オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、子育てなどについて綴っています♪

国家試験


Stage 2の選択問題、1回目の挑戦はあと少しの所で全敗
(前回の記事はこちら↓)

 
2回目にチャレンジするまでに、とにかく今まで読んでなかったジャーナルを読み倒しました
私が定期購読しているのはAJPとこちらのAustralian Pharmacist↓

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忙しくて、ここ数年パラパラは読んだけど、ほとんどそのままで放置してきたこの子たち。笑

実は2021年に入ってから、断捨離を始め、溜まっていたこの雑誌を整理整頓したんです。

こういう雑誌って、例えばNSAIDS、PPI、リウマチ・・・等の色んなトピックが書かれていますよね。

それを、『分解』しちゃいます。

用意するのは、ハサミとホチキス、そしてクリアファイル。
雑誌から、後で読みたいなぁと思う記事を切り取って、とりあえずホチキスで記事ごとにバチっと止めるんです。

そして、トピックごとにファイルに分けて収納します。
そうすると、『あっ、あの薬の使い方って何だっけ??』と思った時に、そのトピック分けされたファイルを探せばOK。一つのトピックに関して、様々な記事が入っているので、それを集中して読めばそのトピックの勉強は完了1つの記事をバラバラに読むよりも、一点集中さらに知識が深くなります。

そして、一つの記事を読んでも、内容が欠けていることって多いんですよね。
疾患や薬について、一つの記事では全部の情報は載っていません。それを、色々な記事を読むことによって、一つの記事ではかけている所を他の記事が補ってくれるんです。

私はこの勉強方法をずっと続けています

国試前も、私は本をバラバラにしていました。

当然、クラスメートからは白い目で見られてましたよ~笑
私がバラバラの資料を見てると、コソコソ話されてました 笑 懐かしい

でも綺麗に使っても、後から見なければ意味が無いし、一発で覚えられる天才系の方なら良いですが、本の通りに勉強していては効率めちゃくちゃ悪いんですよ。バラバラにすれば、持ち運びも便利だし、ちょっと電車乗ってる時に読もうかな、と思うし。

本や雑誌は綺麗なまま取っておいては損ですよ~取っておきたいなら、使い倒す用、保管用に2冊買えばいいのです
教科書を綺麗に使おうとするクセはやめたほうが良いです。

ちなみに英語勉強の方法も、オンライン講座ではお話しています(医療英語オンライン講座はこちら

話が逸れましたが・・・
そうそう、この『分解法』で収納していた資料を全部引っ張ってきて、読み倒しました。

普段は治療薬の部分しか注意して読みませんでしたが、今回はガイドラインや基準などもしっかり目を通して、頭に叩き込む勢いで

特に集中して読んだのは、糖尿病、心血管疾患、あとは骨粗しょう症、尿路疾患系とか。

とりあえず2-3週間ぐらいかけてしっかり読んで、再トライします

これから薬剤師を目指す薬学生の皆さん、

そして薬剤師としてお仕事をされている薬剤師の皆さん、

「薬剤師を目指す(した)理由」って何ですか?

その理由って、すごく大切だと思うんです。

この先落ち込んだ時、仕事で何かがあった時に、きっと大事な『鍵』となる気がします。

私が目指した理由・・・
これは今まで他人に言ったことがありません。
だって反応が
・・・??になることがわかっていたからです。

私はおそらく特殊なケースで、
・・・「薬がきらいだったから。」です。

はっ?

・・・ですよね。

私、薬剤師になりたかったわけではないんです。

幼いころからアレルギーだの、原因不明の症状だの色々やって、
そのたびに薬が増えていって、
ある時(中学生だったかな?)ベットから起きようとしたら、めまいで倒れこみました。

結局、それは副作用でした。(処方されていたのがまさかの抗てんかん薬だったので、今思えば当然!)ちなみに抗てんかん薬は、てんかんではなく、別の症状で処方されていました。


毎日毒を飲んでいる気がして、
すごく薬が嫌いで、
でも飲まないといけない体の自分が、嫌で嫌でたまらなかったんです。
これ全部飲む必要あるの?
前回のとは何が違うの?
本当に必要なの?
みたいな。

だったら、嫌いな薬を勉強しよう、
不要なものは自分で見分けられるようになろう、
と思って薬学部を目指しました。
よく『好きと嫌いは紙一重』と言いますが、今考えると、まさにソレ!!
About, Medicines, Health Food, Medicine
留学中も「薬剤師になる!」じゃなくて、「薬学部に入って薬を勉強する!!」という気持ちは変わりませんでした。
むしろ、海外で生活する大きな環境の変化で体調は乱れました。
でも「環境が体に与える影響の大きさ」を身をもって経験し、興味が『薬⇔体・病気』という関係だけでなく、『環境・体・薬』という三角関係へ広がっていきました。

だって同じ薬が、環境の変化によって効き目が強くなったり、弱くなったりするんですもの。環境というファクター(原因)は私がそれ以降勉強するにあたって外せないものになりました。

なので、現地の高校でも、
授業が終わったら一人で街の図書館に行って日本の受験勉強。
あー、おかげでオーストラリアでの(ビーチにいるはずの)私の青春は、図書館巡りの時間になりましたよ(笑)・・・まぁ、それはそれで良し!


『どうして日本に戻って薬学部に行ったの?
そのままオーストラリアで(もしくはアメリカやカナダなどの他の国で)薬学部に行けば良かったのに・・・』
と言われたことも多々あります。

しかし、私は日本人。
日本の習慣や食べ物をはじめ、日本人の「生活環境」のことは深く理解しています。それも海外に出て客観的に見えたからこそ、より理解が深まりました。
だ・か・ら、
日本人の生活環境はよくわかっている。

だ・か・ら、
あえて日本の薬学部に行きました。そうすれば、『環境⇔体⇔薬』という関係性が深く学べるじゃん♪と。
この思いが強かったんです。だから何を言われてもブレなかった。

薬学部に入ってからはもちろん課題にレポートに、試験勉強さらには研究・・・と大変でしたが、私は興味がどんどん広がって、ますますはまり込んでいきました。

薬学部は食べ物も、水質を含む環境も、皮膚のことや漢方も、実験も、研究も、とにかく薬だけじゃなくて『健康に関することが幅広く勉強できる』学部だったな、と今でも思います。

できることなら(必須科目のカリキュラムでキャパオーバー気味&いっぱいいっぱいでしたが)

薬剤師は多くの患者さんと接する職業なので、心理学も勉強したかったな。

と思いました。(なので、現在は心理学も少し勉強中です。)


もちろん海外では日本の薬剤師免許を使うことはできません。
でも薬剤師としてのバックグラウンドを活かすのであれば、
わざわざもう一度勉強し直して薬剤師にならなくても、調剤テクニシャンやサプリメント・健康食品関係の仕事もあるはずです。さらに、研究の道もあります。

そして、今も続けている日本語教師の仕事のように、全く別のキャリアというオプションもあります。
むしろ薬剤師にこだわらなくたって、他の仕事をしたっていいんです。


Confusion, Left, Right, Straight
私は大学時代、色々な薬学関係の会社の人事の方とお話をさせて頂きました。
私はその当時、バカ正直に「私は薬剤師にこだわりはありません」とはっきりと言っていました。笑
当然ですが、皆様口をそろえて言われたのが「もったいない」という一言。

それがせっかく資格があるのに、もったいない。なのか、
今まで薬学部を出るためにお金と時間をかけてもらったのに、もったいない。なのか、
きっとどちらもあるのでしょうが、それは一般的な意見。

「もったいない」はその人からみたらもったいないだけ。
でも周りからの言葉にその時、私の中心軸はブレてしまったんですね。
そして周りの言う通りにしてきたら、ある時自分が無いことに気づきました。本当に自分がしたいことを押し殺して、見ないふりをしていたから、自分なんてなかった。

本当にこれだ!!!と思ったことがあるのであれば、やってみればよいと思うのです。もし世間の言う「もったいない」がマインドセットとして本当にやりたいことを止めているのであれば、それこそもったいないです。
私も色々やってみたけど、やらないと分からないことも沢山ありました。
やってみたことで、失敗したら失敗した、合わなかったね、で良いじゃないですか。逆に、やってみたら案外自分に向いていた、なんてこともあります。

一見回り道のように思っても、その分違う景色を見ることができるなんて、
逆にそういう選択をしたなんてすばらしいと思います。

薬剤師は、パートタイムや非常勤もあります。と考えると、すごくフレキシブル!
だからパートタイムで生計をやりくりしつつ、別の道を開拓してみるのもあり!だと思います。

ちょっと違うな?と思ったら、初心に戻るのも大切だと思います。
「どうして自分はこの道を選んだんだっけ?」=『Why?』がすごく大事。

…その理由がどうであろうと他人には関係ないんです。でも、自分の感情が入っていれば入っているほど、その理由が強いものになり、ものすごいエネルギーになります。
例えば、自分の経験とかは(私の場合、すごく体調で辛い思いをしたetc)強いモチベーションになります。

特に長い学生生活の中で勉強で行き詰った時や、ちょっと仕事で落ち込んでブルーになっている時とかも。笑

私の場合は、自分が現場に立つことで、健康面で同じような経験をされている方の役に立てているといいなぁと。

大学時代、学生の中でも「薬剤師」という言葉から一番離れていたであろう私が、今あえて薬局薬剤師をしています。自分でも不思議に思う時があります。

さらに海を渡りオーストラリアまで来て、
薬剤師になることを目指していたわけではなかった自分が、今こうやって薬剤師として現地の薬局で様々な患者さんと接する仕事をしているというのは、何か意味があるんだろうなぁと思うことがあります。
偶然に偶然が重なって起きている結果のように思いますが、無意識で自分が自分で選んでいるはずなんです。

日本人の患者さんから頂く「日本語で安心して薬や体調のことが聞けて嬉しい」というお言葉は、正直日々とても励みになります。

最近、少し過去を見つめなおすきっかけがあったので、綴ってみました。

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