オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

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粉ミルク


前回好評を頂いた『母乳と粉ミルクの質問』の記事(こちら)に引き続き、粉ミルクシリーズです

「海外の粉ミルクって心配
「どの粉ミルクがいいの?」という質問をよく受けます。もちろん、ベイビーが飲んでくれなかったら、、、と考えると不安ですよね。
それについてはこちらの記事を読んでください。

一方で、普通の粉ミルクを飲むと重大なアレルギー反応が出てしまうベイビーもいるんです
今回はそのアレルギーと粉ミルクのお話です。

とあるベイビーのママさんが薬局に来店
処方箋には薬ではなく粉ミルクの名前が書いてありました

その粉ミルク、『牛由来のミルクアレルギー専用』の少し特殊な粉ミルク。
その名もAlfamino(アルファミノ)
Alfamino
普通に買えば高いのですが、処方箋で医師が書けばメディケア(オーストラリアの健康保険)でカバーされ、安くなります。

こちらもあります↓
EleCare (エレケア)
EleCare® Unflavoured  - Unflavoured
このEleCareは牛乳に加えて大豆アレルギーにも対応しています。アレルギーの原因は『たんぱく質』なんです
そのたんぱく質を免疫細胞が異物だと勘違いし、過剰に攻撃してしまうことでベイビーの体まで傷つけてしまう・・・

そのたんぱく質が極力反応させない形に加工されています
こちらも処方箋だと保険でカバーされます。

アレルギーじゃなくても、食物吸収不耐症のベイビーにも◎
オーストラリアでは、処方箋で出せるのは実は薬だけじゃないんですよ〜!

食品アレルギーの症状って本当に様々です。
お腹を下したり、嘔吐したり、体がパンパンに腫れちゃったり、熱を出したり…

とにかくお母さんお父さんはびっくり!!!

お話したママさんは「初めはdevastating(悲惨)だったわ!」と色々話を聞かせてくれました。「排便時に血が出てて・・・」とすごく苦労されているんだなぁと思いました。
「でも今はこの子もソイ(大豆)は大丈夫になったし、今後良くなることを期待してるわ。私ももう大丈夫!」と言っていました。

食品アレルギーで悩んでいる方はすごく沢山います。あなただけじゃありません。成長と共に克服できるケースも多いです。悩んでいる方は是非医師にご相談をお勧めします。

お母さんから「いつから粉ミルクを始めるべきですか??」という質問をよく受けます🍼✨

 

その質問に対しては、「生後6か月までは母乳が推奨されています。」とお答えします。


その理由は、母乳には栄養だけでなく、ベイビーが必要な『病原体と戦うための抗体』がたくさん含まれているからなのです☝️ベイビーはお母さんの母乳を通して免疫力を得ているのです。

6か月まで母乳で育ったベイビーは、将来肥満になるリスクが低かったり、糖尿病になるリスクが低くなったりといいことづくし!そしてお母さんの体にもいいことがあって、乳がんや卵巣がん、糖尿病や心臓疾患のリスクを下げてくれるという嬉しい効果も💕

 

では「いつまで母乳を続ければいいの?」という質問に対してですが、

その答えは「お母さんと子どもが望むまで」となります。1年でも2年でも、大丈夫。

 

でも実際、ずっと母乳は難しい…というケースが多いです。

そんな時に『粉ミルク』が必要です🍼

 

次に出る質問は「どの粉ミルクがいいの?」ですよね。沢山種類があるのですから。

(ちなみに粉ミルクは英語でformulaと言います。)

 

オーストラリアには

🍼Infant formula : 生後612か月用。母乳の代わりに栄養を与えるイメージです。

 

🍼Follow-on formula:生後612か月用ですが、固形食を始めたらこちら。固形食で補うことのできない栄養を摂るイメージ。

 

🍼Toddler milk: 13歳用。母乳や通常の食事で足りない栄養を補いたい時に。

 

というカテゴリーになっています。

 

実は、質問に対する答えはありません。

赤ちゃんの体調に変化がなく、ちゃんと飲んでくれるならOK‼️

 

🐄牛さん由来のミルク

これが一般的です。

赤ちゃんは私たち大人と違って、ラクトースを分解できる酵素を持っています。なのでほとんどのベイビーはこれで大丈夫。


🐐ヤギ由来のミルク。英語だとGoat Milk

これは最近のオーストラリアの流行り?なのか人気があります。

その理由は、ヤギ由来のミルクは、母乳に入っている成分と非常に良く似ているからなのです!ラクトース含有量が少ないのも特徴です。なので、ラクトースが合わないかも?と考えられるときは試しても良いかもしれません。

 

🌿大豆由来のミルク。たんぱく質の観点では、牛由来のミルクに含まれている物に劣ってしまいます。ただし、ラクトース不耐症、ガラクトース血症などの場合はこれを試されるのも良いかもしれません。

 

🍼特別なミルク

牛乳アレルギーがある場合は、extensively hydrolysed formulaを使用してみましょう。アレルギーは乳製品に含まれているたんぱく質に反応して起こります。これはたんぱく質が分解されているため、アレルギーが起こりにくいとされています。(医師の監視下で注意深く行います。)

 

種類は色々ありますが、現時点での研究では、どの粉ミルクを使用してもベイビーの発育への違いは無いとされています❣️

 

どの粉ミルクを選ぶべきか?よりも、正しくミルクを与えてあげることの方がずーっと大事です。

哺乳瓶のボトルと乳首(teat,キャップの殺菌消毒以外に、良く見落としがちなポイントは

✅まずは手を清潔にする

✅粉ミルクを溶かす場所を清潔にする

✅水を沸騰させて、体温まで下げてから溶かす・・・ベイビーは自分で体温を調節する力がないので、与えたものの温度が非常に影響を与えてしまいます。

✅残ったミルクは毎回捨てる

など。

 

適量をきちんと溶かすことも大切です。(うんちの問題もこれが原因だったりします💩)

 

母乳を飲んでくれないことで悩むお母さんもいます。もちろん赤ちゃんもお母さんも初めてなので、うまくできなくても当然です。赤ちゃんがうまく吸えていないことも考えられます。そんな時は、まず病院で相談しましょう。自分を責めないことが大切です💛

 

「母乳を飲んでくれないから、粉ミルクになってしまい、免疫力が心配…」と悩むお母さんもいます。

悩んで当然だと思います。

でも、色々な方法がありますから大丈夫!おすすめはBioCauticalBabyBiotic 0+years


BabyBiotic 0+yrs ® 60g net powder

これは早産や帝王切開ベイビーにもおすすめ。免疫力のギャップを埋めてくれますよ。


 

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