お母さんから「いつから粉ミルクを始めるべきですか??」という質問をよく受けます🍼✨
その質問に対しては、「生後6か月までは母乳が推奨されています。」とお答えします。
その理由は、母乳には栄養だけでなく、ベイビーが必要な『病原体と戦うための抗体』がたくさん含まれているからなのです☝️ベイビーはお母さんの母乳を通して免疫力を得ているのです。
6か月まで母乳で育ったベイビーは、将来肥満になるリスクが低かったり、糖尿病になるリスクが低くなったりといいことづくし!そしてお母さんの体にもいいことがあって、乳がんや卵巣がん、糖尿病や心臓疾患のリスクを下げてくれるという嬉しい効果も💕
では「いつまで母乳を続ければいいの?」という質問に対してですが、
その答えは「お母さんと子どもが望むまで」となります。1年でも2年でも、大丈夫。
でも実際、ずっと母乳は難しい…というケースが多いです。
そんな時に『粉ミルク』が必要です🍼
次に出る質問は「どの粉ミルクがいいの?」ですよね。沢山種類があるのですから。
(ちなみに粉ミルクは英語でformulaと言います。)
オーストラリアには
🍼Infant formula : 生後6-12か月用。母乳の代わりに栄養を与えるイメージです。
🍼Follow-on formula:生後6-12か月用ですが、固形食を始めたらこちら。固形食で補うことのできない栄養を摂るイメージ。
🍼Toddler milk: 1-3歳用。母乳や通常の食事で足りない栄養を補いたい時に。
というカテゴリーになっています。
実は、質問に対する答えはありません。
赤ちゃんの体調に変化がなく、ちゃんと飲んでくれるならOK‼️
🐄牛さん由来のミルク
これが一般的です。
赤ちゃんは私たち大人と違って、ラクトースを分解できる酵素を持っています。なのでほとんどのベイビーはこれで大丈夫。
🐐ヤギ由来のミルク。英語だとGoat Milk。
これは最近のオーストラリアの流行り?なのか人気があります。
その理由は、ヤギ由来のミルクは、母乳に入っている成分と非常に良く似ているからなのです!ラクトース含有量が少ないのも特徴です。なので、ラクトースが合わないかも?と考えられるときは試しても良いかもしれません。
🌿大豆由来のミルク。たんぱく質の観点では、牛由来のミルクに含まれている物に劣ってしまいます。ただし、ラクトース不耐症、ガラクトース血症などの場合はこれを試されるのも良いかもしれません。
🍼特別なミルク
牛乳アレルギーがある場合は、extensively hydrolysed formulaを使用してみましょう。アレルギーは乳製品に含まれているたんぱく質に反応して起こります。これはたんぱく質が分解されているため、アレルギーが起こりにくいとされています。(医師の監視下で注意深く行います。)
種類は色々ありますが、現時点での研究では、どの粉ミルクを使用してもベイビーの発育への違いは無いとされています❣️
どの粉ミルクを選ぶべきか?よりも、正しくミルクを与えてあげることの方がずーっと大事です。
哺乳瓶のボトルと乳首(teat),キャップの殺菌消毒以外に、良く見落としがちなポイントは
✅まずは手を清潔にする
✅粉ミルクを溶かす場所を清潔にする
✅水を沸騰させて、体温まで下げてから溶かす・・・ベイビーは自分で体温を調節する力がないので、与えたものの温度が非常に影響を与えてしまいます。
✅残ったミルクは毎回捨てる
など。
適量をきちんと溶かすことも大切です。(うんちの問題もこれが原因だったりします💩)
母乳を飲んでくれないことで悩むお母さんもいます。もちろん赤ちゃんもお母さんも初めてなので、うまくできなくても当然です。赤ちゃんがうまく吸えていないことも考えられます。そんな時は、まず病院で相談しましょう。自分を責めないことが大切です💛
「母乳を飲んでくれないから、粉ミルクになってしまい、免疫力が心配…」と悩むお母さんもいます。
悩んで当然だと思います。
でも、色々な方法がありますから大丈夫!おすすめはBioCauticalのBabyBiotic 0+years
これは早産や帝王切開ベイビーにもおすすめ。免疫力のギャップを埋めてくれますよ。