オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

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コロナウイルス

もう二月も半ばですね。

中国から入ってくる生のニュースをまとめてお送りします。
中国の武漢ではもう死者が毎日およそ100人単位で増えていっています。

他の州では感染者は多いものの、死亡率はかなり低い状態です。ここからわかるのは、致死率には一人にどれくらい治療が行き届くか、が大きく関係しているようです。

病院ももう増やせないので、入院できる人数は限られています。
家で寝ていたら、どんどん他の家族にも感染してしまうほど。たった少しすれ違うだけで、感染してしまう恐れがあるほど感染力が強いそうです。感染しても治癒する場合もあるし、治らず悪化する場合もあるという・・・若い人でもかかって3日後には亡くなってしまった、なんていう情報もあって、どんなに進行がはやいことか・・・。かかったらその後どうなるかは本当に『運』なんじゃないか、と思う程。

中国は各地からメディカルチームを派遣し、私と同じかそれよりもっと若い人たちが第一線に立たされています。あの特殊な感染予防のシート(服装)、着るのにとっても時間がかかるし、数も少ないため、彼らは食事は朝の1回のみ、トイレに行くと毎回着替えなければならないため、おむつを履いているそうです。医療のプロってプライド高い人たちも多いと思うんですけど、その人たちがおむつ履くって、まず普通の状況じゃないですよね・・・。そして飲まず、食わずでシートの中は汗まみれになりながら10時間働いて、終わったら30分以上シャワーを浴びてしっかり洗い流して、シフトが終了。
こんなことしてたら、精神的にもうおかしくなっちゃうんじゃないか。
だから、絶対に医療従事者のメンタルヘルスサポートは必要なんです。ここ、中国や日本も含め、欧米と比較するとすっごく見逃されてしまっています。

日本もクルーズ船で大変なことになっていて、私はとっても心が痛いです。

小さな部屋に閉じ込められて、本当にストレスフルだろうし、感染への恐怖で精神が参ってしまいそう。

収束を毎日祈っています。

そして、オーストラリアではどうかというと、
感染者は増えていませんが、中国からの飛行機を全部ストップしているため、かなり経済が停滞してきています。初めは2週間だけ制限していましたが、その制限が延長され、on goingになりました。

一番の影響が来るのは、航空会社と旅行業界だと思います。
キャセイパシフィック航空なんて、私の大好きなエアラインの一つですが、飛べないためにスタッフは3か月間仕事なし。その人たちの暮らしは今後どうなるの?! 中国からの旅行者が来なければ、観光業も完全に停滞すると思います。メルボルンの有名なホテルも経営困難になるでしょう。

そして、オーストラリアに住んでいる人たちも、だいぶお金を使わなくなってきています。
不要な外出は避けている人も多いので、レストランはお客さんが入らないし、特にアジア系移民が多い地域のショッピングセンター(指3本に入るほど大きなショッピングセンターでも)もガラガラだそう。昨日、2人のMRさんとお話したんですが、二人とも同じ事言っていました。彼らは一日中、色んな地域の薬局を回っているので、その変化に敏感。
今後飲食業も次々に影響されるだろうし、不動産業界や教育関係もかなりダメージを受けることは予想されます。

今週に入っても、マスクやアルコール消毒の問い合わせは毎日のようにあります。そしてマスクの供給が少なすぎてサプライヤーからやっと手に入っても、仕入れ値がかなりの高額!!マスク一枚になんでここまでお金かかっちゃう?もう道徳や倫理なんて、皆無になっています…。

そして患者さんからも相談を受けるようになったので、オージーも少し警戒してきているんだなぁと実感しているところです。
これからホリデーに行く人や、会議で海外に行かないといけない人などなど、やっぱりいざ自分となると、『どうすればいい?』となりますよね。皆、ここまで長くつづくとは思っていなかったようなので、「自分が行く時にはもうおさまっているだろう」的な感覚の人も多かったはず。

日本に旅行に行くと予定していた患者さんも数名いるので、多分キャンセルかなぁ・・・。
こうやって、日本経済にも影響が出てくると予想されます。


患者さんの中には「差別は大丈夫?」って聞いてくれた方もいます。
私は家と職場の往復が多いのであまり影響受けていませんが…。その方は顔だけアジア系なだけで完全にオージーなんですけど、「もう30年以上も○○(かなり白人ベースの地域)に住んでいるのに、こんな仕打ちは初めて!!」とがっかりしていました。咳じゃないけど、少し『コホッ』とするだけで、じろじろ見られて避けられるっていうことがあったそうです。

事態はかなり深刻。
メルボルンの日本人コミュニティーでは、ほぼ全くと言っていいほどコロナウイルス情報を見ないので、皆関心ないのかなぁ?それともオーストラリアに来る情報が無さ過ぎるだけ?
なので私は地道に発信します。

武漢市に臨時で建てられた病院が完成したそうです↓


これ、見てみてください。
凄いから。
24時間働き続けて、たった10日で建設されました。

ライブビデオ見たのですが、一部屋ごとにトイレとシャワールームがあったり、部屋の外から食事を運ぶための小さな窓(UV照射付きで殺菌もできる!)がついていて、さらに換気扇も医療グレードのフィルターがついていて外に感染源を漏らさないようにしているという、完全に感染症病棟!

これは世界で前代未聞でしょう。
全世界の医療関係者が注目しています。

もう一つ、建設中の病院があって、それもあと数日で完成するとのことです。

これが出来れば、3000人の患者を治療できることになります。

それでも毎日2000~3000人のペースで感染者が増えているので、まだまだベット数が足りません。
今感染してしまった人は、病院にも入れず、家にいるしかありません。

家族も感染するし、治療されないから、あとは自分の体力との闘いです。

病院に入っても、治るまで家族とはもう会えないし、亡くなってしまった後もご遺体は完全隔離され、家族とは面会禁止です。
これが「感染症」の現状です。私たちが今まで見たことが無い、戦争時代のような状況が起こっています。

今現在の治療は、とりあえず抗ウイルス薬のIVとステロイド剤のIVだとジャーナルで読みました。先週読んだときはオセルタミビルだったけど、今は抗HIV薬も試しているところだとか・・・。
莫大な医療費がかかっています。

日本だったらもうやっていけません。

薬も足らないし、他にも治療を必要としている患者さん(ガン患者、心臓病、手術を控えていた人など)にまで手が回らない状態。交通もストップしているから、他の州の病院にまで送れる措置がない。

透析を必要としている患者さんはどうなっているんだろう。

私たちが今見ているのは、今後同じようなことが起こった時の(いい言い方がみつからなくてすみませんが)手本になります。

これ以上犠牲者が増えないように、祈るばかりです。


中国政府からのアップデートです。
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武漢市がある湖北州では、新型コロナウイルス感染が確定した患者数が9074人。
新型コロナウイルス感染による死亡者は294人。

問題なのは、
それ以外に、まだ未確定だけど感染の可能性がある人が中国全土に約2万人もいるということ。
さらに、死亡者294人の中には、まだコロナウイルスとの因果関係が確定していない死亡者は含まれていないということ。

他の地域を見ると、死亡に至る確率はかなり低いです。
その他の地域はまだベッド数があるし、今回の事態で準備する時間があったからだと思います。
医療サポートも十分受けることが出来る状態なので、死亡率がこれだけ少ない。

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このグラフの横軸の一コマは1日単位です。このグラフからわかるように、ウイルス感染は指数関数的に増大します。
これに、医療体制がついていけていないんです。

一日に何倍も感染者が増えてしまうので、ベッド数が足らない。
となると、ケアを受けられる人が限られてしまいます。普通なら助かるところも、治療が行き届かずに助からない場合が多いからこうなってしまっている。

これを聞くと本当に戦場です。

私の中国の医療の印象は多分、多くの日本人が抱いている印象と異なるかもしれません。
私が研究者だった頃、日々アップデートされる最新の論文のほとんどは中国の研究チームからのデータでした。発表されるまで、データー取って、分析して、結果が出て、もっとデーター取って、確信して、論文書いて、提出して、リジェクトされて、書き直して、提出し直して・・・・やっとアクセプトされるまでどれだけの労力と時間がかかることか。
もちろん人数が多いし、競争率が高いのもありますが、とにかく彼らのスピードはすごかったのを覚えています。朝起きたら、まず先を越されていないかどうかパソコンでチェックするっていう、クレイジーな生活を送っていたなぁ‌ それだけ、研究の世界でも彼らの能力とスピードは、恐れられているほどです。貧富の差がまだあるので、医療体制にものすごく地域差があるということはもちろんあるし、そこは改善すべき部分ですが、中国の大きい地域での医療体制は、世界でもトップクラス。武漢もその大きい地域の一つです。それでも、治療が行き届かない現状。だからWHOもこれは只事じゃないと宣言したわけです。

感染症なので、患者を違う地域の病院に送るわけにもいかないし…。

これだけの人数が感染しているということは、ウイルスがすでに変異している可能性も十分考えられます。

下の表は世界各国での罹患率。
赤いコラムの数字が感染者を表します。日本も、オーストラリア(上から5番目)も増えていっています。
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相変わらずオージーは『大丈夫でしょ』というイージーゴーイングな印象を受けます。オーストラリアに来る情報は、1日2日遅れてるので、最新の情報を知らない人が多いからね。
パニックになってる人を批判したりも....。

私も、パニックにはなってほしくないんですよ。
でも感染すること自体への怖さだけでパニックになってるんじゃない。それ以上に、自分の仕事、生活や将来、家族の生活まで今後影響してくるかもしれないという見えない不安が、いつ終わるのかわからないその不安がその背景にあるということを、知ってほしいのです。

このまま武漢は、武漢に住んでいる人は、どうなってしまうのだろうか。
そして、中国がこのまま経済ストップしたら、世界はどうなってしまうのだろうか。
これが日本で起きたらどうなるのか。

早く収束してと願うばかりです。






新型コロナウイルス、やっとWHOがGlobal Health Emergencyを宣言しました。

その前日(昨日)、オーストラリアでは新たな問題が発生。

それは人権問題。

新聞のトップページに大きく書かれた 
‘Chinese Virus’ と 'China Kids Stay Home'の文字。
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Chineae virusではなく、コロナウイルスです。

そして、China Kidsなんて言い方、差別です。

確かにオセアニアの華僑のコミュニティーは大きいですが、ほとんどはオーストラリアで生まれ育った子たちや、ずっとオーストラリアで生活している子たちです。

昨日、オーストラリアの多くの小学校、中学・高校の新学期が始まりました。

新学期早々、中華系バックグラウンドの子どもは、先生からかなりの数の質問を受けてショックを受けたケースが多いと聞いています。
新しいクラスや学年で、初日から「ばい菌だ!」といじめを受ける可能性もあります。

私も小学校の時いじめを受けていたのですが、一番ショックだったのはこの「ばい菌」扱い。
小さい子にとって、これはショックです。

私の薬局のボス(薬剤師さん)はアジア系バックグラウンドなのですが、オーストラリアで育っています。でも、「スーパーに行ったらジロジロ見られ、嫌な思いをした。」と言っていました。

「中国人、マスクを買いあさってるらしいじゃない?!」なんて言われたのですが、そう思っている人も多いんですね。マスクが品切れ=中国人が買いあさっている、という情報、何処で見たり聞いたりしたんですか?と言いたい😔

オーストラリアの薬局でマスクが品切れなのは、今回のコロナウイルスが原因じゃない。先月の時点で、ブッシュファイヤーの影響で、もうすでに売り切れていました。
今は政府が購入しているので、在庫はありません。
しかも、マスクをインターネットでかなり高額で売って儲けようとしている人たちもいます。それに比べて、中国の学生は中国の家族に送りたいから購入したいと薬局を訪れている....

何を元に、情報としているのでしょうか。

この事態で会社がつぶれるところもあれば、儲かるところもある。あー、なんて残酷なのでしょう。

それと同時に、日本人コミュニティーでも
「旅行に来られて迷惑!旅行先で発病するな!」なんていう投稿を見ると、とっても残念になります。
検査でも4回目までは陰性で、5回目でやっと陽性が出て病院からすぐに戻れと言われたというケースも多いようです。皆、ちょっとおかしい?と思ったら病院で検査受けてるわけです。でも結果が陰性だったら、症状も何も無かったら、もう、誰も責めることできないじゃないですか。

移民の国に、同じように住んでいる私たち。
なぜ、このような態度になってしまうのでしょう?

今後もこのような、欧米におけるアジア人差別、海外の日本人コミュニティーでの中国人差別、中国国内や日本での武漢人差別は続くと思われます。

オーストラリアでは、武漢から到着する人を、クリスマス島という遠く離れた、難民キャンプのある離島に隔離するそうです。これにも様々な意見があります。すごく難しい問題です。
華僑コミュニティーの中でも、武漢出身者への差別は続く可能性もあります。

中国国内でさえ、武漢出身の人達は「近寄るな」等、差別を受けています。

セントレア空港で武漢人と上海人が搭乗する便の待合室で、武漢人がパナドールを飲んでいるところを上海人が見たとたん、「この人たちとは一緒の便に乗りたくない」と言い出し、大ゲンカ。
(パナドール飲んでるからって、もしかしたら頭痛かもしれないし、生理痛かもしれないですよ。)
心理的に、そうなるのも分かる。

でもそこまで、精神的にもギリギリまで来てる証拠じゃないでしょうか。

確かにそのように思ってしまうのは、心理的に仕方がないかもしれません。
それくらい、中国では戦場状態なのですから。

実際に、医療従事者の数が足らないほど、患者が増え続けています。
だから、中国全土から医療チームが駆け付け、現場で自分も感染するかもしれないリスクを負いながら、必死で働いています。長時間労働とストレスで、自分のシフトが終わった途端に床に倒れこむ医療従事者もいます。
圧倒的に患者の増えるスピードに、マスクや医療着の供給が間に合っていない。

一年のうち、旧正月しかお休みが取れない中、
その休みもキャンセルして、
小さい子供を家に置いて、
「あと3時間で身支度しなさい」と指令を受け、
子どもに「絶対帰ってくるから、待っててね。」と告げて、
終わりがみえない現場に行くわけです。

私は、同じ医療従事者として、言葉が出ません。
皆、必死なのですよ。

色んな意見はあると思います。

オーストラリアのニュースを待って見ていては、情報が遅れます。そして色んなフィルターを通して報道されるニュースを聞けば、感じることも絶対変わってきてしまいます。こういう時に、国やその人の人間性が見えてしまう。本当に、悲しい。

だから私は、なるべくフィルターがかかってない情報を、発信したいです。
次に来るのは、おそらく経済的ダメージだと予想しています。
オーストラリアの商業のほとんどは、観光に頼っています。そして、中国が機能しなくなったら、世界的にもかなりのダメージが予想されます。

早く収束しますように。

新型コロナウイルス感染者がメルボルンで確定してから数日経ちました。

薬局では、(夏なのに)風邪&インフルエンザが流行っているのでめっちゃ忙しいさらに新型コロナウイルスの影響で『マスクの在庫ありますか?』『(手の)消毒剤ありますか?』の問い合わせが続いているためか、電話を取るスピードが速くなった気がしています

さて、この新型コロナウイルスについて
「どれだけ危険なの?」
「そんなに深刻なの?」
「かかったら死ぬの?」
「これってSARSなの?」

などなど、色々な質問を受けるのですが、
結局どんなウイルスなのかは『まだ100%解明されていない』というのが現状。

コロナウイルスには様々な種類があり、大抵は大事に至らないマイルドなウイルスが多くを占めている中、SARSの原因となったSARSコロナウイルスは死亡するケースが出たほどの強いタイプです。(いくつかのコロナウイルスは死に至るほどの威力を持っています。)今回の新型コロナウイルスも、その強いタイプの一つだと言われ、まだ発見されたばかりで名前がついていないので「新型」となっています。現在、中国をはじめ世界中の研究者がこの新型ウイルスの解明に力を注いでおり、先週の時点ですでにこのウイルスのDNA解析が行われ、DNA配列が明らかにされました。SARSが起こった時よりも医療・研究の分野はめまぐるしい変化を遂げ、こんな短期間ですべてのDNA配列を解明できる時代になったのです。DNA配列が解明出来たら、次は薬とワクチンの開発。こんなパニックな状態でも、中国は世界中の研究者とデータを共有し、現在世界中でこの新型コロナウイルスの新薬・ワクチン開発に力を注いでいます。(それができるまで、確かに時間はかかるかと思いますが、これSARSの時には考えられないぐらいのスピード。この段階に今すでにいる状況が、めっちゃすごいのです。)

解析の結果、この新型コロナウイルスのDNAは、SARSコロナウイルスのシークエンスと約80%一致しているとのこと。ここで80%と聞くと『SARSと激似!』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、DNAの世界での80%というのは、結構大きな違いです。なので、今の時点ではSARSとは全くの別物、だと思っても良いと思います。

何かわからないけど、かかった人が原因不明の肺炎で、今までの薬も効かない・・・
なぜだろう・・・

もちろん中国は、昨年末にWHOにこの事態を報告しています。
そんな原因不明の肺炎患者が急に増え、「いったい何が起こっているんだ?」状態だったのが先月の中国、武漢市(ウーハン市)。

この武漢市、昔からとある動物を食用とする習慣があるようで、フィッシュマーケットにその食用の動物(生きたまま)も売られていたそうです(おそらく爬虫類)。コウモリは様々なコロナウイルスを持っているケースが多いそうで、今回もそのコウモリが主犯であり、さらに売られていた動物を介してそのウイルスが進化し、今回の新型ウイルスに至ったと言われています。ですが、爬虫類から人間に感染するのか?という疑問もある中で、それは現時点でのお話。今後の研究結果によっては、これも覆される可能性大です。

今回、感染が起こった場所とタイミングが重なり、この深刻な状況になってしまいました。この武漢市、すごく大きな都市なんです。有名な大学も、企業もあり、中国全土から大勢の人が集まっている大都市。オーストラリア大使館があるほど、とにかく大きくて、中国だけじゃなくて世界と繋がっている場所なんです。人もかなり多くて、交通網が栄えすぎている都市。しかも旧正月で、武漢市に働きに出ている人や学生が、一気にそれぞれの地元に帰るタイミング。
交通網が栄えすぎているから、新幹線で、時速350㎞であの広大な中国の端から端まで駆け抜けるわけであります。新幹線に乗って2時間もすれば、ウイルスが武漢市からかなり離れたところまで移動してしまうのです。

もちろん、咳をすれば感染しそうな感じはしますが、
今回はそうじゃない。それが常識だと思っていたから、中国政府はもちろん、WHOをはじめとする世界中の対応が遅れたんです。
今回のウイルスは、症状が出ていない潜伏期間でも感染する威力があるほど強いと言われています。ということは、息してるだけで感染する可能性があるということ??
だからここまで広まってしまったのでしょう。

武漢市の人々は、「なぜここまでになるまで対応が遅れたんだ?」と、もう中国政府を攻めまくり。ですがやはり初めてで常識が通用しないという事が日が経ってやっとわかるというのもあるし、旧正月前に混乱を招きたくないという考えなども色々と重なって起きたのが想像できます。
しかし、中国のテクノロジーを甘く見てはいけません。
政府はこのフィッシュマーケットに訪れた人を一人一人トラッキングし、マップ上で感染源の分布をモニターしています。(携帯のGPS機能によって、携帯の画面に、入ったレストランやお店の評価をするようにメッセージが出ることありませんか?それと似た感じです。)その分布が、感染者数とほぼ一致しているぐらい正確にトラッキングし、感染を拡大させないよう対策を取っているようです。さらに中国の新幹線では、乗る時に必ずIDをチェックします。そして乗客の情報がシステムに残るため、毎日その分布の変化によって、「●月●日、●時の△△行きの新幹線の〇号車に乗った人は感染している可能性があります」というようなリストも発表されます。
プライバシーの侵害だという人もいますが(特に欧米)、今回はこのシステムがあるからこそここまでアップデートが早い。

もちろん武漢市はこれ以上感染を拡大させないように完全に道がふさがれ、市自体がロックダウンされています。メジャーな交通網(新幹線など)ももちろんストップ。完全にエコノミーもストップ。
これは中国だけでなく、徐々にオーストラリア経済にも大打撃を与えることでしょう。
旧正月だけど地元に帰れない状態の人もいる。上海なんて、旅行で訪れた人は、2週間隔離。そして旧正月のために海外から中国に帰った人は、年によっては感染が100%否定できるまで、中国から出してもらえない、住んでいる国に帰れない場合もあります。オーストラリアでも、中国から戻った人は自主的に2週間は家から出ないように、という発表がありました。

さらに、武漢では毎日5000人が24時間働き続け、6日間で病院を建てるという前代未聞のことをやり遂げています。その病院も、単なる病院ではなくて、検査機器などすべてが整った病院。それも、感染が拡大しているために2つ目を建設中だそうです。ドクターやナースは皮膚を一切出さない医療用のプロテクション(服)を着用、ゴーグルも着用。それは感染力がそれだけ強いから。
しかもその服もトイレに行ったりすると捨てて、また新しいのを着用しないといけなくなり、そんなことしているとそのプロテクションの服の在庫が底を尽きてしまう・・・ということで、彼らは8時間水も飲まずトイレに行かず、本当に必死で働いています。

この中国の今回の対応と今後どうなっていくかを、世界中が見守っています。
今後、同じような事が自分の国で起こったらどうするべきか。

オーストラリアに感染が広がったら、どうなるのか?
オーストラリアは、正直、ここまでできるか?

中国では常に新しい情報が発信されていますが、それがWHOに届き、オーストラリアに新しい情報が来るまで、2日遅れます。
昨日のニュースでも、「マスク着用は不要」とレポートしているぐらい、情報が古い。確かにマスク着用でどうなるかはわかりませんが、それが今できる最大のプロテクション。マスクしなくていいなんていう情報自体、テレビで流してることに疑問を感じた人は多いはず。一番大事な、潜伏期間中でも感染するっていう情報は、今日の時点ではオーストラリアの一般ニュースでは流れていません。

だからこそ、今後のオーストラリアの対応を心配している華僑の人は多いです。
もうすでに、ブッシュファイヤーでダメージ受けて、マスクが無い状態なのですから。

インフルエンザでも、自然に治る場合が多いですが、中には免疫が低下している場合や他に疾患がある場合は、死に至るケースはもちろんあります。毎年のことだからあまりレポートされないし、ニュースで聞いても「ふーん。こわいね。」ぐらいの感覚の人がほとんどなのでは?今回のコロナウイルスも同様、自然に治るケースも多いようです。普通のインフルエンザと似てる??でも亡くなった人の中には、50代の元気な世代の人もいます。

まだまだ解明されていないこのウイルス。

私も医療ジャーナルに色々目を通しています。
またアップデートします。







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