オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2020年03月

NSW州とビクトリア州が48時間以内にlockdownします。メルボルンもビクトリア州なので、すべてのnon-essential(必須じゃない) のビジネス(レストランや バー等) は営業停止になります。

コロナウイルスで仕事が無くなる人もいれば、

これで儲けようとしている人もいます。

なんて残酷なのだろうと思ってしまいます。

オーストラリアでは喘息発作の時に使うサルブタモール吸入薬が、薬剤師の判断で調剤することが出来ます。(もちろん、処方箋があると安くなることもあります。)

これが、今オーストラリアで欠品状態なんです

まとめ買いする人がいるため、そうなってしまっています。

本当に必要な分ならともかく、

マスクや消毒薬と同様、インターネットで高額で売っている人も多くいます

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この吸入薬、$6〜8なんです。それが$30😣💦
こういう人がいるから、本当に必要な患者さんの手に届かないんです 

先週金曜日に政府が「吸入薬は1人ひとつまで」

さらに「処方箋薬も1カ月分まで」と発表しました。

これで事態が良くなって欲しい。
そう願っています。

そんな最近ですが、患者さんとのこんなバトルも繰り広げられているのも現状です↓
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(ピンクの下線部分)
ティッシュを買おうとしていたお客さんに「1箱までです」と薬剤師が告げたところ、顔をパンチされた。

(ブルーの下線部分)
患者:吸入薬6個ください(=処方箋3カ月分)

薬剤師:すみませんが、処方箋は一か月分しか調剤できません。。。

その後、憤慨した患者さんが横に合った1Lの日焼け止めボトルを手に取り、薬剤師めがけて投げた!それを避けようと薬剤師がかがんだところ、それが他の患者さんの頭に当たり、何針か縫うことに・・・


手を出したり、ケガまでに至るケースまで出てきてしまっている今回のコロナウイルス騒動。

そこまではいかなくても、最近薬剤師に言葉の暴力を浴びせられるケースがめちゃめちゃ多いです。(薬剤師のコミュニティで問題になっています)薬剤師用のFacebookページでもそれぞれの経験がシェアされていて、自分だけじゃないんだなぁとすこしホッとするところもあります。

この言葉の暴力や明らかに失礼な態度、それに尋常じゃない量の処方箋で疲弊する人が多く、薬剤師のホットラインもあります。

先週は私も何があったか思い出せないほど、
怒鳴られたし、言葉の暴力を何回か経験しました。

薬剤師って微妙な立場ですよね。
ココにも書いてありますが、医療従事者とフロントライン(接客業)の中間にいる立場。↓
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でも、今回のコロナウイルス騒動で、薬剤師の価値というものが、私たちの中に深く刻まれるいい機会になることでしょう。今現在、最前線で働いている中で、薬剤師がコミュニティーに貢献できることの多さや大切さを私たちは目の当たりにしています。背中に手を当てて、「よくやってるね!」と言ってあげましょう!

薬剤師じゃなくても、今きっと辛い思いをしている方、これは自分が成長できるチャンスなんだと思う❣️

先週SNSで日本の薬剤師の皆さんに、薬局での感染症対策について色々とアドバイスいただきました。とっても参考になりました✨

薬局では今後、状況を見て対応していくと思います。いくつかの薬局はもうドアを閉めて、ドア越しに薬をお渡ししている状況だそうです。オーストラリア医者に診てもらう前にまず薬局に相談しにくる方が多いため、政府からのマスクの支給もされる予定なので、早く早く!!!という気持ちです。病気になっている場合じゃない!私達は医薬品の供給が途切れぬよう、最善を尽くします❣️

こんにちは。オーストラリア薬剤師のマギーです。

今日の夜9時から、オーストラリアは鎖国に入ります。

オーストラリア国籍、永住権が無い人は、入国が出来なくなります。

留学やワーホリでオーストラリアに渡る準備をしていた方、とってもショックだと思います

でも、この状況は永遠に続くわけではありません。

今の状況で来ても、大学はオンライン受講だし、働き先も見つけにくい状況だと思います。

ならば、待ちましょう時期がやってくるまで、待ちましょう

そして、薬剤師の資格を海外でも使いたいと思っている方々、

海外で『医療系の資格』を持っているのは、か・な・り強いです

今回のコロナウイルスで多くの職業が打撃を受けている中、私は今、「医療系は常に必要とされている職業」であることを実感しています このパニックの状況では、毎日仕事が大変で、きつくて、決して楽しいなんて言えないけれど(正直に言います

医療系はやっぱり強い。

これは本当。
もし留学の予定が変更になってしまったあなた、落ち込むし、凹んじゃいますよね。でも、一回自分の気持ちと十分に向き合ってみて、ここで計画し直してみませんか?

留学が延期になってしまった、その期間を『準備期間』にして、時期が来た時にすぐ海外へ飛び立ち、その後の留学生活をよりスムーズにできる、そんな機会にしませんか?

留学したら英語も、仕事も何とかなるでしょ?というのは、留学エージェントの甘い誘惑です。
甘い言葉に誘われて、現実見て落ち込んでる人を何人も見てきました。
医療系留学は、そんな簡単じゃない。誰でもできることじゃない。だからこそ準備が必須なんです。逆に言うと、準備すればあなたの目標としている ゴールにたどり着くための時間も労力も最低限で済みます。お金もね。

じゃあどうすればいいの?

マギーがオンラインであなたの質問にお答えします!(無料)
どうやって配信しようかは、今考え中です。

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オーストラリアが明日の夜9時から完全にisolationに入ります。
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この対策はいつかは取る必要があったのですが、もう少し早くするべきだったという声多数。

解熱鎮痛剤(paracetamol:日本で言うアセトアミノフェン)や喘息の吸入薬が手に入りにくく、必要な人達が非常に困っているということで、医薬品も今後購入は一ヶ月間分のみという決まりになりました。

住民のパニック度は日に日に増していくばかり😣💧この措置、もう少し早くしてほしかったなぁ😑💦もう薬局は今いるスタッフで回しているので、どこも疲労困憊ですよ。。。
薬剤師のFacebookグループでも皆同じこと言っています。

私も今週は、さすがに身体にきています🙄💦長時間労働&寝不足で昨日の午後〜今日なんてもう頭動いてなかったです😅これはダメですね。

ここでこれからオーストラリアの薬局で働いてみたい!と思っている人には朗報✨

多くの薬局が、このパニックにより急遽スタッフを募集しています。
(そういう募集記事をよく見ます。) 今大忙しなのが、マスク工場、スーパー、病院、そして薬局😣💧もちろん、学校や会社も、オンライン化するためのコスト投資やシステム改革で忙しいはず。

エクストラの薬剤師を雇う薬局も多く、それだけマンパワーが必要なんだってことですよね。日本の薬剤師の資格は使えませんが、フロアスタッフの需要は大きいと思います!もし『薬局で働いてみたい』と思っている方は、チャンスかもしれません。是非、求人見てみてください。



トイレットペーパーなどの紙類はもちろん、肉や冷蔵品などが品薄状態の現在。
結局、なんでみんな買うのか?というと、昨日AUSで非常事態宣言がされ、海外からAUSに戻った人はどの国構わず2週間の強制隔離をしなければならないという法律が加えられたのです。自主的ではなく、法律です。(Policeが監視するみたいだけど、どうやるんだろう?)

だから最低2週間の食料品や日用品はストックしておきましょう、ということなんです。

で、問題になっているのは、
お年寄りが、必要なものが買えないという状況。
人込みであふれている店内を、超でかいカートを押しながら買い物するなんて私でも無理があるのに、シニアの方は絶対無理。しかも危ないし、皆が走って物を取り買っていくスピードについて行けるはずがない

空の棚を見て呆然とするシニアの方の姿が、何回もニュースやSNSで報道されています。
本当に、悲しい。

そのため、昨日からオーストラリアでは、大手スーパーで新たな取り組みが開始されました。

その取り組みというのは、『朝7時~8時の1時間は、シニアカードやコンセッションカード、年金カードを持った方のみ入店可能』というルール。

そして、この非常事態のために、5000人を新たに雇用することを宣言。

これで何とかこの状況が改善する
誰もがそう思っていました。

でも実際どうなのかというと、

朝イチに行っても、品物が届いていないからまだ棚は空
列を作って開店を待ち、開いたと思ったら入るのにも時間がかかり、1時間なんで短すぎて買い物できないさらに8時以降に入店した人が、どんどん物を取って買っていってしまう・・・。

しかも一番リスクの高いお年寄りが朝早くから列を作って待っていること自体、感染リスクが高まるじゃないですか!!

結局、改善になっていないと思います。

これはボランティアやデリバリーシステムを上手く使わないと難しい。

しかもこのパニックで、無作為で人が刺されるという事件まで発生しています

『人が一番怖い』

これを今、実感しています

薬局も相変わらずパニック。ドクターに電話しても繋がらないから、クリニックや病院もパニックなんだと思う。皆、自分が飲んでいる薬がすぐ手に入らない状況だから、イライラしたり不安で私たちに当たってくるけど、私たちも必死なのよ~ということはわからないよねいつもは絶対飲まないコーヒーを2杯飲んでも、昨日は本当に頭回ってなかったコロナウイルスじゃなくて、コロナによるこのパニックでやられちゃうよね、なんて卸の人と話してました
しかも薬局閉店しないと、自分のやるべき仕事ができない。。。この事態で、医療・薬関係の職業はマジで24時間フル活動しています

これ、いつ終わるんだろう・・・?

昨日は少し寝れたので、今日はちょっと大丈夫な気がする!!(笑)
皆さんも、良い一日を!

コロナウイルスで、どんどん日常に影響が出ているメルボルン。

シドニーは本当にserious になってきています。メルボルンも、一日で一気に感染者が増えましたが、まだシドニーと比較するとましなレベル。でもパニック度はすごいですよ。
スーパーからフレッシュ野菜や果物まで消えちゃったそうです😭

昨日、ニュースでこれが放送されたんです。
オーストラリアのニュース↓

短いので英語の勉強されている方は是非見てみてください。

政府が国民に『薬が不足する可能性があるので、2ヶ月分もらったほうがいいです』と言ってしまい、患者が押し寄せ、薬局がパニックになっている、という内容です。

もうすでに薬は不足しています💧そんな中で、こんなニュース流されちゃったら、患者さんは不安になって押し寄せますよね。

翌日の今日、予想通りパニックでした💧
どっから来たの?と思うぐらい、患者さんがどばーっと入ってくる!!!!!

薬剤師二人でも全然調剤が追いつかず、処方箋だけを見ると1人1分間に処方箋1枚のペースで調剤してました😅その間に電話は鳴り止まないし、電話応対とティッシュ買いに来る人たちのレジ打ちもやらないといけないしで、てんやわんや🙄

軟膏の混合まであって、途中から息切れするっていう(笑)

残業しても終わらなかったので、とりあえず薬の注文だけして、調剤室ぐちゃぐちゃな状態で薬局を閉めました。卸から受け取った薬がまだ箱の中にあるまま、床に積んである状態。ディスペンサリー(調剤室)は色んなものが散らばってめちゃくちゃ。こんなの初めてだわ。

今週はボスと相談し、休日もエクストラのシフトが入ってしまいましたが、薬剤師3人揃ってフル回転します❣️この大変な時期を乗り越えなきゃ👍

明日も早く行こうっと。

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