オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、子育てなどについて綴っています♪

健康

子宮頸がん検査を受けていますか?
20歳以上の女性は全員受けることが推奨されています

日本では婦人科で、オーストラリアではGPクリニックに行けば受けることができます。

これは古い結果ですが、検査項目にLevel B Surgeryと書かれています。(何だか響きが悪いですが、surgery の部類なんですね。)
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$73.55と書いてありますが、メディケアを持っている方は、Bulk Billingといって政府がカバーしてくれるので無料です。

以前は日本と同様、2年に1度だった子宮頸がん検査。
最近GPに行って教えてもらったのですが、オーストラリアでは2017年12月から子宮頸がん検査が新しくなり、5年に1度でOKになりました

前回私が行ったのは2017年11月末。
ちょうど新しい検査になる直前でした‌なので処方箋もらう用事でGPに行った際に、ついでに検査してもらうことにしました。

以前のものはPap testと言い、Cervix(子宮頚)の細胞変化を見るものでした。
新しくなったものをCervical Screening Testと言い、細胞変化ではなく、子宮頸がんを起こす原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)を見るものになりました。


実際にCervixにHPVが発見されても、がん化するまでに10年ほどかかり、さらに必ずしもがんになるとは限りません。
ですが、この検査をすることでもしもHPVが発見されれば、経過観察し万が一のことになっても早く対処できます。

2年から5年に延長されたので女性への負担も軽減され嬉しいです
日本ではまだ2年に1度だと思いますが、そのうち5年に切り替わると良いですね!

日本にお住まいの方はもちろん、オーストラリアにお住まいの女性も是非受けておくことをお勧めします
たとえ日本に帰っても、婦人科で絶対「子宮頸がん検査を最後に受けたのはいつですか?」と聞かれます。その時に「海外で〇年前に受けました」とデータがあると便利です

やっと朝晩肌寒く秋が近づいたと思えば、急に暑くなったりと服装の調節がしづらいメルボルンです‌昨日なんてバケツひっくり返したんじゃないかというほどの大雨&容赦なく降ってくるヒョウで窓が割れるんじゃないかと思ったくらいです(笑)


季節の変わり目に必ずついてくるのが風邪&インフルエンザ
cold&fluの季節がやってきました
ワクチン接種に関しては賛否両論ありますが、常にウイルスと接する医療従事者にとっては毎年必須です

南半球のオーストラリアでは、秋口の毎年3月に新しいインフルエンザワクチンが市場に出ます。
薬局では注文できないくらい人気なので、予防接種を行っているGPクリニックに問い合わせる必要があります。
オーストラリアでは大手薬局チェーンで薬剤師による予防接種を受けることも可能です。
やはり大きい会社は予防接種を手に入れやすいのですね~

今回は知らない人はいないであろう、大手ディスカウント薬局のChemistWarehouseで受けました。

普段はネットで予約できるのですが、今回はネット予約では時間を選択することができなかったため、電話で予約してみました。以前は$10ほどでしたが、今は$13に値上げしたようです。でもやはり他の薬局と比較しても安い!!
いつもやっているわけではなくて、予防接種日がそれぞれの薬局で決められていますので、早めにチェックして予約するのがおすすめです。

薬局に入り、問診票に記入して自分の番を待ちます。

Chadstone Shopping CentreにあるChemistWarehouseには、こんなオシャレなカウンセリングルームがありました。
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グリーンを基調としたモダンなデザイン。 


担当の薬剤師さんは薬剤師3年目の若い女性でした。
カウンセリング中に私も薬剤師であることを話したらお給料や仕事の話で盛り上がり、カウンセリングルームで薬局の内部事情をかれこれ10分ほど楽しくおしゃべり。

ChemistWarehouseほどの大手の薬局で働いた経験がないので、色々知ることができてためになりました。薬局はとにかくスピードが求められるので大変だよね、と皆思っていることは一緒なんだなぁと思いました。お会いしたことはありませんが、ChadstoneのChemistWarehouseには日本人のスタッフさんもいらっしゃるみたいですよ~!

今度詳しく書きたいと思いますが、感染症と自己免疫疾患って密接に関係しているんです。
感染症にかかり続けると、だんだん免疫がどこかでネジが外れたように暴走します。だからずっと健康でいるためには、どれだけ感染症から身を守るかが大事になってくるんです。

感染するのは免疫が弱っているから負けるわけで、逆に自己免疫疾患は免疫が強すぎて自分の体をも異物とみなしてしまい攻撃してしまいます。
免疫力アップ!という言葉をよく聞きますが、上げすぎると逆に自分を攻撃する自己免疫疾患につながってしまいます。大事なのはバランスなんですよね。

オーストラリアではインフルエンザと確定しても、タミフルを処方するドクターは少ないです。保険が効かないため、タミフルを買うと$60ほどしてしまいます‌かからないようにする方が絶対大事です。もしかかってしまっても、軽くすみます。
高熱が続くと本当に辛いですからね

ワクチンは効果発揮するまでに2週間を要します。なので是非、早めの予約をお勧めします


皆さんは、日々食べるものに気をつけていますか??

「あなたの体は食べるものでできている」=You are what you eat. という文を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません

確かに当たっていますが、私はむしろ「あなたの体は、体が入ってきた栄養素をどのように消化吸収し、機能するかによる」=You are how you digest and absorbのほうが正しいと思います。

ずっと前に酵素学のセミナーで聞いた時に、「私が言いたかったのはコレよ、コレ!!」
頭の中で散らばっていたものがすべて1ピースになりました✨

そして友人から貸してもらったこちらの本↓
『いま、栄養学が変わる』
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ホリスティック栄養学について詳しく書かれています。
これを読んで、私の理論というか確信してることはホリスティックの考えに近かったんだな、と実感したのです。

これに私の解釈と意見も入れてシェアできたらと思います

以前にも書いたように、体の中はブラックボックスです。一人一人、消化吸収能力が違います。
だから、「健康にいいから〇〇を食べましょう」なんて、実は全員に当てはまるわけではありません。100食べても、半分しか消化されなかったら、50は栄養になるけど残り50は体に老廃物として溜まってしまいます。同じものを食べても、それがどのように体に影響するかは人それぞれなのです。

まずは、自分の胃腸の声を聴くことが第一です。

たまに、「ケーキが食べたい!」とか
「ジャンクフードが食べたい!」とか、急に衝動に駆られることがありませんか?

私も以前はそうでしたケーキバイキングとかすごく心躍ったし、全部試さないと気が済まない!ストレス溜まるとすぐ甘いものに手が伸びてしまい、、、

でもこの「食べたい!」という感情は、多くの場合私たちの「脳」が暴走している証拠。
本来ならば、胃腸の声を聴くべきなのに、私たちは頭で「食べたい」と思ってしまい、それに伴って行動します。(気づいたら手が出ている感じ。)甘い物は別腹というのは、甘い物を見ると「食べたい!」と脳が反応→胃に信号が行き、ケーキを入れる準備をするために、胃を空にしようとします。脳と胃は繋がっていますが、脳でまず欲が出てしまうのですね

本来、「欲求」ならば、食べたいものを1口か2口食べれば心が満足するんです。
それなら、心を満たすために食べて全然問題ないと思います。

でもそれが「craving」になると話は別。
自分が納得いくまで食べないと満足できないのです。それは脳(マインド)の仕業です。むしろ、食べても食べても、心が満たされないこともあります。(どんどん空しくなってしまうことも。)

逆に、健康オタクなのも問題になることがあります
ヘルシーという言葉にガチガチに固まっている、「体に良い物しか食べない」人たち。本当に体の声を聴いてそうされているなら全然問題なしです。むしろ素晴らしい。
でも問題は、「体にいいからと自分にそう言い聞かせて仕方なく食べている」ケース。
言い聞かせているから、本人は我慢しているとか全く意識の中にありません。そういう方、結構多いんです。

続ける事で問題になってくる理由は2つ。
1.栄養が偏る
体にいい物を食べたって、実は体調が良くなるとは限らないのですね〜

2.心が消化吸収に影響する

私が重要視するのは特に2番目の「心が及ぼす影響」です。

女性ホルモンを気にして、豆腐や豆乳ばっかり選ぶ
カルシウムをとるために、牛乳ガバガバ飲む
お通じを良くしたいからといって、繊維質のものばかり食べる・・・

私たちの心が「おいしい、食べたい」と同時に思わなければ、口に入れたものは十分に消化されません。「○○は体に良くて、心から食べたいと思っている」状態でなければ、素材の力は活かされないと思うのです。

砂糖を控えてるのに
ダイエットしているのに
「甘い物食べちゃった!」

ここで「体の底から食べたい」と思わず、「脳」のとっさの勘違いに従ってしまった場合は、満足できないはずなのです。だから、本当に自分の体と対話するってすごく重要です。そうすると本当に体が欲している物を食べたいと思うようになります。

さらに、食べた後「罪悪感」を感じると消化は行われにくく、エネルギーになるはずの甘い物が老廃物になってしまいます。すると、大腸にたまるわけですが、異常発酵してしまい、ガスが発生。お腹は張るし、腸の動きが鈍くなるので更なる消化機能低下を起こし、悪循環

上記の本では、「酵素をとるために生のものを食べましょう」「発酵食品を食べましょう」
という話になるのですが、、、

中医学の観点からみると、生ものばかり食べていると体を冷やしますし、
過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎などの腸に疾患がある方の場合、発酵食品を多くとると逆に症状が悪化してしまうこともありますので、一概には言えないと思います。

ただ、大事なのは「食べる時の心の持ち方が栄養を大きく左右する」ということ
食べる時の感謝の気持ち、みんなで食べると楽しいという感情が、体に何倍にもプラスに働いてくれるのです。
逆に、「これ食べたくないけど・・・」とか「食べたらダメなのに・・・」という感情は、直に体にマイナスの影響をもたらします

そして、自分の消化能力を知ること(『いま、栄養学がかわる』一部抜粋。興味深いのでシェアさせて頂きます。)

①炭水化物が大好きなタイプーPara Body Type
 ・腰回りに肉が付きやすく、体重増加が体全体に現れるタイプ。
 →実は炭水化物(でんぷん、果物、野菜全般)の消化が苦手。
 ずっとこの嗜好パターンを続けると、甲状腺・副甲状腺を刺激するため不調が現れる可能性も。

②こってり系、エスニック系(スパイス)が大好きなタイプーEstro Body Type
・下半身太りに多い
→実は油の消化が苦手。生殖腺を刺激するので、不調が現れる可能性も。

③肉・卵・ベーコン・ハムなどのたんぱく質大好きなタイプーSupra Body Type
・上半身太りに多い
→実はたんぱく質の消化が苦手。副腎を刺激し、不調が現れる可能性も。

④乳製品を含む(乳糖不耐症の人は除く)、クリーミーなものが大好きなタイプーNeutro Body Type
・体系が若い時と変わらない
・何を食べても体調が良くならない
→実は乳製品&でんぷん全般の消化が苦手。下垂体、内分泌腺を刺激し、不調が現れる可能性も。

実は好きなものが、消化が苦手な食べ物だったりするんですね~。
上記①~④のいくつかを併せ持っている場合も多いそうです。

しかしこれは体質。生まれ持った体の設計図。落ち込むことはありません。

普段の食生活や心の持ち方、そして過ごす環境によって私たちの細胞は変えられるのです。環境による影響は、私たちが想像する以上にものすごく大きいのです。

まずは土台を知り、食生活を見直すことはとても大切です。それが大きな初めの一歩。

自分を知り、
「こうしなきゃダメ」「ああしなきゃダメ」
ではなく、食べすぎずに満足し、
体に負担をかけずに楽しむという上手な付き合い方を探す感覚でいくのがきっとベストなのではないかと思っています。

患者さんやクライアントさんにもそのようにアドバイスしています













以前投稿した貧血と婦人科系疾患で鉄剤についてお話ししました。

お茶でも飲んでちょっとホッと一息‌そんなティータイムに欠かせないお茶が紅茶に含まれているタンニン。タンニンは鉄の吸収を妨げてしまいます‌ 

効率よくサプリで鉄剤を取り入れるために、タンニンを含む飲み物は30分以上避けるのがオススメです。

書き忘れていたので追加しておきます

以前、PCOSが無くなったという記事を書きました。こちら


世の中に出回っている様々な健康・ダイエット情報・・・。

ここで言いたいのは「××をやめれば◇◇は良くなる」とか「〇〇をすれば治る」、「△△を食べれば痩せる」なんていう方法は存在しないということ。西洋医学を学び、東洋医学を学び、近い将来中医学をもっと深めたいと思っている自分ですが、決して西洋医学を批判したり、東洋医学のほうが良いと言っているわけではありません。(中医学の記事はこちら)


だって、西洋の薬ほど精製されていてピュアなものはないし、天然と名の付くものほど実は色々混じっていて怖いこともあります。ウコンだってあれは刺激物。アルコールよりも強い刺激物を入れることによって、アルコールを排除させて「解毒」としているわけです。結局、毒を毒で制しているわけです。肝臓には毒+毒で疲弊してしまうわけです。だから、原因不明の急性肝不全の蓋を開けてみるとウコンが原因だったということも多いのが現状。そんなことを知らずに、一つの情報のみを鵜呑みにして宣伝しているから、メディアは危ないと思います。


一方、生薬の組み合わせでそれぞれが持っている欠点を打ち消してくれることもあります。それを利用したのが、生薬の混合剤(日本で言う、漢方薬)なのです。でも漢方薬にだってもちろん副作用はあります。


「薬を飲むと肝臓に悪いから飲みたくない」という患者さんも多いですが、そのお気持ちはわかります。でもそれは肝臓が利き目を終えた薬物を代謝して、体の外に出すために一生懸命働いているのです。肝臓は、それと同じことを日々口にする食べ物に対してもしています。薬に限らず、肝臓や腎臓は常に働いているのです。


「あれが悪い、これは間違っている」・・・それは物事をある一方からしか見ていないからです。どちらも良いところがあリ、欠点もあります。


だったら両方のいいとこどりをすればいいんじゃないかな?というのが私の考えです。


同じ疾患でも人体の中はブラックボックス。A=Bなんていう公式は成り立ちません。だって、土台が一人一人違うのですからね。


投薬するなら、まずは土台を整えてあげないといけません。
「薬は体に悪そうだから」とか、「副作用が・・・」とか、 投薬する・しない等をディスカッションする人は沢山います。でもそれはあまり意味のないことだと思います。


まずはそれ以前の土台を整えてあげることが大前提。土台がしっかりしていれば、それで多少改善するかもしれないし、薬物治療する事になっても効き目が上がるわけで、結果として体に一番負担が少なく済むのです。


その土台作りは、色々あります。

今後、そんなこともお伝えしていけるようにしたいです。

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