オーストラリア薬剤師のマギーです。今回、娘と二人でセントレアから香港経由でメルボルンに戻る長旅をしてきました。
セントレア→香港まで4時間ほどのフライト(日中)、香港での5時間のトランジット、そして夜便で香港→メルボルンまで8時間ちょっと…というルートです。トータル24時間近くかかりました。
これで娘との長距離ワンオペフライトは2回目ですが、正直かなり疲れました…!
まず準備としては、Netflixから子どもが好きそうな映画や動画をダウンロードしておきました。それから、オムツ替えや機内での必要なものを取り出しやすいように、どのカバンに何を入れるかを前回の経験を踏まえて工夫しました。(たぶんこれがすごく重要
)さらに、母のアイデアでキーホルダーを多めにつけたカバンを用意して、フライト中に娘が遊べるようにしました。

私がいつも難しいなぁと思ったのは、飛行機に乗り込んでから飛行機が離陸するまでの間が長いこと。
そこで映画を見せても、アナウンスや非常口の説明の時には映画が中断されてしまいます。そうするとご機嫌ナナメになるので、それも難しい。なのでそこでどう過ごすかも計画しておいた方が良いと思います。
後は、万が一のために自分の着替え(Tシャツ)を一枚用意してこれば良かったかな。(詳しくは下を読んでください。)
香港までは午前の便だったので、早朝にセントレアのCROCE&Co.でモーニング。

ずっと食べてみたかった、豪華プレートでこれから始まる長旅のためのカロリー補給
笑食パンは柔らかくて美味しかったです。それからチェックインして、お世話になった両親にバイバイして、セキュリティー通り出国ゲートを通りました。
セントレアから香港までのフライトは、満席

最初は目新しいキーホルダーで遊んだり、機内食を食べたり、動画を見たりして比較的静かでスムーズだったのですが、やはり後半になると疲れが出てきて、お昼寝もできずにぐずり始めてしまい、最後のほうはなかなか大変でした。
トイレも後部座席側に集中していたので、機内食後はトイレの列でごった返し。フライトアテンダントさんも大変そうでした。
でもチーフの方が日本人で、とても親切にしてくださいました。
周りの方も優しくて、「お母さん、本当に勇敢だね」「たくましいね」と言ってもらえたこともありました。
今回はお嬢にはキッズミールを注文していました。キッズミールは優先で先に運ばれます。膝の上に乗せた状態で食べさせることは可能ですが、後から運ばれてくる自分の機内食を子供を膝の上に乗せた状態で食べることはほぼ不可能だと思います。
私の分の機内食はお断りしましたが、後から考えてみれば、キッズミールを注文せずに自分の機内食を代わりに注文していたら、お嬢と分けて一緒に食べられたかな?まぁ、どちらにせよ難易度は高めです。
香港に到着してから何か食べようと思っていたので、そこは気が楽でした。
香港は広いので、トランスファーエリアまでの道のりが長い
私が通ったルートはエスカレーターでの上り下りが多いところで、残念ながら無料のベビーカーが置いてなかったので娘を抱えての移動になりました。(たとえ置いてあっても、エレベーター使わないといけないのでそれも時間かかりそうです
)機内で興奮しすぎて昼寝をすっぽかしたお嬢はその間、私が歩いている間に途中で寝てしまいました。(抱っこ紐が大活躍)
トランスファーのセキュリティー前に小さ目のフードコートもありました。時間ある方はここで腹ごしらえしても良いかもしれません
何とかトランジットエリアを無事に通過X線
検査も香港のスタッフはとても優しくて、お嬢を抱っこ紐に入れたままセキュリティーを通過させてくれました。
私はお腹が空いていたので軽く何か食べようと香港空港内にある有名なKing's Bakeryでエッグタルトと豆乳を購入しました。
正直エッグタルトはクリーミーだけど少しパンチが足りない感じで、シンプルな美味しさでしたが、むしろ一緒に買った豆乳のほうが疲れた体に染み渡る美味しさでした。蒸し暑い気候にピッタリです。
その後、娘が起きてからは空港内で子どもが遊べる場所を探したのですが、
大きめのプレイエリア、Wonder Eggshellは6歳~12歳の子供が対象なので不可。
色々歩き回りましたが、私がいたエリアには適当な遊び場が見つからず・・・
空中ガーデンにも行ってみましたが、タバコ吸う人たちでいっぱいだったので断念
フードコートもワンオペで席を取りながら子どもを抱えて注文するのが難しく、それも断念。
とりあえず、お嬢にゲート付近から飛行機を見せながら歩いてもらって運動してもらいました。
でも香港空港は人が多すぎて、手を離すのは危険すぎ。中々難しかったです。
さらに待ち時間中、娘が転んで口びるの上を切ってしまうハプニングもあり、流血
ちょっとヒヤッとしましたが、血も止まり幸い大事には至りませんでした。
持ってきたワセリンを塗って様子見。
焦りまくって食欲ゼロの私でしたが、あと搭乗まで1時間弱・・・。悩みましたが、ゲート近くの台湾フードのお店で軽く食事を済ませました。
そしておむつ替えを済ませてなんとか無事にその後のフライトに乗り込むことができました。
香港からメルボルンへのフライトも満席。ベビー連れが多かったので、乗る時はちょっと気が楽だったかな。
始めの2時間ほどはテレビを見せたり、注文していた機内食のキッズミールを食べさせたりして割と穏やかに過ごせましたが、その後寝る時間がずれているのでかなりぐずり、大変でした

席に着くとイヤイヤが始まるので、抱っこして歩かないといけないのですが、機内では歩くスペースも限られているため難しい。席からトイレまでの道のりを何度も往復している間に寝つき、その後は席に戻って座りながら抱っこしていました。
変な体制で寝ているからか何度も起きては泣くので、バッシネットも短時間しか使えず、ほとんど両手で抱えながら寝かせた状態をキープ。
予想はしていましたが、機内食は食べられないので断り、全く仮眠も取れない状態でした。本当に長い長いフライトに感じました。
最後に起きた時にかなりぐずり、全然泣き止まなかった時はさすがに焦りました。。。他にもベビーがいましたが、ぐずり度は完全にお嬢がダントツでした


消灯時間を過ぎて周りも暗かったので、それが怖かったのかもしれません。
おしっこもおむつから漏れてしまって、トイレをしばらく占領。幸い、人は並んでいない時間だったのでそれはやりやすかったです。(私は黒い服を着ていたので、あまり目立たず良かった~)
朝は朝食のために起こされるのですが、もうそのころには私も眠気と疲れでヘトヘト
お嬢の機内食は断り、自分の食事をもらいましたが、食べる気もせず、2-3口頂いて下げてもらいました。寝ているお嬢を抱えての食事だったので、食べるのも難易度高めです。
起きた後は、何をするのも嫌だったようで、テレビも何も効果なし。
私は到着までをカウントダウンするしかありませんでした。
機内から出るとピークアワーなのか空港内がめちゃめちゃ混んでいました
入国審査も税関も人が多すぎて、これ何時間かかるんだろう?ともう気力が失せましたが、幸いオーストラリアでは小さな子ども連れは優先レーンを通ることができ、なんとか無事にカスタムもスムーズに通過し帰宅できました。
今回のフライトは本当に大変でしたが、お嬢ももよく頑張ってくれたし、私自身もやり遂げたことにほっとしています。
メルボルン着後、飛行機から出た時に撮った写真↓
頑張った証にお嬢と一緒にセルフィ―しようと思ったのですが、それも面倒で飛行機だけになりました(笑)
とにかく、周りの方々の優しさにも助けられ、無事に帰ってこられたことに感謝です。お嬢を膝にのせてのフライトは今回が最後。次回は2歳以上になるのでお嬢の席もあるし、もう少し余裕を持って挑めるといいなと思います。
私のようにワンオペで子連れで海外フライトをする人は限られているかもしれませんが、同じように頑張っている方もきっといると思います。ワンオペで長距離フライトを考えている方は、食事が取れなくてもいいくらいの気持ちで準備しておくと気が楽になるかもしれません。(食事が食べられたらラッキー
)
小腹が空いた時用に、何かつまめるものを持って行くのもおすすめです。
たとえ家族がもう一人いても、交互に面倒見て機内食は食べられるかもしれませんが、子どもがぐずれば寝られないだろうし、やっぱり大変なことには変わりありません。今回も1人でやり遂げられたことは本当に良かったなと思います。もし同じ状況の方がいたら、心の底からエールを送ります
ぜひ少しでも参考にしてもらえたらうれしいです。

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