オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、子育てなどについて綴っています♪

薬局での日常

今週は普段の仕事に加え、仕事後のセミナーやワークショップが立て続けにあり、結構スケジュールパンパンだった一週間。



職場で救急車呼ぶハプニング
状況説明するとちょっと長くなるのですが・・・


ある患者さんが上半身裸で入ってきて、スタッフに注射やらドクターがどうだとか話しかけていたんです。
しかも両手に、ビニール製のショップ袋が破れそうになるくらいに私物が詰め込まれた大荷物を持って。

直感でわかりましたね、薬(何かはわからないけど、ヘロインとか)やってるなーって。でも見たこと無い人。うちの患者さんではありません。


めちゃくちゃ汗かいているようなのでスタッフが水を差し出し、様子を見ていたのですが、(話している途中で服を着てくれました。)

途中、飲んでいる薬の話になってきたので私が会話に入りました。
薬の話してたのに、急にRAT(Rapid antigen test) の話になり.... 


私:『(え?薬の質問じゃなくてRATが欲しいの?)...Concession card持ってますか?持っていたら無料になるからconcession card見せてください』

男性:『Ok、財布の中にあるんだけど・・・(ポケットの中を探す)』

取り出したのは、財布ではなくてバイブル しかも、バイブルを私の目の前で読み始めるっていう(笑)

私:『あのー、concession cardは・・・?』

男性:『......ああっ、すみません。私に話しかけています?ソーリー、ソーリー。』

私:(....こりゃダメだ。)

とりあえず落ち着いてもらおうと椅子に座らせる。

座った途端に深い眠りに落ちたその男性。明らかに動揺してたし、overdoseだと大変なので、私が見張っている間、他のスタッフに救急車を呼んでもらいました。

薬やってると本当に会話が成り立たないってこういう事なんだな~と実感。

5分ほど経過した後、本人がガバッ!!と起きる。呼吸苦しい?とかふらつく?とか聞いていると

『大丈夫、大丈夫』の連続。

こんな姿を見せて恥ずかしいと泣きそうになってるし。

私達が救急車を呼んでいるのを知って、慌てたのか『お願い、大丈夫だから、キャンセルして。』と言われたのでキャンセルしましたが・・・


私達:『本当に大丈夫?念のため病院行った方がいいよ。』

男性:『自分の心臓はちゃんと動いてるし、何よりも君たちにはとにかく感動したよ

これ聞いて私はマスクの裏で笑いそうになりましたけど・・・

起きた途端にめちゃくちゃハイになっているし、眼を見ると本当に瞳孔収縮してるこれがピンポイントピューピルかぁ、写真では見てたけど、実際こうなるんだなー。

男性は『君たちみたいな優しい人たちには今まであったこと無いよ。God Bless You!』と言って薬局を出ました。

出た後、ちゃんと歩けるかどうかガラスのドア越しに見張っていた私達。

男性は右左を何回も見て、まるで自分がいる場所が分からないかのよう・・・
これをくり返し・・・

・・・

・・・んっ??

・・・男性が後ろ振り返って、薬局内に戻ってきたー


・・・

男性:『エクスキューズミー。なんで僕はここに来たのかわかりますか?』

『処方箋でも待ってました?』

・・・ 


・・・(いやいや、こっちが聞きたいですよ。全く大丈夫じゃないじゃん笑)

私:『RATをもらいに来たんですよね?』

男性:『そうでした!サンキューベリーマッチ

(いや、絶対覚えてないと思う。というか、そこまで話がいかなかったし。)



男性が去ったその直後に、パラメディックが到着

到着する前に窓から見えたらしく、『もしかして、このストリートでごみ袋持ってた男性?』って言ってたのでかなり目立ってたんでしょうね

男性の行方は知りませんが、

いやー、焦った。
でも勉強になったわ。異常に汗かいているのも(確かに少し暑い日だったけど)overdoseの反応。


前日にORT(Opioid replacement therapy) のワークショップに参加していたからか、そのタイミングでこれ。引き寄せかしら?習ったら慣れろ!みたいな、課題がすぐ来る。

そんなこともあり、今週末はシフトの前に朝10分だけのカフェタイムでご褒美。
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ホッと一息ついたのはこの時間だけ。この後、すごく忙しくなるのをまだ知らない私の一瞬の幸せ時間でした。

忙しかったけど、他のORTの患者さんのサクセスストーリーを聞いてちょっと心が温かくなって、悪くない一日だった。3年前まで刑務所に入ってたけど、今では一流の建築関係の仕事に就いて人生のやりがいを実感しているっていう患者さん。人生いろいろ。様々なストーリーが見れるこんな職種も珍しいのかも、と思いました。日本に居たら、多分ここまで経験できない。

明日も頑張ろう






オーストラリアでは多くの州でワクチン接種が義務付けられています。

そして3回目接種も職種によっては義務。

職種によってカテゴリーが分けられており、医療従事者対象の詳細は以下です;

When you need to receive your third dose

  • If you were eligible to receive your third dose on or before January 12, you are required to get your third dose by 12 February, 2022.
  • If you were not eligible to receive your third dose on or before January 12, you are required to get your third dose by 29 March, 2022.

その他、食料品を扱う職種や、ホテル勤務の方も対象となっています。

期限間近ということもあり、薬局にブースター接種に来られる方が多いです。ブースターとなると、もう慣れている方も多いためGPに電話して予約して・・・っていうよりもいつも行っている薬局に来る人の方が多いです。

昨日はワクチン接種反対の女性が来局。
仕事の関係でブースター接種が義務付けられているとのことで、他のスタッフ曰く順番を待っている時から不機嫌な様子だったみたい。
彼女の順番となり私が『How are you?』とあいさつしても、『Unhappy!』と即答。

状況が分からない私はとりあえず彼女をVaccination roomへと通し、様子をうかがう。
椅子に座った途端に『こんなの絶対おかしい・・・本当は打ちたくないのに』と泣き出す。

ティッシュを差し出しましたが、断固ワクチン反対の彼女に説明しても怒りを増強させるだけだと判断。『質問ある?』と一応オファー。(もちろん彼女の口からは何も出てきませんでした。)とにかく今この場所から1秒でも早く抜け出したい彼女。

部屋を出る直前、『来てくれてありがとう』と言葉をかけました。
ちゃんと家に帰れたかな?彼女が本当に怒りで満ちていたので。

色んな思いで薬局に来ているんだなぁと改めて気づかされた、そんな日常の一コマでした。




毎年12月になると薬局は大忙し。(なのでクリスマス前の数か月は、このホリデーシーズンに向けてスタッフを雇う所が多くなります。薬局のシステムは他のリテールやホスピタリティーとは少し異なりトレーニングが必要なので、戦力になれるように数か月前に人を探し始めるケースがほとんどだと思います。)

でも今年の12月は、今までの経験以上に忙しかったです

とくにワクチン接種クリスマス1週間前からBooster接種が始まったため、薬局は毎日予約でいっぱい
私はほぼ一日中、カウンセリングとワクチン充填、そして接種

もうここまでやると、注射剤の扱いはもちろん、カウンセリングも質疑応答も慣れてスピードもどんどん速くなります

1日40~50人担当するので忙しく時間が過ぎるのも早く、気づいたら夕方5時とかになっていました(笑)


可愛いカップケーキの差し入れをありがたく頂きながら乗り切った日もあれば、IMG_20211214_173314



ご飯食べるのを逃したらボスがピザを取ってくれて、立ちながらかなり遅めのお昼を食べた日も。IMG_20211221_191507


クリスマスイブはお寿司を取ってくれたので、みんなでつまみながらクリスマス前のシフトを乗り切りました!


クリスマスイブは政府がいきなりBooster接種までの最低期間を4か月に短縮したために、薬局はさらに大忙しになり・・・

ホリデー前にRATS(簡易検査キット)を購入するお客さんもどんどん来るし
カオスでした(笑)


スタッフ同士で励まし合いながらよく頑張った

そしたら薬局を閉める直前に、『薬局に前日に来たお客さんがコロナ陽性になった』という連絡が入り・・・薬局で飛ぶようにお客さんが購入するRATS(簡易検査キット)を使ってスタッフ全員簡易検査を行うことに

結局みんな陰性でしたが、ヒヤヒヤした瞬間でした

これも全部思い出に
私はこの日、やっと自分のBoosterを接種❗接種適応だったのにも関わらず、他の人の接種で忙しいのと、連勤だったのもあり自分の番を後回しにしてしまっていたのです。
もう一人の薬剤師さんに打ってもらって、念願のBooster接種が終了し大満足の一日になりました

明日からの4日間は、仕事から離れてゆっくり休みたいと思います

最近仕事手を付けられていないコンサルタント薬剤師の資格勉強もやりたいな。

クリスマスをお祝いする人も、祝わない人も、仕事の人も、それぞれステキな日をお過ごしください


メルボルンはアートでも有名な街

この日は人生初、VR filmを使ったパフォーマンスアートを体験してきました

どんなアートかと言うと、統合失調症の人の世界観をバーチャル体験するというもの。

その名も❝The Door in Question❞
ディレクターさんのお母様が統合失調症であり、様々な幻覚をお母様が『どのように見えているのか』を研究し、それをアートにした作品。

The Door in Question
ロックダウン前にチケットを予約していたのですが、ロックダウンが長引いたために延期になっていました。そしてちょうどリスケジュールされた日にちと時間が、薬局シフトとたまたま被っていなかったので、幸運なことに参加できました

でも午前中に受け持っていた日本語の授業が延長してしまい、しかも土曜日だったので道が渋滞開始3分前にギリギリ到着(焦った~

初めにインダクションがあるのですが、言われたことは『最初に椅子に座ってね。でもその椅子には車輪がついているから気をつけて。そしてヘッドセットとVRヘッドギアを装着して。これ(携帯電話を渡される)を持って。途中で電話がかかってくるからanswerしてね。』とのことでした。

えー、一体、何が始まるの??

VR初めてだし、どんな構成になっているのかもわからず、頭の中は疑問だらけのまま開始。


とりあえず、ギアを装着する私。(これはイメージ)
Gear VRとは?特徴・購入方法・価格まとめ | Mogura VR


VRフィルムってすごいですね首をひねると360℃色んなアングルから物がみえるので、まさに自分がそこにいるよう。本当のバーチャル体験でした!

初めはVRを通して、親子(大人)の家での様子が映し出されます。

ハッピーな雰囲気から始まるのですが、徐々にお母様の不思議な行動が見えてきます。そんな中、椅子が動き出して・・・・ヘッドギアを外されたらまあ不思議。私はKids roomに移動されていました。笑

密室の部屋に閉じ込められた感

(何??って感じ。)

その部屋の中ではずーっと子供が喋っているんです。でも大人の声も聞こえる。でもそれが会話なのかもわからない。内容がロジカルな所もあれば、そうでないつじつまがあわないこともある。その間に部屋にかざっているクリスマスの飾りみたいなライトがピカピカ光ったり、弱まったり・・・目の前のテレビでは監視カメラを見ているかのように複数の映像が流れていて・・・そしたら電話がかかってきて、(バイブでびっくり!)質問されるんです。何を答えればいいのか考えていたら時間が経ち、気づいたら電話が切れている

とにかく混乱した私。

すごく不思議で、次から次へとやってくる変化に怖さもありました。
あの部屋にいると、どんどん何が何だかわからなくなってくるんです。


その後、いきなり真後ろのドアをゴンゴン!とノックされて、(びっくり!) 覆面のアクターが手招きしたのでついていって・・・ライトが当たったステージに立たされて何が始まるのかヒヤヒヤしてたら今度は別の部屋に招かれて・・・

その後、別のドアが開けられてスタート地点に戻り、やっと現実に戻ったのでした。

きっと統合失調症を患っている方の頭ではこうやって色々な方向から声が聞こえて、その声やロジックにこうでもない、あーでもないと疑問を抱いたり、眼を閉じたくなるほどのまぶしい光が見えたりするのでしょうか。いろんな情報がありすぎて、いっぱいいっぱいになってしまう。そして何が本当なのか、幻覚なのかわからない。

このアート作品の解釈はきっと人それぞれだと思いますが、私はそう解釈しました。薬局でもクロザピン処方に関与したり、躁鬱の患者さんと関わることも多いので、メンタルイルネスと言われている疾患についてもっと知りたかったんです。薬の観点からではなく、どういう見方で毎日生活しているのか、そういう観点から知りたかったというのがあって、この広告を見た時に即決、予約しました。

後から別の参加者に聞いたところ、それぞれバスルームやキッチンなど違う部屋に通されたようです。

アート鑑賞は美術館以外にも色々な形があるのですね

今回開催されたのは、こちらのMC show room

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ここでは様々なパフォーマンスが開催されていますのでご興味ある方は一度イベントをチェックしてみてくださいね。そしてメルボルンにお越しの際は、パフォーマンス&アートがもっと身近に感じられることと思います。



最近は薬局がワクチン接種でかなり忙しく、シフトが沢山入っており何だかバタバタしています

ブログには書いたかどうか覚えていないのですが、今は2つの薬局を掛け持ちしています 1つの薬局でフルタイムももちろんチャレンジな事が多いですが、また掛け持ちも違うチャレンジがあります。そして、どちらもポジティブな面があります。私は今、掛け持ちするのも薬局ごとに学べることが違うから面白いと思っています。

そんな中、薬剤師関係(特にワクチン接種に関する規制)のアップデートは激しく、メールでの薬剤師会からのお知らせや、ウェビナーに出席して新しい情報を取り入れています毎週変わる薬局のシフトもあって、カレンダーに書いておかないと『今夜、何かあったっけ?何のウェビナーだったっけ?』と混乱する程。(カレンダーに書いたのに、何度か度忘れ or 勘違い してすっぽかしましたw)

ウェビナーはためになるし良いのですが、コンサルタント薬剤師のレポートもあってどうしても座りっぱなし&PCスクリーンにしがみつく時間が増えてしまい・・・気づいたら何か飲み物と一緒につまんでる これは体に悪い

何か市販品よりもヘルシーな物&頻繁に作れないので日持ちする物作れないかな~?と思ってパントリーを見たところ、使ってなかったカカオバターを発見

カカオバター・・・

・・・ローチョコレート

と言う事で、手作りチョコレートを夜な夜な作ることに。

作り方は、湯煎で溶かしたカカオバターに、カカオパウダーとメープルシロップを加えて混ぜ、冷蔵庫で固めるだけ すごく簡単です


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今回はちょっと風味付けをして色々なフレーバーを作り、食べ比べをしてみました

カルダモン+コパイバ
ジンジャー+コパイバ
シナモン
ペパーミント
ペッパー
オレンジ

ペパーミントとオレンジ風味のチョコは欧米では定番なので想像できるおいしさ。爽やかになります。
シナモンチョコも王道。紅茶によく合います
今回の大発見は、カルダモン、そしてペッパー

チリ入りのチョコがあるぐらいなのでこれも想像はできますが、やっぱりスパイス好きな私にとってはすごく好みでした カルダモンは気の巡りを良くしてくれるし、ペッパーは胃腸も脳もシャキッとします。ジンジャー風味も安定のおいしさで冬におススメ コパイバ入りにしたのは、精神安定作用も同時に狙っているからです

美味しいので食べすぎ要注意ですが、ミルクが入っていないのでラクトースフリーだし、甘さも調節できます
そして、カカオバターなので(ココナッツオイルで作ったローチョコレートと比較すると)常温でも溶けず、仕事にも持って行けます♪ 一回多めに作れば、あとは冷凍庫で保管し、長期保存可能

ちなみにココアバターは、こんな感じです。IMG_20211103_175659


袋を開けると、まさにチョコレートの香りがします。

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