オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、子育てなどについて綴っています♪

2020年07月

こんにちは、マギーです。日本で大雨の影響を受けてしまっている地域にお住まいの方には本当に心が痛みます。

ロックダウンから少し規制緩和して、1か月ほどで感染者数が急激に増えたために再びロックダウンになったメルボルンからブログを書いています 何もなかったところから、ここまで増えたっていうことで、世界ではある意味注目されている都市でもあります(苦笑)
しかもこちらは真冬ですこれは予想ですが、今後、北半球の国々が冬を迎える際には、おそらく今のメルボルンのような傾向になる国が多くなるのではないでしょうか。

さて、今後このロックダウン(ステージ3)が6週間続くという事なので、今回は前回よりもきちんと記録を残しておこうと思います。

ロックダウンが発表された日と、ロックダウンになる前日、スーパーには再び長蛇の列
棚は空
そして街中に人々があふれかえりました
(ニュースや患者さんからの情報です。)

もし自分が隔離になったら・・・のための食料品買いだめはもちろん、
そんなこと考えずに『また無くなるかもしれない』という恐怖で並んでいる人も多いはず。

でも今回のロックダウンはメルボルンだけなので、もし何かあっても他の州から供給してもらえます。
なので食料品が無くなることを心配する必要はありません。

そして感染者が増えているのにも関わらず、ロックダウンになる前に『最後の自由(?)』を楽しもうと、ショッピングセンターに用もないのにふらふらしたり、カフェやレストランでご飯を食べたり、友だちと集まって飲んだりしている人たちが多いことにびっくりです 

しかもマスクもしていない。

・・・やっぱり意識が低いと思います。

だからこそ今メルボルンがこういう状況になっているということを、一人一人どうして自覚しないのでしょうか。

薬局では、予想通り始まりましたよ、panic buying

一気にハンドサニタイザーやマスクの問い合わせが増え、患者さんもパニックになる人がまた出現。
朝職場に行くと、オープン前なのにも関わらず薬の問い合わせのメールやSMSがめっちゃ溜まっていました そして、水飲む暇もないくらい忙しかったです。

そして今回は感染リスクが非常に大きい中での仕事となるため、『薬の供給ができなくなったら』のもしものことを真剣に考えないといけません。

なので、薬局ではチームに分けて、少人数で日常業務をこなすことになりました。今回は一つのチームが陽性になった時のために、バックアップチームを作ることに。そうすると結局、人手が削られます。
私が率いる『チームMaggie』がほとんどのシフトをこなします。

私やチームの誰かが倒れたら、そのバックアップチームが代わりに働くというシステムを取ることで、とりあえず薬局をずっとオープンさせることが目的です。私の薬局は、薬物中毒者の管理もしているため、そのために毎週毎週来ないといけない患者さんたちがいます。薬局が閉まるとなると、大問題なんです。

ということで、このロックダウン中はまた長時間シフト&さらに人手が足らないというプレッシャーの下で働くことになりました。

またあのパニックの状態になるのかと思うと、すでにブルーなんですが(笑)これは仕方ない。

これから6週間は、私も仕事に集中します。神様から試されていると思って、しっかり向き合おうと思います。そして、以前学んだことを活かして、自分ケア(メンタルヘルスケア)をしっかりやっていこうと思います。

今週の目標は、今後のすごし方を計画することです。これには毎日の食事の支度や、ランチの時間が取れない時はどうするか?とかのサバイバル計画&仕事の効率を図るための計画です。
まずは最近癖になってしまっている、SNS離れから始めようと思います。







私の身近な人が、コロナに感染したという報告を受けました。

そう、前の職場で一緒に働いていた薬剤師の1人。

彼が感染して、薬局は閉まり、他のスタッフは隔離。

私の知っている人で感染したケースはこれが初めてということもあり、一気に緊張感が高まりました。

最近うちの薬局では、マスクもしないスタッフが出てきたり、ちょっと気が緩んでるんじゃないかな?って思っていたところでした。

しかもレジにスクリーンプロテクターもつけてくれなかった。

その理由も、私たちは患者さんにコンサルテーションしないといけないし、薬局内を動き回らないといけないし、咳でウイルスは9mも飛ぶので、一部だけスクリーンをつけたところで何にもならないから。

それも良くわかります。
でも、患者さんは全く気にせず一気に何人も入って来てソーシャルディスタンスなんて守っていない。

『症状があったら薬局に入らないでください』という張り紙も無視して、
『熱があるんですけど・・・』って来たり(マスクも手袋も何もしていない)
ゴッホンゴッホン咳して入って来られて『咳止め下さい』って入って来たり・・・

そして普段の調剤や電話の問い合わせ、ウェブスターパックの変更作業などで追われてしまい、患者さんに説明したり、外で待ってもらうように呼びかけるなんていうことまで、もう手が何本あっても足らない!

そして、このままでは私だけじゃなくて他のスタッフも危ないんじゃないかと思ったので、スタッフ全員だけでなく、オーナーにも連絡をしました。

“知り合いの薬剤師が感染しました。今、その薬局は閉めて、スタッフは隔離し、薬局内では洗浄と殺菌、そしてプロテクションを強化するよう取り組んでいるそうです。私たちも、今よりももっと気をつけるべきだと思います。”

そしてオーナーにもはっきり、
“スクリーンプロテクションは必要だと思います”と他のスタッフ全員がみることができるグループでの書き込みをしました。

そしてちょっと緊張掛かった会話が私とオーナーとの間で繰り広げられた後・・・

薬局内で何かが変わりました。
スクリーンプロテクターではなく、もっと効果的なFace shieldをスタッフ一人一人に配布されるよう手配してくれました。さらに、薬局を少し早く閉めて、お客さんや他の作業で中断されること無く、しっかり殺菌消毒する時間をきっちり設けるようにしてもらいました。

確かにウイルスを完全に除去するのは人類の力では無理。だから感染者数のカーブを緩やかにすることしかできない。決してAUS政府は、アメリカのように『皆、感染して免疫を作りましょう』って言っているわけじゃないのです。そして経済はできる限り動き出さないといけない。

今後、一生のうちにいつかはかかるのかもしれない。
そして、そのウイルス感染は肺だけじゃなくて肝臓や腎臓、精液にも影響すると言われています。
もしかしたら、生涯障害を残す可能性も否定できない。

一生のうちに、いつかはかからないといけなくなるのかもしれない。
そして若いうちは、多くの場合はかかっても何ともないのかもしれない。

でもフロントラインで働いている以上、そしておじいちゃんおばあちゃんと接する職業である以上、感染しない&させないための対策はしっかりとるべきなのです。

誰もが言いたくても言えなかったことを、
今回ハッキリ言ってみた。この殻を破るのにはすごく勇気が要りました。

コロナを通して、患者からの暴言&病原菌扱い、時には残業続きで過労が重なり、もう仕事に殺されるんじゃないかと思った時期もありました。

ものすごく辛い思いも沢山してきました。

でもコロナは、私を薬剤師としてだけでなく、人としても強くしてくれたような気がします。

Face shieldが届くのがいつになるのかはわかりませんが、今回、笛を吹いたために、薬局スタッフ内での緊張感をもう一度高めることができました。

めちゃくちゃうるさい薬剤師だと思われているかもしれないけど、やっぱり一緒に働いているスタッフが感染したら、やっぱり悲しい。
そして、今ロックダウンされている難民タワーの住民のように薬の供給が出来なくなるんです。

2週間薬局閉まっちゃったら、薬物依存治療の患者さんは治療がストップする可能性だってある。
だからオープンしないといけない。

もしずっと思っているモヤモヤがあるのであれば、
話した方がいい。それで変わらないかもしれないけど、もしかしたらこのケースのように変わる可能性だって十分あるんだな、と思いました。



今までで一番ピークとなる感染者数が発表された今日。
殻を破る前は怖いんです。でも、この数字を聞いた時、破って良かったって思いました。

やっぱり毎日いる職場が色んな意味で安全なところじゃないと、その不安って知らないうちにすごく大きいストレスとしてのしかかってくるのでね。
もし今、外で働いている方はもう一度見直してみるべきだと思います。

そしてマスクをする・しないは個人の自由です。オーストラリアはマスクを元々しない国ですから、何か言われるかもしれません。私も働いていて、患者さんから『あなた、まだマスクしてるの?』と言われたこともあります。笑
だから、抵抗があるかもしれません。
でも、自分の身を守れるのは、あなたなのですよ。

私の次の課題は・・・
患者さん(お年寄り)にどうやってキャッシュではなく、カード払いをしてもらうか、です 





コロナウイルスの市中感染が広がっているメルボルン 薬局でも緊張感を今までの2レベルぐらい上げて(気持ち的に)仕事をするようにしています。


今回は、このメルボルンの今の状況をざっと書いておこうと思います。

現在感染者が増えている地域は、ロックダウンされています。

どういう地域かというと、割と移民が多い地域。
移民の中でも、イスラム系や金銭的に政府から補助を受けている人が多い地域です。

特に問題になっているのは、その補助を受けている人たちが住んでいるタワー。
こんな感じ↓
Nine public housing estates have been placed into mandatory lockdown

多くの住人は、Refugeeと言われる難民。
中には英語を全く話さない人たちだって沢山いるんです。

問題は、これらの地域にはこのタワーと呼ばれる建物が密集していること。
Map showing location of Melbourne towers in hard lockdown.

そのタワー内で、感染が特に集中しているんです。

なので政府はこのタワーを完全ロックダウンしました。
各フロアに警察官をおき、外に出た人は厳しい罰則が課せられます。これが『牢屋に入れているみたいだ!』という声もありますが、実際は政府は食料を届けたり、薬を届けたりときちんと生活ができるように対応しています。
子どもが遊べるように、おもちゃが入ったBoxを各家庭に届けたりと、心遣いも感じられます。

確かにいきなりの感染者数スパイクだったので、準備もまだ出来ていないうちにこうなっちゃったわけなので、今後の課題は沢山あります。住人の中で障害がある人は?薬物中毒の治療が必要な人はどうするの?英語が分からない人はどうするの?妊婦はどうなるの?

そんな言葉も発せられています。
でも、それはこれからだと思うのです。私から見たら、今現在できることを、国はきちんとやっているように思います。


そう、ここオーストラリアは本当に恵まれていると思います。

だからこそ、甘いと感じることも正直あります。
この地域ごとのロックダウンが始まる時、住所を移したり、運転免許の住所を変えようとしたりする人たちがいたのも、ありえない。

今回の第2波は、以前のロックダウンの時よりも『常識』が通じない人が多い気がします。

では、なぜ今までうまくやっていたAUSで、今回ビクトリア州で感染者数が一気に増えてしまったのか?

私なりの見解を書きます↓
①季節ーオーストラリアは冬です。メルボルンは特に寒い。これはウイルスが増えやすく、感染しやすい季節。

②人口密度ーメルボルンの都市部の密集度は、オーストラリアNo.1

③海外から持ち込まれた感染ー海外からAUSに入国した人は、14日間ホテル隔離。ですが、管理するガードマン達がマスクもせずに働いていたこと。他の州では警察官によって管理されていましたが、メルボルンではプライベートな会社によって管理されていたので、従業員の意識や注意が足りなかった。

④言語の問題ー今問題になっている難民タワーをはじめ、移民はどうしても現地のニュースに疎い人が多いのです。何が起こっているのかも、知らない。そして関心もない。
だからロックダウンになったことも知っているのか?もしかしたら知らないで行動していた人も多いんだと思います。

以上が重なり、さらに非常識な行動をとってしまった国民の一部もあって、広がってしまったのだと思います。


皆さん、こんにちは。

世界中でコロナウイルスで大変になっている中、3月末からロックダウンに入り早めの対策がされたために深刻化せずに済んでいたオーストラリア。

徐々に規制が緩くなり、お客さんも『もうコロナなんていないんじゃない?』なんていう雰囲気だったんですよ。私が薬局でマスクしていたら、『あなた、まだマスクしているの?』って普通に言ってくる人いましたからね(苦笑)薬剤師でもマスクしていない人が出ていていました(これも苦笑)推奨はするけど、個人の判断に任せる、という感じでした。

(ちなみに、ちゃんとマスクして薬局に入ってくる患者さんもいます。本当に二極化していました。)

マスクする、しないがジョークで終わっていましたが、もうここからはジョークじゃ済みません。

国民の気持ちもユルユル~になっていた最中、なんとメルボルンではここ10日以上、毎日感染者が80人近く増え続けています

当たり前ですよね。
ロックダウン中も国民の意識は低かったし、もうソーシャルディスタンス保っていない人だって多かったですもの。
そして差別を訴えるデモもあったし、イスラム系のお祭りもあって大勢の人が集まっちゃったのですから。

お掃除のお仕事の人や、隔離ホテルで働いているスタッフからの感染も原因だと言われています。
『意識が低かった』
本当にそれ。

それでは、市中感染広がります。

今回なされた対策は、全土でのロックダウンではなく、地域ごとのロックダウン。

日本と似ていますね。

ロックダウンされた地域に挟まれているけど、自分が住んでいるところがロックダウンしていなかったらどうすればいいの??なんていう声や、全土をロックダウンしないと意味がないという声もあります。

でも、またビクトリア州全域をロックダウンするとなると経済打撃がものすごいため、地域ごとのロックダウンでとにかく感染カーブを抑えるのが今回の政府が取った対策。

こればかりは難しい選択です 今回は唾液の試験も導入されているし、軍隊も入って大量の試験が行われています。感染が増えている地域では、ドアをノックして強制的に検査を受けさせているので、とにかく今まで以上に検査を行っています。検査機関も超大忙し 

幸い、オーストラリアの他の州は大丈夫なため、医療機関もマンパワーを他州からビクトリア州に送って頑張っています。

むしろ、第一波よりも深刻なメルボルン。
私も薬局でお客さんのピリピリ度がまた戻ってきたのを日々感じています。

ずっと売れ残っていたマスクとハンドサニタイザーを求めに来る人が増え、そして医薬品の在庫不足も目立つようになってきました・・・。

また薬局も、あの大変な状況に戻ってしまうのでしょうか??

そして今週は風邪をひいてダウンしている薬剤師&フロアスタッフが多いので、そのシフトを埋めるために私も長時間シフト
ただでさえ風邪の季節なので、そうなるのは仕方ない。これからはさらに緊張度を上げて仕事に臨まないといけないなぁと思っています。

どうやって疲労とのバランスを保ち、メンタルをキープするか・・・
これは今回の私の課題でもあります。前回の第一波で学んだことを少しでも生かすチャンスですね!
前向きにやっていくぞー!!


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