オーストラリアで薬剤師

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海外妊娠

いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

今回はオーストラリアで妊娠が分かってから出産までのプロセスについてお話ししたいと思います。

※この記事に示した料金は、2023年の時点です。場所や機関によっても異なることもありますのでご了承ください。
妊娠検査薬で陽性反応が出たら

妊娠を計画している方は定期的にチェックしていると思うのですが、体調の変化で『あれっ?もしかして・・・』と思い、薬局で売られている妊娠検査薬で妊娠がわかる方も多いと思います。

ぱっと見て陰性だと思っても、時間が経つとうっすら線が現れていることも。その場合、高確率で妊娠陽性です。この時点でGP(主治医)に予約を入れましょう。血液検査でhCGというホルモンを調べることで妊娠確定がわかります。

妊娠が確定したら

GPがさらに血液検査と超音波検査(英語ではUltrasoundと言います)をするための紹介状を書いてくれます。
この紹介状を持って、外部の検査機関に予約を取り、検査に行きましょう。この時大体6週~8週。6週でもベイビーは小さいですが、内診エコーで確認できるので早すぎることはありませんし、きちんと子宮の中にいるかどうか確認するためにも大事な検査です。($150ぐらい)ここでの血液検査は調べる事項が多く、かなり血液を採取されますので、水を多めに飲んで臨みましょう。こちらはメディケアでカバーされるため、患者負担はゼロでした。

公立病院と私立病院、どう違うのか?

オーストラリアには公立病院(パブリック)と私立病院(プライベート)があります。出産は公立病院でするのか、それとも私立病院でするのか等、決めておきましょう。公立(パブリック)病院での出産を希望する場合は、オーストラリアでは~20週まではGPによって管理がされます。20週までは何かあればGPに診てもらい、20週以降にパブリックホスピタルへ紹介状が書かれます。産科医(OB;Obstetrician)は選ぶことができません。(プライベート保険を持っている方で、あえて公立病院で出産する場合はOBを選ぶこともできます。詳しくは保険会社に問い合わせてみてください。)

出産カバー付きのプライベート保険に入っている方はプライベートを選ばれると思いますが、その場合はどのプライベートホスピタルにするのかだけではなく、どのOB(Obstetrician;産科医)に診てもらうのかを決める必要があります。遅くても12週までには決めて、GPに紹介状を書いてもらい、直接そのOBに問い合わせて初回の診察を予約しましょう。この場合、20週まで待たなくても妊娠発覚後(6-8週ごろ)から4週間おきに診察があります。

違いは・・・
産科医
プライベート保険を使って出産する場合、初めから最後まで同じOBに診てもらうことができます。診察も日本よりは頻度は少ないですが定期的にあり、毎回クリニックにあるエコーでBabyを確認してくれます。(パブリックの場合は、OBは選ぶことはできず、超音波検査は外部機関で行う大きな検査のみです。診察も問題がない場合は20週まで行われません。※詳しくは下のコラムで書きます。)

費用
一番の違いは費用です。パブリックで出産する場合は入院費用も出産費用も無料。出産費用カバー付きのプライベート保険の場合は、入院費用は保険で全てカバーされますが、出産費用は別で直接OBに支払います。費用はOBによって異なります(私の場合は約$4000)。
定期的な診察費用は、初回はコンサルテーションが長いので多少かかる場合が多いと思いますが、私の場合はそれ以降はメディケアでカバーされました。

産後の入院期間
パブリックの場合、出産後たいてい2日以内に退院です。プライベートの場合は4〜5日入院が一般的です。入院費用はプライベート保険があれば多少の出費はありますがほとんどは保険でカバーされます。
超音波で妊娠が確認できた後の出産までの大きな流れ

10週を過ぎると、NIPTというDNAの検査を行います。ダウン症のリスクを調べる血液検査です($450ぐらい)。性別もわかります。この検査はオプションだと思いますが、勧められます。

そして12~16週に2回目の超音波検査を行います。($200ぐらい)
こちらも、GPが紹介状を書いてくれるので、外部の検査機関で受けましょう。
詳細に見る必要がある超音波検査なので、技術をもった検査技師さんが担当します。

(公立病院の場合は、GPに紹介状を書いてもらい、20週~公立病院に通うことになります。)

20週~22週に3回目の超音波検査を行います。(私の場合は$300ちょっと)
これも詳細に見るために大事な検査です。パブリックの場合はわかりませんが、私は産科・婦人科医の資格をもった超音波専門の先生がやっているところにリファーラルを書いてもらいました。なので通常の検査費用よりも$100ほど高めです。ですが、専門家なので一つ一つの臓器に異常がないか等詳しく診てくれますし、3D写真も撮ってくれます。この超音波検査では胎盤の位置や、臍の緒、羊水の量など詳しく診てもらいます。

24~28週
血糖値検査
妊娠糖尿病の有無を調べます


30週~34週
ミッドワイフとの面談
私はここで、OBのクリニックで働いているミッドワイフと約1時間ほどの面談をしました。


34週ごろ
最後、4回目の超音波検査を行います。(私の場合は$250)
私は20週の時に担当してもらった先生にお願いしました。Babyの大体の体重も教えてもらえます。34週からOBとの診察が2週間ごとになります。


36週
GBS検査。
スワブで検査します。

上記が大まかな検査の流れです。

出産

プライベート病院での出産ブログはこちら↓



最後に

プライベート病院で出産して良かったことは?と聞かれたら、妊娠悪阻の時から同じOBに診てもらえたこと&入院させてもらえたことです。公立病院でも日帰りでの点滴は受けることは可能ですが、長期入院は難しかったのではないかと思います。私はかなり酷く、治療のために救急に行くことさえも難しかったため(何時間も待たされることに耐えられる気がしませんでした)、プライベート病院に大変お世話になりました。

情報が少なくオーストラリアでの出産に不安を抱いている方のために、私個人の経験ですが何か参考になれば嬉しいです。


いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

バブの生後13週0日~6日までの記録です。

生後13週のバブと私

バブはこの週、初めて夜8時間通しで寝ました
しかも4日連続。
急に、です。

もちろん私は胸の痛みで起こされ、搾乳するのですが、その後は体がリズムに慣れてないからか寝ることができません。しこりができる不安もあります。頻回授乳の時は本能なのか、寝られるときに寝るっていう事が不思議と出来ていました。今はバブが寝てくれるのに逆に睡眠不足という、よくわからないことが起きています

元々、日中はあまり寝ないバブ。夜沢山寝るようになったからかどうかはわかりませんが、昼間はいつも以上に良く泣き、夜寝る前は3時間必死で泣き続けます(笑)

夜はボトルを拒否する日があったり、そうかと思えば母乳だけでは足らずにミルクを欲しがったりするなど日々変わるバブに振り回されながらも、何とか毎日やっています。

職場復帰と様々な心配事

近い将来仕事に戻ったらどうなるのか?を考え始めました。

政府から受けている産休手当は4か月間。職場からは産休手当はないのでいつから復帰するかまでは考えていませんが、心の準備だけはしておきたいと思っています。

実際のところ、バブにつきっきりになるため家にいても家事ですら十分できていません。

そして毎週何かしら薬剤師関係のセミナーがあり、CPDポイント取得のためもあってオンラインウェビナーに参加するのですが、ほとんど画面の前に座ることも出来ず・・・。

薬剤師としてアップデートしたいのに、それも出来ていない自分がいます。

正直、前のような生活に戻ることは不可能なのではないかとまで思ってしまいます

それよりもまず授乳をどうするか考えないといけないです。職種的にも、働いている間に搾乳するわけにもいきません。乳腺炎も心配。

さらに心配しているのは『産後ボケ』です。
ずっと頭が止まっている感じがしているのは私だけ?でしょうか。返答したくてもすぐに返せなかったり、トンチンカンな事言ったりと、私大丈夫なのか?と思ってしまうぐらい結構心配しています。英語が話せなくなったと思っていたら、多分日本語でも同じで、言葉が出てきません。子供に集中しないといけないので産後ボケは当たり前なのかもしれませんが、これも私としてはショック。

仕事復帰することに対する不安・・・

漠然としていたのですが、この週に聴講したオンラインウェビナーでうまくまとめられていました↓
・子育ては日々変化していくので想像できない。その変化の上に職場復帰というさらなる変化は、精神的にかなり負担になるであろうという不安
・職場に出産前の自分と同じようにどうやって適応していくのかという不安
・職場に戻ることで、子供との関わり方・影響がどうなるのかという不安

また周りとの比較もあり、自分の決断が揺れることも多いのでしょう

体重・体型変化、
体力激減、
メンタルがコントロールしにくい、
ブレイン・フォグ・・・

産後の様々な悩みに絶賛ぶち当たり中の私ですが、産後の女性がぶち当たる壁は想像以上に沢山ありそうです。やれて当然、できて当然だった自分を出産後に失ってしまった喪失感が大きく、今の自分を受け入れるにはまだまだ時間がかかりそうです。

産後のメンタルー初カウンセリング

アップダウンはまだまだあります。特に寝不足の日はかなり下降気味になり、何も問題が無くても何故か鬱々としてしまう日もあります

旦那ちゃんは好きな時に好きなこと出来ますが、私はバブのランダムな昼寝時間や授乳時間を見ながらの生活。

気にしすぎって言われたり、今日の予定は?って聞かれるけど、私の回答はいつも『バブ次第』です。
でもそう答えたら、『予定ぐらい立てられるでしょ!』との返答。

男性はこんな感じなのでしょうか。出かけようとしてたのにタイミングを逃してしまい、結局出かけられずに終わることもあります。まぁ予定は未定なんですが

この週初めて臨床心理士によるオンラインのカウンセリングを受けました。

相性も心配でしたが、話しやすそうな人で良かった

以前の投稿でも書きましたが、私は鬱という診断は受けていません。でも自分が『このままでは鬱になりそうでヘルプが必要だ』と感じ、サポートサービスがあるなら有難く受けたいと思っています。

産後鬱って未だに病気扱いされたり、ネガティブなイメージを持っている人が多いんだなぁと先日のママ友グループとの会話からも感じましたが・・・(そもそも鬱っていう言葉が好きではないのですが)産後に直面するメンタルの変化は、程度は違っても経験しない人はいないのではないかと思います。
そして私が実際に感じているのは、そのメンタル変化によってもたらす影響が想像以上に大きかったこと私はまだまだその過程なのでこれからどうなっていくかも未知。

なので今は言葉でうまく表現できないのですが、今後どんな発見があるのかも含めて、私はオープンに話していきたいと思います

初回カウンセリングは自分の状況と悩みを話して終わってしまったので、次回のセッションがどうなるか少し楽しみです。

その他

今週はローカルのペアレンツグループのママさん達とカフェでキャッチアップしたり、プレイグループはしごしたりとお出かけも多かったです。プレイグループはしごした時、ランチに家に帰る時間が無かったため、途中カフェでサクッとサンドイッチを食べました。
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自分へのご褒美。ベジタブルサンド。かなり塩気が強かったので、今度は違うのを注文しようっと。

バブの100日祝いのためのバルーンも予約。すっかり忘れていた自分の歯科検診と眼科検診もやっと予約しました。忘れていることが多すぎて心配になります



いつもブログを読んでくださりありがとうございますオーストラリア薬剤師のマギーです。

22週目後半、旦那ちゃんにコロナ陽性反応が出ました

くしゃみ・鼻水から始まり、メルボルンでは時期的に花粉症の季節でもあるため、疑いもしませんでした

そこから咳き込むようになり・・・

簡易検査をしたのは咳が始まってから2日後。

もう少し早く検査すれば良かったと後悔

今住んでいるお家では隔離はできないため、旦那ちゃんには陽性反応が出た後すぐに近場のホテルに予約をとってもらい、現在ホテル住まいしてもらっています。

隔離開始後、翌日に旦那ちゃんが発熱。電話越しでしたが咳もかなり酷くなっているみたい。

一方、私は陰性。でもあと一日遅れていたら確実に私も感染していました。ちなみに私はその一日ピンピンしていたのですが、

隔離開始後2日目から微熱とくしゃみが始まりました遅かったか・・・。

微熱はどうにかなっても、くしゃみが止まらず・・・

くしゃみをすると、お腹に力が入っちゃうので子宮のあたりに痛みが走ることも

ここまで頑張ってきたのもあって流産は絶対に避けたい

でもお腹はどんどん張っていき、その夜はお腹がきつめにストレッチされているような主だるい感覚でさらに不安になりました

未だに簡易検査では陰性が続いていますが、濃厚接触者であり、しかも症状が出ているのに、コロナじゃなくて普通の風邪っていうことは確率として低い。

妊婦でコロナになったらどんなリスクがあるのか?

しかも前回感染した時は、私は症状と後遺症が強めだったので、それが心配でたまりません。陰性になるまで10日間ぐらいかかり、さらにその後1か月は後遺症で苦しみましたこれ以上体調を悪くするような状況は絶対避けたい(涙)


今は制限も無いし、コロナについて全く触れられないため、感染者はいるもののオーストラリアではほぼ忘れ去られています。私たちが検査するのに遅れが出てしまったのと同じ。

電車に乗った時もマスクをつけていたのは私とあともう一人ぐらいだったし。マスクつけていても防御力はどの程度だったかは不明なんですけどね何しろルールも何も無い現在は、陽性でも知らずに出かけている人は沢山いるだろうし、どこで拾ってもおかしくないのですが・・・。

様々な不安と共に、

自分は気を付けていた(つもり)なのに、友人とディナーに頻繁に出かけたり、人混みの中でマスクをしていなかった旦那ちゃんを心の中で責めはじめました

彼が闘病中は、私はものすごい神経すり減らしてフロントラインで仕事をしながら、家に持ち込まないように気を使い、人と会うのも避けてきたのに。

心の中でモヤモヤが大きくなっていきました。

明日の8月31日は魚座満月で、スーパームーンでもあり、ブルームーンでもあります。
そして水星が乙女座で逆行中なのもあり、

体調やメンタルにどういう影響が出るのだろう??と少し不安だったのですが、

こういうことだったのですね。

デトックスの時期。そして物事が思い通りに進まないことが多い時期です。

まぁ、コロナが再び来るとは思ってもみませんでしたが。

旦那ちゃんにはいいレッスンだと思います。改めて考える機会になったみたいだし。

旦那ちゃんは抗ウイルス薬が適応なので、今回もPaxilovidを処方してもらい、早めに回復すると思います。前回はもっと高熱が出ていましたが、3日目ぐらいから陰性になっていたほど回復が早く、後遺症も無かったのでおそらく大丈夫でしょう

私も薬局への仕事復帰を考えていたので、それにストップがかかったのだと思うようにしています。

スローダウンしなさいということなのかもしれません。

結構喉が痛いので、コロナなら明日か明後日に陽性反応が出てもおかしくないんじゃないかな?と思っていますが、コロナだろうが他のウイルス感染だろうが、このくしゃみに加えて咳が酷くならないことを願っています。

皆様もこの時期体調には十分お気を付けくださいね

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