【患者さんを相手にする医療プロフェッショナル】

これには様々な職種があります。

一般的に思い描くのは、

医師、看護師・・・
となると思います。

さて、薬剤師は何番目に出てくるかな?

本来であれば、特に順番にこだわる必要はないんですよね。むしろ、これは認識する人が、どれだけ医療機関に関わっているかによっても異なります。
場合によっては、薬剤師を医療従事者として認識していない方もいると思います。

COVIDの影響で、様々な所で『フロントライン』という言葉を耳にしましたが、
大抵の場合は医師と看護師はいつも当てはまっていて、時と場合によってその❝フロントライン❞に薬剤師が入っている場合もあるし、残念ながら薬剤師が忘れられている場合もあります。

パンデミックの中、『なんで薬剤師がフロントラインに入っていないの?』という薬剤師さんの嘆きもよく耳にしました。

でもこれって、実は世界共通なんじゃないかなと思います。
その❝歯がゆい気持ち❞は、実は当然のことで、おそらく世界中の薬剤師が感じていると思います。

その理由は
1.薬剤師(特にコミュニティー薬局)は一番身近な医療機関であること
2.   病院やクリニックとは違って、予約制ではなく、好きな時に来局できること
3.営業時間が長いこと

という薬局ならではの特徴があるからだと思います。


でも、絶対忘れちゃいけないのは、
私たちは当然、フロントラインです。

むしろ、電話診療しているドクターよりも、
はるかに最前線です。それは間違いありません。

そうだと自分達でしっかりした意識を持つことです。

この前、ドクターともお話したのですが、
やはりどこにでも❝難しい患者さん❞はいるんです。
ただでさえ体調が悪い状態で来られますよね。どんな職種でも、感情をあらわにする人は残念ながら避けられません。

みんな、人間です。

医師には感情を表さなくても、受付のスタッフには当たり散らしたり、

医師だろうが誰だろうが構わず失礼な態度を取る人だっています。

薬局は、きっと世界中共通で、『患者さんにとって敷居が低く、気軽に来れる』場所なんだと思います。

利点としていえば、何でも相談できる、頼りになる、便利で身近な医療機関。
感情がオープンになりすぎてしまうのは、その裏面なのかもしれません。

表裏一体。

だから、『リスペクトが無い』ように感じてしまっても当然。

でも薬剤師の仕事って実際長時間だし、立ちっぱなしだし、電話しながら調剤したり、フロアのこともチェックしたり・・・

多くの人が『想像』する薬剤師の仕事内容と『現実』は、結構かけ離れているかもしれません。薬剤師の仕事って本当に幅広くて、とにかくマルチタスクの達人だと思います。
予約制で一人一人対応しているクリニックや、治療院とは異なるところなのではないでしょうか。

薬剤師として忘れちゃいけないことは、日々のことにめげずに、プロ意識を持つことだと思います。

毎日こんなにも多くの人の健康と薬を管理しているんですから、医療プロフェッショナルとしてのプライドは絶対に持たないとダメです。

プライドって、よくある『薬剤師だからすごい』とか『○○だからすごい』とかそういうプライドではありません。

                  
DUTY OF CARE(患者ケアのプロ)としてのプライドです。

だから言う事、やる事、すべてに責任を持たないといけないんですね。

どんな時もいつも目の前の患者さんに、お客さんに、そういう意識で接しようと思います。


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