オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2020年08月

徐々に感染者数が減り、1日の新感染者数が100人台にまでになってきているメルボルンです。

なんと、ステージ4のハードロックダウンも、やっと半分となりました!
6か月もロックダウンしており、『もうStay homeも慣れっこ!ステージ3だろうが、ステージ4だろうが、私たちの生活に何も変化はないわ~』という方々もいらっしゃいますが、一方で多くの方が振り回されています。

途中の規制緩和により、6月にたった数週間だけオープンしたレストランやパブ、そしてビューティーサロン関係の方、そして学校関係の方は本当に振り回されたと思います。レストランも食品が全部ダメになってしまったり、そうじやメンテナンスをしていないとすぐに機械が機能しなくなったり・・・またこれをオープンさせようとすると準備が必要ですし、またロックダウンになったらどうしようという警戒心も今度はあるはずです。

だからこそもうあと半分で本当に終わってほしい。

これが皆の願いです。

薬局も、第一回目のロックダウンでかなりの打撃を受けました。
もう一生忘れない、あの3月~5月にかけてのパニック買いと薬の買いだめ。
そして度重なる言葉の暴力と、やってもやっても終わらない仕事量。

今回の2回目のロックダウンでは、このパニック買いは一時で終わり、落ち着きを見せているも、薬局は違う意味での打撃を受けているようです。

それは『経営困難』。

多くの大手チェーンドラッグストアでは、もちろんサプリメントなどの高額商品の購入が激減。さらにショッピングセンター内にあるドラッグストアは、ステージ4ロックダウンでショッピングセンター自体がやっていなかったり、お店が閉店しているために人も集まりません。オフィスが密集しているメルボルン中心部にある薬局では、周りのオフィスが全部閉まっているために、もちろんお客さんは来ません。そして中心部やショッピングセンターでは、家賃が高いんです。ロックダウンで客足が遠のいているために、家賃が払えない薬局が沢山出てきているようです。もちろん、家賃の支払いを延期したり、値段交渉をしている薬局が多いのですが、それに対応するためにスタッフ数を減らすなどの対策も取られているようです。

一方、あまりその影響を受けていないのは、郊外の薬局。郊外は大体地域ごとにショッピングストリートがあり、郵便局や小さなカフェと共に薬局もあります。確かにお客さんは不景気のためにあまりお金を使いたがらないのは事実ですが、散歩がてらに、コーヒーを買うついでに、郵便局に行くついでに・・・という理由で薬局への人の流れは多くなりました。

以下が薬局でのアンケート調査をした結果です↓

IMG_20200829_204554


こちらは門前薬局というものが日本ほど無いですが、門前薬局の場合はクリニックがテレヘルス化によって処方箋があまり来なくなったりしているようです。
日本でもテレヘルス化が進んだ場合、同じように門前薬局も打撃を受ける可能性があると思います。

時期によって悩みや問題はコロコロ変わりますが、薬局関係者にとっても非常に厳しい年ですね

メルボルンは、新感染者が毎日200~300名と、以前と比べて少し減少傾向にあります。

❝コロナウイルスの予防接種候補である、オクスフォード大学&アストラゼネカ共同開発のVaccineをオーストラリアが確保し、治験がうまくいけば来年早々には国民に無料で提供する❞という明るいニュースも報告されました。

仕事はやはり忙しく、帰宅すると結構疲れがドッと出ます 気づいたら水も飲んでいないので、本当に気をつけないといけませんね。COVIDで薬剤師は私一人で回しているので、本当に気力&体力勝負です
周りのスタッフもちょっとモチベーション落ちているような気がするので・・・ちょっと心配なところもありますが

もう患者さんも疲れ切っています。特にイライラしている方が多くなってきており、すごく❝reactive❞になっているように思います。(ちょっとしたことですぐ口が悪くなったり、すぐに感情をあらわにする等)

そんな中、ある日仕事から帰ったら覚えのない小包が届いていました。

じゃじゃーん
IMG_20200817_183615

Winter wellness box なんと薬剤師会とJohnson&Johnsonのコラボ小包

中を開けると・・・
IMG_20200817_183448_mh1597656693458

OTC薬とお菓子が色々詰まっていました~

・Codral day and nightという総合感冒薬
・これからの花粉症の季節にもってこいの抗ヒスタミン薬Zyrtec
・同じく私にはありがたいステロイド系の鼻炎スプレーRhinocort
・Johnson&Johnsonが今回プロモーションしたい❝タイレノール❞(オーストラリアではアセトアミノフェンではなく、パラセタモールと言います)
・ハンドサニタイザー
・Aveenoのハンドクリーム
なかなか良いチョイスですね~

お菓子系は
・リラックス効果のあるT2のカモミールティー&ペパーミントティー(T2はメルボルン発祥の紅茶ブランドです。お土産にいかがですか?)
・Kombucha(紅茶キノコドリンク)
・その他ヘルシー系スナック類

これも、食べる暇のない薬剤師にとってはNiceチョイスです~ 
(もちろん、高フォドマップも入っていますがw)

箱の裏にはこんなThank youメッセージ↓
IMG_20200817_212343


多くの人にとってとてもチャレンジングな年にもかからわず、地域コミュニティーの安全と健康をサポートしてくださっているその粘り強さに感謝します。

感謝の気持ちを込めて、頑張り続けているあなたにこの小包を送ります。


ちょっとしたことかもしれないですが、すごく気分が上がりました
(とにかく、びっくり!!)
スーパーマーケットでは、ギフト券がスタッフに配布されたり、シャンパンが配られたりしているそうです。こういう大変な時期にこそ、スタッフを大事にすることってすごく大事だと思います。

このパンデミックでは、皆が皆、必死です。だから他人を思いやる気持ちなんかにはなれないかもしれません。だから普段、感謝もあまりされないし、ストレスを当てられるだけで、忘れ去られているんじゃないかって思う事もあります。それがほしくてこの仕事をしているわけではありませんが、やっぱりこういうのがあると❝サポートされているんだな❞と思うことができます。







ステージ4ロックダウンになってから、やっと1週間が終了(今回のロックダウンは、正直めちゃめちゃ長く感じます

只今、オーストラリアの状況はこんな感じです↓
Screenshot_20200813_202056
Screenshot_20200813_204526


今週は介護施設での死亡者が多く、日によっては1日20名以上の死者が出た日もありました。友人の同僚のお父様もCOVIDで亡くなったという話を聞き、マスクなんかであーだこーだ言ってる場合じゃない、本当に国民全員がもう少し気を引き締めていってほしい、と思いました。

さて、今週のビッグニュースはニュージーランド
なんと100日以上も、コロナウイルス感染者が出ておらず、コロナフリーだと思われていたNZに、いきなり4名の陽性者が出ました。そして、感心するのが政府のスピーディーな対応。
もうすぐにロックダウン開始 その夜に友だちと飲みに行く約束をしていた人も、近いうちに旅行やホリデーの計画を立てていた人も、全員キャンセル。ロックダウンになる前に買いだめしようとスーパーには長蛇の列、そしてコロナ検査場にも列ができたようですが、暴動も起こることなく、ちゃんと現状を理解してルールに従う国民が多いのがわかります。(すばらしい) 

これを見ると、コロナを完全除去するステージはいつ来るのか?
落ち着くときは来るのかな・・・と思ってしまいます。

薬局もやっぱり忙しい 水飲むのも忘れちゃうぐらい。

他の店が開いていないので、皆行き場を失っているというのもあるし、

コロナ検査結果待ちで家から出られない人など、薬のデリバリーの要請が多いんです ずっと電話応対に追われていて、時間までに作業をこなすのがやっと、という感じ。1日過ぎるのがあっという間です。

日本のアベノマスクと同様、ビクトリア州も国民に布マスクを配布しています。

こちらでは薬局に届いて、薬局から国民に渡す感じです。

どんなものが来るかと思ったら、こんなのでした↓

IMG_20200808_094746

こっちの人は、白色を嫌うんですね~。
メルボルンの人は、すごくファッションでも黒が好きなんです。だからなのか、やっぱり黒。

一応、政府推奨どおりの3レイヤー構造になっているようです。
でも、生地が分厚くて、固めで、これでは息しづらいと思いますしかも、触り心地が超悪い

縫い方も、見るからに雑急いで、バーっと作った感じがします。
しかも細くてヨレヨレのゴムが1本だけしかついていないので、こんなマスクではフィットしないんじゃないかしら??

マスクのことを全く知らない人たちが、マスクを作ろうとするとこうなるんですね
正直、かなりがっかりですが、

マスクが買うことが難しい方やvulnerableな方々にお渡ししています。(1人2枚まで)


私の結論↓
アベノマスクはガーゼできっと触り心地も良く、オーストラリアのマスクよりも高性能であることは間違いありません


ロックダウンで薬局には何が起こった??

薬剤師への影響は??

そんなメルボルンで経験した、第一回目のロックダウンの状況をお話させていただきました

ただただ ❝コロナ禍で奮闘する日本の薬剤師さんにエールを送りたい ❞という思いで動画をアップしてきたYouTubeを通して、このようなご縁を頂きましたことに、大変感謝しております

京都大SPHメンバーの皆さまは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策プロジェクトなど、現場の薬剤師向けに素晴らしい活動をされていますしかも皆さんボランティア(感動の涙

薬剤師は、医療の知識も豊富。そして医者よりも身近で、地域コミュニティーと密着している立場にいる私たち。でもスポットライトの陰になってしまっていることが多く、現場での苦労は増えていく一方、そしてエンドレス。

だからこそ、現場でもがいている薬剤師から発信することがとっても重要なのです
そうすることで、きっとより多くの薬剤師に勇気と希望を与えられると思います。道が無いなら、自分たちで切り開いていきましょう。

是非見てください💛

~オーストラリアで新型コロナ対応!?~薬剤師マギーの奮戦記~

Part①: https://youtu.be/Ujy2EFpVUe4


【京都大学SPH薬局グループ】Check it out
twitter   
Instagram  
○YouTubeチャンネル登録はこちら

なぜだろう・・・

ステージ4ロックダウンになったのに、
人が押し寄せて全然仕事が進まない😭💦💦💦
そんな薬局のシフトがかなりきつかった今週 

お昼ごはん温めたら、患者さんの波が押し寄せて来て・・・

結局、一口も食べずに2時間経過。

患者さんも、お客さんも、皆ピリピリしていて、
今週は何度も怒鳴られたなぁ 私は何も悪いことしていないのですが・・・。

皆、私にうっぷんをぶつけてるだけなんですけどね。
でもそれが何度も続くと、さすがに心がひるんじゃう。途中で涙出そうになりました 笑

このパンデミック中に、心がちょっとウキウキしたことをご紹介します。(ステージ4になる前のことも混ざっていますのでご了承ください。)

◎トリュフを注文してみた↓
IMG_20200714_192448
開けると強い香りがしたのですが...

IMG_20200714_184622

結局、スライスすると香りがすぐ飛んでしまって、よくわかりませんでした💦和牛ステーキにのせて、豪華にしてみる✨(ロックダウン中はオープンできなくなったレストランが多いため、卸値ほどのリーズナブルな価格で、レストラン級の材料を買うことができます。)
トリュフは残念でしたが、まぁ良い経験✨材料買うことぐらいしかビジネスサポート出来ないのでね😭

◎ケーキを注文してみた↓
MTXX_20200721192953

どうしてもモンブランが食べたくて、ずっと探していたので、高FODMAPでも心は満足♡

◎前回のロックダウンが落ち着いた頃に終了した、Natioというオーストラリアスキンケアブランドのオンライントレーニングコース。アドバイザーになったので、無料ギフトが送られてきました↓ 
IMG_20200719_201603

これを忘れていた頃に、薬局に自分宛にギフトが届きました。びっくり&結構いっぱい入っていて、ちょっと嬉しい


◎動画編集を担当しているクライアントさんから、手作りチャイティーのサンプルがシドニーから届きました↓
IMG_20200718_075058
カフェインフリーのお手製チャイティー✨寒いメルボルンのこの時期には、心まで温まります❤️

◎私が疲弊していることを心配してくれた友人の紹介で、アロマオイルのサンプルを頂きました↓
IMG_20200727_213349_mh1596073803728

アロマオイルのすごさを再確認‼️‼️仕事行く時に使って脳のスイッチをONにしています✨

◎ステージ4に入る前に、フラワーショップでお花を購入しました↓
IMG_20200807_093704

これはDaffodil(ダッフィーと呼ばれる)、旬の水仙です。色が加わると、空気がぱっと明るくなります💕

◎薬局に置いている新商品のサンプルを試しました↓
IMG_20200801_160652

新しい発見があって面白い✨

◎頂いた麹で、みりんを仕込みました↓
MTXX_20200806064009

半年後、ちゃんとできているかな?焼酎は奮発したけど、ロックダウンと共に待つ楽しみができました😊✨


自分がやりたいことは何だろう?心の声を聞いて、それを楽しみに休日を楽しみに待ちつつ頑張るのが、最近の私です😁✨

↑このページのトップヘ