オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

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ワーホリ

救急で「三日後に血液検査に来て」と言われた私。(詳しくはPart 2を読んでください)

血液検査の日は、半日仕事に行ってそのまま病院へ

救急で結果を聞いた時に、担当ドクターから色々とコツを聞いたんです。
産婦人科系はやっぱり検査⇔診察の繰り返しなので、時間がかかる、と。

普通、病院事情を知らないので、病院内のシステムがどうなっているかなんてわからないですよね

コツというのは、どうしたら早く結果を聞けるか、ということなんですけどね。そうじゃないと診察して、血液検査に回されて、また結果を聞きに別の日に診察の予約を取らないといけなくなります。

今回、自分が実際にやってみたからわかったのですが、オーストラリアの医療システムって、知らないとすごく『時間ロス』したり『損』しちゃう場合があるんだなぁ~と学ばせてもらいました。

本当に、実体験してわかることも沢山あります。

モナッシュ大学病院に入るのが初めてだったので、日本の大学病院みたいなのを想像していたのですが、人が多すぎてよくわからない‌なので受付に行って、救急で渡された書類をすべて見せて、どこに行ったらよいのかを聞くことにしました。

Bleeding in early pregnancyという分野らしいですが、それしか書類にかいてなかったし...

産婦人科だろうなぁとは思っていましたが、それが産婦人科として受付しているのか、それとも別々なのかもわからなかったので

結局、クリニックDという場所にたどり着き(産婦人科(だと思う))、その間に横にあるpathologyで血液検査をしてから、産婦人科で受付を済ませ、待つことに。

その間に病院内を散策。カフェやフードコートを見て回りました。
それでも時間を持て余し、結局座って待つことになりました。

つくづく思うのですが、産婦人科って、すごく複雑な場所です。

お腹の大きい妊婦さんもいれば、すこしお腹がふっくらしている人、まだ全くお腹が目立たない人もいるし、女性一人の場合も多いし、カップルで座っている人もいます。

これまでの赤ちゃんのエコー写真を見ながら、資料を整理整頓している人もいれば、携帯で動画見ている人もいるし、硬い表情で待っている人もいます。

この中には、
臨んだ妊娠もあれば、
臨んでいなかった妊娠もあるだろうし、
妊娠したくてもなかなか妊娠できない人もいる。
妊娠の途中で赤ちゃんに何か病気が見つかったりするケースなんかもあるのだろうなぁ。

妊娠以外にも、
女性ならではの病気で 受診している人もいるし、赤ちゃんじゃなくて自分の命を守るために病と闘っている人もいる。

なぜか物心ついた頃から、産婦人科はそう言う意味で残酷な場所だなぁと思っていました。

ある人達の立場からすると、
すごく酷なことだと思うけど、

忘れちゃいけないのは『それぞれ色んな人生ストーリーがある』ってことです。

結局 外から見てもその一人一人の本当のところの人生ストーリーは分からないんです。

嬉しそうに見えるだけで、本当は違うかもしれないし、本当のところは外から見ることはできない。

私たちの脳が『きっと〇〇だろう』と勝手にストーリーを作って、そうだと思い込んじゃって、結果的に自分を苦しめたり、他人を憎んだりしてしまう事がほとんどなのだろうなぁ。

The grass is always greener on the other side.
隣りの芝生は青く見える

これなのだと思います。

私は外からどう見えたのかな?なーんて、少しだけ思ってみながら、そういう事を考えました。(予約の時間を過ぎてからの待ち時間が長かった〜)

診察室がいくつもあって、どこから呼ばれるかわからなかったのですが、他の人が呼ばれるたびにちらっと見えるドクターの顔を見ながら、「あの人はなんか怖そうだなぁ」とか思いながら待っていました(笑)(やっぱり見た目で脳が勝手に判断しちゃってしまっていることを実感。笑)

時間になってもなかなか呼ばれず、「血液検査結果を待っているのかな?」と思ったり。

そしてやっと名前が呼ばれ、(こっちではドクター自らが患者を呼びに行きます。)
私の担当は、とても優しそうな雰囲気のドクターでした。

診察室に入ると、これまでの経緯と共に、
優しい物腰で「初めての妊娠?」とか「子どもは望んでるの?」とか聞かれました。

それからI'm sorry to say that... it looks like the pregnancy is not happening in your womb this time. Your hCG has dropped to ○○. I'm sorry to tell you this.(残念だけど、hCGの値が○○まで下がっているから、今回の妊娠は望めないみたい。)との言葉。

子宮外妊娠の疑いが減ったのは良かった!
でもまだ完全にhCGの値が下がりきっていないので、それが下がるまでは通院が必要な事と、完全に子宮外妊娠の可能性を排除するために超音波検査を受けないといけないこと等を言われました。

「今後しばらく妊娠できないようにするための薬も出せるけどどうする?」と言ってくれたり
(なるほど、これがトラウマになる人もいるんだろうな、と全く初めての経験なので医療従事者としても色々気づきがあります。)、

「PCOSと流産は関係ないからね!」と言ってくれたり、

ドクターは所々で私を慰めようとしてくれたんだなぁ。

病室に入った時も、結果から話すのではなく、これまでの経緯や患者の気持ちを聞いたりしてから本題に話を持って行ったところも、さすがスペシャリストだと思いました。

産婦人科でこういう場面は日常茶飯事だろうし、外国はすごく感情を表す人たちも多いだろうし、
きっと私は何も顔に出なかったので、あれ?っと思われたかも。

とりあえず、超音波検査(エコー)の受付に行って予約をとり、また産婦人科に戻って次の診察の予約を取って・・・

予約、予約、予約・・・で頭がいっぱいになりながらの帰宅。

子宮外妊娠で祖母が昔大変な思いをしたという話を聞いていたので、子宮外妊娠の可能性が低いことがわかり、内心少しホッとした所があります。

そしてやっと救急に運ばれてからのゴタゴタから一息ついたというか、それでもなんか心にポッカリとできてしまった穴。

そう、私の初めての妊娠は、流産に終わったのでした。






Hospital, Emergency Room, Entrance, Sign
(写真はイメージです)


救急に入ると、待合室は人でごった返し、しかも受付にはものすごい人数の人が並んでいます。
とりあえず受付でナースに診断書を見せ、状況や症状を説明します。(こんな展開になるなんて予想していなかったのですが、至って冷静な自分です。)

そこでナースが症状をコンピューターに入力していきます。(ここで症状の重篤度をチェックされ、緊急度を判断するのだと思います。)
そして隣のブースに並び、連絡先や住所、付き添いの人の名前や連絡先などを聞かれ、受付の人がシステムに打ち込んでいきます。

その間、隣の受付では「一体何時間待たせるんだよ!!」と怒鳴り散らす患者さんや患者さんの家族…。

救急で働く医療関係者の人ってものすごいストレス下で働いているんですよね。本当にすごいなぁと、毎回思います。


入力されると、手首に名前と患者番号が書かれたバンドがつけられます。症状が軽い人の場合、追い返されることもあります。


というのも、救急はメディケア(オーストラリアの医療保険)があれば、全て無料で処置や検査が行われるため、医療費の高いオーストラリアではそれを目的に救急に来る人もいるからです。
なのでバンドがつけられた時点で、緊急性があると判断され、その日のうちにドクターによって処置を行わなければならない患者リストの一人になるわけです。言い換えれば、病院はバンドを付けた時点で、その患者を見捨てることができないのです。つき付き添いの人には、visitorと書かれたオレンジ色のシールを服の上に貼ります。

今回、待合室には比較的元気そうで携帯で動画を見ている人もいれば、怪我してる人、車椅子で運ばれてきている人など様々。

これから長期戦になるのは予想していたので、携帯の充電が切れそう...と言ってた旦那に一旦家に戻ってもらい、充電器を取りに行くついでに上着や食べ物を持ってきてもらうことに。何時間待つんだろう...と思いながらも待つこと1時間半。

名前が呼ばれ、中に通されました。

モニターに映し出されていた平均待ち時間は4時間以上!
私より先に救急に来ていた人よりも早く名前が呼ばれたので、優先してくれたのだと思います。

中に入ると、救急担当のドクターがこれから行う処置について説明してくれ、ナースが来てくれるまでひたすら待ちます。その待っている間に旦那が病院に到着。

ナースに呼ばれ、奥の空いている個室で状況を話し、血圧や体温など計ってから血液検査。

普段は大ぜいの人が待っている待合室で行われるのですが、状況が結構センシティブなのでプライベートな個室でやってくれました。

血液検査ではhCGというホルモンの値を調べます。hCGは胎盤から出るホルモンで、妊娠していると血中、尿中で検出されます。言い換えれば、胎盤が無ければ、hCGは出ないわけです。

あとはきっと超音波検査とかになるのでしょうが、この血液検査の結果が出なければ何もできないということで、ひたすら結果を待つのみ。その間に担当ドクターからまた個室に呼ばれ、診察を受けます。

Dr. : What brought you here today?(どうして救急に運ばれたのか、教えてくれる?)
から始まり、子宮外妊娠と流産の可能性を話してくれました。

個室からまた出て、椅子に座って待つことさらに2時間。人がいっぱいで、ベットに空きが無かったし、外の待合室は夕方にかけてさらに患者さんが多くなって大変そうでした。横になりたかったけど、仕方ないです。そしてまたナースさんが来て、もう一度血液検査をするとのことで、個室に呼ばれます。

「さっきも血液検査したけど、今度は何の血液検査ですか?」と聞いたところ、
「輸血が必要な場合を想定しての、血液型などを調べる検査よ。」と言われました。

骨盤出血している可能性のある場合は、念のために行っておくそうです。
(そうそう、そういえばオーストラリア人って、自分の血液型を知らない人が多いんですよ。)
なるほど~。

そして、まだhCGの結果が出ておらず、さらに待つこと2時間弱。

救急に来たときは、予想外の事態で頭も覚醒してしまい、痛みもそこまで感じることなく過ごせたのですが、もうこの頃には待ちくたびれて『早く帰りたい!』しか考えていませんでした。(笑)

やっとドクターに呼ばれて個室に入り(「個室」とありますが、毎回違う個室です。)
結果を聞きます。

Dr. : Well.., your hCG is elevated so you might still be pregnant or having miscarriage at the morment. We need to have a further investigation. I need you to come back in three days time to do the another blood test.(やっぱりhCGの値が上昇しているから、まだ妊娠してるかもしれないわ。それか、今流産してる可能性も否定できないの。だから三日後にまた病院に来てちょうだい。血液検査するから。)

結局、妊娠していたことは確定。
でもこの事件が起こる前のデータが何もないため、子宮外妊娠なのか流産なのかは判断できないのですね。もし三日後にhCGがさらに上昇していたら、子宮外妊娠を疑わないといけないし、もし低下していたら流産ということになります。

三日後って、仕事また変わってもらわないといけないなぁ…
でも、言わなきゃ!

帰宅したのが7時半過ぎだったので、6時間半ぐらい救急にいたことになります。
とりあえず、他の薬剤師に状況を説明して、翌週の血液検査の日に半日休みがとりたいことを伝えました。


Part 3へ続く

今日は、とっても嬉しい事がありました

なんと、ある日本人の方がわざわざ私に会うために、私が働いている薬局まで足を運んでくださいました

しかもこのブログを読んでくださっているなんて・・・本当に感謝です☆
素晴らしい行動力もある方なんだなぁと思いました
(素敵なお菓子までいただき、本当にありがとうございます

その方も、日本で薬剤師をされていたそうです。お話しできてとても楽しかったです

こうやって地味に始めたブログから、このような素敵なご縁が広がって嬉しいです

近いうちにメルボルンに住んでいる日本人の薬剤師の方・オーストラリアの薬局・医療関係に興味がある方を対象にしたお茶会やお話会を開催しようと思っています。きっとオーストラリアで薬剤師免許をゲットしたいと思っている方もいるだろうし、医療英語を勉強中の方でもっとブラッシュアップしたいと思っている方もいるだろうし…。全く違うことがしたくて、この先の進路に悩んでいる方もいるだろうし…。

海外生活って、本当に体当たりの連続だと思うんです。ぶち当たる壁の多い事
私もめっちゃ未熟だった高校一年生の時に渡豪し、そんな歯がゆい経験をずっとしてきました。だから何か力になれるといいなぁと思っています。(力になるなんてすごく大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんが、色々な人が集まればそれだけアイディアも出るし、何かのきっかけづくりにはなると思うんです。)

様々な質問やメッセージを頂き、とっても嬉しい&ちゃんと返信したい思いは山々なのですが、中々返信が追い付かずにいます。本当に申し訳ないです
皆さんが疑問に思う事って、大抵の方も同じ疑問を抱いていらっしゃるんですよね。それをシェアできたらいいなぁと思っています。
もちろん日本に在住の方もいらっしゃるので、その場合はzoomでのビデオチャット機能を使ってお話しすることも考えています。

また詳細が決まりましたらお知らせします。
もしも何かご希望やアイディア等あれば是非教えてください。そして「こんなことを話してほしい」というご要望もあれば是非教えてください‌ 
よろしくお願いします



やっと朝晩肌寒く秋が近づいたと思えば、急に暑くなったりと服装の調節がしづらいメルボルンです‌昨日なんてバケツひっくり返したんじゃないかというほどの大雨&容赦なく降ってくるヒョウで窓が割れるんじゃないかと思ったくらいです(笑)


季節の変わり目に必ずついてくるのが風邪&インフルエンザ
cold&fluの季節がやってきました
ワクチン接種に関しては賛否両論ありますが、常にウイルスと接する医療従事者にとっては毎年必須です

南半球のオーストラリアでは、秋口の毎年3月に新しいインフルエンザワクチンが市場に出ます。
薬局では注文できないくらい人気なので、予防接種を行っているGPクリニックに問い合わせる必要があります。
オーストラリアでは大手薬局チェーンで薬剤師による予防接種を受けることも可能です。
やはり大きい会社は予防接種を手に入れやすいのですね~

今回は知らない人はいないであろう、大手ディスカウント薬局のChemistWarehouseで受けました。

普段はネットで予約できるのですが、今回はネット予約では時間を選択することができなかったため、電話で予約してみました。以前は$10ほどでしたが、今は$13に値上げしたようです。でもやはり他の薬局と比較しても安い!!
いつもやっているわけではなくて、予防接種日がそれぞれの薬局で決められていますので、早めにチェックして予約するのがおすすめです。

薬局に入り、問診票に記入して自分の番を待ちます。

Chadstone Shopping CentreにあるChemistWarehouseには、こんなオシャレなカウンセリングルームがありました。
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グリーンを基調としたモダンなデザイン。 


担当の薬剤師さんは薬剤師3年目の若い女性でした。
カウンセリング中に私も薬剤師であることを話したらお給料や仕事の話で盛り上がり、カウンセリングルームで薬局の内部事情をかれこれ10分ほど楽しくおしゃべり。

ChemistWarehouseほどの大手の薬局で働いた経験がないので、色々知ることができてためになりました。薬局はとにかくスピードが求められるので大変だよね、と皆思っていることは一緒なんだなぁと思いました。お会いしたことはありませんが、ChadstoneのChemistWarehouseには日本人のスタッフさんもいらっしゃるみたいですよ~!

今度詳しく書きたいと思いますが、感染症と自己免疫疾患って密接に関係しているんです。
感染症にかかり続けると、だんだん免疫がどこかでネジが外れたように暴走します。だからずっと健康でいるためには、どれだけ感染症から身を守るかが大事になってくるんです。

感染するのは免疫が弱っているから負けるわけで、逆に自己免疫疾患は免疫が強すぎて自分の体をも異物とみなしてしまい攻撃してしまいます。
免疫力アップ!という言葉をよく聞きますが、上げすぎると逆に自分を攻撃する自己免疫疾患につながってしまいます。大事なのはバランスなんですよね。

オーストラリアではインフルエンザと確定しても、タミフルを処方するドクターは少ないです。保険が効かないため、タミフルを買うと$60ほどしてしまいます‌かからないようにする方が絶対大事です。もしかかってしまっても、軽くすみます。
高熱が続くと本当に辛いですからね

ワクチンは効果発揮するまでに2週間を要します。なので是非、早めの予約をお勧めします


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