先週末から体調が優れず、ずっとお粥生活を送っています。
今回は、ミレット粥

日本語ではヒエとか、アワとか呼ばれる雑穀。ミレットはLow FODMAP、そしてたんぱく質やビタミン&ミネラルが豊富なスーパーフード
中国では女性の産後や病後の体力回復に良く食べられている薬膳でもあります。

これに助けられ、徐々に普通の食事ができるようになっています

薬局で気になっていた患者さんがいたんです。
30代で、卵巣がんと闘っていた彼女。このブログにも書いたかな?コロナ第一波の時に、『病院で抗がん剤治療が始まるからマスクが欲しい』とマスクが手に入らず困っていた彼女。
それから彼女は薬局に顔を出さなくなり、お母さんがたまに来るぐらいでした。
モルヒネの注射とクロナゼパム注射の処方箋をFaxで受け取って、その薬のデリバリーのお知らせをするために彼女にSMSを送ったのが6月中旬。
私『薬、明日の朝イチで届くからねー!届いたらすぐ連絡するから待っててね。』
彼女『はやく薬がほしい。わかった、ありがとう』
という会話をSMSで行ったのを覚えています。
相当辛いんだろうな、とは思っていたけど、
あれからどうしてるかな
と思っていたけど、
今週、母親から8月初めに亡くなったことを聞き、本当にショック





処方箋受け取った時に、『えっ?』って思ったけど、今はコロナという状況だし、ペインマネージメント早めに行っているのかな?とも思っていました。
でも違ったんですね、きっと。
本当に早かった



彼女はきっと入院していたんだろうけど、このロックダウンで家族にも十分会えず、しかもお葬式もきちんとできない中、どんな思いで息を引き取ったんだろう・・・
英語を話せない両親は、どんな思いで海外で彼女の死と向き合ってるんだろう・・・
そしてまだ幼い娘さんがいる・・・
彼女が手術前後で色々と薬をもらいに来ている時に、少しずつお話をしていって関係を築いていた私たち。
癌であることも、彼女から話してくれました。
そしてあまり外に出てほしくなかったので、メールでのやり取りも何回か行い、『うちの親は英語が話せないから、こういうのすごくありがたい。よろしくね。』と薬局で涙する彼女。
どうしてるかな?とはずっと思っていたけど、彼女の家に行くこともできないし・・・
ラポートを築き上げた患者さんが、こういう形で亡くなってしまうと、本当に悲しいです。
コロナ第2波を、そしてロックダウンがもたらした影響を、
本当に感じています。家から出られない、どこにも行けない、だけじゃない。
気づいてないけど、多くの犠牲者がいるのです。
❝本当に治療お疲れさまでした。お別れも言えず、本当に悲しいです。どうか安らかに。そして天国で見守っていてね。❞
Rest in peace
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