オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

2024年01月

いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

先日、旦那ちゃんの友人がバブに会いに来てくれまして、彼の奥様が展開されている産後ケア商品をプレゼントで頂きました。
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Black Rice Chia Pudding(黒米&チアシードプディング)とDark Chocolate Buckwheat Banana Bread(そば粉入りダークチョコレートバナナブレッド)

パッケージも素敵。

産後食事ケアビジネスはここ最近オーストラリアでも増えていますが、主に中国の薬膳がメインの食事デリバリー。大棗や白きくらげなどが使われた食事を産後30日間デリバリーしてくれるサービスが特にチャイニーズ系の女性に人気みたいです。日本では宿泊施設もあるようですね。

私も食事デリバリーを頼もうかと思ったのですが、そもそも薬膳には高フォドマップの物も多いし、食事に気を付けながらも悪阻で食べられなかった分好きなものも食べたいと思って注文しませんでした。

その奥様は、食べ物だけでなくセルフケア用品まで幅広く展開されているようです。食べ物は商品名からもわかるようにウェスタンバージョンの物です。

中身はこんな感じ↓
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自分で揃える材料もありますが、書かれている手順通りに混ぜていくだけなので、料理に抵抗がある方でも簡単に作ることができそうです。

Black Rice Chia Pudding(黒米&チアシードプディング)にはクコの実とクルミをトッピングしました。
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ココナッツミルクで煮た甘いおかゆみたいな感じ。お米をすごく欲している私にとってはとても有難く、非常に美味しかったです材料はとてもシンプルで、黒米、ココナッツミルク、チアシード、塩、ココナッツシュガーとお水。


Dark Chocolate Buckwheat Banana Bread(そば粉入りダークチョコレートバナナブレッド)↓
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チョコレートは産後に良いかは微妙ですが、オージー受けしそうです。

欠点はお米を煮たりケーキを焼いたりするので時間が多少かかってしまうことでしょうか。

新生児育児は睡眠が本当に取れないので、お母さんの代わりに家族の人が作ってあげるのが良いかもしれません。

食べ物だけでなく、セルフケア商品の販売もされています。

いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

ベビーが産まれてから4週間が経ちました。長いようで早く、そして学びも多く、かなり充実した1ヶ月でした 

今回は私の1ヶ月奮闘記として振り返りたいと思います。
※ベビーの事をバブ(Bub)と呼ぶことにします。

入院日記はこちら↓

退院~生後0週目

退院した翌日はBoxing Day。バブが寝ている時間は仮眠、仮眠、仮眠‌病院では人の出入りが多くて寝られなかった分、家に帰ってホッとしたのかとにかく寝た1日💤

次の日は出生届と産休申請のためにバブをCentrelinkに登録するなどのアドミン作業をしました。椅子に座るのは辛いので、ベッドの上で横になりながらのパソコン作業。妊娠もですが、出産後も目が疲れます
出生届が来るまで時間がかかるので、それを待ってから日本領事館で日本に出生届をする予定です。色々悩んだ名前ですが、正式に登録すると彼女にぴったりな気がして嬉しくなりました。

生後1週目

バブが誕生してから1週間。家でのお世話が始まり、日々必要なものがわかってきた頃でもあります。授乳&おむつ替えの合間は昼寝する暇も無く、旦那ちゃんととにかくネットショッピングしてナーサリーの配置換え&アップグレード今週は親戚が会いに来たり、Maternal and child health nurseの初訪問があってバタバタですバブを私の保険に入れたりとやることも沢山で頭もフル回転

Maternal and child health nurse訪問についてはこちらの記事↓


そして大晦日に日本の両親がはるばるバブに会いに来てくれました

この週からバブのPurple cryingが始まり、夜のギャン泣きでかなりの睡眠不足に

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睡眠不足よりも、授乳による乳首の痛みと座るたびに痛む会陰に加え、バブのエスカレートする泣き声のほうが心のダメージ大体がしんどい時に休めなかったのが一番辛かったです胸がパンパンに張って痛く、痛みで夜はバブが起きる前に目が覚めます。これでは乳腺炎になるんじゃないかと毎日不安でした1日2時間睡眠とかでも、まだまだアドレナリンのおかげで動けていた私。でもやっぱり入院時から積み重なった疲れの影響で、旦那ちゃんも私もちょっとしたことで口調がきつくなり、ぶち当たることも何度かありました

生後2週目

出産から2週間経ち、浮腫も大分取れて体重は妊娠前よりも+1kgぐらいまで戻りました。

ですが悪露もあるし会陰の痛みはまだ良くならず、痛みと寝不足で精神的にとてもキツイ時期

現在、長男トビー(トイプー)は義両親に預かってもらってるのですが、私がソファーで授乳中してる時にトビーを家に連れてきて対面させました。吠えないけど、かなり興味津々で引っ掻いてしまう可能性もあるので距離を置いての対面となりました。バブのお世話(特に夜間)も旦那ちゃんの力を借りてやっとできている感じなので、トビーと一緒に暮らすのは当分無理そうです。

会陰の痛みがマシになったらもう少しテキパキ動けるしできることも増えると思うのですが。今は立つのも座るのも動くのも億劫でかなり時間かかります

いつ良くなるんだろう???
そんな事を考える日々。

今は育休取ってくれているので助かりますが、彼が仕事に戻った後バブのお世話を私一人でするの無理なんじゃないか?と不安になりました

滞在中の両親には、私の手が回らない家の掃除や片付けを手伝ってもらったり、日本食を作ってもらったりしてとても助かりました

この週は生後2週目のナース診察があり、ドタバタの中で行く直前にオムツ換え、カーシートに乗せて間に合うかどうかヒヤヒヤしながら何とか予約時間に到着荷物も何を持っていけばいいのか分からず、とりあえずおむつ替えに使う物を直前に全てカバンの中に入れて出発初めてだとこういうことも分からずテンパりましたが、一回やれば次からは怖くない。

疲れ切って沐浴もなかなかできず、痛みもあってテキパキ動けなくて・・・そんな自分が情けない。胸もかなり張るし、シャワー浴びるとヒリヒリ痛むし・・・育児、そして授乳の大変さを初めて知りました。

生後3週目

両親が日本へ帰る日、その前日に朝1:30-5:00時までギャン泣きで私は寝られず、旦那ちゃんに両親を空港まで送迎してもらいました。疲れが溜まっている旦那ちゃんは幸いにも起きずに寝てくれていたので、ドライブも大丈夫そう。バブは疲れたのか、朝の授乳を終えるとぐっすり寝てくれたのでその間1時間半ほど私も朝寝できました。

バブは夜ギャン泣きしたり、割とぐずらなかったりと日によって違ったこの週。私が疲れ切り泣き声でも起きられず旦那ちゃんにお世話してもらったりすることもあって、彼の存在がとても有難かったです。

ラクテーションコンサルタントと会う日は大雨で、バブをカーシートに乗せるのも一苦労で、5分遅れで到着今回授乳の指導を受け、今まで怖すぎてnipple shield外せなかったのに、外してもペインフリーでビックリ。nipple shield使っての授乳は準備に時間かかる分、バブの鳴き声はエスカレートしていくし、ラッチに隙間ができるので本当にストレスフルだったんです病院では教えてくれなかったHow toが具体的に学べてとても良かったです。

でも家に帰ると、なかなかペインフリーにはならず再び落ち込む私そしてnipple shield使うも何故か痛い・・・なぜだなんで上手くいかないんだろう
授乳が上手くいくかいかないかで私のメンタルがかなりグラグラこんなにも授乳で悩むとは泣 椅子もソファーも何だか姿勢が安定しなくて肩こりするし、バブを支える手首は痛いしクッション重ねても全然楽にならず、とにかく授乳が辛いと感じる毎日。授乳時間が長い分、授乳用チェアー購入を考え始めました。

注文していたモンテソーリのモビールも届いたのでコットに取り付けました。が、現在教育だ何だ考える余裕はゼロ
最近はバブの日中の寝が浅いみたいで、仮眠するチャンスを逃し体力切れを感じます。来週から旦那ちゃんが仕事に戻るため、一人で夜のお世話できるかどうかちょっと不安


生後4週目

この週はトビーが下痢と嘔吐で急遽、旦那ちゃんがvetに連れて行くことにおそらく胃腸風邪っぽいので抗生剤と吐き気止め、プロバイオティクスをもらったのですが、トビーが吐き出してしまうため義両親は投薬できずギブアップ。私が呼ばれ(爪切りや歯磨きなどテクニカルな事は基本的に私が担当)、朝晩2回の投薬を1週間続けましたが、毎回その間にバブは泣くしでカオスでした
さらに旦那ちゃんのおばあちゃんが入院して、彼のお母さんも大忙し。旦那ちゃんも仕事に行かないといけないし・・・そんな大混乱から始まった生後4週目

でも良いこともあって、この週から会陰の痛みが引き、私はバランスボールに乗ることができるまで回復そして何がきっかけかは分かりませんが、nipple shield無しで授乳が出来るようにもなりました

しかし悩みは尽きず、徐々に授乳も起動に乗り始めると共にバブが寝ず、どんどん母乳を欲しがるようになりました。まだ体も小さめのバブは一度にたくさんの母乳を飲むことができません。少量あげては満足せずに泣くの繰り返しで私は仮眠も取れず、お昼も食べられず・・・

バブが求める母乳量が出てないのでは
私が回復する暇もなくこのままでは母乳が足らなくなるのではと常に心配になり始めました。

それに疲れも溜まって来て途中で私が力尽きてしまう日々でも誰もいないから私が抱っこしなきゃと思い、バブをベッドに連れてきて横になりながら何とか授乳&あやすので精一杯

ただただおむつ替えと授乳の繰り返しで一日が過ぎて行く・・・
何もできないというのはこういうことなのですね~

育児ははじめの3か月は何やってるかわからない

と言われましたが、その意味がやっと分かってきました

Maternal and Child Health nurse による生後4週間のチェックで母乳量の不安について話したところ、バブの体重は順調に増えているので心配しなくていいとのことで少し安心しました
ただ頻回授乳なので疲れますが、現在粉ミルクは不要とのこと。このまま母乳を続けるようにアドバイスされました。母乳をできる限りあげたいというのは、アレルギーや食物不耐症を持った私のエゴなんですけどね。バブがもう少し大きくなったら、力もついて一度にたくさん飲めるようになるのかな。

生後28日目に、はじめて一人でバブをプラムに乗せて家の周りをすこし散歩しました
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産まれてから4週間たったんだなぁ~
そしてこうやって外に出で歩けるだけ私も回復したんだなぁ~

その後家に帰ったらギャン泣きされて、一日中泣き止まずに私も泣く日となりましたが(笑)、このお散歩中はとってもとっても幸せでした

おわりに

以上、私のバブとの初めての1か月でした。
2か月目はどうなることやらまた報告します


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もうすぐ、ベビーが1ヶ月を迎えます
(この1カ月の私の奮闘記は後日ブログで綴りたいと思います。)

睡眠不足になるのはあらかじめ覚悟していましたが、実際に経験してみると『こういうことか!』と(笑)

2〜3時間ごとの授乳とオムツ替えと聞いていましたが、そんなのウソで、実際は泣いたベビーをあやして寝かしつける所まで終えると次の授乳時間が来てしまうではないか

等など

今まで新生児育児について知らなかった事、表からは見えない辛さや数々のハードルがあること等、色々な事が分かりました。

でも人間の体は凄いですね。プロラクチンの力で、たった10分〜20分の仮眠だけでも何だか数時間寝たかのように回復できるし、ベビーが割と長めに寝て私も少し寝たとしても、彼女が起きる直前に私は目が覚めます産後は過酷な育児に対応できるようにプログラミングがきちんとされているのですね。‌

そして産後・授乳開始後の私の食欲のすごいこと
今までの2倍は食べています。

先日、ラクテーションコンサルタント(授乳専門家)に会いに行き、その後数日手こずりましたが、今ではnipple shield 無しで授乳が出来るようになりましたこれだけでも夜間授乳のストレスが少し軽減されたように思います。‌

そして今日から旦那ちゃんが仕事に戻るため、ワンオペです。

出産後に作ってもらったプラセンタのカプセル↓
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プラセンタのカプセル化についてはこちらの記事。(興味のある方のみどうぞ。)

効果はまだ分かりませんが、服用しながら頑張ります



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今回は、ビクトリア州の新米ママのための産後サポートについて紹介します。

出産してから約1週間後に、住んでいる地域のカウンシルのMaternal and Child Health ナースから電話がかかってきます(出産した病院から新米ママの情報がカウンシルに渡るので、新米ママは何もせずに電話を待つだけでOK)。その時に、初めてのナースによるお家訪問の予約を取ります。

私が電話を受けたのは退院して数日後、訪問は生後7日目にスケジュールされました。

当日はナースが来てくれて、両親のバックグラウンドや現在どんなサポート体制があるか?(家族や親戚からのサポートはあるか?)等を聞かれ、さらに産後の体調、ベビーの様子、授乳について等などお話があります。ベビー部屋とコット(ベビーベッド)、そして寝かせ方等のチェックが入り、安全性についてもみてもらいます。

体重計も持ってきてくれるので、その場で体重測定。大抵、退院時に体重が減るので、それからどのくらい体重が増えているか?も大事なチェックポイント。私の場合は完全母乳なので、量が十分か?も体重の増減でわかります。

初回訪問時に、次回(2週目)の予約も入れてくれます。ナースが来てくれるのは初回のみ。以後は近くのMaternal and Child Health センターにベビーを連れて予約の日時に両親が行く形になります。

このサービスは初回訪問、生後2週目、4週目、8週目、4ヶ月目、8ヶ月目、12ヶ月目、18ヶ月目、2歳、3〜5歳まで続き、無料です。

予防接種もやってくれるみたいだし、勉強会、そしてマザーズグループもオーガナイズしてくれるみたいてす。住んでる地域で月齢が近いママ同士と会う機会も作ってくれるみたいです。私は年末年始を挟んだのもあり、1月のグループでは早すぎるので、少し遅くなりますが2月のグループに申し込みました。ドキドキです

心配なことをその場で質問できるのも安心。私は授乳中の痛みが心配だと話したら、担当のナースがラクテーションコンサルタント(授乳専門家)にアポイントメントを取ってくれました。

訪問は45分ぐらいだったと記憶しています。
毎回、こちらのグリーンブックにそれぞれの時期でベビーの成長サイン(〇週目では、ベビーが△△する、等))も書かれているので、そのチェックもしてくれます。

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さらに身長・体重、アドバイスも記録してくれます。グリーンブック、出産直後は中身を見る機会も余裕もありませんでしたが、こうやって使う機会があるたびに非常に良くできているなぁと思います。

24時間無料対応のヘルプラインと、子育て情報盛りだくさんで便利な携帯アブリ(MCHアプリ)の説明もあります。

日本での産後サポートについては未経験なのでわかりませんが、こちらのサポートはなかなか良いと思います‌私は実際、とても助けられています

いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

今回は、私が経験したメルボルンのプライベート病院での出産~退院までについて綴りたいと思います。

出産したのはCabrini Private Hospital。
妊娠悪阻で入院した時と同じ病院です。

その時のブログ記事はこちら↓



この記事にあるように、Cabriniマタニティー病棟は新しいホテルのような病棟と、古い病棟の二つがあります。私が出産した時は出産ラッシュだったようで、新しい病棟のお部屋は満員なので今回も、悪阻の時に泊まった古い病棟でのステイとなりました。

自然分娩だったので出産後から4泊5日のステイ。帝王切開だと5泊になります。
プライベート病院なので全て個室。旦那さんやパートナーも一緒に宿泊できます。古い病棟と言っても新しい病棟と比べたら古いというだけで、とても綺麗です。今回用意されたのは、エアコンも冷蔵庫もあるお部屋だったのでかなり自由に使えて快適でした(新しい病棟はホテルのように美しいですが、窓も空かず、冷蔵庫も無いそうです

ナースステーションにも近くて、とっても静か。退院前日に『新しい病棟のお部屋が空くけど移動しますか?』と聞かれましたが、荷物を移動するのも疲れるし、なにしろ冷蔵庫があるのはとても便利だったので移動はしませんでした。

出産当日

39週目に入った夜中、陣痛らしいものがスタート。15分間隔だったり、途中で無くなったりと不規則でしたが、やっぱり寝られず・・・。すぐにお産につながるとは限らないので、とにかく1日リラックスしながら過ごしました。

午後2時以降から何となく規則的になり、午後6時~7時頃、陣痛の間隔が4~5分になったところで病院に連絡し、8時過ぎに旦那ちゃんに車で送ってもらいました。

病院についてからは、陣痛が来るたびに立ち止まって過ぎるまでじっとして、終わったら歩く・・・という感じでマタニティー病棟に到着。時刻は午後8時半頃。

分娩室(奥)に入る前の写真。陣痛の合間に頑張って笑顔(笑)↓
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部屋着のまま来て、手にはマッサージ用のボールとクシ、腰に貼ったT.E.N.Sマシーンのスイッチを握っています。この時子宮口5㎝。

産まれたのが翌日39週+1日目の朝4時18分。

予定日が年末だったので、クリスマスや祝日と重なったらいつも診てもらっている産科医(OB)とは違う先生に当たる可能性がありましたが、予定日よりも6日早い出産となり、いつも診てもらっているOBにベビーを取り上げてもらえました

こちらの病院では、産まれた瞬間から母親の胸の上にベビーが置かれ、すぐにカンガルーケアをします。ベビーを抱いた途端、感動して涙が止まらず、疲れも一気に吹き飛びましたその間に会陰裂傷の処置と、臍帯血&組織採取でOBは忙しそうでしたが、私はカンガルーケアで貴重なベビーとの時間を噛みしめていました

旦那ちゃんも寝ないで出産に立ち会ってくれました臍の緒も彼に切ってもらいました。

そしてその場でコロストラム(初乳)採取をミッドワイフに手伝ってもらい、その場でシリンジで飲ませました。コロストラム採取は36週以降から推奨されて家でトライしていたのですが、触れば触るほどお腹は張るし、シリンジで採取できるほどの量なんて全く出ませんでしたなのに出産直後はミッドワイフがびっくりするほどの量が採取出来ました。

後は私のリカバリー最中にベビーにビタミンK注射とB型肝炎の予防接種投与、ベビーの体温が低めだったのでライトを当ててもらっていました。

分娩室で2時間ほど過ごし、分娩室からお部屋に移ったのは朝6時ごろ。

前日から食欲が無く空腹だったので、朝ご飯は写真を撮る前に出されたものを全てぺろりと食べてしまいました

ビクトリア州では出産するとGreen bookという日本の母子手帳のようなものをもらいます。(これが後々、バイブル的な存在になります。)
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生まれてから2ヶ月以内に出生届もしないといけません。
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出生届をするのに必須な書類が入っている、Parent packももらいます。

こちらの病院では、問題がない限り出産直後からベビーと同室。

午前中、旦那ちゃんは臍帯血&組織を取りに来る人と胎盤のカプセル化を頼んだ人にコンタクトしたりと大忙し。頑張って私の代わりに動いてもらいました。

そして出産直後からおむつ替えと2-3時間ごとの授乳(ベビーが上手く吸えない場合はコロストラム採取)が始まりました。

陣痛が始まってから出産まで24時間以上寝ていなかったのですが、出産後ハイだったのに加えて小児科医やミッドワイフの出入りも頻繁で、この日も全く眠れませんでした 初日はベビーが良く寝るので、この時にしっかり休息をとってと言われたのですが・・・眠れないし、なるべくベッドに横になるものの、この日は痛みもあまりなくスタスタ歩けてしまったのもあって動きすぎたかも

この日に苦労したのは、排尿
最終的にエピデュラル(硬膜外麻酔)を使用したので、カテーテルを抜いた後、自分で排尿するのが難しかったです。でも午後にはきちんと出るようになってホッとしました。

ビクトリアプレミアからの出産ギフト(第一子のみ、もらえるそうです。)↓
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本やおもちゃ、キッズ用の歯ブラシ、スワドルアップや帽子、ファーストエイドキット等など。

Pure baby等の高級ブランド服も入っていてびっくり。勿論私たちの税金ですが、この国で産まれる子供は本当に幸運。

訪問してくれた小児科医はセレブリティドクターのようで、名前入りのアイテムが入ったギフトももらいました↓
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長袖オンジー、ベビーワイプ、おむつかぶれクリーム等々。
今後の予定は、出産6週間後に私はOB、ベビーは小児科医の診察があります。
Day 2

陣痛から丸二日寝ていなかったのですが、ホルモンの影響なのか頭が休まらずしかも夜中のベビーの授乳もあって寝るのを諦めかけましたが、やっと朝方5時~7時まで旦那ちゃんも私も眠ることができ、少しリチャージできました。

午前中は朝一で小児科医の訪問、その後に聴覚テスト。

沢山顔にペタペタつけられたベビーちゃん↓
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幸い、聴覚は問題なし

お昼ごろにフィジオセラピスト訪問があり、お腹のチェック、骨盤底筋トレーニングと腹直筋解離についての説明がありました。前日に排尿コントロールの難しさを経験したので、積極的に取り組まないといけないなと実感しました。(Day 2から腰に鈍痛があり、ちょっと辛かったので体が少し回復してから取り組もうと思います。)Tubigrip(離れた腹直筋を元に戻す手伝いをしてくれる腹巻のようなもの)をもらい、日中は着用するように言われました。

日本だと骨盤ベルトが主流?のイメージですが、こちらは腹直筋アプローチなのでしょうか。
産後の状態を診てもらうために、6週間後に近所のフィジオセラピストにかかるように言われました。

ラクテーションコンサルタント(授乳専門家)の訪問もありました。この病院ではDay 2とDay 4にラクテーションコンサルタントによる指導があります。私は幸い、母乳がかなり出るタイプみたいで問題は無いのですが、授乳の時のベビーの吸う強さが想像以上で、乳首が痛くなり始めました。

びっくりしたのは、出産後の体中の浮腫み。脚はパンパンだし、何だかお腹も顔も浮腫んでいます出産後はホルモンの影響はもちろん、羊水が一気に出るので、その分水分を蓄えようとするみたいです。妊娠後期の浮腫のレベルを超えるほど酷い

Day 3

ベビーが目を開けるようになりました

午前中に足の裏の血液を採取して新生児マススクリーニング検査。この日は悪阻入院の時に出会った日本人のナースさんも働いていて、嬉しい再開でした

この日は腰の痛み、会陰の痛み、そして乳首の痛みという痛みのオンパレード(笑)

特に悩んだのは乳首の痛み
3時間ごとに授乳しないといけないのですが、ベビーが動くたびに、そして爪やおむつの端がちょっと触れるたびに激痛

私もそろそろ疲れが出てきた頃なのもあり、授乳の度に伴う痛みで、授乳がストレスに感じるようになりました。母乳は出るので、ミッドワイフに搾乳を手伝ってもらってシリンジで投与、又は搾乳機で採取して与え続けましたベビーが授乳の途中で寝てしまうため、授乳を途中でストップさせ、寝かせてから搾乳機を使って搾乳することに。乳首のヒリヒリする痛みに加え、授乳全ての工程が終わると直ぐに次の授乳時間になってしまって、休む時間が無かったことが精神的に負担に感じました。

病院に持って行ったハイドロジェルパックとアイスパックが大活躍しましたが、それでもやっぱり痛い乳首を休ませるために搾乳機をすすめるミッドワイフもいれば、強制的に授乳というミッドワイフも。(これは病院にもよるかもしれませんが・・・)

正直その時は言われたことをとにかくこなしていただけ。半分良くわかっていませんでしたが、ベビーが黄疸っぽいので(日本人にとっては普通なのですが)とにかく授乳しないといけないということだったみたいです。まだコロストラムで母乳に粘性があるため、多少きつめに絞らないと出てこないのも一因。

この夜はベビーが母乳を与えても、おむつを替えても何度も泣いて、全く寝ることが出来ませんでしたベビーが眠り続けてくれたDay 1と比べると、Day 3は全然違いましたDay 1はかなり平和だったなぁ

ベビーは毎日のように変わるので普通なのかもしれませんが、妊娠後期も決して睡眠が十分取れていたわけでもなく、さらにお産の疲れをとる暇もなく育児が始まり、さらに睡眠が取れなくなるのは体に堪えますね

夜になると乳首の痛みが増して、結局搾乳することになりました。
翌日にラクテーションコンサルタントによる二回目の訪問があるそうなので、夜に担当だったミッドワイフが『明日のラクテーションコンサルタントに伝えておくわね。』と引き継いでくれました。
Day 4
クリスマスイブ

クリスマス前に生まれたいベビーが多いのでしょうか?
自然分娩に加えて、クリスマス前の計画帝王切開や誘発分娩も多いようで、この日のマタニティー病棟は大忙しでした。

クリスマス前に家に帰りたい人も多く、退院する人の手配などで忙しかったみたいで、この日はナースコールしてもナースやミッドワイフが全然つかまりませんでした

翌日に退院する予定なのですが、まだ沐浴指導も受けていないし、Day 4に受けるはずのラクテーションコンサルタントも来ないしでちょっと焦り始めた私特に授乳については痛みで結構ストレスを感じていたのもあって、このまま何も無かったらどうしよう?と翌日からの家での授乳に不安で仕方なくなりました。

ホルモンバランスの乱れに、寝不足が重なるとこんなにも情緒不安定になるのですね
体の方も、腰痛、会陰の痛みと今度は乳房がパンパンに張る痛みもあって不安定。

結局、引継ぎにミスがあって誰も部屋に来なかったことが判明。
その後ラクテーションコンサルタントと話して授乳にはNipple shieldを使うことになり、バタバタが落ち着いた夕方に沐浴指導も受けることができました

夕方に担当してくれたミッドワイフも授乳のポジションについて丁寧に教えてくれて、まだ不安はあるもののこの時やっと、翌日からの家での授乳育児に少し自信が持てるようになりました。

私の心もちょっと落ち着いたので、旦那ちゃんとベビーを連れてマタニティー病棟内を散歩。

今回も泊まる機会が無かった新しい病棟までベビーを連れて行きました。

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ホテルみたいな高級感溢れる廊下に、クリスマスの飾りつけがされていました。オーストラリアらしく、カンガルーとサーフボード。

Day 5 退院日

クリスマス当日
退院時間が朝9時30分なので、夜中に起きている時間からパッキングを始めました。

クリスマス当日の朝ご飯には、クラッカー(左上)が付いてきました↓

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ミッドワイフによる最終チェックを受けて、退院。
カーシートに初めてベビーを乗せて、帰宅しました。

新生児をカーシートに乗せるのはかなり苦労しましたが、とりあえず無事に着用させることができました。でもまだ首が座っておらずふにゃふにゃなので、家に着くまで首が曲がらないように私が横でずっと見張っていました

帰宅してから、慣れないナーサリーでの育児開始。やっぱり実際にやると『ここを変えた方がいいんじゃないか?』『こうしたほうがやりやすいんじゃないか?』など改善点が沢山出てくるので、おむつ替えや授乳しながら家具の位置を変えたり、収納を考えたりしてあっという間に時間が過ぎていき、ホスピタルバッグの中身を片付けるのに2日以上かかりました


最後に

いかがでしたか?

あくまでも私の体験記です。病院によっては違うところもあるかと思います。

オーストラリアは基本的に日本のようにベビーを預かって母親を休ませてくれるような方針ではないので、出産直後からの実践トレーニングは体力的にも精神的にも厳しいところがありました。ですが、プライベート病院での入院期間は公立病院よりも長いので、その間に色々とトレーニング・教育を受けることが出来、退院後の育児の基礎の基礎を旦那ちゃんも一緒に習得することが出来ました。

一方、公立病院での出産も、オーストラリアでは医療制度がしっかり整っているため全く問題はありません。唯一違うとしたら、入院日数が短いことでしょうか。日数が短いと、中々トレーニングを受ける機会も少ないと思います。もちろん、退院後にMaternal and child health nurseによるサポートが定期的に付くので問題ないですが(これについては後日書きます)、私も旦那ちゃんもプライベート病院でのステイ中に本当に多くのことを学べたと思います。

以上が私の体験記でした
何かの参考になれば嬉しいです。



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