オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2020年09月

メルボルン、まだロックダウンですが、
やっと今日から少し規制緩和されました~(涙)

と言っても、できるようになったことは
①食料品の買い出しが家庭から1人という制限が無くなり、家族やシェアメイトと一緒に行けるようになったこと

②門限制度が無くなったので、夜でもスーパーに行ったり、エクササイズ(5㎞以内、2時間まで)OKになったこと

③2家族から5人まで、外で集まれるようになったこと

です。

もちろんここで羽目を外すような行動をした人がいれば、罰金!
しかもかなり値上がり、$5000!

当たり前ですよね。ここまで経済も何もかも犠牲にしてきたのですから、ここでまた第3波・・・なんてことになったらもう修復不可能です。

さてさて、ここ最近は薬局の仕事に集中しておりました
やっぱり楽しみを見つけないとやっていけないです。

私の場合は、どうやって日常の食事を楽しむか
職場ではお昼休みは無いので、とにかく食べ物を胃に突っ込む感じw

だからこそ、休日、家での食事はちょっとひと手間加えたものが食べたいのです

なので、調味料を新調しました
そろえてみたかった、トリュフオイルとトリュフソルト
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オーガニック発酵バター
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これが美味しいのだ✨
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レストランが閉まっているので、新鮮な魚介類がお手頃で手に入るのも、消費者にとってはボーナスかな↓
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何しろ、オーストラリアは食の宝庫ですからね

今、アジア系で人気の飲み物を試してみた↓
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ちなみに全部、テイクアウェイです
ソルトヨーグルトドリンク、そして右側がヨーグルト×黒米のドリンク。
黒米をデザートとして食べるところが中国のデザートと似てる✨

薬局のスタッフも、少し疲れてきているので(気持ちがね・・・)、
この前はケーキセットを購入して職場に持っていきました 私はもちろんローフォド生活なのであまり食べないようにしていますが、自分が食べる・食べないじゃなくて、みんなでハッピーやワクワクをシェアすることのほうが大事ですもの
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これは道端に書いてあったのでパチリ。
小さいバケツ?にチョークが入っていて、『どうぞご自由に書いてください』って書いてある
ウォーキング中に見つけて、ちょっと心がほっこりしました

愛は循環するのです
なのでまずは、周りの人達にGiveしてみましょう

先週の25日(金)は、世界薬剤師の日でしたね

日本ではあまり知られていないこのWorld Pharmacists Day

普段は少し陰に隠れがちな私たちも、この日は薬剤師としての仕事の重みと知識の広さ、そして今後も社会に貢献できる可能性を沢山秘めているこの職業に就いていることを誇りに思い、みんなでお祝いしましょう

特に今年、2020年は私たちにとっても非常にチャレンジな年です。

フロントラインであり、一番患者さんやコミュニティーに近い私たちだからこそ、他の職業では経験できないことや思う事、そして感じることがあるのです。

そしてどんな事があっても、それは絶対に意味があって起こっていることだと思っています。

来年になったらどうなっているのか?
コロナはいつ収束するのか?
薬剤師としてどうなっているのか?

だれもまだ何もわかりませんが、
この2020年をとりあえず終えることが出来たら、私たちはきっと、薬剤師としても人間としても、今まで以上に経験を積み、タフになっているはずです。

私のLINEに登録していただき、『動画』とメッセージを送っていただくと、薬学生&薬剤師の方向けの応援メッセージ動画を見ることができます
☆登録はこちらから→https://lin.ee/hmeYjsV

この応援メッセージ、とっても心にグッときます グッときたものをさらに感じ取って、今後の未来を計画していきましょう!
英語の勉強にもなると思うので、是非受け取って下さいね!

先週末から体調が優れず、ずっとお粥生活を送っています。

今回は、ミレット粥

日本語ではヒエとか、アワとか呼ばれる雑穀。ミレットはLow FODMAP、そしてたんぱく質やビタミン&ミネラルが豊富なスーパーフード 中国では女性の産後や病後の体力回復に良く食べられている薬膳でもあります。

これに助けられ、徐々に普通の食事ができるようになっています

薬局で気になっていた患者さんがいたんです。

30代で、卵巣がんと闘っていた彼女。このブログにも書いたかな?コロナ第一波の時に、『病院で抗がん剤治療が始まるからマスクが欲しい』とマスクが手に入らず困っていた彼女。

それから彼女は薬局に顔を出さなくなり、お母さんがたまに来るぐらいでした。

モルヒネの注射とクロナゼパム注射の処方箋をFaxで受け取って、その薬のデリバリーのお知らせをするために彼女にSMSを送ったのが6月中旬。


私『薬、明日の朝イチで届くからねー!届いたらすぐ連絡するから待っててね。』
彼女『はやく薬がほしい。わかった、ありがとう』

という会話をSMSで行ったのを覚えています。

相当辛いんだろうな、とは思っていたけど、

あれからどうしてるかな
と思っていたけど、

今週、母親から8月初めに亡くなったことを聞き、本当にショック

処方箋受け取った時に、『えっ?』って思ったけど、今はコロナという状況だし、ペインマネージメント早めに行っているのかな?とも思っていました。

でも違ったんですね、きっと。
本当に早かった

彼女はきっと入院していたんだろうけど、このロックダウンで家族にも十分会えず、しかもお葬式もきちんとできない中、どんな思いで息を引き取ったんだろう・・・

英語を話せない両親は、どんな思いで海外で彼女の死と向き合ってるんだろう・・・

そしてまだ幼い娘さんがいる・・・


彼女が手術前後で色々と薬をもらいに来ている時に、少しずつお話をしていって関係を築いていた私たち。

癌であることも、彼女から話してくれました。

そしてあまり外に出てほしくなかったので、メールでのやり取りも何回か行い、『うちの親は英語が話せないから、こういうのすごくありがたい。よろしくね。』と薬局で涙する彼女。

どうしてるかな?とはずっと思っていたけど、彼女の家に行くこともできないし・・・

ラポートを築き上げた患者さんが、こういう形で亡くなってしまうと、本当に悲しいです。

コロナ第2波を、そしてロックダウンがもたらした影響を、

本当に感じています。家から出られない、どこにも行けない、だけじゃない。
気づいてないけど、多くの犠牲者がいるのです。

❝本当に治療お疲れさまでした。お別れも言えず、本当に悲しいです。どうか安らかに。そして天国で見守っていてね。❞
Rest in peace


先週の日曜日、Dan州首相から今後の方針における重要なアナウンスがありました。


本来であれば、このStage 4のハードロックダウンは今日で終わり・・・のはずでした。しかし、まだまだ感染者数が2桁であるメルボルン。


残念ながら、予定よりも2週間延長して928日までステージ4ロックダウンとなることが発表されました。

https://www.abc.net.au/news/2020-09-06/coronavirus-explainer-melbourne-roadmap-easing-restrictions/12634506

 

https://www.abc.net.au/news/2020-09-06/victoria-roadmap-from-stage-4-coronavirus-restrictions-melbourne/12634546

 

 記録として、このブログに今後のロードマップ(予定)を書きます。

 

【ステップ1】913日~

変化する点:

・門限制度が現在の夜8時~よりも1時間遅れてスタート、夜9時~となります。

・パートナー制度:一人暮らしの人や、18歳以下の子供をもつシングルペアレントは、誰か特定の1人の家への出入りを許可されます。(この際5㎞制限は課されませんが、門限制度は守って下さい)

※その他5㎞圏内の移動のみ、仕事のために出かける際はPermit所持が必須、運動は1時間まで、食料品への買い出しも今と変わらず厳しい規制のままです。

 

【ステップ2】928日~ (もしも2週間以上24hrでの新感染者数が3050人までにおさまっている場合のみ)

変化する点:

・屋外では5人まで(2家族からのみ)集まることが可能。(1歳以下の子供はこの人数に含まれない)

・チャイルドケア‐オープン

・学校:オンラインがベースだが、プレップ~Grade 2VCEVCAL、スペシャリストスクールの学生は段階を経てターム4より通常に戻る

・屋外パーソナルトレーニング:家から5㎞圏内で、トレーナー1人につき2人まで可能

・屋外プール再開の可能性

・宗教的な集まりは屋外のみ、リーダーに加え、参加者5人まで可能

※変わらない点:夜9時~朝5時までの門限制度、5㎞圏内の移動制限、仕事のために出かける際はPermit所持の必須、運動は1時間まで、食料品への買い出しも今と変わらず厳しい規制のままです。

 

【ステップ3】1026日~(もしももしも2週間以上24hrでの新感染者数が5人以下、そしてトラッキング不可能なケースが5人以下におさまっている場合のみ)

変化する点:

・門限制度がなくなる

・家から5㎞圏内の行動制限がなくなる

・食料品の買い出しへの各家庭から外出可能な人数制限がなくなる

・屋外において10名まで集まることができる

・屋内では、特定の1ファミリーのみの家に出入りすることができる(出入りできるのは1家庭の中から5人まで)

・美容院‐オープン(その他のビューティーサロンは閉店のまま)

・カフェ・レストラン・バー等‐制限付きで店内飲食が可能になる

・オーストラリア国内において、州の行き来が再開(制限がある州は除く)

・学校:オンラインベースだが、Grade 310までの学生は徐々に通常学習へ戻る可能性がある(専門家の指示に従う)

・屋外のフィットネス‐10人まで可能、屋外のスケートパークもオープン

・結婚式は10人まで、お葬式は20人まで参列可能。

・屋外での宗教的な集まりは10名まで可能

・不動産関係:プライベートインスペクションは予約制で可能、屋外オークションは人数制限付きで可能

 

【ステップ4】最後のステップ‐1123日~(VIC州内での24hr新感染者数が2週間ゼロだった場合のみ)

変化する点:

・屋外での集まりは50人まで可能

・屋内での集まりは20人まで可能

・ホスピタリティー:屋内では20人まで店内飲食可能(条件によっては~50人まで)

・大学生は大学に戻ることが可能。(しかし可能な限り家から働くこと)

・運動での制限がなくなる‐すべてのスポーツが再開(観客数に制限あり)

・すべてのリテール(お店)が再開‐ビューティーサロンも含む

・不動産関係:再開

・宗教的なイベント‐制限つきで再開可能(mitzvahs, baptismsなど)

・オーストラリア国内での州の行き来が再開

・エンターテイメント‐徐々に再開(密集度や観客への制限付き)

・大きなイベント‐その時の状況によって再開の有無を決定する

・結婚式は50人まで可能、もしプライベートレジデンスで行う場合は20人まで参列可能

・お葬式は50人まで参列可能

 


・・・こんな感じです。

色々な細かいルールがあって、皆混乱しそうですが、一言で言うと

❝まだずっとロックダウンが11月下旬まで続く❞ということです。


前回のように、Stage3からすぐに規制緩和するのではなく、じっくり時間をかけて規制緩和するという方針の様子。感染が増えていても経済をストップさせていない日本とは異なりますね。

しかし、もう多くのビジネスが崖っぷちなのも事実。もう限界のところも多いのに、あと2か月以上も持ちこたえられるのでしょうか??薬局に来る患者さんも、レストランやバーのオーナさんとなるともう『限界』であることがわかります。ヘルプラインはあるものの、直接的なメンタル的なサポートも何もなく、3月からずっと仕事ができない状態なのですから・・・。


本当に、あとちょっとなんだけど、そのちょっとが長くて辛い、そんな時期になりそうです。

ステージ4ロックダウン 4週目が終わりました。

今週は気候の変動がかなり大きかったです8月27日は暴風&大雨で木が倒れたり、家や車が壊されたり、停電が続いたりと大惨事しかも家から働いている人がほとんどなので、いきなり電源が落ちちゃったらデーター飛んじゃいます そしてその影響で、ダムから消毒していない水が流れてしまい、一時期多くの地域では水道水が飲めなくなりました。


コロナに続いて今度は水・・・

日本と比べてAUSは災害があまりありませんが(あっても被害があるのは住宅地が無い砂漠エリアなど)、だからこそこういう時にショックを受けやすいというのはあります。

こんなに風が強い日が続いていると、きっと気圧の変動で頭痛やめまいで悩んでいる人も多いんじゃないかな?私も以前はひどかったのですが、今ではあまりなくなりました。

さてさて、今週に入ってコロナの新感染者数が2桁になってきました
ロックダウンの成果がやっと出ています。もう、ずーっとロックダウンなので、そろそろ結果が出てくれないと皆精神的にやられてしまいます

ステージ4になってから1か月が経ちました。2回目のロックダウンが始まってからはもう2か月近くたっているんじゃないかな。

月末~月初めの今週の薬局は、私にとって本当にきつかったです
月末には処方箋のclaimをしないといけないし、月初めは麻薬の在庫管理に医薬品価格の改正やなんやらで、てんやわんや
Fax処方箋が多すぎて、これを整理するだけでも1時間はかるく過ぎてしまいます。

しかもFaxが動かなくなったので、新しい方法を覚えないといけないし、9月からはelectronic prescription(電子処方箋)がはじまり、システムのセットアップに大忙し 物事が起こる時って、こうやってなぜが集中しませんか?笑

そんな中で、普段の仕事は変わらずあるし、一包化もやらなきゃいけないしでやっぱり午後から息切れしていました(笑)

ectronic prescriptionは、こちらでは略してe-scriptと呼んでいます。
手順は以下の通り↓

①ドクターが処方箋を出す時に、データがQRコードで患者さんの携帯電話に送られます。
escript


②患者さんがこの画面を薬局で見せてくれるので、薬局がスキャナーでスキャンします。
③すると、PCに自動で取り込まれて、薬剤師が調剤する
というシステム。

火曜日(9月1日)に初めて、e-scriptを持ってきた患者さんがいたんです。朝からITの方と電話でこのシステムのセットアップをしていたので、動くはず!!

そう思ってドキドキしながら早速スキャンしようとしたのですが、
何しろスキャナーが調剤室の中にあるので、スキャンできない・・・

『よし!じゃあ、調剤室のスマホにそのQRコードを転送してください。』と患者さんにお願いし、転送してもらうことに。

受信して、QRコードを調剤室のスキャナでスキャンしてみたら、なんと!

③のステップが全く動かないんです・・・

チーン

結局、マニュアルで調剤して、逆に長時間がかかったという苦い初挑戦に終わりました
しかもスキャナもカウンターに必要なんですけど・・・じゃないと、薬剤師が毎回カウンターに出て行ってスキャンしないといけない・・・
これでは全然、作業が進まない!!!

結局ITサポートに電話して・・・

調剤しながら電話して・・・

でも『只今、e-scriptの問い合わせが殺到しておりますので少々お待ちください』のメッセージ・・・

結局その日は繋がらず、トリアージセンターでメッセージだけ伝えて業務を終え、帰宅。

その夜は家でずっとescriptのことを調べていました。Webinarもあったのでそれを何度も見て、ステップを頭に叩き込む!(笑)次の日にITサポートの人から電話がかかってきたらちゃんと説明できるようにしておかないと!!
そして次の日は午前中かかってこなかったので、午後にもう一度電話してやっとつながり、1時間ぐらいITサポートの人と電話しながらの作業・・・(こういう時に一人薬剤師はきつい

結局、うまくソフトウェアがインスト―スされていなかったようで・・・
もう一度インストールし直しました。

これで動いてくれるといいなあ・・・

このescriptがきちんと使えるようになれば、紙の処方箋は減るし、患者さんも『処方箋失くしちゃった!』なんていうトラブルも防げるし、何しろ偽造の処方箋が減ると思われるのでいいことばかり!!

でもこのシステムに慣れるまでが、本当に時間かかるんだろうなぁ。。。
患者さんも、薬剤師も・・・

でもオージーもマスクをすることに慣れるのと同じ。
1か月前は、皆ブーブー言っていたけれども、今では前ほど聞かなくなったので、やっぱり受け入れるまでに時間がかかるんですよね。

バタバタな1週間でしたが、常連さんが生まれて3か月のBabyを連れて来てくれたり、他の常連さんのお母さんが来て『昨日生まれたのよ~』って教えてくれたりと、こんな状況下でも新しい命の誕生ってすごくうれしいなぁとちょっと感動する瞬間もあった一週間でした

ずっと10時間立ちっぱなしで座らないので、足の疲れも結構感じているこの頃。
最近は、アロマオイルに助けてもらっています

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