オーストラリアで薬剤師

オーストラリア薬剤師の日常&ローフォドマップライフについて綴っています♪ 

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薬剤師の仕事


新しい職探しと、普段のシフト、さらにはトレーニングで嵐のように休む暇もなく去っていった2021年1月

タスマニア旅行に行くために有休を取っていたので、そのタイミングに合わせて退職日を少し早めることにしました。

1日1日と、薬局にいると本当に時間があっという間に過ぎていくからか、

今日で最後なんだな、という実感が湧きません。

オーナーからは大きな花束とThank you カードをもらい

同僚からもサプライズでワイン、カード、そしてケーキ、花束をもらうという幸せ者です


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大きく成長させてくれた、この薬局と皆に感謝です

スタッフとは仲良かったので、寂しいですが、今度落ち着いたらごはんに行く予定ー Keep in touch💕

最後は、薬局の鍵を返却して終了
もちろん金庫の鍵も全部。

この鍵はいつも忘れないように、この2年間カバンにつけてどこに行くのも一緒だったんです。だから不思議な気分。

翌日はタスマニア旅行(パッキングしてない)、そして帰ったら新しい薬局でのシフトがもう入っているので、なかなかゆっくりできませぬ~

久々の、予定の無い1日

でも早朝から留守電が2件。
キッチンに立っていたので気づかず・・・

『インタビューの件で電話しているのですが、連絡くれませんか?』というHRの人からの留守電が入っていました。

その女性は、先週見学しに行った、未来型薬局の人事部の方。

おそらく採用・不採用の結果報告だと思います。


少しドキドキしながらかけ直してみると・・・










『今回は他の候補者に決まりました。』

とのことでした。

まー、仕方ない。
大手の薬局は、応募した人も多いだろうし。調剤ロボットは魅力だったけど、今回はご縁が無かったという事ですね。

でも、丁寧に連絡くれるのはありがたいです。次を探せるのでね

頑張ったご褒美に、今日は豪華にお刺身でも食べようかな♪



仕事を探しはじめて2週間、薬局を離れることになって1週間が経過。

あまりの目まぐるしい変化に、心も体もついて行っていないような気がします

とにかく連勤。

それに加えて、仕事後のイベントも詰まってるっていうね
この日は、極寒の中、計画していたヨットでのイベントに参加

職場から直行で、Docklandsへmmexport1610874363097
久々のDocklands‼️‼️‼️


プライベートヨットにmmexport1610873820975

シェフによる日本食mmexport1610874348849

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寝不足で、私は初めの2時間は酔いを紛らわすために外に出たり、中に入ったりと行き来。



夜景はとっても綺麗でした

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外では寒さと戦い、中に入ると温かくて睡魔が・・・

デザートが運ばれる前には、もう脳みそ停止状態

疲れがどっと出たのか、体が動かず、あまり皆と話も出来ずに休んでいました。

旦那にも早く帰りたいと頼んで、お開きにしてもらったけど、

帰宅は午前1時。

明日も(日付が変わっちゃったので『今日も?』ですね)仕事

頑張ろうっ


【患者さんを相手にする医療プロフェッショナル】

これには様々な職種があります。

一般的に思い描くのは、

医師、看護師・・・
となると思います。

さて、薬剤師は何番目に出てくるかな?

本来であれば、特に順番にこだわる必要はないんですよね。むしろ、これは認識する人が、どれだけ医療機関に関わっているかによっても異なります。
場合によっては、薬剤師を医療従事者として認識していない方もいると思います。

COVIDの影響で、様々な所で『フロントライン』という言葉を耳にしましたが、
大抵の場合は医師と看護師はいつも当てはまっていて、時と場合によってその❝フロントライン❞に薬剤師が入っている場合もあるし、残念ながら薬剤師が忘れられている場合もあります。

パンデミックの中、『なんで薬剤師がフロントラインに入っていないの?』という薬剤師さんの嘆きもよく耳にしました。

でもこれって、実は世界共通なんじゃないかなと思います。
その❝歯がゆい気持ち❞は、実は当然のことで、おそらく世界中の薬剤師が感じていると思います。

その理由は
1.薬剤師(特にコミュニティー薬局)は一番身近な医療機関であること
2.   病院やクリニックとは違って、予約制ではなく、好きな時に来局できること
3.営業時間が長いこと

という薬局ならではの特徴があるからだと思います。


でも、絶対忘れちゃいけないのは、
私たちは当然、フロントラインです。

むしろ、電話診療しているドクターよりも、
はるかに最前線です。それは間違いありません。

そうだと自分達でしっかりした意識を持つことです。

この前、ドクターともお話したのですが、
やはりどこにでも❝難しい患者さん❞はいるんです。
ただでさえ体調が悪い状態で来られますよね。どんな職種でも、感情をあらわにする人は残念ながら避けられません。

みんな、人間です。

医師には感情を表さなくても、受付のスタッフには当たり散らしたり、

医師だろうが誰だろうが構わず失礼な態度を取る人だっています。

薬局は、きっと世界中共通で、『患者さんにとって敷居が低く、気軽に来れる』場所なんだと思います。

利点としていえば、何でも相談できる、頼りになる、便利で身近な医療機関。
感情がオープンになりすぎてしまうのは、その裏面なのかもしれません。

表裏一体。

だから、『リスペクトが無い』ように感じてしまっても当然。

でも薬剤師の仕事って実際長時間だし、立ちっぱなしだし、電話しながら調剤したり、フロアのこともチェックしたり・・・

多くの人が『想像』する薬剤師の仕事内容と『現実』は、結構かけ離れているかもしれません。薬剤師の仕事って本当に幅広くて、とにかくマルチタスクの達人だと思います。
予約制で一人一人対応しているクリニックや、治療院とは異なるところなのではないでしょうか。

薬剤師として忘れちゃいけないことは、日々のことにめげずに、プロ意識を持つことだと思います。

毎日こんなにも多くの人の健康と薬を管理しているんですから、医療プロフェッショナルとしてのプライドは絶対に持たないとダメです。

プライドって、よくある『薬剤師だからすごい』とか『○○だからすごい』とかそういうプライドではありません。

                  
DUTY OF CARE(患者ケアのプロ)としてのプライドです。

だから言う事、やる事、すべてに責任を持たないといけないんですね。

どんな時もいつも目の前の患者さんに、お客さんに、そういう意識で接しようと思います。


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この2020年、コロナで薬局は大騒ぎ
爆買い、薬の在庫切れ、鳴りやまない電話とお客さんからの暴言・・・

今年経験したことは、絶対に忘れないだろうなーと思います

そんなストレス下、多くの薬剤師が陥った❝Energy Crisis❞
これは過度の緊張下で、ずっと休みなく働き続けることで陥る状態。

分かりやすく言えば、走り続けて、走り続けて、ある時糸がプチっと切れてしまう

糸が切れると、何をどう頑張っても、体が重くていう事をきかない。コントロールできない状態。

朝起きるのが辛い・・・

仕事行きたくない・・・

それはみんながそう思ったし、それはEnergy Crisisが起こる前の自然な反応なんですよね。

Energy Crisisはどうして起こるのか?
それは、自分に課されるタスク(Demand)が自分のCapacityを超えてしまった時に起こります。

じゃあ、どうすればいいのか?
このような大変な状況の時に、どうしたら自分のCapacityを上げられるか?を知ることなのです。

まずは自分の時間の使い方を見直してみること
仕事で一日に使える時間が限られている以上、エネルギーの使い方を上手く変えることなんです。

たとえ1日30時間あったとしても、きっと『時間が足りない』と思ってしまうのが現代人。
そう考えると、1日に何十時間余分に時間があったとしても、この問題は解決しません。

その大きな原因は、使うべきことに時間を上手に使えていないからです。

【時間のINVESTMENTを考える方法】
①まずは『どういうことをすると、自分が楽しく感じるか?』を紙に書き出すことから始めましょう。
②今までの自分を振り返り、紙に書き出したことを実際にしているかどうかを考えてみましょう。
③出来ていなかったな・・・と思ったら、今から出来るように変えてみましょう。

これだけです。

要は、限りあるエネルギーを、自分が費やしたいところ以外に費やしているために、エネルギー切れになるわけです。

体だけじゃなくてメンタル的にもエネルギー切れになれば、もちろんやる気なぞ起こるはずはありません。

コロナ第一波のロックダウンの時、私はむしろ毎日をとりあえず終えるためだけに、エネルギーを振り絞っている状況でした。

他の薬剤師と同じく、仕事を、タスクを終えるのに必死だったんです。
やる気に回すほどのエネルギーはあの頃、無かったのです。
エネルギーの飢餓状態だったんですね。

でも今思えば、あのままのスピードで仕事を続けていたら、危険でした。

アドレナリンが出ちゃうから、食べずに飲まずにずっと働いていました。
仕事をとにかく終わらせるために。それでも平気でした。

でも今は、例え忙しくて食べられない時でも、少しだけ口にするように心がけています。
そして働いている時は食事をお腹いっぱいに食べない。むしろ少量で、なるべくよく噛んで食べるようにしています。

そしてトイレに行く時には、同時に軽いストレッチをすることを習慣にしています。

運動も大事ですが、疲れ切っている時に運動は逆効果です。
むしろ、4分でいいので、やりたいなと思うストレッチをやってみるとかがおススメ。

体を動かしているうちに、体がもっとエクササイズを必要としているなら、体が教えてくれます。
気持ちいいと感じると、4分が6分になり、気づいたら10分になっています。

後は薬剤師がしがちな、『マルチタスキング』もエネルギー的には逆効果。
プライベートの時は、なるべく1つのことに集中することがとっても大事になってきます。

なのでスマホ見ながら、メールチェックしながら・・・何か他のことをするのは、脳にもっとノイズを増やしてしまいます。課題は早く終わるかもしれませんが、脳は結構疲れているんですよね。

そして忘れていけないのは、リカバリーする時間をきちんと確保すること。
1日5分でもいいので、『今日のこの疲れをどうやったら回復できるかな?』と考えてみることです。
ロックダウンで家と職場の往復だけだった私にとって、このロックダウン中のリカバリー術の1つはアロマオイルでした。ストレッチでもいいし、好きなドラマを見ることでもいいし。頭のスイッチをオフできる術を見つけることが大切です。

私はロックダウン中、心を改めてSNS時間を制限するようにしました。夜〇時以降は、携帯を見ない。
テクノロジーからあえて離れる時間を作ることが、非常に大切になります。

そして、Gratitudeを鍛える
Gratitudeとは感謝すること。日常の一つ一つに、感謝するように目を向けること。
誰に『ありがとう』と言いたいですか?それを考えてみることです。

このGratitudeは、なんと、訓練で鍛えることが出来ます!
筋肉と同じなんです。
そして小さな感謝の積み重ねが、ゆくゆくは自分の健康と幸せにつながっていくのです。

薬剤師さんの中で多いのは、『職場でその時その時の対応はきちんとやりこなしているのに、背負った荷物をうまくおろすことができない人が多い』のだそうです。

ということは、その荷物を降ろして、きちんと自分をケアしてあげることができれば、もっと楽になるという事なんですね。

緊張しっぱなしの心と体を、きちんと緩めてあげることが大事なのですね。

よりチャレンジングな環境に行けば、それだけ自分をケアする力も求められます。
でも裏を返せば、自分ケアがきちんとできるようになれば、もっと楽に生きれるし、さらにいろんな事にもチャレンジできるCapacityも広がるんですよね。

今後はこういう事にも力を入れて、笑顔で生き生きする薬剤師さんを増やしていきたいと思います

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