オーストラリア薬剤師のマギーです。
Diabetes Educationコースを勉強していてずっとやりたいと思っていたこと・・・
それは
CGM(Continuous Glucose Monitor:持続血糖測定器)を試すこと
CGMは皮下に装着するセンサーで、毎分継続的に血糖値を測定する医療機器のことです。
自己血糖測定器(指先から針で少量採血して血液を採取する方法)は一日何度も行う必要がありますし、痛みも伴いますが、CGMならその必要が無いので、糖尿病管理のQOL(生活の質)が一気に上がります。
患者さんに説明するには、やっぱり自分で使ってみないとリアルな感覚が分からないと思い、
日本滞在中にオンラインで注文し、先日オーストラリアのお家に届きました。
これがLibre Plus 2
まずはスマホにアプリをダウンロードして、装着後にアプリをセンサーにかざしてスキャンして、センサーをリンクさせます。
これが針

インスリンの細ーい針を想像していた私にとっては、ちょっと抵抗が出てしまいました。。。
腕の外側にガチャンと押すと装着できるのですが、
注射は大丈夫な私も、正直、自分に針を刺すのにはやっぱりちょっと勇気が必要でした
恐る恐るでしたが、
エイヤ―
と押しました。
こんな感じで装着できました↓
ガチャンとした時は「え、今針入った?」というくらい痛みはなかったものの、
その後しばらくジーンとした感覚と違和感はありました。(何度かやれば慣れるのでしょうが・・・。)
※2日ぐらい経つと着けているのを忘れるほどになったので、ジーンとした感覚は一時的なものでした
寝る前に装着して、違和感が残る中、就寝
お嬢の夜泣きで朝4時前に起きたのですが・・・
アプリを見て確認すると、なんと低血糖を起こしていました。

ちなみに、オーストラリアでは血糖値表記はmmol/Lです。(日本ではmg/dL)
換算方法は、×18でmg/dLになります。
しかも無症状

えっ…
これ、今までずっと起きてたってことでしょうか?
怖っ

早朝に空腹状態で料理や運動をしていたけど、それって危なかったのかも。
低血糖を何度も起こすと、どんどん体が低血糖に慣れてしまって危険信号が出なくなるとは習いましたが、現実に起こっていました

起きて、試しにキウイを半分食べると、30分後にちょっと血糖値が上がったのですが、
それで安心してそのままキッチンに立って料理をしていたらまたスマホがバイブして再び低血糖に
低血糖の対処方法をきちんとする必要があるのはこのためなのか・・・
と実感。
通常、低血糖になったらすぐ糖質を摂って(それもきちんとしたルールがあります
)対処しないといけないのですが、症状が無いので食べようとも思わないし、料理したり片付けしたりと食べるのが二の次になるとすぐ下がってしまいます。。。
起きてすぐに食事を摂ることって、改めて大事なのだな、と思いました。
慢性的な疲れはあるけど、夜中に何回か起きるのは、もしかしたら低血糖が関係しているのかも
まだ始めたばかりなのでわかりませんが、ここで知ることができて良かったです。
そしてモニターをつけていると、私は一日を通して比較的血糖が低めだということも判明。
そして夜間低血糖を起こした後は、朝の血糖値が上がりやすいような気がしています。
低血糖になるとその後安定しづらいということは、こういう事なのか
と私の頭の中で様々な情報が繋がっていきます。。。
さらに、
-
夜ごはん後は血糖値が急に上がりやすい
-
白米の影響が想像以上に大きい
-
シャワーを浴びるだけでも血糖が少し上がる
…など、自分の体について知らなかったことがたくさん見えてきました。
Libreセンサーは15日間使用可能なので、今後もいろいろ試して人体実験を続けたいと思っています。
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