オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

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漢方薬

以前、PCOSが無くなったという記事を書きました。こちら


世の中に出回っている様々な健康・ダイエット情報・・・。

ここで言いたいのは「××をやめれば◇◇は良くなる」とか「〇〇をすれば治る」、「△△を食べれば痩せる」なんていう方法は存在しないということ。西洋医学を学び、東洋医学を学び、近い将来中医学をもっと深めたいと思っている自分ですが、決して西洋医学を批判したり、東洋医学のほうが良いと言っているわけではありません。(中医学の記事はこちら)


だって、西洋の薬ほど精製されていてピュアなものはないし、天然と名の付くものほど実は色々混じっていて怖いこともあります。ウコンだってあれは刺激物。アルコールよりも強い刺激物を入れることによって、アルコールを排除させて「解毒」としているわけです。結局、毒を毒で制しているわけです。肝臓には毒+毒で疲弊してしまうわけです。だから、原因不明の急性肝不全の蓋を開けてみるとウコンが原因だったということも多いのが現状。そんなことを知らずに、一つの情報のみを鵜呑みにして宣伝しているから、メディアは危ないと思います。


一方、生薬の組み合わせでそれぞれが持っている欠点を打ち消してくれることもあります。それを利用したのが、生薬の混合剤(日本で言う、漢方薬)なのです。でも漢方薬にだってもちろん副作用はあります。


「薬を飲むと肝臓に悪いから飲みたくない」という患者さんも多いですが、そのお気持ちはわかります。でもそれは肝臓が利き目を終えた薬物を代謝して、体の外に出すために一生懸命働いているのです。肝臓は、それと同じことを日々口にする食べ物に対してもしています。薬に限らず、肝臓や腎臓は常に働いているのです。


「あれが悪い、これは間違っている」・・・それは物事をある一方からしか見ていないからです。どちらも良いところがあリ、欠点もあります。


だったら両方のいいとこどりをすればいいんじゃないかな?というのが私の考えです。


同じ疾患でも人体の中はブラックボックス。A=Bなんていう公式は成り立ちません。だって、土台が一人一人違うのですからね。


投薬するなら、まずは土台を整えてあげないといけません。
「薬は体に悪そうだから」とか、「副作用が・・・」とか、 投薬する・しない等をディスカッションする人は沢山います。でもそれはあまり意味のないことだと思います。


まずはそれ以前の土台を整えてあげることが大前提。土台がしっかりしていれば、それで多少改善するかもしれないし、薬物治療する事になっても効き目が上がるわけで、結果として体に一番負担が少なく済むのです。


その土台作りは、色々あります。

今後、そんなこともお伝えしていけるようにしたいです。

以前書いた貧血と婦人科系疾患(こちら

私はその記事にあげた症状とは逆で、経血量も少ないし、不規則でした。

それは長年悩んでいた『多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome : PCOS、ピコース)』。

卵巣に多数の嚢胞ができ、ホルモン値はバラバラ、排卵は起きず、不妊症の原因第一位を占めるこの疾患。
妊娠できないことをきっかけに発覚することも多いのですが、中にはPMS(月経前症候群)が酷くて検査をし発覚することもあります。

私は後者。
20歳の頃には(違う疾患が原因で)体重が減り、生理はすでに7か月間止まり、不規則もいいところ。

毎年春になるとトリプタン系の薬でも効かないほどの酷い片頭痛で、病院実習前に「大学も顔があるから…」と大学教授からは留年を勧められるほど。

そして吐き気で夜中~明け方に起きてしまうような生活でした。

婦人科系は検査をしても臓器に異常は見つけられず、「体重が減ってしまったから」、「介護と家のこと、勉強でストレスがないわけではなかったため、仕方がないことだ」と思っていました。

PCOSが発覚したのは結婚して間もない26歳の時。
やっぱり体調が悪いのでGPに「PCOSの可能性があるから」ということで紹介状をもらい、オーストラリアの婦人科専門の検査技師さんにエコーしてもらうことになりました。
(今思えば、GPの的確な判断に感謝です)

エコーで小さな卵巣に、左右40個以上も映し出された嚢胞。

まず頭をよぎったのは、旦那、旦那の両親・親せきがどう思うのか。子供は考えていなかったけど、PCOS=不妊の宣言。結婚して間もなく、仕事もない、こんな嫁をもらってしまったことに対してどう思われてしまうのか…。
これをすればいい、なんていう治療法もありません。

同時に、病名がわかってホッとした冷静な自分もいました。
自分の体調不良は、私が精神的に弱いからとか、怠けているからとかではなかった。やっと自分に「ごめんね」と言いました。
どうせストレスが原因だと安易に考え過ぎていて、自分の体が悲鳴をあげているのに気づかないふりをし、鞭をうちつづけてきたことに

ホルモン療法も1年以上やったけど、副作用でやめることを決意。
中医学も生薬もやりました。
低フォドマップ食で制限がある上に、さらに食事を見直し、独自の方法で食事管理を行いました。

結局、『できることからやってみる!』という考え方に落ち着きました。私の場合は、土台を作ることと薬の両方です。

どんな病気でも、絶対初めはどん底に突き落とされたような気分になると思います。でもそれは当然、それが普通です。後はそこから、前を向き始めるステージに来たら、とにかくできることから何でもやってみればいいと思うんです。ここでホルモン療法の副作用とありますが、私は西洋医学を否定しているわけではありません。(別記事参照)

GPからは、もう治らないから検査しても仕方ないと言われ続けて来ました。その上で意を決しての再検査。結果、40個以上もあった嚢胞は消えていました。信じられなくて、本当ですか?と何回も聞きました。

不調は何か大事なことを訴えているサインです体の声を聞いてあげてください。
私のように、ストレスや忙しさを理由に、気づかぬふりをしないでください






久々に実家の私物を整理していたら、部屋からこんな物が出てきました↓
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良く勉強したあの頃が懐かしいです。人生で中医学と出会えて、本当に良かった。

でもこの大量の生薬.....
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どうすべき?

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