オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

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日本の免許

いつも読んでくださりありがとうございます

ブログを読み返していたら、似た記事が2つあり、

自分でも『わかりにくい!!』と思ってしまいました

オーストラリアで薬剤師免許を書き換えるプロセスを分かりやすく書いたつもりなのに、(それがこのブログを始めたきっかけだったのに・・・)特に内容が所々被っている箇所もあったため、余計にわかりづらくなっていました。すみません(反省

ということで、『日本の薬剤師免許をオーストラリアで使うには』というタイトルはそのままに、①と②という2記事にして更新しました。

ではプロセスを簡潔化して書いています。これで何となく「流れ」をつかんでいただけると思います

そして
では、もう少し具体的に知りたい方用に、一つ一つのステップを詳しく書いています。
読まなければいけないウェブサイトの情報もすべて載っています

australia

私の時は情報が無さ過ぎて、「何をすればいいのかわからない」状態でした。
こうやって免許を切り替えた人も周りにいなくて、とにかく暗ーいトンネルをこっち?いやあっち?というように、模索していました。

このトンネル、いつまで続くの??

本当にそんな気持ちでした。

でもあきらめなければ、光はいつか見えます。

これから同じようにオーストラリアで薬剤師免許を切り替えようとしている人の参考になるような情報発信をしたいなぁ。

ということで、
・オーストラリア
・薬剤師
という少数派を対象にした記事が多いですが、このブログをはじめました☆

法律はコロコロ変わるため、少々変更されている箇所がある可能性はありますが、
大まかなプロセスは以前と変わらないと思います。


LINEオフィシャルではセミナー&勉強会の情報を発信しています↓

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今日は メルボさんとのコラボ企画!
医療従事者対象のOET・医療英語のオンラインセミナー(タイトル未定) の詳細を練ろうと、メルボさんとのミーティングをするために、久しぶりにCityに出かけました‌ 

昨年はCityの薬局で働いていたので毎日通勤のために行っていましたが、サバーブの薬局に変わってからはたま~にしか行く機会がないので、とっても新鮮に感じます‌ 

しかし天気は午後から崩れ、大雨‌ ミーティングまで時間があったので、パソコン作業するために場所をどこにしようかぶらぶら歩いていたら、かなりcozyなカフェ見ーっけ‌ 
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外観も、角のテーブルの感じも、このポットの雰囲気も全て好き‌ 
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たっぷりサーブされたミントティーを飲み終える間に、今週末の日本語チューターの授業プランを考え、さらに薬学系の記事を2つ読み終える事ができましたミントの香りで頭の回転が早くなったのかも

さらに、セミナー用のドラフトも考えています‌ 

第一回のミーティングでは、方向性が決まったので、更に企画が具体的になってきました‌ 

OETは、オーストラリアを始め海外で医療関係の資格をとるためには必須です。
(詳しくは医療英語とOET医療英語とOET Part2を参照ください

でも、医療英語は少しでも出来た方が、海外で暮らしていくには非常に便利です
自分が病気になった時、ドクターやナースにもちゃんと症状を説明できるようになるし、
救急事態になっても、動じなくなりますw ←これはホントです。

さらにオリンピックを目前に控えている日本では、今後、実際の医療現場で『使える英語』の需要は100%高まります 


本日、メルボさんともお話をさせて頂き、『OET・医療英語を学ぶコツ』も少しトークの中に入れようとなりました。(ここは私も力を入れてプランニングしますよ~OETのために勉強していたけど、ギブアップしてしまった・・・という方にも是非参加してもらいたいです。

きっと皆さん、お一人お一人OETについての情報量や知りたいことが異なると思いますので、

トピックごとに数回に分けて、ライブ発信していく予定です。
ライブだと、皆さんからのコメントもその場で受け付けられますし、質問も自由にしてもらえるので、インタラクティブになっていいかなぁと思っています 

皆さんお忙しいと思うので、時間帯をどうするかが一番悩ましいところです もちろん、見逃した方用にレコーディングし、動画としてアップしようとも計画しています

ご興味のある方・ご参加希望の方は海外で医療を学ぶために必要な事、資格を活かす方法の記事下にあるメルボさんにラインで連絡をお願いします。


このブログのメッセージ機能(設定変更後、機能していると良いのですが)がまだうまくいかない場合は、一時的メールアドレスとしてmagstar214@gmail.comを作成しましたので、こちらにその旨を教えてください。

宜しくお願いします







OETというのはOcupational English Testと言い、医療従事者のための英語の試験のことです。

日本で取った医療系の免許をオーストラリアで書き換えるには、IELTSでもOETでも良いのですが、一定以上のスコアを満たさなければなりません。
もちろん、私も受けました‌(以前のOET関係の記事はこちら)


OETの特徴は、その他の試験と比べて英語試験の出題内容が『医療系』に特化しているところなんですなので、医療系の方は現場で慣れ親しんでいるシチュエーションが多く、「IELTSよりも点が取りやすい」という方もいます。

「OET」の画像検索結果


英語の試験というと、IELTSやTOEIC、TOEFLなど様々な試験があります。海外の大学・大学院入学のために必要なスコアがそれぞれ決められていたり、就職や仕事で必要な人もいれば、趣味で英語を勉強されていてそのプログレスをはかるために受ける方など、様々です
でも、もし今日本で医療に関わっていらっしゃる方で、仕事や現場で使える英語を学びたい!と思っている方がいたら、私は断然OETをおススメします‌ 
実際に試験を受けなくても(本当は受けたほうが良いですが)、OETのための勉強をすると現場で使える英語力が確実にアップすると思います

医療従事者が求められている英語力って、もちろんミスは許されないし、現場のスピードは速いし、ハードルが高いことは確かですでも実は英語がペラペラだからって、それが医療現場で使える英語力か?と言われたら違うんです。


まず、OETの試験内容について見てみましょう
今回は詳細に書こうと思いますので、是非参考になると嬉しいです

OET試験は、4つの分野(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)に別れていて、内容は医療従事者が日常的な業務の中で取り交わされるシチュエーションを想定されたものになっています。

リスニング(所要時間 約50分)
これは各職別共通問題です。
PartA(約29分)医療従事者と患者との会話のやり取りを聞きながらノート(メモ)を取り、その後に出題される問題をノートを参考に答える

PartB(約30分) 医療関連の談話や講義を聞き取り、選択肢からの設問に答える

PartAはドクターと患者の診察室での会話かもしれないし、歯医者と患者かもしれません。例えば実際の現場で、自分が初めて会う患者さんと会話する時に、話をしながらメモを取るシチュエーションの設定になっています。 

PartBは、自分が海外の大学や大学院で講義を聴きながらノートにメモを取っていく、または学会やセミナーに参加して、レクチャー内容をメモするようなイメージです。そして聞くと同時に質問を読んで、解答を書くというハイレベルなものです。
どんな内容の講義かは本番までわからないのがドキドキしますが、ここでは幅広ーい医療のトピックから選択されるため、自分がどれだけ医療英語だけでなく『医療』に詳しいか、も個人的には重要だと思います。PartBはスピードも速く、メモするスピードも求められるという一番難易度の高い所
かなり練習が必要です
このリスニングは、誰もが一度はその難しさに落ち込む分野でもあります。(大丈夫、あなただけじゃないですよ!)ですが、このリスニング問題は実際の現場で起こり得るシチュエーションを非常にうまくシュミレーションしているなぁと感心するところでもあります。

リーディング(所要時間 1時間)
こちらも各職別共通問題です。
PartA (約15分)医療関連の記述を読み込み、欠落した単語などを記入して要約を完成させる
PartB (約45分)長文の医療関連の記述を読み、複数の選択肢の設問に答える

日本人は高校や大学受験、海外文献を読むことなどで読解力は優れている方が多いと思います。ですのでPartBは得意な方が多いはずです。
結構難しいのがPartA。同じ意味の文章を違う言葉で書き換えられていたりするので、ものすごく引っかかりやすいんです。しかも欠落した単語が一つの場合もあるし、3単語書かなければならない場合もあります。これこそ、本当の読解力が試されるところだと思います。

ライティング(所要時間 45分)
こちらは職種によって与えられる課題が違います。各職種における代表的な状況を元に、課題が出題されます。

手紙や紹介状、職業によっては特殊な書類(転院通知書や患者や介護者などへの助言)などを時間内に作成します。薬剤師の場合は、ドクターへの手紙、患者への薬の説明等々。状況を理解して、限られた時間に適切な言葉で明確に書く事が求められます。

スピーキング(所要時間 約20分)
こちらも職種によって課題が異なり、個室に入って2つのロールプレイが実施されます。
相手が患者や顧客、または時には親戚や介護者を演じますので、医療従事者として専門的で適切な応対をすることが求められます。誰もが緊張するスピーキングですが、本当に現場でありうる場面を上手くシュミレーションしていると思います。

個人的に、OETは医療関係者に本当におススメです。
大学時代にTOEICの分厚い参考書を買って勉強している薬学生の子もいましたが、正直スコアをレジュメに書くことができるぐらいの利点しか思い浮かびません!(ごめんなさいっ
私は高校留学中~大学1年の間に何回かTOEICを取りましたが、それも大学入試の際に必要だったから&大学の英語の単位が免除されたからという理由で受けていました

そしてさらに正直な所を言うと、TOEICはスピーキングが無いため、実際の英語力をはかることは難しいと思います。

OETの長所ばかり書いてきましたが、欠点はズバリ、
試験費用が高いこと!それがきついんですよね・・・。
それさえ無かったら状況構わず薬学生&薬剤師の方、医療従事者皆さんにおススメするんだけどなぁ。


薬剤師に特化したOET攻略講座はこちら



長ーい前置き(Part 1, Part 2, Part 3, Part 4)を読んでいただきありがとうございました!

実体験を通して、オーストラリアの医療や医療制度について少しでもリアルにお伝えできたらいいなぁと思っています。今回学んだことや気づかされたことも沢山あったので、それも少しシェアできたら嬉しいです。


これまでずっとPCOS(多膿疱性卵巣症候群)だったので、自然妊娠は不可能だと勝手に思い込んでいた私。(ドクターからもそう言われたのもありますしね
いやぁ、『思い込み』って知らないうちに私たちにめっちゃ大きな影響与えてるんですね。多分今までの人生でも、周囲に影響されて作られてしまった『強い思い込み』によって、行くべき道に進めなかったり、自分で勝手に制限をかけてしまっていたことがイロイロあったんだろうなぁ・・・。


だから生理が来なかったことにも疑問を抱かず、妊娠したことも気づかなかったし、今思えば自分の体のことをケアしてあげていなかったなぁと少し反省しています。


そしてせっかく宿った命が、今回お空に行ってしまったことも。

私は今回予想していなかった妊娠だったこともあり、妊娠していたことも知らなかったので、精神的なダメージは少なめだと思います。

これ、もしすごく妊娠を望んでいて、やっと妊娠していることがわかって、赤ちゃんと会える日を待ち望みにしている人だったら、どんなに残酷なんだろう…

膨らんだお腹が、ぺちゃんこになって、それを見て感じて、どう思うのだろう…と。

テレビで赤ちゃんのCMが流れるだけでも、きっと心の奥がキューっとねじれるはず。

私は早期流産でしたが、それでもやっぱりこの急激なホルモンの変化なのか、時々理由もなく涙がこぼれたり、精神的になんだか地に足がついていないようなふわふわした感覚に襲われることが何度かありました。やっぱり痛みは流産後もしばらく続き、感じたことのないほどの疲労感もありました。

これ、男性にはわかりづらいかもしれないけれど、

分かってあげてほしいなぁ。

分からなくても、理解しようとしてくれるその姿勢だけで救われる女性は沢山いると思います。

ただでさえ、女性は自分を責めちゃいます。

私も初めは自分を責めました。

「仕事で重い物持っちゃったからかな?」とか、
「無意識のうちに “子どもはいらない” と思っていたから、赤ちゃんはお空に行っちゃったのかな・・・」とか、
「私はまだ人間として劣ってるからなのかな・・・」とか

特に周りで出産ラッシュが続いている中、

あれがだめだったんじゃないか、これがだめだったんじゃないか・・・なんて思って自分を責めたり。

でもね、違う!
いや、絶対違う!!
ホルモンのせいで自分を見失うところだった(危ない危ない

医学的に言うと、細胞に異常があったから育たなかったという’cell death’であり、terminationとして自然に流れたということ。まぁ専門家はそう言いますよね。

でもスピリチュアル的に言うと、こうです。
スピリチュアルな自分の一面をここで披露する形になってしまいますが、もし似たような状況で落ち込んでいる人がいたら知ってほしいので書きますね。)
・・・と言っても、決して怪しい者ではありませんので誤解しないでくださいね~

赤ちゃんは、その赤ちゃんにとって一番最適なお父さんとお母さんを、自分で選んで決めて来ているんですって。

赤ちゃんは、お空であなたのお腹に入ることを決めて来ているんです。

その子に与えられた、この世での使命を全うするために、最適な親を選んできています。

そして例え、その命が続かなかったとしても、
赤ちゃんはあなたのお腹に入り、そしてすぐまたお空に戻ってくることを、実はもう決めて来ているんです。

どうしてそんなことするのでしょうか?

それは、
何かのメッセージを伝えるために、です。

だから責めなくていいのですよ。

責めてはダメなんです。

どんなメッセージを伝えているのかな?と思って、それを感じてみてください。


今回、私へのメッセージは一体何なのだろう?と考えてみたのです。

それは
「もっと自分の体を観察してあげなさいよ!」なのか

「妊娠できないという思い込みは捨てなさいよ!」なのか

「女性であることを煩わしいと思わず、感謝しなさいよ!」なのか(←女性特有の症状って、あるマインドと深~く関係しているんです。だからこれ、結構大事!)

「もっと多くの人の気持ちを理解できる人になりなさいよ!」なのか

おそらく、もっともっと沢山あると思います。


私は、日本では学生時代から漢方薬の先生(恩師)について学び、中医師から薬膳を教わり、さらに自分の病気を通して、それまで以上に中医学の世界に魅了されました。

今までどうしてこんなに魅了されてきたのか、理由もわからなかったのですが、
今思えば、たぶんこういう人生設計図を持って生まれてきたんでしょうね。

(あっ、西洋医学は否定していませんよ!なのでまだ薬剤師やっています。笑
私はむしろ西洋医学と東洋医学のコラボレーションが一番良いと思っています。)


そして、オーストラリアでは素晴らしい中医の先生に出会い、
さらに太極拳・気功とも出会い、
ジャパニーズニードルセラピーとお灸の資格も取って、

色々自分の体で試した結果、PCOSが消えたのは本当のこと!


私が受け取るべきメッセージの中には、「あなたが頑張ってきた東洋医学を、自分の中に秘めるのではなく、多くの人と共有していきなさいよ」というメッセージもあるのかもしれません。

秘めてきたわけではないんですが、
やっぱり自信がなかったんだと思います。自信をもってアドバイスできるほどの、確信に近いものが無かった。


でもPCOSだった私が、

一生治ることはないと言われた私が、

PCOSが無くなり、

さらに妊娠できていたという事実は、

(子どもを望む・望まないは関係なく)きっと多くの女性に希望を持ってもらえるんじゃないかな、と思うのです。

今回のことで、イロイロな事が線でつながったんです

でも『つながった』だけで終わらせたくない
ちょっと考えてみようと思います。


この学術試験は、以前の記事:日本の薬剤師免許をオーストラリアで使うには②?で書いた、工程の2番目にでてきたプロセスです。

KAPSはThe Knowledge Assessment of Pharmaceutical Sciencesの略で、薬学部で習った知識が問われます。

Paper 1Peper 2 の2部に分かれており、2つ合格する必要があります。

Paper1
Organic chemistry (有機化学)
Physical and inorganic chemistry(pH, 無機化学)
Analytical chemistry(分析化学:吸光度など)
Biochemistry(生物化学)
Medical chemistry(製剤学、吸収・分布・代謝・排泄など)
Biochemical/systemic Pharmacology(薬理)
Chemotherapy(抗がん剤) 
Toxicology(副作用)
Pathophysiology(病理)
General Physiology(生理学)
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Paper 2
Physical Pharmacy(薬剤学の乳液、けん濁液、ゲル化など)
Biopharmaceutics(薬剤学の吸収・分布・代謝・排泄など。計算も入ります)
Pharmacokinetics and Pharmacodynamics(上記同様)
Pharmaceutical microbiology(抗生剤) 
Formulation(錠剤、粉末、座薬、注射剤など)
Calculation
Dosage determination(薬の適用量)
Medical choice(ケーススタディ)
Surgical dressings(包帯の種類、ドラッグデリバリーシステム)
Adverse reactions to drugs (副作用) 
Drug interactions(相互作用)
Drug information(血液検査の数値など)
Managing Minor Ailments(病態のマネージメント)

こうやって書き出したリストみると圧倒されてしまいそうですが、少々被っている内容もあります。

Paper 1は140分、 お昼を挟んでPaper 2も140分。問題数はそれぞれ100問ぐらいです。

コレに合格しなければ、オーストラリアでインターン薬剤師として働く事ができません。

試験対策はどうすれば良いのか?
私の時は、全くと言っていいほど情報がなかったので、独学になってしまいました

なので現在、KAPS試験対策講座を準備中です KAPS試験準備講座 公開中です!
初めは英語での問題文を読むのも苦労するかもしれませんが、徐々にパターンが掴めてきます!

こちらはAMHという❝オーストラリアの医薬品バイブル❞
AMH
あの時はいっぱいいっぱいでできませんでしたが、結構詳しくまとめてあります! 何回も読めば、この本の細かさが分かるはず。


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