オーストラリアで薬剤師

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2022年03月

最近、COVID-19の治療薬が2つオーストラリアで承認されました。

まずはMolnupiravir

発音は・・・


Mol-no-PU-ra-vier

です。(日本ではモノヌプラビルですね。)

商品名はLegevrio®200mgです。

陽性確定後、5日間以内に服用をスタートする必要があります。1日4カプセルを2回服用で、5日間服用。

重症化を防ぐことが証明されていますが、ワクチン接種をしていない人で、しかも酸素投与を必要としないケースに適応。(免疫不全の場合はワクチン接種ステータス無関係)


もう一つはPaxlovid® (Pfizer)
nirmatrelvir 150 mg 錠(1錠)とritonavir 100 mg 錠(2錠)を1日2回服用。こちらも5日間以内に服用開始する必要があります。

重症化しやすいアボリジニ系オーストラリア人も適応になっています。ワクチン接種に関してはほとんどのオージーが2回目は完了し、多くの人がすでに3回目の接種済み、さらに免疫不全のケースは4回接種を終えている状況のオーストラリア。特別カテゴリーに当てはまらず、健康に問題が無い人がコロナになった場合、この内服薬はワクチン接種していない人が対象なっているので適応となる人は少ないと思います。ですが今後Living with COVIDにおいては、重症化しやすい人をどうやって守っていくかが大切です。だからこそ、これらの治療薬への期待が高まります。治療薬は、ワクチン接種に変わるものではないからです。

久々の投稿です。

前回の記事はこちら↓



この合格したレポートが課題の一つ目。

あと3つ、続きます

2つ目のレポートは昨年2021年の10月~12月にかけて取り組んでいました。
ちょうど薬局ではCOVIDワクチン接種がピークを迎えていた時期で、フルタイム以上のシフトをこなしつつこのレポートに取り組んでいました

今回の課題は『躁うつ病 Bipolar』の患者さん。
レジメンも複雑で、結構苦労した課題です

仕事でほとんどの日が埋まっており、仕事が無い時も食べる以外はレポート課題に取り組んでいたので、毎日休む暇が無くて心が折れそうな時もありました。そんな中、ちょうどこんなイベントがあり、疾患は違うのですが、自分の中ではグッドタイミングなアクティビティーでした。


ロックダウンが明けたころでもあったなー。

かなり頭を悩ませたのが課題をもらってからの初めの1か月間。22枚のレポートを一度完成させたのですが、ちょっと違うと思ってもう一度大きく方向性を変えることになったんです 時間にもう少し余裕があったら良かったのですが、毎日のように仕事が入っており、時間がなさすぎて正直焦りました

でも今回もチューターにお世話になり、電話でディスカッションして話の持って行き方がすこしわかり始めてからは、レポート完成までスピーディーでした そしてたった15分のディスカッションでしたが、色々とコンサルタント薬剤師についての質問もできて、目標を再確認できたのも良かったです。『よし、もう少し頑張ろう!』と思えたし、その気持ちがまたさらに一歩進むエネルギーになりました。時間が許すまで再度リサーチをし、レポートの直しをしました。

おかげさまで締切に間に合うだけでなく、2度目の提出で『合格』をもらいました 
今回の課題で、特に抗うつ薬と向精神薬についての知識がめちゃくちゃ身についた気がします。

少し残念だったのは、2回目の提出をしてからたった2日後に結果が出たこと。合格は嬉しいのですが、それと同時に次の課題が発表されるんです。そこから提出期限までのカウントダウンがスタートします。後少しだけ、課題を考えない時期が欲しかったなー(笑)



最近、オーストラリアではNovavaxがCOVIDワクチンに仲間入りしました

うちの薬局でも先週入ってきたので、患者さんの予約枠をあけたのですが、結構人気で予約がバンバン入ってきます
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mRNAではなく古くからあるプロテインベースのワクチンなので、安心度も高い。ワクチン反対派の人の中には、これを待ってました!という人も多い。

そしてファイザー社のキッズ用(5~11歳)ワクチンもやり始めて数週間経っているのですが、今回初めて週末シフト時に私が担当しました。というのも扱っているワクチンの種類が多く、現在はCOVIDワクチンだけでもファイザー(大人)、ファイザー(キッズ)、モデルナ、アストラゼネカ、ノババックスと5種類にもなり、全部量も規制も異なるので、ハンドリングするのが大変なのです しかも規制がコロコロ変わるので、その事を知らない患者さんがほとんど。ブースター受けるつもりで予約して来たのに、実は年齢制限があって現時点では受けられない....とか。こういうこともたまにあります。アレルギー歴の他にも接種前に薬剤師が確認することが結構あります。
さらに合間にはdTpaワクチンを打ちに来る人もいる。なのでリスクマネジメントのためにも、キッズと大人は日程を分けて行っています。

5歳のちっちゃい子供に打つのはこっちがドキドキしましたが、みんなやる気満々でびっくりスムーズに終えることができました。
モデルナが6〜11歳に承認されたので、またこれのオンライントレーニングもやらなきゃ


GPクリニックはファイザーだけ、とか1種類しか行っていないクリニックが多いみたいですが、薬局は全種扱っているところが多いと思います。薬局はまだまだ忙しくなるので、いまどこの薬局でも薬剤師&スタッフ募集しているようです。

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