京都にあるパン屋さん 「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」の弘岡桂子さんにお会いしてきました

こちらのパン屋さんは「強力粉」をすべて「古代小麦」に変えてしまったパン屋さんなんです。
古代小麦は、グルテンとフルクタンが普通の小麦よりも圧倒的に少ない健康的な小麦です。ですがパン屋さんにとって、強力粉をGive Upするということはものすごい決断なのです。(詳しくは前回の記事でご確認ください。)ママパンシェフ通信の桂子さんの記事をブログで拝見し、その職人魂に感動した私は、オーストラリアから桂子さんに猛アピール

『ママパンシェフ通信』の記事はこちら
お店を開けていない日にも関わらず、パンを用意してくださり、さらにお時間取ってくださりお話しする機会を頂きました

今まで小麦製品を避けてきたので、パン屋さんとはもうご縁がないと思っていました。でもお店に入った時の焼き上がりのパンの香り、そして焼きあがったパンを見て、自分でも信じられないくらいテンションが上がりました
IBSでも安心して食べることができるパンが、こんなにいっぱいあるのですから



試食させてもらったパンを口にした瞬間、「こんなおいしいパン食べたことない
」もうすでにクオリティーがものすごいのに、常に常に、もっと良いものに改良を!と研究熱心な桂子さんは真の

職人さん
です。強力粉を使うのをやめるという決断は、パン屋をあきらめることと同じくらい勇気が必要だったと思います。しかし桂子さんの強い決心と、アイディアと、才能
そして努力



桂子さん&桂子さんのパンの大ファンになりました

他にもグルテンフリーのパンも作られていますので、アレルギーで今までパンとは無縁の生活を強いられてきた方にも是非試していただきたいです

今回お願いしたのは、『低フォドマップのパン お任せ

』



古代小麦のスペルト小麦を使用した様々なパンを用意してくださいました。
こちらはスペルト小麦食パン。
ふつうの小麦よりも甘みがあり、しかもこの柔らかさに驚いてしまいました。(オーストラリアのスペルト小麦パンはハード系が多いので)これは毎朝パンを食べる方にお勧めです!スプレッドやサンドイッチにも使いやすいので◎

さらに驚いたのは、スペルト小麦のフワリちゃん。
本当にふわっふわなんです。同じスペルト小麦を使っているの?と疑うほど。(この時点でもうオーストラリアのスペルト小麦パンの魅力がなくなります。笑)

ハード系のスペルト小麦 パン・ド・ロデヴというフランスのロデヴ地方のパン。
桂子さんの修行先の思い出のパンだそうです
内層に気泡が入っているのが特徴



こちらはスペルト小麦のカンパーニュ。カンパーニュは「田舎」という意味で、ドーム型のずっしりとしたフランスパンです。

スペルト小麦のバゲット
ガーリックオリーブオイルとの相性抜群
バゲットってお料理に添えてあるサブのイメージでしたが、バゲットでこんなにおいしいと思ったのは初めてです。

桂子さんのスペルト小麦を使ったハード系のパンは、中は柔らかくて、風味が豊か。とにかくずーっと噛んでいたい
そしてちょっと良いワインと生ハム、チーズと一緒にディナーを楽しみたい気分になります。

こちらは、スペルト小麦のマカダミアナッツ入りパン。IBS では制限が難しいナッツでも、マカダミアなら大丈夫なので嬉しい


米粉のパン
きめが細かくて、口の中でホロホロっと溶けてしまいます。

こだわりある桂子さんのパンは、アレルギーの方、私のように不耐症の方、ビーガンなど食事制限がある方はもちろん、桂子さんのパンを求めてファンのお客さんが遠方からわざわざ来られるというのも納得です

最後にお店の前でパチリ

とーっても素敵なお方です
桂子さん、有難うございました

