オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、子育てなどについて綴っています♪

海外

新しい職場に移り3週目が終わりました✨

本業は薬剤師ですが、仕事がない日は日本語のチューターもしています
薬剤師になるまでは、メルボルンの高校で一時期日本語を教えていました。それまで日本語の文法なんて全く知らなかったのですが、1から勉強して今では授業で使うオリジナル資料も沢山出来ましたよ〜‌ 日本にいるときは日本語を教えることになるなんて思ってもいなかったので、人生って本当に何が起こるかわかりません。
薬剤師になってからスケジュールが合わず、残念ながら離れてしまった学生も過去にいました‌でも試験の結果をわざわざメールで報告してくれたりした時は本当に嬉しかったです。

また、どんな状況になっても、こうやって私についてきてくれる現地の学生さん達が可愛すぎる‌だから続けます
チューターの準備や時間も必要だということで、薬局の仕事はパートタイム希望でした。

ですが、他の薬剤師さんの事情で人手不足だということで、今後フルタイムに変わります
始めは『トライアルで・・・』という感じで、オーナーにも私ががどんな人なのかを見てから決めたい、など言われ、かなり渋々

プレッシャーを感じたのは確かですが、正直、初めて会った人にビジネスを任せるのはリスクが大きいですよね。大手はともかく小さなローカル薬局は特に慎重になるのも理解できます。

でも働き始めて4日目に薬局を開ける鍵を正式にもらった時は「信用してくれているんだなぁ」と実感した瞬間でした‌ 

9時間以上立ちっぱなしですが、最近足の使い方を見直した成果があり、前よりも足の疲労感がマシになっています薬剤師は立ちっぱなしなので、姿勢が悪いと首、腰、膝を痛めてしまいます。とんなに立っていても、 浮腫みにくく、腰や膝の痛みから解放され、ハッキリ言ってしまうと『足から体を整える方法』があります‌ それを皆さんに近々お伝えしたいのですが、まだまだ自分の体を使って人体実験中です。結果が確かなものになった時にはご報告させていただきますね

明日は私にとって最後になるであろう(?)と思われる、CityのCollins Placeにある薬局で働きます。日本人のMさんもフロアスタッフとして働いているので会うのが楽しみです。
インターンの時もその薬局で週2日派遣され働いていた時期があるのですが、Mさんがお休みの日だったので一緒に働けなかったんですよね~残念ずっと「一緒に働きたいね」と言ってくださっていて、それがやっと叶います

最近、電車が土日は工事で止まる線が多いので、Cityまで長旅になりそうです…。





日本から戻り、初めの週は体が気候の変化についていけませんでした
寒い日本から、急に40度近いオーストラリアに帰るとさすがにキツイです

それはともかく、初めの一週間は前に働いていた薬局で少し働きつつ、家にいる時は整理整頓
要らない物をさっさと捨てて、大掃除をして、新しい生活への準備をしました。動っきっぱなしです。笑 収納場所がないと逆に捨てる決心がつきます。
フゥー

そうやって過ごしているうちに体も徐々に慣れてきました

そして、始めた職探し。
レジュメを近くの薬局に配りに行きました。初めの2つは「今雇ってないから。」と言われましたが、とりあえず置いてくる。
ごみ箱に入れられるとしても気にしない
動けばそれなりに運も動くはずという気持ちで

そして二日目、今度は反対方向にある薬局にレジュメを渡しに行ったところ、「ちょうど雇ってるよ!」とのこと。
私の経歴を見て、日本人? あんまり経験ない?みたいな感じになり、結構慎重になっている様子だったので、私も少々心配に
でも次の日にインタビューに呼ばれ、
トライアルで来週月曜日に働いてみてから採用を決める、と薬局のオーナーからオファーをもらいました

そして、なんとトライアル最中に契約書にサインをし、雇ってもらうことになりました

何とも早い展開に自分でもびっくりです

新しい薬局はザ・地域密着型!
しかも大手に飲み込まれない、独自のスタイルを持っている薬局です。だから雇う側も慎重になるのはわかります
前に働いていた薬局はシティーのど真ん中だったので、患者さんの層が全然違います。取り扱っている卸会社が異なるので薬のブランド名も異なり、沢山覚えないといけないこともあって大変ですが、この薬局でテキパキと一人前に働けるようになったらかなり成長するだろうなぁと思います

オーストラリアの薬局は日本のような事務さんがいないので、薬剤師一人で処方箋受け取りから調剤、用法用量のラベリング、カウンセリング、会計まですべてを行います。その間にかかってくる電話応対、お客さんとの会話などなど、マルチタスキングが必要なので結構私にとってはチャレンジです。

実は、去年からずっと
家の近くで、アットホームな薬局で働きたいと思っていたのです‌願い通りの展開に驚いています。

こんなに勉強できる機会が与えられて、とても嬉しいです今週来週とかなり仕事が詰まっていますが、慣れてきたらまた色々な健康・薬関連の記事を書きたいと思います

日本で代表的な抗炎症薬(痛み止め) といえば、ロキソニン2年前はロキソニンは処方箋がないと買えませんでしたが、今では『要指導医薬品』といって、処方箋がなくても薬剤師から対面での情報提供を受けたうえで購入可能というカテゴリーに分類されています。第一類医薬品との違いは、「ネット販売ができるかどうか」。この要指導医薬品はネット販売ができません。

この要指導医薬品、オーストラリアで言う「S3」というカテゴリーの「Pharmacist Only Medicines」と同じものです。

この要指導医薬品について知ったのは、実は大学の学生さんの発表を聞いたのがきっかけ。

大学にお邪魔した日に、たまたま海外研修の説明会がやっていて、そこにちゃっかり見学してきました。私が薬学6年生の時に薬学部の海外研修が初めて始まり、当初は韓国の薬学部だけだったのですが、私が卒業してからはアメリカの薬学部への研修も始まったようです。グローバル化しているようでとっても嬉しいです。(私はアメリカに行ったことがないので、非常にうらやましい!)なかなか他の国の薬学部について知る機会もないし、外を見て初めて自分を見つめるきっかけにもなるので、学生さんにとって良い刺激になると思います。

その説明会の時に、学生さんが日本の保険システムや薬学部、薬の分類についての発表をしていたんです。普段頭で分かっているつもりでも、いざ他人に説明するとなると出来ないもの。自分で理解してやっと人に教えることができると思うので、こういう『調べる→自分の言葉で伝える』という練習は海外研修前にはとても良い方法だと思います。(これを英語でまた説明するのは簡単ではないんですけどね
そのときに学んだのがこちら↓
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要指導医薬品って何?となった私。

この新しい分類は初耳だったので、勉強になりました(2年以上帰国してないからか完全に浦島太郎状態。アタフタ)

最近、すごく歯が痛くて(オーストラリアで3年前にガリガリ削られたあたりが疼いてます)歯医者の予約が来週まで取れず、痛みに耐えないといけないことになり…

イブプロフェンでは効かないのでロキソニンが必要だと自己判断。

要指導医薬品になったロキソニンが処方箋なしで買えることを知った私は、早速調剤カウンターのあるドラッグストアへ

たまに土曜日は薬剤師を雇っていない薬局もあるのですが、土曜日の昼だったのでまだ大丈夫だろうと甘く考えていた私。

大手ドラッグストアに到着。

私「ロキソニンが欲しいんですけど…」

薬剤師さん?登録販売員さん?らしき人「土曜日は調剤カウンターが開いていないので、ロキソニンは購入いただけません。」

あのぅ、私一応薬剤師なんですけど…
といっても無駄なので撤退。

仕方ないですけど、でも、何だかむなしい

その時、痛みが9 out of 10ぐらいまで来ていたので、粘ることなく即次の薬局を探すことにオーストラリアならボルタレンがOTCで購入できるのにと一瞬思ってしまったのを反省し…

なんと3つ目の薬局でやっと薬剤師さんに会えましたウルウル
 
そこで「3つ種類があるんですが、どれがいいですか?」と聞かれ、
「3つもあるんですか?何が違うんですか?」さらに「成分なんですか?」と質問しまくる私。

結局、
ロキソプロフェンのみ、ロキソプロフェン+酸化マグネシウム、総合感冒薬にロキソプロフェンが入ったもの、のような分類でしたので、普通のロキソプロフェンを購入しました。

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きっと面倒な人だと思われたに違いない

でも薬局は開いているのに、調剤カウンターが開いてないとロキソニンが買えないというシステムは、少々不便だと思いました





京都にあるパン屋さん 「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」の弘岡桂子さんにお会いしてきました

こちらのパン屋さんは「強力粉」をすべて「古代小麦」に変えてしまったパン屋さんなんです。
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古代小麦は、グルテンとフルクタンが普通の小麦よりも圧倒的に少ない健康的な小麦です。ですがパン屋さんにとって、強力粉をGive Upするということはものすごい決断なのです。(詳しくは前回の記事でご確認ください。)ママパンシェフ通信の桂子さんの記事をブログで拝見し、その職人魂に感動した私は、オーストラリアから桂子さんに猛アピール

『ママパンシェフ通信』の記事はこちら

お店を開けていない日にも関わらず、パンを用意してくださり、さらにお時間取ってくださりお話しする機会を頂きました
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今まで小麦製品を避けてきたので、パン屋さんとはもうご縁がないと思っていました。でもお店に入った時の焼き上がりのパンの香り、そして焼きあがったパンを見て、自分でも信じられないくらいテンションが上がりましたIBSでも安心して食べることができるパンが、こんなにいっぱいあるのですから
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試食させてもらったパンを口にした瞬間、「こんなおいしいパン食べたことない」もうすでにクオリティーがものすごいのに、常に常に、もっと良いものに改良を!と研究熱心な桂子さんは真の
職人さんです。強力粉を使うのをやめるという決断は、パン屋をあきらめることと同じくらい勇気が必要だったと思います。しかし桂子さんの強い決心と、アイディアと、才能そして努力
桂子さん&桂子さんのパンの大ファンになりました
他にもグルテンフリーのパンも作られていますので、アレルギーで今までパンとは無縁の生活を強いられてきた方にも是非試していただきたいです

今回お願いしたのは、『低フォドマップのパン お任せ
古代小麦のスペルト小麦を使用した様々なパンを用意してくださいました。
こちらはスペルト小麦食パン。
ふつうの小麦よりも甘みがあり、しかもこの柔らかさに驚いてしまいました。(オーストラリアのスペルト小麦パンはハード系が多いので)これは毎朝パンを食べる方にお勧めです!スプレッドやサンドイッチにも使いやすいので◎IMG_20190123_112243


さらに驚いたのは、スペルト小麦のフワリちゃん。
本当にふわっふわなんです。同じスペルト小麦を使っているの?と疑うほど。(この時点でもうオーストラリアのスペルト小麦パンの魅力がなくなります。笑)
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ハード系のスペルト小麦 パン・ド・ロデヴというフランスのロデヴ地方のパン。
桂子さんの修行先の思い出のパンだそうです内層に気泡が入っているのが特徴
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こちらはスペルト小麦のカンパーニュ。カンパーニュは「田舎」という意味で、ドーム型のずっしりとしたフランスパンです。
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スペルト小麦のバゲット
ガーリックオリーブオイルとの相性抜群バゲットってお料理に添えてあるサブのイメージでしたが、バゲットでこんなにおいしいと思ったのは初めてです。
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桂子さんのスペルト小麦を使ったハード系のパンは、中は柔らかくて、風味が豊か。とにかくずーっと噛んでいたいそしてちょっと良いワインと生ハム、チーズと一緒にディナーを楽しみたい気分になります。

こちらは、スペルト小麦のマカダミアナッツ入りパン。IBS では制限が難しいナッツでも、マカダミアなら大丈夫なので嬉しい
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米粉のパン
きめが細かくて、口の中でホロホロっと溶けてしまいます。
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こだわりある桂子さんのパンは、アレルギーの方、私のように不耐症の方、ビーガンなど食事制限がある方はもちろん、桂子さんのパンを求めてファンのお客さんが遠方からわざわざ来られるというのも納得です

最後にお店の前でパチリ
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とーっても素敵なお方です桂子さん、有難うございました



「グルテンフリー」、日本でも流行っているようですね。
でも皆さんなぜグルテンフリーにするのでしょうか?本当に意味を理解している方はどれだけいるのかな?と思うことがあります。

今回は小麦について、IBSの観点から書いてみます

グルテン
グルテンは小麦に含まれるたんぱく質です。パンの粘り、発酵に欠かせない成分。でもグルテンはアレルギーを引き起こす原因にもなります。最近よく耳にする「グルテンアレルギー」。症状は蕁麻疹、発熱など、アナフィラキシーショックまでいかなくても様々な症状を引き起こす可能性があり、大人になってから急に発症することもあります。小麦アレルギーの中でも「セリアック」というアレルギーは、小麦が腸に入ると免疫物質がグルテンに反応し、腸までも敵だと思い込んで攻撃激しい腹痛や吐き気、発熱などの症状に苦しみます。結果、腸の表面がツルツルになってしまい、栄養が十分吸収できない体になってしまうのです。
アレルギーではなくても、「グルテン」というたんぱく質は、元々人間の体内では消化吸収しにくい成分ですから、胃腸が過敏な人はグルテンで胃腸の調子が悪くなることがあります。IBS(過敏性腸症候群)で問題なのは「糖質」ですが、このたんぱく質「グルテン」でも症状が悪化するため、グルテンが多い「小麦製品」は避けたほうが良いです。
さらに、グルテンを摂取すると、脳が麻薬のように錯覚し、食欲が止まらなかったり、感情コントロールがしにくくなります。

フルクタン
これは糖質の一つで、IBSの人が吸収しにくい糖質の一種です。
フルクタンは玉ねぎやニンニク、そして小麦にも多く含まれています。吸収されなかった糖質は、大腸で過剰に発酵し、腸から脳へクレイジーなほどの過剰シグナルが送られ、下痢・便秘だけでなく頭痛・吐き気・PMS悪化など様々な辛い症状を引き起こします。

以上より、IBSの人は、「グルテン」と「フルクタン」この2つの成分を含んでいる小麦製品をできるだけ避けたほうがよいという結論になります。(小麦アレルギーの方は100%避けなければなりません

じゃあ小麦は一生食べることができないのか…?

いえいえ、すごい小麦があるんです
それは「古代小麦」
古代小麦とは何ぞや??という方もいらっしゃると思いますので簡単に言うと、古代小麦は「普通の小麦よりもグルテンとフルクタン量が少ない、体にいい小麦」ですさらに直球で言うと、「IBSでもおなかの調子を崩さず、小麦アレルギーの人でもアレルギーを引き起こしにくい小麦」なんです *アレルギーの方は医師の元で相談の上行ってください。

しかし古代小麦を使ってパンを焼くというのは、簡単じゃないのです。
なぜならグルテン量が少ないため、強力粉のように膨らまない等、様々な壁があります。

オーストラリアでも古代小麦(主にスペルト小麦)を使用したパンは売っています。
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日本で売られている米粉製品は、膨らませるためにグルテンが加えられている可能性があります。購入する前に必ずチェックしてくださいね




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