オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

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移住

前々回書いた、初・コンサルタント薬剤師のお仕事に関する記事はこちら↓



そしてその後、レポートに関する記事はこちら↓




紹介状をもらったドクターにレポートを提出した後、早速ドクターと相談して薬を少し変更してみることに。

患者さん一人を、ドクターと一緒にモニターしていく。

知らないこともまだまだ沢山あるし、学ばないといけない部分も多くありますが、これまでのスキルが、今やっと活かされている気がします

すごくやりがいを感じます

そして一通りのプロセスを終えたので、今回初めてメディケアにメディケーションレビューの申請をしました

今回の患者さんはかなり遠方だったので、Rural Loading Allowanceも申請しました。

領収書も添付しないといけないのですが、一度目は上手く添付できてなくて、再度やり直すように連絡が来て...

電話して解決し、とりあえず申請完了。

交通費はどこまで出るんだろう??頂けるお金が領収書に記載されている金額だけだったら、移動に費やした時間も多いのでショックだなー、なんて思いましたが・・・。

結果、なんとそれ以上に返ってきました

レビューの報酬もメディケアから承認され、感無量

申請も今回は初めてでかなりアタフタしてしまいましたが、一度経験すれば次は大丈夫。

色々学んだ今回のメディケーションレビュー。

患者さんの状態がよい方向に向かってくれると良いなぁと思っています。

コンサルタント薬剤師として登録され、まず私がやりたかったのは

eHealth Record (デジタルレコード)へのアクセス。

患者さんの血液検査・画像診断結果や退院時サマリー、処方薬などが全て見ることができるポータルなんです。

これにパソコンからアクセスすれば、患者さんや病院にわざわざ資料を送ってもらわなくても良いという優れもの。
(※もちろん、患者さんの承諾は必須です。)

このeHealth Recordはドクターが使うのが一般的ですが、コンサルタント薬剤師になるとアクセスが可能になります。聞いてはいたものの、設定が難しいという話を聞いていたので、私はきちんと設定できるか少々不安。だからこそ、できる限り早めに設定してしまいたかったのです。

新しいノートパソコンも登録とともに届き、画面も大きいし、サクサクと動いてくれるのでありがたい!

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このeHealth Recordは薬局やクリニックからアクセスするのではなく、私がソールトレーダー(個人事業主)としてアクセスします。なのでABN(オーストラリア ビジネスナンバー)が必要です。私の会社の名前はまだ決めていませんが、とりあえずABNは日本語チューターを始めたときに取得したものがあるので、とりあえずそのABNで登録。

勉強しているときからずっとこのeHealth Recordへのアクセスには興味があったので、昨年、この設定に関するウェビナーに参加していたのです。その時の内容はほとんど覚えてないものの、プレゼンのスライドを保存していたのでそれを見ながら操作。

このスライドあっても途中不明なプロセスがあって格闘しましたが(笑)

スライドで言葉だけじゃなく、ビジュアルで説明が少しあったおかげで、始めてから2時間ぐらいで設定完了できました。


アクセスが個人の名前から出来たときは、本当に感動しました。
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無かったらおそらく半日以上かかっていたか、もしくはギブアップしていたでしょう・・・。情報を集めておいて本当にラッキーでした。

 

レポート課題提出もあと残り2つとなりました

コンサルタント薬剤師としての資格を得るためには、ステージ1のオンラインレクチャー&テストと、ステージ2の4つのレポート課題をクリアする必要があります。

詳しくはこちら↓


今やっているのはステージ2のレポート課題です。
初めの2課題が、患者さんのお家に伺って薬のレビューをするHMR(Home Medication Review)のシナリオ。後の2課題は、介護施設に伺って薬のレビューをするRMMR(Residential Management Medication Review)のシナリオです。介護施設の場合は、施設の入居者全部任されるので、一度の訪問で全員分をレビューするような感じです。(人数が多い場合は、数日に分けて行います。)私のメンターは、週末に地方へ出向き、そこで一泊して2日間かけて契約している施設の入居者のレビューをすると言っていました。

旅行もできるし、いいじゃない

で、HMRとRMMRの課題をやって強く思ったことは、対象となる患者さんが違う事です。

HMRの場合は、色々なバックグラウンドを持っている方が対象ですが、RMMRの場合はアルツハイマーやパーキンソン病、24時間介護が必要なケースを担当します。高齢者も多いので、必ず腎機能低下や肝機能低下で服用不可能な薬も出てきますし、治療よりもQOLを重視することも大切です。

今回は3つ目のレポート課題
課題が発表されたのが、薬局が超カオスだった昨年12月。

その時のブログはこちら↓

これ以上ないくらいの忙しさで、正直12月中はほとんど新しい課題に手を付けることができませんでした。

2022年1月に入ってもやっぱり忙しさは変わらず、これでは課題が一向に進まないので重い腰を上げて取り組む必要がありました。その頃メルボルンでオミクロン株が猛威を振るっており、新感染者数が毎日5万人を超えていた時期でもあり、課題に取り組むまでの気力と言うか、そこに意識が向けられなかった、というのが正解かもしれません。個人的な理由ですが精神的にすごくストレスを感じていた時期で、周りもバタバタと陽性になっていたので毎日自分の中での緊張感がピークだったなぁ。すこし落ち着いたら、またブログで綴りたいと思います。

どうやってモチベーションを上げたかと言うと・・・

Netflix

Breaking Badというアメリカのドラマこれはまさに傑作

Breaking Bad: The Board Game | Board Game | BoardGameGeek

課題をやったらこのドラマを1話見て、その後1時間集中するというサイクルでモチベーションを上げました。もちろん寝不足 それでも続きが見たいと思うほどの内容。

特に自分と重なる内容だったのものめりこんだ理由かもしれません。

このレポートは、一応、期限内に提出できました

直しをしてやっと提出したレポート・・・



通常15日ほど採点にかかると言われましたが、今回はスピーディーに5日後に連絡がありました。



『合格~

うれしい~

結果が来るまでゆっくりしたいなーと思ってましたが、意外と早くてびっくりです( ゚Д゚) 

全然ゆっくりできなかった(笑)

同時に次のケーススタディーが発表され、今日から提出期限までのカウントダウンが再び始まりました。

あれで落ちたら、正直今度はどこを直せばよいのかわからないと言えるほど、かなり深く勉強できた今回のケーススタディ。この日はVictoria州で大きな地震があり、ちょっと動揺した一日でした。

コンサルタント薬剤師記事の続きです。

(前回の記事はこちら↓)



フィードバックを受けてやり直し、さらにもう一度見てもらってやり直して提出したレポート。


これでダメだったら、お金を払って別のケーススタディーをやり直すことになります。

今まで時間をかけてきたのもあり、このケーススタディーはこれで合格をもらいたいなぁ

思いが大きい分、提出する時はドキドキしました。
(提出ボタンを押す前が特に!!笑)

でもやっぱり『調べて、自分で(手書きでもPCでも)文章にする』という作業を行うと、本当に頭にしっかり知識として残ります。

OET講座では受講生さんから『ライティングはどうやって勉強しますか?』という質問を受けるのですが、それも同じ。
とにかくパターンを書いて覚えてみてください。

スピーキングも同じです。

薬剤師特有フレーズのパターンがあるので(これは講座に入るとマニュアルがもらえます)それを体にしみこませることです。

とにかく、自分で手を動かしたり、ちょっと手間をかけて行う事で定着度が一気にUpするのです。

それも片っ端から手を付けるのではなく、ゴールにきちんと合った方向性で行えば、効率良くなります。
このコンサルタント薬剤師になるためのプロセスは(特に普段の仕事をしながらだと)決して容易ではないですが、今まで学びたかったことが学べています。チャレンジして良かった

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