パース3日目は、パース駅から朝7時30分の電車に乗って、港街であるFremantleへお出かけ。

パース駅から25-30分。終点Fremantleに近づいてくると、窓からはインド洋が見えます。IMG_20220508_075459
メルボルンからは見ることができない海。

ここFremantleは、大きな港。ここからオーストラリアの鉄が世界各国に輸出されます↓IMG_20220508_075751
(電車の窓からの景色)


早朝の電車は空いていて、非常に快適な電車旅でした。
到着したのは朝8時で街はガラガラ。朝食はMr Chapple というカフェにて頂きました。
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エッグベネディクトはスモークサーモンたっぷり。Gesha coffeeを試してみたくてこのカフェに決めたのですが、頼んだオートミルクフラットホワイトは好みの味よりも少し薄めでした。

Fremantleの今回のお目当ては、PRISON(フリーマントル刑務所) IMG_20220508_090718

こう書くと変に思われるかもしれませんが、実は私、刑務所見学にとても興味があるのです 特に興味を持ち始めたのは、薬局でオピオイドプログラムに携わるようになってからでしょうか。刑務所に出入りする人もいて、中での話を耳にすることもあり、知らない世界に少し興味があるのです。
タスマニアに行った時も、ポートアーサー囚人流刑地をしっかり見てきました。


刑務所で使われていたものなどの展示はゲートの前にあるのでどなたでも無料で見れますが、実際の刑務所はゲートの奥。刑務所自体を見学するにはツアーに申し込むことが必要です。

フリーマントル刑務所は、イギリスからの流刑囚人達によって7年かけて建てられた南半球で一番大きな刑務所。石灰石の白い壁が特徴です。
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今回はまずトンネルツアー$65に参加。これは現地の人にもあまり知られていないツアー。フリーマントル刑務所の下には、囚人たちによって掘られた地下20mにある長いトンネルがあるのです。そのトンネルに階段で降りていき、トンネル内を散策するというツアー。

電話で予約した時に、
✔身体的にフィットじゃないといけない、
✔長い髪は結ぶように
✔靴下を履くこと
✔ズボンを履くこと
・・・等々、このツアーに参加する条件がいくつかあり、ネットにあまり情報が載っていないこともあり、よくわからないまま参加。

ツアー参加前にコンセントフォームにサインする必要があります(安全対策は注意事項についてのコンセントフォームです)↓
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ガイドさんが大きなゲートを開けてくれます。このツアーは刑務所(写真上)の裏に特別に案内され、まずは歴史を知るためのVideoを見ます↓IMG_20220508_100116

ここでなぜトンネルが掘られたのか?どんな歴史があるのか?が分かります。

このトンネルが掘られた理由は、是非このツアーに参加して発見してほしいので、ここでは書きません。‌でもトンネルは決して脱獄するために掘られたのではありません


このツアーは、ここから携帯電話なども全て持ち込み禁止。ということもあり、ツアー詳細情報がネットに載っていないのです。ビデオを見た後、私物をロッカーに入れ、長靴(サイズも選べます)を履いて準備
アルコールテストもあり、機械に息を吹きこんでチェックされます。

Okが出たら、安全ギア(ヘルメット、ライフジャケット、ハーネス) を装着して垂直に地下20m階段を降りていきます。下を見ると怖いですが、安全ギア付けており落ちることは無いのでそこは安心。ただし垂直なので、腕の力が結構必要です。


階段を無事に降りたら、あとはリラックスしながらのトンネル散策トンネルの歴史や当時の囚人生活のストーリーを聞きながら、暗闇の中を散策。長靴を履くのは、トンネル内に水があるから。
水が多い所は、当時発見されたボートのレプリカに乗って、トンネル内を漕いでいきます。トンネルの中でボートに乗って移動するのは他には無いかなりユニークな体験。トンネルは大きくないので、小柄な私でも腰を少し曲げないと頭が当たってしまうところもありますが、だからこそ限られた空間で、シーンとした中を散策するのは非常に癒し効果があるように思います。新鮮な空気が入るようになっているので息苦しいことも全くなく、神秘的な体験ができました。

一通りトンネルを散策したら、また行きに降りた20mの階段を上っていきます。私は降りるよりも、上る方がスイスイ行けました(翌日は、腕の裏が程よく筋肉痛になりました

ロッカーに戻り身支度を整えたら、トンネルがある施設の扉を開けて、外へ出ます。
2時間半のツアーは、本当にあっという間に感じました2時間も暗闇の中にいたので(ヘッドライトはつけていますが)、いきなり日光をあびるのは刺激が強いのでかならずサングラスをかけて外に出てくださいね。

その後、15分の休憩を経て別のツアーである❝Behind Barsツアー❞に参加します。
刑務所ライフにご興味ある方は是非、次の記事へ