーヒーにベストなソイミルクはBonsoyなんだとか。

びっくりするのは、そのアーモンドミルクやココナッツミルクも、カフェ級の良いブランドのものですカフェでしか見ることがないこのブランドのミルクは、メルボルンの薬局で買えるのはうちだけじゃないかなぁ。しかも、カフェ経営の人達が大量購入するために日々薬局に来るのが面白いそう、それほど価格設定を低くしています。

試飲会をしたのですが、スタッフ全員びっくりするほど美味しかった
このアーモンドミルクもココナッツミルクも、超美味しいんです(調剤室の片隅に、牛乳とMilk Alternativesがずらっと並ぶという異様な光景)

しかも、いつも「make it even better」(より良くしたい!)というオーナーの思いが、すぐ行動になっています。だから、「毎日同じ」「常に同じ」はこの職場ではあり得ない。

良く考えてみたら、これが私の中の「絶対外せない価値」とすごくマッチしている。

必然的に、責任感も大きく、大変さはありますが、私にはすごくこの価値観が合っています。

もちろん薬の知識のアップデートは欠かせないので、日々情報は集めるよう心がけています。
患者さんからのランダムな質問で一晩頭をひねることもあり、学ぶことばかりです。

そうじだって、毎日働く職場が汚かったら嫌じゃないですか!一日のほとんどを過ごす場所なので、やっぱりキレイにしたい✡

と考えていくと、一体、雑用って何なんだ??と思いませんか?

それでも「薬に関することしかやりたくない!」という薬剤師さんには・・・ごめんなさい。

ちょっと心の中にもやッとすることがあったら考えてみてください。あなたにとって、「絶対に外せない価値」って何ですか?


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