オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

ローフォドマップ

日本の消化器内科ドクター主催のオンラインクラスにて、今回ゲストスピーカーとして「IBS&LOW FODMAP」についてプレゼンさせていただきました

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参加者は17名

医療従事者さんもいらっしゃれば、自分のサロンを持ちセラピストとして活動されていらっしゃる方も。


どんな内容にしようか?

どういう構成にしようか?

すごく考えてスライドを作りました。

というのも、私にとってこんなに大勢の前で、しかも知識を持った方たちを対象に、

 Low FODMAPについて詳しくプレゼンさせてもらえるこんな貴重な機会は初めてだったからです。

私の実際の過去の話も入れました。実体験は、まさにケーススタディーですからね(笑)何も隠す必要はありません。

どうしても日本に根付いてしまっている『腸活』の間違ったコンセプト、

『過敏性腸症候群』に対するネガティブなイメージとスティグマ、

インターネットに書いてある『偏ったLow FODMAPの情報』・・・

これらをどうやったら、参加してくださる方たちに上手く伝えられることができるか?

試行錯誤を重ねて、前日の夜まで訂正を繰り返しました。

直感ですが
これで、今後が決まるかもしれない・・・

と思ったからです。

『へー、難しすぎる。無理。わからない。』で終わるのか、日本が今後変わるきっかけになってくれるのか。

ドキドキの中、お話しさせていただきました。

参加者全員とはお話しできませんでしたが、興味を持って下さった方もいらっしゃってとっても嬉しかったです。主催してくださったドクターからは、もっと知りたいという嬉しいコメントを頂きました。

私が本当に伝えたいことが、きちんとシェアできたのかな、と思います

実際に患者さんと関わっている方に、『そんな事実があったんだ!』とまず知っていただくこと。

今後より多くの方に知っていただくことで、将来ブレイクスルーが起きるのかな。

ブレイクスルーになるといいな。

そんな期待を持ちながら、今回の日本帰国の際に日本の食やLow FODMAP事情を視察するのも楽しみです。



オーストラリアは真夏ですが、

ショッピングセンターには多くの人がクリスマスショッピングに押し寄せ、街はクリスマスムード

クリスマスは一年で最大のイベントなので、オーストラリアでは25日は祝日です。

そして、お正月も祝日ですが、クリスマス程大きくありません。

クリスマスから数週間は強制的に休みになる会社も多いです。特に、日系企業は日本に合わせて年末もお休み。そしてカフェも1月中旬ぐらいまで休むところが多いように思います。

薬剤師は残念ながら(?)クリスマス休みは関係ありません 
薬局は常にオープン。そして、皆がホリデーに行く前に薬を取りに殺到するため、一年で一番忙しい時期です。

薬局ではクリスマスキャロルをBGMで流しているのですが、どうしても今年はコロナのせいかクリスマスムードになれません

普段は『パーティーのお料理何作ろう?』とか考えたり、『プレゼントどうしよう?』とか、あの人に会っておかなきゃ!!とあわただしい時期なのですが・・・

今年はゆっくりしたいので、そういうのも無く、何だかとてもシンプルになりそうです。

ちなみに、先週はMeat&Wine Coで職場の仲間とクリスマスランチIMG_20201213_120719

気温30度の中、ステーキを頂きました。暑かったー
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ホタテのカルパッチョ💖黒いのは塩です!


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ステーキwithブルーチーズソース
お肉の美味さはさすが‼️

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クレームブリュレ
ここの定番デザート😆✨



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バノフィーパイ。アイスクリームが、真夏の炎天下の中、溶けていく~笑
これはJちゃんのを写真撮らせてもらいました❤️

もちろん、私の料理はガーリック、オニオン抜きにしてもらいました。

ローフォドマップだと食べられるものも限られますが、制限がある分、イベントシーズンでも食べすぎない。だから太らない (たぶん)

そういえばこの前、旦那ちゃんのワイン仲間とのディナーで、セリアック病の人がいたのです。その時に食べたのが『グルテンフリーのカニヌードル』。セリアックはほんの少しのグルテンでもダメなので、味付けも超シンプル。(写真 右)IMG_20201209_194312

真っ白のスノークラブ(蟹)×ライスヌードル 白くて??と思われるかもしれませんが、これが超美味しかったのです!素材そのもののお味が引き出されていて、素晴らしかった。
本来は、小麦粉でコーティングされて味付けも濃いし、麺は小麦粉。それが美味しいのだけど、私はこのグルテンフリーバージョンが好き。

そんな新たな発見もある、ローフォドマップJourney

・・・・話を戻して、
薬局では、患者さんからケーキやお菓子、クリスマスギフトをもらいました 
今年は私宛にわざわざ届けてくれた患者さんもいて、ジーンと心が熱くなりました IMG_20201217_194117

中身はセージのお香でした
浄化パワーたっぷり

『あの時のアドバイスありがとう!』って言ってくれて、
私は昔のこと過ぎてあまり覚えていなくても、患者さんは覚えてくれているんだなぁ。。。

本当に、有難いです。

家ではこのHoliday Joyっていうエッセンシャルオイルをディフューズして、クリスマスムードに浸ります。

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最近ゲットしたんですが、スパイス好きな私にとっては超好みの香りです♡


Camberwellにあるカフェ、Foddiesに行ってきました

Foddiesはアレルギーや食物不耐症に対応した、まさに時代の最先端を行くカフェ。(私個人的にはインスタ映えする流行りのカフェ飯や、何百ドルもする予約の取れない高級レストランよりも、これこそが真の最先端だと思っています。) 
オーナーがIBS(過敏性腸症候群)で始められたカフェなので、もちろん低フォド対応の神カフェなのです

私とFoddiesとの出会いは2015年、私が様々な検査をオーストラリアで受け、IBS(過敏性腸症候群)と診断された頃。
(私とIBSについてはこちらの記事を参照ください。)

ボロボロの体調で心身共に参っていたのに加え、いきなりの食事制限で、さらに心が沈んで暗くなっていた頃

カフェ文化が根強いメルボルンで暮らすには、『カフェで食べられるものが無い!』のはかなりの致命傷。友人とのキャッチアップも、ビジネスのミーティングも、すべてカフェで行われます。それがここの習慣なんです。
そんな私を救ってくれたのがこのFoddiesなんです。

ちょっと不便なところにあるのが難点。でもいつもお客さんでいっぱいなんです

食物アレルギーや不耐症なんて少数派、、、だと思っていませんか?実はそう思われているだけです。

実際は結構多くの方が悩んでいます

Foddiesが人気のその理由は、アレルギーや不耐症の人だけでなく、普通に問題のないお客さんも楽しめるお料理がたくさんあるから。メルボルンはとても健康志向の方が多い傾向。健康のためにグルテンや乳製品を控えたりしている人も多いので、こういうカフェは人気なんです

大抵、カフェに入るとメニューを渡されると同時に聞かれるのは
「Would you like a coffee to start with? (コーヒーはいかがですが?)」

でもFoddiesではその前に
「Do you have any allergies?(アレルギーはありますか?)」と聞いてくれます。
そして、その人が食べられる料理をメニューの中からパッと教えてくれます。
場合によっては「これは○○が入っているけど、抜くこともできますよ。」という柔軟なアドバイスも!

木曜日はハンバーガーの日(Burger Thursday)らしいです。
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Classic Hamburgerにチップスとガーデンサラダをサイドで注文しました。
ちなみにビーフパティの横に書かれているmonterey jackというのはカリフォルニア州のモントレー発祥のチーズのことです。
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こちらのハンバーガー、バンズはグルテンフリー&高フォド食品は一切使われていません
ハンバーガーってアレルギーのある人はたぶん一生口にできないと思われる食べ物の一つ。でもこちらは大丈夫です

ビーフパティにはつなぎが使われていないので、お肉の味がしっかりします
さらに、中に入っているのはクミンだろうな。クミンが牛肉のうまみを引き出してくれています。ジューシーで美味!!

大抵サラダにかかっているドレッシングはニンニクや玉ねぎが入っていますが、こちらもクリア


キッチンも徹底されているから、コンタミとかも心配せずに食事を楽しめます。

こちらのハンバーガーは木曜限定ですが、その他にも具がたっぷり入った豪華版バーガーも沢山あるみたいです。次は試してみたいな。

こちらはBudda Bowl‌ 
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ベジタリアンだからブッダなのかしら?(笑)

このメニューの主役は何といっても米粉パンのパン粉で揚げられたナスジューシーで美味しい
これだけで野菜だけのボウルが豪華な一品になっちゃうからすごい。きっとその秘訣はたっぷり目の衣。米粉だとさらにサックサクに仕上がるんですよね。グルテンフリーの方は米粉のパン粉を使っていることを堂々と周りに言ってください(笑) 
米粉使ってる私って最先端行ってるのよ‌と言わぬばかりに。

あとはローストされたかぼちゃ&ズッキーニ、
ロケットリーフとモロッコ風スパイスで味付けられたひよこ豆。
ピンク色はビートルートのフムスとスイートポテトフライ、ブロッコリー

ひよこ豆は私の場合結構ガスがたまるからあまり食べてなかったのですが、久しぶりに食べるとやっぱり美味しいですね~‌コツは、缶詰に入っているひよこ豆を使う事。フォドマップ成分がかなり抑えられます。
そしてスイートポテトフライも久しぶりどちらもホクホク感が最高でした

このBudda Bowlは、「低フォドマップは、あれダメ、これダメ、全部ダメの制限ばっかりの食事療法じゃないんだよ」ということを象徴している一品。
ビートルートも、ひよこ豆も、サツマイモも、低フォドマップ食として最大限まで一応食べられる(と考えられる)量までストレッチされています。
もしあなたが「これは完全に私の体に合わないわぁ・・・」と事前に分かっているなら、店員さんに「〇〇は抜いてください」とか「少なめにしてください」とリクエストすればいいんです◎

IBSってそれだけ個人差が大きいのですから。
自分に合わなかったからと言ってそれが他人もそうかというと違うし、
そのことを他人に押し付けるのも本来の低フォドマップとは少しずれていると思います。


メープルシロップで甘みをつけたディジョンマスタードソースはかなり美味
これは勉強になる‌ 犬並みの嗅覚と、なぜか人並み以上の感覚&分析力を活かして、こういう良いレシピをどんどん盗ませてもらっています。

ちなみにロースト野菜は、低フォドマップやる人には超おススメしています。こういうソースがあるとレパートリーが豊かになりますね☆


ちなみにFoddiesのドーナッツはグルテンフリー、ラクトースフリー、ナッツフリーでメルボルンでも超有名
毎日は焼かれてないみたいなので、前回チャンスを逃して食べられなかったのですが、今回はやっと出会えました

ルバーブ・クランブルというドーナッツを注文してみました。
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こちらのドーナッツは、ふわっふわ、もちもち!ちょっと塩気が強めかな?でも甘さが引き立ちます。
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小麦を使った通常のドーナッツは沢山世の中に出回っていますが、食感や口どけも含めた上でそれよりもおいしいと思います

さらに別の日にこちらも試してみました
レモン・メレンゲ☆ドーナッツ
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ふわっふわのメレンゲの下には、甘酸っぱいレモンカードが
この酸味と甘さの駆け引きは最強試す価値アリです◎

そしてお土産にTake Awayしたのは塩キャラメル&ヌテラ☆ドーナッツ
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ネーミングと見た目から、これは間違いないでしょう

ふわっふわ感を味わいたい人はルバーブ・クランブルのようなシンプルなドーナッツがおススメ。

私個人的に、グルテンフリーのドーナッツは「塩気」がやや強めに感じます。塩気って甘味を上手に引き出してくれるので、甘ーいものが食べたい時には塩キャラメル&ヌテラのようなコッテコテの甘めがっつり系ドーナッツを選ぶとおススメ

日本にも本人は知らないだけで、隠れ食物アレルギーや不耐性の人は絶対います。しかも数人とかの話じゃない。多いはず‌しかし国民全体の知識が薄く、理解されていないのが現状です。まずは、アレルギーや不耐性という言葉から広めていく必要があります。

日本が将来早く、食生活に悩んでいる人にとっても住みやすい国になることを願って。

以上、食レポでした

今回、オーストラリアで初めて開かれた『Allergy Show』
小麦や乳製品、ナッツなどの食物アレルギーだけでなく、低フォドマップをはじめとする食物不耐症をテーマにした展示会なんです。様々な企業が参加するということで、どんな商品があるのか市場調査するのが楽しみ~

第一弾がメルボルンということで、2か月前からチケットを予約して行ってきました

行われたのはCrown Casinoの前にあるMelbourne Convention and Exhibition Centre
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ここでは色々なイベントが行われます。
このイベントが行われた3日間、メルボルンは残念ながら極寒&大雨というひどいお天気でしたが、開園になる前から参加者が入場のために列を作っていました。
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広い会場に色々な企業がブースを作っています
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「Free From Dairy, Nuts, egg, gluten」とボードに書かれていますね~
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「Free from」いう文字がどのブースでも目に入ってきます。(これだけでワクワクします)

アレルギーや不耐症対応の商品って色々あるんだなぁ~

試食もあります
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商品を実際に見て、生産者とお話できる機会ってとても貴重です

もちろん食べ物だけじゃなく、喘息のスペーサーなどの医療機器の企業や、薬局、アレルギー&アナフィラキシー・オーストラリアなどのブースもありました↓
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人が少なかった午前中に集中して、それらのブースに行ってデモンストレーションを見たり、資料をもらったりして来ました。
薬剤師であることを伝えるとwet dressingの方法とかすごく細かく教えてくれて、非常に勉強になりました。

セミナーもあったので、ブースを回る間に参加してきましたよ〜
食品表示の規定や、オーストラリアでのアレルギー表示の現状、問題点など、各エリアの専門家のセミナーが聴講できます
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アレルギーをお持ちの方、お子さんをお持ちの方は、食品一つ一つ購入するにもものすごい時間とエネルギーを使わないといけないんですよね。そうやって苦労している人って実は知らないだけでたくさんいるんです。

Alpine Breadの試食をしましたが、初めて食べた左のHemp Risingがとっても美味しかった
スーパーフードのヘンプシード入りというところも他にはない商品。
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生産者に「日本に輸入できませんか?」と言ってみましたが、やっぱり賞味期限が7日なので厳しいかな。でも冷凍ならOKかも。

最近注目されているスーパーフードのルピン粉は、高フォドだしアレルギーの原因にもなりうる食品ですが、生産者と詳しくお話させていただくのはやっぱり楽しい

メルボルンはオーストラリアの中でも『食にこだわりがある人』が多いんです。アレルギーだけじゃなく、「私は○○は食べないから」と決めてる人も多い。そういう事も生産者は良く知っています。
このブースでは初めてルピン(左の瓶に入っている丸い植物)も見ることができました!
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大手ベーカリーの『Baker's Delight』は、低フォドマップの食パンを売り出したことで、低フォドマッパーから注目を浴びています。今回は試作品の試食を行っていました。
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右はチョコレート&デーツのおやつ系パン、左はチーズ&ベジマイトのおかず系パン。
デーツは高フォドですが、量が微量なのでモナシュ大の認定マーク付き。甘すぎないパンで◎でもチョコレート好きの私にとっては、もっとチョコレートが主張してほしかったな
チーズ&ベジマイトはオージーっ子にとっては定番中の定番!日本の納豆みたいに位置づけられるベジマイトは、その複雑な味と塩気で好き嫌いが分かれるのですが、チーズの濃厚さと合わさると結構イケるんです。やっぱりここのスペルト小麦パンは、ふわふわで美味しいです。

これでサンドイッチ作って!とお土産までもらっちゃいました。
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ラクトースが大丈夫な人には、こんな嬉しい試食もありましたよ~
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Bullaというアイスクリームカップを無料で配布していました。

次へ続く

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