オーストラリアで薬剤師

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2021年10月

ひやぁ~!!

つ・い・に・・・

第一回目のレポート試験を提出しちゃいました

これ、与えられるチャンスは2回まで。
これで1回使っちゃったことになります。

結局、書いたのはレポート30枚。
でも枚数制限があるため、それを何とか22枚以内にまとめ上げるまでの作業に数日さらにかかりました・・・。

ブログでは過去にさかのぼって書いているため、前回の記事からそんなに日数経っていませんが、リサーチからこのレポートを仕上げるまで実際には約1か月かかりました

一番苦労したのは・・・なんとレファレンス!
レファレンスとは、論文の一番最後にある参考文献の事です。

これにかなりの時間を要しました。

あー、どうなる事やら・・・。

いつもブログを読んで下さりありがとうございます

最近は2つの薬局のシフト&薬剤師業界の規制アップデート等でかなりスケジュールがパンパンで、なかなかアップデートできずにすみませんVaccination pharmacistとして毎日忙しいですが、元気にやっております。今月末に、OETコースの受講者さんとZoomセッションがあるのでそれを楽しみにして頑張っています

コロナワクチンは2回の接種で終了ですが、先週からオーストラリアでは特定の条件を満たしている人に限り3回目接種が求められるようになりました。多くの人はこれをbooster shot(ブースターショット)と言っていますが、これはbooster shotではなく、正式にはThird dose (3回目)と呼びます。immunocompromised (免疫不全疾患)を含め、ステロイドを一定量使用している人、ケモ治療中などを受けている人は、海外の研究で2回の接種のみでは抗体がつくられないことが分かっています。よって、その場合は3回目を受けることが推奨されます。

詳しいカテゴリーはこちら↓
ATAGI recommends that all individuals aged 12 years and over with the following immunocompromising
conditions and/or therapies receive a third dose of a COVID-19 vaccine:

Active haematological malignancy

Non-haematological malignancy with current active treatment including chemotherapy, radiotherapy, and/or
hormonal therapy, but excluding immunotherapy with immune checkpoint inhibitors

Solid organ transplant with immunosuppressive therapy

Haematopoietic stem cell transplant (HSCT) recipients or chimeric antigen receptor T-cell (CAR-T) therapy
within two years of transplantation

o These patients require revaccination with three additional doses of COVID-19 vaccine, irrespective of
doses given prior to transplantation, commencing generally ≥3-6 months after their transplant after
discussion with their treating specialist

o Those beyond two years from transplant should discuss with their treating specialist about the need for a
third dose

Immunosuppressive therapies, including:

o high dose corticosteroid treatment equivalent to >20mg/day of prednisone for ≥14 days in a month, or
pulse corticosteroid therapy.

o multiple immunosuppressants where the cumulative effect is considered to be severely
immunosuppressive.

o selected conventional synthetic disease-modifying anti-rheumatic drugs (csDMARDS):

including mycophenolate, methotrexate (>0.4 mg/kg/week), leflunomide, azathioprine (>3mg/kg/day),
6-mercaptopurine (>1.5 mg/kg/day), alkylating agents (e.g. cyclophosphamide, chlorambucil), and
systemic calcineurin inhibitors
(e.g. cyclosporin, tacrolimus)

excluding hydroxychloroquine or sulfasalazine when used as monotherapy

o biologic and targeted therapies anticipated to reduce the immune response to COVID-19 vaccine:

including B cell depleting agents (e.g. anti-CD20 monoclonal antibodies, BTK inhibitors, fingolimod),
anti-CD52 monoclonal antibodies (alemtuzumab), anti-complement antibodies (e.g. eculizumab), anti-
thymocyte globulin (ATG) and abatacept

excluding agents with likely minimal effect on vaccine response such as immune checkpoint inhibitors,
anti-integrins, anti-TNF-α, anti-IL1, anti-IL6, anti-IL17, anti-IL4 and anti-IL23 antibodies

Primary immunodeficiency3 including combined immunodeficiency and syndromes, major antibody deficiency
(e.g., common variable immune deficiency (CVID) or agammaglobulinemia), defects of innate immunity
(including phagocytic cells), defects of immune regulation, complement deficiencies and phenocopies of
primary immunodeficiencies

Advanced or untreated HIV with CD4 counts <250/μL or those with a higher CD4 count unable to be
established on effective anti-retroviral therapy

o a third primary dose is not required for people living with HIV, receiving ART with CD4 counts ≥250/μL

Long term haemodialysis or peritoneal dialysis.

さらにこの3回目接種に関しては、mRNAワクチンが推奨されています。なので、AZを過去2回受けた人も、3回目はmRNAワクチンを受けることになります。

People aged ≥12 years who are pregnant are a priority group for vaccination. Either Comirnaty or Spikevax should be routinely offered to pregnant people at any stage of pregnancy. If a first dose of Vaxzevria was given before pregnancy and a second dose is due during pregnancy, it is preferable to give Comirnaty or Spikevax for the second dose, however Vaxzevria is not contraindicated.
もちろん、ドクターからの手紙や自分がこのカテゴリーに入ることを証明するものが必要です。先週から始まったのですが、3回目の接種を受けに来る方は結構多い印象です。トランスプラントの患者さんの多い事!その患者さん方とお話をすると、本当に波乱万丈な人生を送っている方ばっかりでとてもインスパイアされます。もちろん免疫不全の場合、どんな感染も命取りとなります。ちょっとした外出も命がかかっているので、皆さん恐怖と不安と戦っています。メルボルンは毎日2000人前後の新感染者が出ています。(10月20日現在)
ロックダウンに嫌気がさし、自由を訴え、目の前の規制緩和で盛り上がる気持ちを抑えられない方が大半なのかもしれませんが、その中で少数派だけれども不安な気持ちで日々過ごしている方たちも沢山います。ロックダウンが緩和し元の生活に戻った時、今以上に感染リスクが高まります。感染から守れるのは自分のみ。そう考えると毎日、身が引き締まる思いです。こうやって様々な視点で物を見る機会を与えてくれる患者さんに、仕事に、日々に、感謝です。

もうすぐ、Antigen testing kit も薬局で取り扱うようになると思います。となると、もっと忙しくなる~ 薬局、そして薬剤師の役割が目まぐるしく変わっている証拠ですね

現在私のオンラインコースを受講されている方へ。
私のキャリアが少し落ち着いたら、ライブやオンラインセミナー等をやりたいと思っています。その時に是非直接お話ししましょう





鬼のレポート試験が始まる前に、試験についての練習問題がいくつか与えられます。

それをこのところやっていたのですが、かなり苦戦

これは難易度高い

その練習問題がオンラインレクチャー形式なので、パソコンにずっとしがみついています。


眼が乾燥してパサパサするし、家にいる時はずっと座りっぱなし

集中しすぎて、気づいたら時間が過ぎている・・・
レポート書くの何年ぶりかな?
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久々に、学生に戻った気分です

勉強のお供はやっぱりエッセンシャルオイル

集中したいときはローズマリーを濃いめにディフューザーに入れて、気分を上げたいときはそれにベルガモットやレモンをプラスしています。

気づいたら集中ゾーンに入っています。
おすすめです。

かなり間が空いてしまいましたが・・・
コンサルタント薬剤師 前回の記事はこちら↓


前回の嬉しい出来事でやる気がアップしたからなのか、

2つ目、3つ目の試験をなんと全問正解でクリア

心がけたことは
・2時間の試験中、絶対に邪魔されない環境を作った
・今回は絶対に受かりたいという気持ちで全力で取り組んだ
・最後の1分まで見直し&あきらめなかった

ことかな。

で、4つ目の試験はやっぱりちょっとドキドキしました
これで70%しか取れなかったら、今度はお金払ってもう一度申請から始めないといけないので 

でもちゃんと80%取得できました
ここまでで、薬学&医学的な知識も結構身についたけど、
『どんな資料を使い、情報を収集すべきなのか』も素早くできるようになったのが実感できました。

さぁ、次はいよいよ、メインのレポートの試験です。
噂では皆落とされるっていう・・・鬼の試験(笑)
一体どんな内容なんだろう??

オーストラリアが来月に国境オープンすると発表
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留学生はオーストラリアに来る事が出来るようになります

これまで待っていた方、いよいよあなたのあなたのjourneyが始まります

さらに、医療従事者及び医療に関わる施設等で働く人は、12月15日までにコロナワクチン2回を接種することが義務づけられました。

その他のorthorised worker(医療以外で、家から働けない職種) も義務となりました。

義務化には賛否両論ありますが、これでさらにワクチン接種率が上がります。

今回、モデルナは病院ではなく、薬局に配布されています。病院はファイザー、モデルナとアストラゼネカは薬局。
薬局は来週からさらに忙しくなることが予想されます

ビクトリア州とクイーンズランド州では、現地の薬学生及びインターン薬剤師も正式なトレーニングを受ければワクチン接種出来るようになっています

ボーダーが開けば、留学生はもちろん海外からの薬剤師もオーストラリアに来るでしょう。

薬剤師の需要は確実に増えています。



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