オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、Low FODMAP dietなどについて綴っています♪

母乳

いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

バブが生後7カ月目に入りました

6か月後半ぐらいから日中の昼寝が1日2回にまとまって来ました。

夜の睡眠は、1時間~1時間半ごとに起きてしまうので決して良いとは言えませんが、何とかやっています

夜の授乳・フィードは全くなしです。

最近変わったのは、夜の寝付きが以前と比べてかなり改善したことです‌6ヶ月前半までは夕方から夜にかけて泣きまくり家事も何もできない状態でしたが、最近は少しグズるだけになりました。

スリープスクールまであと数週間。それまで頑張ります。

離乳食もアレルゲンは甲殻類以外ほとんど試し、6か月目からは特に食のブートキャンプ並みに様々な食材をトライしてもらいました。

チキンを茹でた残りの骨をあげると手でしっかり握り、振ったりかじったりすることも覚えました。
IMG_20240721_095342

1歳になるまでは栄養は離乳食ではなく、母乳・粉ミルクがメインです。
授乳開始直後から、頻繁にできるしこりや、血管攣縮の鋭い痛みに頭を抱えてきましたが、生後5カ月終わるまではほぼ完全母乳。ここまでトラブル多い人も珍しいようで、授乳コンサルタントからも、同じ症状がある人は大抵早々に授乳を断念していると言われてきました
とりあえず色々試して生後3か月までは頑張ってみようと言われてきましたが、気づいたら5カ月間続いていました。

そしてバブが6か月に入ったころから本格的に授乳から粉ミルクに移行する計画を実行。ここ1か月は完全に搾乳をするようになり、少しずつ粉ミルクの量を増やしてきました。

もちろん授乳が減るとしこりも発生しやすくなります。かなりゆっくりペースで減らしているつもりなのですが、それでもできてしまいますここ4週間は毎日のようにしこりができ、非常に痛いです。(風邪でダウンした時にストレスで母乳量が減るかと思ったらそうでもなかったです

オーストラリアでは母乳押しのため(日本でもそうかもしれませんね)もちろん周りからは『なんで授乳辞めたいの?』『まだ6か月で辞めるのは早いよ』等言われ迷う時もありましたが、

ガイドラインの薬を全て試しながらも、今まで十分やってきた

そんな気持ちが自然に大きくなっていき、

寝不足にこのしこりの痛みでここ最近は辛さが増し増しなのもあり、今週から断乳を決意しました。

バブ、貴重な経験をさせてくれてありがとう。


すんなりと卒乳・断乳できる人もいるようですが、私の場合はそうはいかないみたいで、

西洋の方法では副作用に耐えられる気がしなかったので、中医の先生に生薬を処方してもらいました。
IMG20240720192621

ここ一ヶ月で母乳量が半分ぐらいまで減ったと思いますが、あと一押しが欲しいし、なるべくトラブル無くやっていきたいので薬の力を借ります。

まだどのくらいかかるかは分かりませんが、断乳がスムーズにいきますように。

しこりができやすいので念のためエコーも撮ってもらいました。まだ結果待ちです。

メディケーションレビューの資格更新のためにやらなきゃいけないモジュールがあり、今週やっと手を付け始めました。
IMG20240721070236

アボリジニ・トレス海峡諸島民のヘルスケアについて学び中。

バブが夜寝ている間に、コツコツやっていきます

お母さんから「いつから粉ミルクを始めるべきですか??」という質問をよく受けます🍼✨

 

その質問に対しては、「生後6か月までは母乳が推奨されています。」とお答えします。


その理由は、母乳には栄養だけでなく、ベイビーが必要な『病原体と戦うための抗体』がたくさん含まれているからなのです☝️ベイビーはお母さんの母乳を通して免疫力を得ているのです。

6か月まで母乳で育ったベイビーは、将来肥満になるリスクが低かったり、糖尿病になるリスクが低くなったりといいことづくし!そしてお母さんの体にもいいことがあって、乳がんや卵巣がん、糖尿病や心臓疾患のリスクを下げてくれるという嬉しい効果も💕

 

では「いつまで母乳を続ければいいの?」という質問に対してですが、

その答えは「お母さんと子どもが望むまで」となります。1年でも2年でも、大丈夫。

 

でも実際、ずっと母乳は難しい…というケースが多いです。

そんな時に『粉ミルク』が必要です🍼

 

次に出る質問は「どの粉ミルクがいいの?」ですよね。沢山種類があるのですから。

(ちなみに粉ミルクは英語でformulaと言います。)

 

オーストラリアには

🍼Infant formula : 生後612か月用。母乳の代わりに栄養を与えるイメージです。

 

🍼Follow-on formula:生後612か月用ですが、固形食を始めたらこちら。固形食で補うことのできない栄養を摂るイメージ。

 

🍼Toddler milk: 13歳用。母乳や通常の食事で足りない栄養を補いたい時に。

 

というカテゴリーになっています。

 

実は、質問に対する答えはありません。

赤ちゃんの体調に変化がなく、ちゃんと飲んでくれるならOK‼️

 

🐄牛さん由来のミルク

これが一般的です。

赤ちゃんは私たち大人と違って、ラクトースを分解できる酵素を持っています。なのでほとんどのベイビーはこれで大丈夫。


🐐ヤギ由来のミルク。英語だとGoat Milk

これは最近のオーストラリアの流行り?なのか人気があります。

その理由は、ヤギ由来のミルクは、母乳に入っている成分と非常に良く似ているからなのです!ラクトース含有量が少ないのも特徴です。なので、ラクトースが合わないかも?と考えられるときは試しても良いかもしれません。

 

🌿大豆由来のミルク。たんぱく質の観点では、牛由来のミルクに含まれている物に劣ってしまいます。ただし、ラクトース不耐症、ガラクトース血症などの場合はこれを試されるのも良いかもしれません。

 

🍼特別なミルク

牛乳アレルギーがある場合は、extensively hydrolysed formulaを使用してみましょう。アレルギーは乳製品に含まれているたんぱく質に反応して起こります。これはたんぱく質が分解されているため、アレルギーが起こりにくいとされています。(医師の監視下で注意深く行います。)

 

種類は色々ありますが、現時点での研究では、どの粉ミルクを使用してもベイビーの発育への違いは無いとされています❣️

 

どの粉ミルクを選ぶべきか?よりも、正しくミルクを与えてあげることの方がずーっと大事です。

哺乳瓶のボトルと乳首(teat,キャップの殺菌消毒以外に、良く見落としがちなポイントは

✅まずは手を清潔にする

✅粉ミルクを溶かす場所を清潔にする

✅水を沸騰させて、体温まで下げてから溶かす・・・ベイビーは自分で体温を調節する力がないので、与えたものの温度が非常に影響を与えてしまいます。

✅残ったミルクは毎回捨てる

など。

 

適量をきちんと溶かすことも大切です。(うんちの問題もこれが原因だったりします💩)

 

母乳を飲んでくれないことで悩むお母さんもいます。もちろん赤ちゃんもお母さんも初めてなので、うまくできなくても当然です。赤ちゃんがうまく吸えていないことも考えられます。そんな時は、まず病院で相談しましょう。自分を責めないことが大切です💛

 

「母乳を飲んでくれないから、粉ミルクになってしまい、免疫力が心配…」と悩むお母さんもいます。

悩んで当然だと思います。

でも、色々な方法がありますから大丈夫!おすすめはBioCauticalBabyBiotic 0+years


BabyBiotic 0+yrs ® 60g net powder

これは早産や帝王切開ベイビーにもおすすめ。免疫力のギャップを埋めてくれますよ。


 

↑このページのトップヘ