オーストラリアで薬剤師

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予防接種

いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

バブが2か月になり、この1か月を一週間ごとに振り返っていくシリーズの続編です。

生後6週0日~6日 新プロジェクト開始と産後鬱

今週から、授乳スケジュールを30分~1時間ごとから3時間まで伸ばすプロジェクト開始

とは言え初めからそんなにうまくはいかず、できても2時間にのばすのがやっと。バブが寝落ちして満腹にならず、起きて泣くの繰り返しで、1時間ごとの授乳になってしまった日がほとんど(泣)バブの場合、泣く原因の多くはお腹にガスが溜まって不快であるからだということがだんだん分かってきたんですが、まだ自力でガスを出せないのが可愛そうでたまりません。そして私が抱くと母乳の香りがするのかすぐにお腹空いたサインを出すので判断が難しいところがありますもう一人あやす人がいてくれたら理想なんだけどな・・・

私も哺乳瓶で粉ミルクをあげるのに慣れていなくて、この週は哺乳瓶でもコツをつかむのに苦労しました。哺乳瓶って誰でもできるようなイメージだったので、私はこんなこともできないのかと・・・
結果、毎回の授乳&ミルクの時間が2時間近くなってしまったりと結果があまり出ず、仕事から帰ってきた旦那ちゃんからの言葉がグサッと刺さってまた落ち込みました

この週も昼寝の時間が全然取れなくてキツかったです

頭もぼーっとしていたのか、ある日の夜中に搾乳してあった母乳を温める際に全量床に落としてしまいました泣いているバブを横に搾乳するのも私にとっては大変で、バブが泣くたびに何度も中断して、やっと集めたのに・・・。

いつか起こるんじゃないかとは思っていたのですが・・・

やっぱり起こりました

めちゃくちゃショックでしたが、こういうことが起こるならそんなに頑張って睡眠時間削って搾乳しなくてもいいじゃんとそれを機に何かが吹っ切れたように思いました

その夜は吹っ切れたものの寝つきが悪く、このまま眠れず朝を迎えたらどうしよう?日中倒れるんじゃないか?という不安感に襲われましたが、バブがそれを察してくれたのか結構寝てくれて私も仮眠がとれました。

この頃は仮眠が取れないことでバブのお世話している間に電池切れすることがすごく怖かったです。仕事から帰った旦那ちゃんが疲れ切った私を見ると、またストレスかけちゃうので。

ネガティブな事ばかり書いていますが、この週はバブの夜の睡眠時間が4時間近くと少し長く寝てくれる日も出てきたのは良いサインなのかもと良い兆候もありました。

それなのに朝の授乳時も勝手に涙があふれてきて、気づいたらボロボロ泣いていました。全てが空回りしているのは分かっていたのですが、もう自分ではコントロールが難しいぐらいになっているサインだったのかもしれません。

その後にナースによるお家訪問が入っており、最近バブの検診やら何やらで忙しい日が続いてまた仮眠のチャンスを逃すなぁとネガティブ思考でしたが、授乳後にまたバブが少し寝てくれたので私も(多分、5分ぐらい)寝ることができてちょっと頭がスッキリ

ナースに少し今の状況を話せて心が楽になりました。産後鬱の診断に使うメンタルのスクリーニングテストを行ったところ、案の定結果はハイリスクだったようで、GPに行って臨床心理士にリファーラルをもらうように勧められました。カウンセリングがどんな感じなのか前から興味もあったので、受けられるなら受けたいと思いました。

産後鬱もそうですが、産後不安症の人のほうが多いみたいです。今までも悩みはありましたが、今回初めて”アクション起こさないと本当に危ないかも”と認めることができました。私のためだけじゃなくて、バブのためにもそうしないといけないなと思いました。家族のパワーはすごいですね。

予防接種と薬局のお仕事

バブ初の予防接種。生後2か月の予防接種は、生後6週以降に受けることが出来るので、早速ネットで予約して行ってきました。GPクリニックじゃなくて、カウンシル(各サバーブにある区役所みたいな施設)で行われていました。

こちらの予防接種スケジュールは日本と回数や期間が多少違うのも面白い。日本は毎月あるのでベビーも親御さんも大変だろうなぁと思います。


バブは初めは泣きましたが、その後すぐに寝てくれました。

予防接種後に薬局にバブを連れて訪問。前から頼まれていた仕事があって、少しお手伝いをしてきました。バブが起きるたびに『ふぇ~ん』と泣くので、ヒヤヒヤしながら、時には抱っこしてあやし、最終的にはずっと片手で抱きかかえながらの作業になってしまいました。が、久しぶりに皆に会えて、私の気分も少し変わりました。

予防接種の副反応もなく、その日はバブはいつもより良く寝てくれましたロタウイルスの経口ワクチンもやったので、7日間おむつ替えする時は感染に気を付けなければなりませんでした。

産後検診

6週目後半、私の産後検診のためにお世話になったOBのオフィスへ、バブと一緒に行きました。会陰の傷もわからないくらいだと言われ安心。胸の鋭い痛みについて話したところ、もしかしたら乳頭の血管攣縮かもしれないと言われましたが、OBもあまりわからないようだったのでラクテーションコンサルタントの資格もあるGPを紹介してもらいました。

知りませんでしたが、この時OBは3人も小さな子供がいると聞いてびっくり私のお産の時も、他の妊婦さんの出産が終わって家に帰るねと言って分娩室を出たのが夜中12時まわっていたのに、私のお産が進んで分娩室に戻ってきたのが朝4時。私が悪阻で入院していた時も、朝は早く夜は遅くに病室に顔出してくれて、この人は24時間働いているんじゃないかと思ったほど。どうやって子育てしているのだろう?と思ってしまいました。

この検診でOBのオフィスに行くのは最後。
悪阻の時に初めて行った昨年5月からの大きなJourneyが終わったんだなぁと、長かったけど幸せな形で終わって、とても貴重な経験だったなぁと振り返る機会になりました。

いつもブログを読んでくださりありがとうございます‌オーストラリア薬剤師のマギーです。

2週間前のインフルエンザワクチンに加えて、今回やっとBoostrixを受けてきました

Boostrixは百日咳、ジフテリア、破傷風の3種混合ワクチン。

ベイビー誕生〜初めの6ヶ月が一番リスクが高いので、胎盤を通して免疫が行くように妊娠20週〜32週目までに受ける予防接種。

パートナーやベイビーに触れる家族は全員受けます。妊婦はワクチン代は無料。


いつもは薬局で予防接種を提供する側ですが、今は受ける側 患者さんから『この注射は痛い!』と聞いていたので(浸透圧の関係かな。)、覚悟して(笑)同僚に打ってもらいました。

幸い心配していた翌日の強い腕の痛みも無く、全身の副作用も無くて安心。

‌受ける側になって実感したけど、薬局で様々な予防接種かわ受けられるってすごく便利。昔はGPに行って、処方箋もらって、薬局で出してもらって、またGPに行って打ってもらうという面倒なステップでしたが、薬剤師がワクチン接種できるようになってからは患者の立場からすると本当に便利になりました

薬剤師さん、ありがとう。


今日は、Day-off

そして、予防接種のトレーニング&アセスメントの日

早起きして、昨日作ったBaked Oatsをお腹に詰め込み、IMG_20210128_142155

↑ちなみにLow FODMAP 作り置きしておくと便利です


7時には家を出て、最寄りの駅へ
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前日にGoogleで調べたので、この電車に乗れば、間に合うはず。

今日は、土砂降りで、夏なのにめちゃくちゃ寒いメルボルン

あー、ジャケット着てこれば良かったー (天気が変わりすぎて、感覚がわからなくなるという、メルボルンあるあるです。笑)


この日までに大量のオンライン学習をこなし、やっとやっと迎えたこの日。
シティーに向かう電車の中では、その資料をパラパラ見直し。そうしているうちに、シティーに到着。

シティーの駅を出たら、目の前のトラムに乗り換えて、会場であるメルボルンの薬学部『Monash University Pharmacy Campus』を目指します
(この乗り換えの最中に、傘さしてたのにもかかわらず、ずぶ濡れになるっていう始末

で、トラムに乗っていたところ、
『ん??なんか、全然到着しないんだけど・・・』と心の中で思いつつ、風景はどんどん変わっていき・・・

まずい、乗り過ごした!!!

しかも、4駅!!!

前日調べてたのに、なぜ??

急いで降りて、反対路線に走り、逆戻りのトラムを運よくキャッチ。
(これに乗れてなかったら、遅刻してたかもw)


いやぁ~、朝イチから焦りまくりでしたおばかさん。


実は、調べていたトラムストップの名前が、実際のトラムストップの名前とちょっと違っていたんです。トラムストップの名前ではなく、番号で見ていればよかったと反省。


インターン生の時も、2回ぐらいこのキャンパスに行ったんですけどね・・・


到着したら、キャンパスに入る前に、QRコードで情報を入れ、


完了した画面をスタッフの人に見せると、ドアを開けてくれるという厳重ぶり。


すごいコロナ対策です薬局よりも、かなりしっかりした体制


超広い部屋に、参加者が私を含めて6名。


1人1人に机が配置され、きちんと1.5m以上のソーシャルディスタンスも保たれています。


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目の前には、Immunisation Kitが用意されていて、なんか感動



アナフィラキシーが起こった時のためのアドレナリン調合から、筋注、皮下注、バイアルの混合までみっちり練習しました。(ちょっぴり、大学4年次のOSCEを思い出しました
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『キャッチアップスケジュールのImmunisation』という課題が事前学習としてあったので、その答え合わせとディスカッションも行いました。キャッチアップスケジュールとは、推奨されている予防接種をしていない人のための、個別プランのようなもの。オーストラリアでは、定期的な予防接種は政府が払ってくれていますが、それを受け忘れた人もいます。そして、移民も多い国なので、その国々で行われている予防接種の種類や時期も全然違う場合があります。オーストラリアで推奨されているけれども『受けていない』ワクチンを、時期が過ぎてからキャッチアップとして受けるため、薬剤師も個別プランを作れるようにならないといけないのです。


これがまた、難しいんですね



そして、最後に試験



ペアになって、実際に打ちます。
(打つのはワクチンではなく、生理食塩水ですが)


無事にこの試験を終えて、晴れてVaccinatorとして資格がもらえます


COIVDのワクチンももうすぐそこだし、タイムリーに資格を得ることができて嬉しいです。


すごく疲れたけど、すごく勉強になったし、とても充実した日になりました



明日からも連勤、頑張るぞ


先日、血液検査をしてきました。

オーストラリアでは、まずGPに予約をして、
(GPがその場で血液検査をしてくれる場合もありますが、稀です。)近くのPathologyという採血専用のクリニックに行くように紹介状が渡されます。

どちらになるかは、GPにもよるし、検査項目にもよります。

今回は通常の項目に加えて、医療従事者として必須な抗体類もしっかり調べてもらうようにしました。

項目が多かったために採血量も多く、気付いたら試験管5本分採られました‌ 

結果が出たらクリニックから連絡が来るか、そうでなければ自分でクリニックに電話して結果が出ているかチェックします。(さすが、こういうところはオーストラリアですね。笑)もうこういうスタイルも慣れましたw

結果ですが、なんと今までで一番良く、自分でも驚きです

不足しがちな鉄もビタミンDも全て基準値以内だったので、ドクターからExcellent!!頂きました~
ちなみにオーストラリアは日差しが強いイメージですが、暗くて寒く、長ーい冬を過ごすメルボニアンは、多くの人がビタミンD欠乏症です。(メルボニアン=メルボルン在住者です)
さらに、オーストラリア人は小さいころから皮膚がん予防を徹底的に教育されているため、UVケアはあたりまえ!なんです。日焼け止めをしっかり塗っているので、やっぱり皮膚でのビタミンD合成は少なくなってしまいます。これが、ビタミンD不足の背景なんです。

私、もちろんサプリメントは摂取しています。(以前は気にしてかなり色々な種類を飲んでいた時期もありましたが…)今ではシンプルに2種類のみ!

唯一、B型肝炎(英語ではHepa Bと言います)と風疹(Rubella)の抗体がかなり下がっていたため、再度ワクチンを受けることになりました。

B型肝炎の予防接種は、オーストラリアではアジア圏から来た人で在住10年以内だったら政府がカバーしてくれるので無料だそうです!

なので、風疹ワクチンの処方箋をもらって帰宅。

日本では(遠い昔の記憶ですがw)、クリニックにワクチンが保管されていると思いますが、
オーストラリアではほとんどのケースが
(1)GPがワクチンの処方箋を書く
  ↓
(2)処方箋を薬局に持っていき、ワクチンを処方してもらう
  ↓
(3)GPに予約をして、ワクチンを持っていき、注射してもらう
という手順です。

予防接種ができる薬剤師のいる薬局も増えていますが、やっぱりこの流れが多いという印象です。

薬剤師になって良かったこと...
それは自分の薬が自分で調剤できるので、便利
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次のGPでの予約までに、家の冷蔵庫にきちんと入れておきます。
薬局や病院内なら、箱に入っているとはいえ食べ物と一緒に入れるなんてありえないことなんですが
調剤日とGP予約日との間が長いと、どうしてもこうなってしまいます。

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