オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

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低フォドマップ食

皆さんは、日々食べるものに気をつけていますか??

「あなたの体は食べるものでできている」=You are what you eat. という文を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません

確かに当たっていますが、私はむしろ「あなたの体は、体が入ってきた栄養素をどのように消化吸収し、機能するかによる」=You are how you digest and absorbのほうが正しいと思います。

ずっと前に酵素学のセミナーで聞いた時に、「私が言いたかったのはコレよ、コレ!!」
頭の中で散らばっていたものがすべて1ピースになりました✨

そして友人から貸してもらったこちらの本↓
『いま、栄養学が変わる』
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ホリスティック栄養学について詳しく書かれています。
これを読んで、私の理論というか確信してることはホリスティックの考えに近かったんだな、と実感したのです。

これに私の解釈と意見も入れてシェアできたらと思います

以前にも書いたように、体の中はブラックボックスです。一人一人、消化吸収能力が違います。
だから、「健康にいいから〇〇を食べましょう」なんて、実は全員に当てはまるわけではありません。100食べても、半分しか消化されなかったら、50は栄養になるけど残り50は体に老廃物として溜まってしまいます。同じものを食べても、それがどのように体に影響するかは人それぞれなのです。

まずは、自分の胃腸の声を聴くことが第一です。

たまに、「ケーキが食べたい!」とか
「ジャンクフードが食べたい!」とか、急に衝動に駆られることがありませんか?

私も以前はそうでしたケーキバイキングとかすごく心躍ったし、全部試さないと気が済まない!ストレス溜まるとすぐ甘いものに手が伸びてしまい、、、

でもこの「食べたい!」という感情は、多くの場合私たちの「脳」が暴走している証拠。
本来ならば、胃腸の声を聴くべきなのに、私たちは頭で「食べたい」と思ってしまい、それに伴って行動します。(気づいたら手が出ている感じ。)甘い物は別腹というのは、甘い物を見ると「食べたい!」と脳が反応→胃に信号が行き、ケーキを入れる準備をするために、胃を空にしようとします。脳と胃は繋がっていますが、脳でまず欲が出てしまうのですね

本来、「欲求」ならば、食べたいものを1口か2口食べれば心が満足するんです。
それなら、心を満たすために食べて全然問題ないと思います。

でもそれが「craving」になると話は別。
自分が納得いくまで食べないと満足できないのです。それは脳(マインド)の仕業です。むしろ、食べても食べても、心が満たされないこともあります。(どんどん空しくなってしまうことも。)

逆に、健康オタクなのも問題になることがあります
ヘルシーという言葉にガチガチに固まっている、「体に良い物しか食べない」人たち。本当に体の声を聴いてそうされているなら全然問題なしです。むしろ素晴らしい。
でも問題は、「体にいいからと自分にそう言い聞かせて仕方なく食べている」ケース。
言い聞かせているから、本人は我慢しているとか全く意識の中にありません。そういう方、結構多いんです。

続ける事で問題になってくる理由は2つ。
1.栄養が偏る
体にいい物を食べたって、実は体調が良くなるとは限らないのですね〜

2.心が消化吸収に影響する

私が重要視するのは特に2番目の「心が及ぼす影響」です。

女性ホルモンを気にして、豆腐や豆乳ばっかり選ぶ
カルシウムをとるために、牛乳ガバガバ飲む
お通じを良くしたいからといって、繊維質のものばかり食べる・・・

私たちの心が「おいしい、食べたい」と同時に思わなければ、口に入れたものは十分に消化されません。「○○は体に良くて、心から食べたいと思っている」状態でなければ、素材の力は活かされないと思うのです。

砂糖を控えてるのに
ダイエットしているのに
「甘い物食べちゃった!」

ここで「体の底から食べたい」と思わず、「脳」のとっさの勘違いに従ってしまった場合は、満足できないはずなのです。だから、本当に自分の体と対話するってすごく重要です。そうすると本当に体が欲している物を食べたいと思うようになります。

さらに、食べた後「罪悪感」を感じると消化は行われにくく、エネルギーになるはずの甘い物が老廃物になってしまいます。すると、大腸にたまるわけですが、異常発酵してしまい、ガスが発生。お腹は張るし、腸の動きが鈍くなるので更なる消化機能低下を起こし、悪循環

上記の本では、「酵素をとるために生のものを食べましょう」「発酵食品を食べましょう」
という話になるのですが、、、

中医学の観点からみると、生ものばかり食べていると体を冷やしますし、
過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎などの腸に疾患がある方の場合、発酵食品を多くとると逆に症状が悪化してしまうこともありますので、一概には言えないと思います。

ただ、大事なのは「食べる時の心の持ち方が栄養を大きく左右する」ということ
食べる時の感謝の気持ち、みんなで食べると楽しいという感情が、体に何倍にもプラスに働いてくれるのです。
逆に、「これ食べたくないけど・・・」とか「食べたらダメなのに・・・」という感情は、直に体にマイナスの影響をもたらします

そして、自分の消化能力を知ること(『いま、栄養学がかわる』一部抜粋。興味深いのでシェアさせて頂きます。)

①炭水化物が大好きなタイプーPara Body Type
 ・腰回りに肉が付きやすく、体重増加が体全体に現れるタイプ。
 →実は炭水化物(でんぷん、果物、野菜全般)の消化が苦手。
 ずっとこの嗜好パターンを続けると、甲状腺・副甲状腺を刺激するため不調が現れる可能性も。

②こってり系、エスニック系(スパイス)が大好きなタイプーEstro Body Type
・下半身太りに多い
→実は油の消化が苦手。生殖腺を刺激するので、不調が現れる可能性も。

③肉・卵・ベーコン・ハムなどのたんぱく質大好きなタイプーSupra Body Type
・上半身太りに多い
→実はたんぱく質の消化が苦手。副腎を刺激し、不調が現れる可能性も。

④乳製品を含む(乳糖不耐症の人は除く)、クリーミーなものが大好きなタイプーNeutro Body Type
・体系が若い時と変わらない
・何を食べても体調が良くならない
→実は乳製品&でんぷん全般の消化が苦手。下垂体、内分泌腺を刺激し、不調が現れる可能性も。

実は好きなものが、消化が苦手な食べ物だったりするんですね~。
上記①~④のいくつかを併せ持っている場合も多いそうです。

しかしこれは体質。生まれ持った体の設計図。落ち込むことはありません。

普段の食生活や心の持ち方、そして過ごす環境によって私たちの細胞は変えられるのです。環境による影響は、私たちが想像する以上にものすごく大きいのです。

まずは土台を知り、食生活を見直すことはとても大切です。それが大きな初めの一歩。

自分を知り、
「こうしなきゃダメ」「ああしなきゃダメ」
ではなく、食べすぎずに満足し、
体に負担をかけずに楽しむという上手な付き合い方を探す感覚でいくのがきっとベストなのではないかと思っています。

患者さんやクライアントさんにもそのようにアドバイスしています













3月13日~20日までの一週間はCoeliac Awareness Weekセリアック病について知りましょう、考えましょうという週です。

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Coeliac(以下セリアック病)は小麦に含まれるグルテン(たんぱく質)によって腸が炎症を起こしてしまう自己免疫疾患です。症状は激しい腹痛、下痢、嘔吐、発熱など人によって様々です。腸は免疫システムの原点ともいえるほど重要な器官。グルテンは元々消化吸収されにくいたんぱく質なので、腸にたどり着いたグルテンが異物として認識されてしまい、自分の腸をも攻撃してしまうのです。よって腸が炎症を起こし、最終的には腸から栄養が吸収できにくくなってしまう場合もあります。

セリアック病の症状と、過敏性腸症候群の症状は似ていることがあります。過敏性腸症候群を改善する食事療法「低フォドマップ食」を行う前に、セリアック病でないかどうか確認することは必須です。

セリアック病の方にとって、グルテンは完全排除する必要があります。少量でもダメなのです。
それが、唯一の治療法なのです。これこそ、「グルテンフリー」にしなければなりません。

セリアック病は世界で現在、100人に1人の割合だと言われています。オーストラリアでは70人に1人。患者さんで「セリアックだからグルテンフリーの薬しか飲めません。」という方も良く見かけます。そんなオーストラリアでもセリアックだと知らないまま過ごしている人も多く、その割合はなんと80%!

日本では、もっと発見しにくいと思います。
ですので症状に心当たりのる方は、まず血液検査をお勧めします

グルテン除去食品は一般的に高価ですし、外食時に完全にグルテンを抜いた食事を摂取するのは非常に難しいところがあります。(コンタミの危険性は常にあります。)食事は毎日のことです。だから患者さんが感じる負担は非常に大きいです。「グルテンを抜く」ということは、単に食事に気をつけるだけではありません。(それだけでも精神的に非常に大きな負担です。)その人の日々の生活、友人づきあいをガラリと変えてしまうことなのです。

オーストラリアでは大きい「セリアック アウェアネス WEEK」。
日本でレストランやカフェを経営の方、是非本当の「グルテンフリー」の意味について考慮していただけると助かる方が大勢いると思います。そして周囲の方のご理解も、とても大切になってくると思います。

精神的な負担がとても大きい食事制限。
ご相談受け付けています。

旦那がシンガポールに出張していたので、メルボルンに帰る時のトランジットの際にシンガポールに一晩滞在しました。

マーライオンもこんな感じを予想していたのですが、

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工事中でした〜

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まあ、そんなこともありますよね‌それはそれでよし!笑

とにかく暑かったのですが(日本6度→SG34度)、メルボルン以上にインターナショナルで驚きました皆すごく寛大で、より良い感じに、無理なく溶け込んでいてとても居心地が良かったです。(でも暑かった‌)

たしかに小さい国ですが、とにかく人も街も経済の驚くべきほど潤って発展していました。

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色々な国籍、宗教、バックグラウンドの人達が集まる場所。

それぞれの違いを否定していては住みにくく、争いが多くなってしまう。

みんな違って当たり前。
様々な食文化があって当たり前。

周囲と、多数派と、足並みを合わせるのもハーモニーかもしれない。
『違いを当たり前に受け入れる』
わたしはそれが本当のハーモニー(調和)だと思うのです。

シンガポールで地元民が行くフードコート。

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そこにあったベジタリアンのお店。看板に玉ねぎ&ニンニクが入っていないことが堂々と書かれています

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野菜も、「◎◎は抜いてください」と言えば抜いてくれるのでカスタマイズ可能です。色んな食生活している人が集まる国は、それだけオプションが無ければ窮屈でやっていけないのです。

多国籍な国だからこその風景かもしれませんが、シンガポールは色んな意味で発展していました。

メルボルンでも最近のレストランでは、洋食・中華問わず「アレルギーや食べられないものはありませんか?」と聞いてくれますし、更には「アレルギーですか?それとも不耐性ですか?」と詳しく聞いてくれるところもあります。違いを理解しているのがすごいです。

日本滞在中、私はリクエストできるところではきちんと伝えました。家族や友人と一緒に、楽しみたいですから‌全部は難しいけど、許容範囲までならok! と自分でしています😊リクエストに応えてくれる所には本当に感謝です。

日本でもこういうお店が増えると良いですね。

日本滞在中に、低フォドマップ食材を色々送ってくださったショコラのネネさん💖

オーストラリア産スペルト小麦です。 大自然で育っているのを知っているので、日本でも使用されていると何だか嬉しいです。
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低フォドマッパーはホームベーカリーがお家にあると便利です。
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ショコラのネネさんのレシピで作らせていただきました😊

材料を入れて、スイッチを押すだけです👍初めに幽霊のようなヒュルヒュル〜という奇妙な音がします。笑

焼けました!
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ちゃんと膨らみました〜‌素晴らしいレシピに感謝です

初めは写真無しですがプレーンで、今回の二回目はスピルリナを入れました。
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これでサンドイッチを作って機内に持っていきます‌米粉だと時間が経つと水っぽくなりますが、スペルト小麦は具を挟んでもべちゃべちゃにならず美味しくいただけるので優秀機内食は高フォドマップ食も多いので、自分で持っていきます。将来、機内食で低フォドドマップ食を選べるようになる時代が来ますように

米粉パンは使用する米粉によってとても難しいようですが、素敵なレシピに加えスペルト小麦とこのホームベーカリーの相性も良いからか、すごく簡単でびっくりです‌ 

こちらの十割蕎麦もいただきました
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私も蕎麦は低フォド食に変える前から絶対十割派。でも硬水と軟水の違いなのでしょうか? オーストラリアで茹でると十割はボソボソになるんです😭でもこちらはツルツルで凄く美味しかったです。日本ではこのような食品を常備しておくと便利ですね‌帰ったら絶対恋しくなります。

日本は色々な調味料で溢すぎているのに、低フォドマッパーが安心して使用できるものはほとんどありません。果糖ぶどう糖
液糖が必ずと言って良いほど入っています。でも、知らないうちに人工的な味に慣れてしまってる事も私自身人体実験してわかりました。めんつゆも少しだけ時間をかけて自分で作れば安心だし、素材本来の味で美味しい。本当は作れる。ただ、日本はすごく便利だからちょっとの時間も惜しく感じるのかもしれません。
低フォドマップ食にして、腸だけでなく味覚や身体が色々リセットされました。

ショコラのネネさん、色々な低フォド食材を試す機会をくださり、どうもありがとうございました💕💕💕




日本低フォドマップ推進委員会 ショコラのネネさんから 日本で手に入る低フォドマップ食品を頂きました!(ネネさん、どうもありがとうございますショコラのネネさんは、クックパッドでレシピを公開されています


日本では低フォドマップ専用食品はもちろん、低フォドマップ表記も無いため、スーパーで買い物をする際には食品成分をじっくり読んで観察し、見分けなければなりません
低フォドに理解のあるオーストラリアでさえ、スーパーではいつも時間をかけて原材料のラベルと睨めっこします (食物アレルギーの子供を持つ親御さんの気持ちがよーくわかります。)なかなか安心して食べることができる商品がなくて気分が上がらない事もしばしばオーストラリアでさえそういう状況なのですから、日本での低フォドマッパーの苦労を思うと・・・涙涙です。

こうやって見ると(ショコラのネネさんから頂いたものは随時紹介させていただきますが)、食べられる食材は限られていますが、思った以上にあるかも!というのが正直な印象です 

(注意:それはもちろん、色々な料理に挑戦してきた今だから言える言葉です。)海外のものも、怖がらずにチャレンジしてみると、結構食の幅が広がったりするのかも。その辺りは私がお手伝いできる部分もあるのではないか?と


まずはこちら。ポレンタというイタリアで食されるとうもろこしの粉。お水を入れて火にかけながら混ぜ混ぜすると、ぽってりしたマッシュポテトみたいな感じになります。

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トウモロコシは高フォドマップですが、コーンミールは低フォドマップです。このように原料は同じなのに、精製過程で低フォドマップになることもあります。だからきちんと勉強しないと、患者さんに説明できません。(日々、自分の体を使って勉強です笑)


話を戻しますが、polentaはシチューなどの煮込み料理に一緒に添えると相性抜群です💖
それでも十分美味しいのですが、今回はその出来上がったポレンタにパルメザンチーズやハーブを加えて、オーブンで焼くPolenta chipsを作りました😁

レシピはこちら↓
https://www.monashfodmap.com/blog/roasted-polenta-bites-cheese-and-herbs/


日本の家族にも食べてもらいましたが、皆癖になってついつい食べ過ぎ😅今回は豚肉+トマト缶+マッセルのコンソメストックで作ったポークシチューと一緒にいただきました🙏ポレンタメインにしたかったので、厚切りです

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今回は低フォドのコンソメを使いましたが、赤ワインを入れるとシチューのように濃厚になります。後は塩胡椒で味付けしてお好みでパルメザンチーズを少々かければ、コンソメストックいらないくらい美味しくなります😍

もちろん外はカリカリ、中はもっちり食感のポレンタチップスは単品でおつまみにも ピッタリですよ。

細く切ればもっとカリカリになります。

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ポレンタは輸入食材店で購入可能です💕低フォドを機に、新しい料理に挑戦するのも面白いですよ😆

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