オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

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中医学

メルボルンは、春がやってきました

まだまだ寒暖の差が激しいですが、花も咲き始め、街が華やかになってきました。

春というのは、漢方や中医学でいう『肝』の季節です。(肝臓とは少し異なります。)

季節の変わり目に気をつけないと、

この『肝』がやられやすいんです。

『肝』がやられると、その影響は高血圧、ホルモン異常、そして感情にまで影響します。

だからこの季節、血圧が不安定になったり、ホルモンバランスが乱れたり、心が揺らいだりしやすいんです。

この時期に偏頭痛が多いのも、『肝』と関係しています。

一方、日本は秋ですね

秋は『肺』の季節です。特に肺は、外気のちょっとした寒さや空気の乾燥に影響されやすく、『肺』がとにかく冷え、乾燥しやすい。

だから秋になると呼吸器系の症状が出やすかったりします。

また『肺』は大腸経と関連があるので、

腸へ影響することもあり、IBSの症状が出やすかったりもします。

『肺』を潤すことが大事なのですが、

薬膳として気張らなくても、普段の食事で無理なく「薬膳」の要素を取り入れることはできます。

例えば、普段使っている油を、大腸を潤す効果の高いごま油の割合を多くしてみるとか、

肺・大腸経に効くシソを少し加えたり、

普段は肺から下へ下がるべきの『気』が、肺にパワーが無いために上に逆流する『気逆』になってしまっている時は、黒コショウを少し加えてみたり。

低フォドマップ食を続けている人は、低フォドの食材で薬膳的要素を取り入れることも十分可能です

なんせ秋は何かとイベントの多い季節ですので、

ストレスや忙しさで、夏に体力を失ってしまった体にガツン!と響くことも多いんです。

この時期を上手に乗り越えたいですね。


この時、流産してから約一週間が経ちました。

仕事が休みの日なので、一ヶ月前からお願いしていたヘアカットをして心もスッキリ
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前下がりのショートになりました
髪がどんどん短くなっていきます~

そして、いつもお世話になっている中医師の先生の診察を受けに行きました。

未だに何というか、子宮の奥がキューっとなるような、下腹部が強く収縮するような痛みはあるし、胃腸のあたりがCrampingしてるし、とにかく体がだるいんです流産直後の一週間は、仕事に行って一日タスクをこなすのも本当にきつくて、このままずっと体がこんな状態だったらどうしようと思ってしまったぐらい。

今までに感じたことのないほどの疲労感

先生によると、流産は出産したのと同じくらいの疲労感が出るのは当然なのだそう。

とにかく今は子宮の中をきれいにしないといけないので、特別な処方にしてもらいました。
「2週間、安静にしてほしいんだけど・・・」
と言われましたが、(そうしたいけど)ちょっと難しい

このタイミングでもう一人の薬剤師さんが違う薬局に移ってしまったので、今は薬剤師の数が足りなくて仕事を休むことはできないという状況なので気(エネルギーやパワー)を補う生薬も入れてもらいました。

今回処方してもらったのはこちら↓
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おおー!!!久しぶりに見た生薬
でも今までに処方されたことのないものも結構入っています。お高めのものあるし...
これを見て興奮するのは私だけでしょうか?(笑)

これをコトコト煮て、煮出した液を飲みます。時間はかかりますが、有難く頂きます


そして中国に昔から伝わる、生薬たっぷり☆栄養満点のブラックチキンスープを旦那ママが作ってくれました!
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このブラックチキンスープは烏骨鶏(Wu-Gu-Ji)と呼ばれるもの。
当帰、党参、黒棗、山薬などが入っています

黒いけど、毛は真っ白なんですね~
「black chicken」の画像検索結果
栄養価が高いそうなので、こちらも有難く頂きます。

生薬は、メルボルンのアジアングローサリー店でも売っていますが、今回は薬効が高く、品質が良い物を中医クリニックで購入

ナツメは高フォドに分類されますが、今はIBSよりも体の回復の方が優先だと思っています。
下は薬膳のものですが、写真みたいにこんなに沢山ナツメ使うわけでもないので、本当に少量だし大丈夫のはず。
「dates black sugar」の画像検索結果
(薬膳やっていた時は、結構ナツメは多め&頻繁に使っていましたが・・・)
低フォドマップ食になってからは避けていたんですよね
今思えば、完全に避けるのではなくて量を考えるべきだったかなぁと思っています。

ちなみに栄養は全てスープに溶け出してしまうので、ナツメ自体は食べなくてもOK。

このブラックチキンスープを飲むと、体がポカポカ温かくなるので不思議~

中医の先生から、「腰も痛いでしょ?」と言われて、

『まぁ痛みはあるけどそこまででもないかな。
とにかくひどい疲労感とお腹が痛いのをどうにかしてください~!』

という感じでしたが…

その翌日からけっこう重たい腰痛が始まり、痛み止めもあまり効かず・・・

先生が言っていた『腰痛』ってこのことだったのね、と後から実感しています

腰痛を和らげる生薬はきちんと入れてもらったので、それが効果を感じるまで辛抱ですね。

腰痛のまま、病院での超音波検査(エコー)へ。

もうモナシュ大学病院の中の道順は大体わかってきたので迷わず受付を済ませました。

内診って苦手なんですけど、とりあえず4-5分の辛抱
PCOSの時よりもグイグイやられなかったのでマシだったかな

とりあえず、子宮外に残っている組織などは見当たらなかったそうなので、あとは来週の血液検査の結果次第かなぁと思います。

残っていると感染症のリスクが上がって、将来もっと大変なことになりかねないので。。。後までしっかりフォローアップする事が大切です。

腰やお腹が痛かったり、まだ奥から収縮するような痛みがあったりと、体は今も全力で押し出そうと頑張っているんだなぁと思います。これが自然な反応なんですよね。今回の流産を通して色々勉強させてもらってるなぁー。

腰は冷やしたら駄目よ~とか
とにかく横になって休みなさいよ~とか、
中国では当たり前のように言い伝えられている事。

色々とそういう中医学的なアドバイスも頂き(知ってる知ってると思いながらも)あえて最近は自分にはしてこなかったな‌と反省もしつています。

今は見直す時期なのかも。まずはやれることからやっています。









以前、PCOSが無くなったという記事を書きました。こちら


世の中に出回っている様々な健康・ダイエット情報・・・。

ここで言いたいのは「××をやめれば◇◇は良くなる」とか「〇〇をすれば治る」、「△△を食べれば痩せる」なんていう方法は存在しないということ。西洋医学を学び、東洋医学を学び、近い将来中医学をもっと深めたいと思っている自分ですが、決して西洋医学を批判したり、東洋医学のほうが良いと言っているわけではありません。(中医学の記事はこちら)


だって、西洋の薬ほど精製されていてピュアなものはないし、天然と名の付くものほど実は色々混じっていて怖いこともあります。ウコンだってあれは刺激物。アルコールよりも強い刺激物を入れることによって、アルコールを排除させて「解毒」としているわけです。結局、毒を毒で制しているわけです。肝臓には毒+毒で疲弊してしまうわけです。だから、原因不明の急性肝不全の蓋を開けてみるとウコンが原因だったということも多いのが現状。そんなことを知らずに、一つの情報のみを鵜呑みにして宣伝しているから、メディアは危ないと思います。


一方、生薬の組み合わせでそれぞれが持っている欠点を打ち消してくれることもあります。それを利用したのが、生薬の混合剤(日本で言う、漢方薬)なのです。でも漢方薬にだってもちろん副作用はあります。


「薬を飲むと肝臓に悪いから飲みたくない」という患者さんも多いですが、そのお気持ちはわかります。でもそれは肝臓が利き目を終えた薬物を代謝して、体の外に出すために一生懸命働いているのです。肝臓は、それと同じことを日々口にする食べ物に対してもしています。薬に限らず、肝臓や腎臓は常に働いているのです。


「あれが悪い、これは間違っている」・・・それは物事をある一方からしか見ていないからです。どちらも良いところがあリ、欠点もあります。


だったら両方のいいとこどりをすればいいんじゃないかな?というのが私の考えです。


同じ疾患でも人体の中はブラックボックス。A=Bなんていう公式は成り立ちません。だって、土台が一人一人違うのですからね。


投薬するなら、まずは土台を整えてあげないといけません。
「薬は体に悪そうだから」とか、「副作用が・・・」とか、 投薬する・しない等をディスカッションする人は沢山います。でもそれはあまり意味のないことだと思います。


まずはそれ以前の土台を整えてあげることが大前提。土台がしっかりしていれば、それで多少改善するかもしれないし、薬物治療する事になっても効き目が上がるわけで、結果として体に一番負担が少なく済むのです。


その土台作りは、色々あります。

今後、そんなこともお伝えしていけるようにしたいです。

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