3月13日~20日までの一週間はCoeliac Awareness Weekセリアック病について知りましょう、考えましょうという週です。

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Coeliac(以下セリアック病)は小麦に含まれるグルテン(たんぱく質)によって腸が炎症を起こしてしまう自己免疫疾患です。症状は激しい腹痛、下痢、嘔吐、発熱など人によって様々です。腸は免疫システムの原点ともいえるほど重要な器官。グルテンは元々消化吸収されにくいたんぱく質なので、腸にたどり着いたグルテンが異物として認識されてしまい、自分の腸をも攻撃してしまうのです。よって腸が炎症を起こし、最終的には腸から栄養が吸収できにくくなってしまう場合もあります。

セリアック病の症状と、過敏性腸症候群の症状は似ていることがあります。過敏性腸症候群を改善する食事療法「低フォドマップ食」を行う前に、セリアック病でないかどうか確認することは必須です。

セリアック病の方にとって、グルテンは完全排除する必要があります。少量でもダメなのです。
それが、唯一の治療法なのです。これこそ、「グルテンフリー」にしなければなりません。

セリアック病は世界で現在、100人に1人の割合だと言われています。オーストラリアでは70人に1人。患者さんで「セリアックだからグルテンフリーの薬しか飲めません。」という方も良く見かけます。そんなオーストラリアでもセリアックだと知らないまま過ごしている人も多く、その割合はなんと80%!

日本では、もっと発見しにくいと思います。
ですので症状に心当たりのる方は、まず血液検査をお勧めします

グルテン除去食品は一般的に高価ですし、外食時に完全にグルテンを抜いた食事を摂取するのは非常に難しいところがあります。(コンタミの危険性は常にあります。)食事は毎日のことです。だから患者さんが感じる負担は非常に大きいです。「グルテンを抜く」ということは、単に食事に気をつけるだけではありません。(それだけでも精神的に非常に大きな負担です。)その人の日々の生活、友人づきあいをガラリと変えてしまうことなのです。

オーストラリアでは大きい「セリアック アウェアネス WEEK」。
日本でレストランやカフェを経営の方、是非本当の「グルテンフリー」の意味について考慮していただけると助かる方が大勢いると思います。そして周囲の方のご理解も、とても大切になってくると思います。

精神的な負担がとても大きい食事制限。
ご相談受け付けています。