オーストラリアで薬剤師

オーストラリアでの日常、薬剤師キャリア&子育てについて綴っています♪ 

オーストラリア薬剤師の日常生活、薬・健康情報、子育てなどについて綴っています♪

薬学部

前回の記事で、急遽今週日曜日のJapan and Culture Festivalへのワークショップ参加が決まったことを書きました。

内容も実はワークショップのコア部分がずーっと確定できなくて、はっきりしなかったんですが、今日やっとコア部分が定まりました。(ホッ

モヤモヤしてる時って、本当に頭がずーっと考えているので疲れます。でもはっきりしてくると、それに向けてエネルギーを注げるのでやる気もスピードも速くなります

『時間がない』のは仕方がないので、それを受け入れて、できる限り時間を作るように心がけています。

今週は他のオンラインの勉強をいったんストップさせて、「仕事⇒帰宅⇒資料作りなどの作業をする」というスケジュールです。

ゴールから逆算して、まずはやることを紙に書きだすと、意外と頭の中が整理されます。
そこから優先順位をつけていき、日々のスケジュールと照らし合わせてできることからやっていく。 

『やることがありすぎてどうすればいいのかわからないー(´;ω;`)泣』 という人には、このやり方はおススメです。

そんな感じで土日も寝不足状態 
でも事が起こる時って、不思議と本当に一気に起こったりするものなんですね。

重ダル~な気分で月曜日の朝に支度をしていた時、もう一人の薬剤師さんから「Food poison(食中毒)で今日は働けない」という連絡をもらい、その日は休みなしのシフトになったり 

そんな日に限って、やたらと患者さんが来局し、
しかも5人とか一気に来る時に、ドラッグ中毒でSuboxone療法している患者さんが急にフィルムがほしいと言って同時に取りに来たり…
私は調剤室で超がつくほどドタバタした一日を過ごしました。笑

調剤した処方箋枚数は100枚ほど。

そして一人の時に限って、忙しい時に限って、
なぜか「入院していた患者さんが退院したので、今日の午後新しい薬(一包化)を家に届けてほしい」
という病院薬剤師からの連絡があり…

必死でパッキングしたのでした。笑

そして翌日は、
「ドクターから○○という薬(コデインに似た咳止めで、S3【薬剤師が処方箋なしで調剤できる部類】の薬ですが依存性が強いので注意が必要な薬)がほしい」と来た、怪しい患者とのバトル

明らかに咳もしていないし、
見た感じ怪しい。

私は多分嘘ついてると思いつつも、それを確認しなければいけません。
とりあえず、ドクターに疑義照会しようと「ドクターに連絡したいから詳細教えてください」と言うと「ドクターは処方箋なしでも買えるって言ってたぞ!」と逆切れ。ますます怪しい。

そしてクリニックとドクターの名前を聞きだし、「今から連絡してみるから待っててください」というと、
「今、クリニックの電話番号探してるから!」と震えた手で一生懸命何かを携帯に打ってる様子。

(たぶん誰かにメッセージして、ドクターになりきってほしいなんてお願いしているのかな、と推測。)

彼から電話番号を聞き出し、クリニックの名前でグーグルしてみると、出てきた番号ともらった番号が違う。。。


彼は誰かと携帯で話し始め、「あ、もしもし、ドクターの○○と話させてください。」なんて言っている・・・。
私が薬局の電話からかけようとすると、「もう繋がってるんだぞ!俺の携帯で話せ!!」と怒鳴りちらし始めます。

グーグル情報によると、もうクリニックは閉まっている時間。しかも番号が違う。なのに、その患者は
ドクターらしき誰かと話している・・・。

私はその患者の携帯で話すことは断固拒否。

念のため、薬局の電話から正しい電話番号にかけてみたけど、もちろん閉まっているのでだれも電話にはでません。

はい、ウソ確定

「この薬は出せません!」ときっぱり言い、
めちゃくちゃFワード言われたけど、薬局から追い出しました。


そして次の日、また知らない男の人が同じ薬を求めに来ました。(一体、どうしてこんなに同時に起こるの??と思ったほど。)

「ドクターに勧められた」という同じパターンで来局してきましたが、私は前日の予行練習もあったからか(むしろ本番?)小さなサインにも敏感になり、そのひとの震えている手に目がいきました。
この人も薬やってるなぁ~、とカンでわかったので、「その薬はありません」と言い薬局から追い返しました。

今週に限って、習いたくてずっと前から計画していたオンラインのセミナーの予定があったり、日本語の生徒からレッスンの要望があったり・・・

忙しい時にさらに追い打ちが来る時というのは、
「やめなさい」のサインではなく、
「やりなさい」というサインだと思っています。
今まで何かしら大きな変化がある時は、たいていこんな感じなんです。
多分、試されているんです。

その先の「あー、あの時は大変だったなぁ」と後から振り返る時には、何かが変わっているかも!
少し疲れを感じながらも、その山を越えた時が今から少し楽しみです。

27日のワークショップは、自分が学ばせていただく機会だと思って行いたいと思います☆




この数日、薬学業界では大きな変化が起きています

なんとH2ブロッカーの『ラニチジン』に発がん物質NDMA (N‑nitrosodimethylamine) が検出されたというビッグニュース

『ラニチジン』は胸焼け(heartburn)に使う薬で、オーストラリアではこのパッケージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
「zantac」の画像検索結果

これはOTCですが、もちろん処方箋のものも・・・
「zantac」の画像検索結果
ザンタックとして知られている超有名な薬です。ジェネリック品も含めて、これ服用している方多いんだけどなぁ・・・

オーストラリアでもTGA(Therapeutic Goods Administration)からこの問題について正式に発表があり、もちろん「少量ならば問題ない」とは言っているものの、各製薬会社はリコールの嵐


ついにZantacブランドもリコール決定です↓

Screenshot_20191002_193817


どんどんリコールの詳細がファックスで届くので、
薬局のファックスはずーっとウィーンウィーン鳴りっぱなしです。

ニュースでも取り上げられ、不安になった患者さんが次々に薬局に来られます‌ 

誰も予想していなかった出来事だったので混乱状態。

被害がない事を祈ります。




いつも読んでくださりありがとうございます

ブログを読み返していたら、似た記事が2つあり、

自分でも『わかりにくい!!』と思ってしまいました

オーストラリアで薬剤師免許を書き換えるプロセスを分かりやすく書いたつもりなのに、(それがこのブログを始めたきっかけだったのに・・・)特に内容が所々被っている箇所もあったため、余計にわかりづらくなっていました。すみません(反省

ということで、『日本の薬剤師免許をオーストラリアで使うには』というタイトルはそのままに、①と②という2記事にして更新しました。

ではプロセスを簡潔化して書いています。これで何となく「流れ」をつかんでいただけると思います

そして
では、もう少し具体的に知りたい方用に、一つ一つのステップを詳しく書いています。
読まなければいけないウェブサイトの情報もすべて載っています

australia

私の時は情報が無さ過ぎて、「何をすればいいのかわからない」状態でした。
こうやって免許を切り替えた人も周りにいなくて、とにかく暗ーいトンネルをこっち?いやあっち?というように、模索していました。

このトンネル、いつまで続くの??

本当にそんな気持ちでした。

でもあきらめなければ、光はいつか見えます。

これから同じようにオーストラリアで薬剤師免許を切り替えようとしている人の参考になるような情報発信をしたいなぁ。

ということで、
・オーストラリア
・薬剤師
という少数派を対象にした記事が多いですが、このブログをはじめました☆

法律はコロコロ変わるため、少々変更されている箇所がある可能性はありますが、
大まかなプロセスは以前と変わらないと思います。


LINEオフィシャルではセミナー&勉強会の情報を発信しています↓

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海外のお店は早く閉まるイメージだからか、海外の薬局の営業時間も短いんですか?という質問を受けます。

メルボルンに関しての回答ですが、その地域は薬局によって異なります。

特にメルボルン程の大都市となると、日本の営業時間に近い気がします。

確かにサバーブでは早めに閉まるところが多いです。

と言っても、5時で閉めては仕事帰りのお客さんも来られないため、特に電車の駅付近の薬局は6時半、7時までは営業している薬局がほとんど。

シティー(CBD)にある薬局の多くは夜9時ごろまで営業していますし、
大きめのサバーブでは夜10時まで、バーやレストランが多く並ぶストリートや地域では、24時間営業の薬局もあります。

営業時間やシフトの形態にもよりますが、大体の薬剤師のシフト (日中) は1日8時間~13時間。
たまに夜9~10時ごろまでの営業店での夜シフトのみだと、4~5時間の短時間の場合もありますが、
オーストラリアの仕事の中では、かなり長時間の仕事の分類に入ると思います。

そしてオフィスワーカーはほとんどの場合、ランチタイムが30分~1時間あるようですが、
Sole Pharmacist(薬剤師が一人の場合は)の場合は、お昼休みが無い所がほとんどです。

なので、食べられる時に、立ちながら食べています。

薬剤師が2人以上同時に働いている薬局の場合は、30分ごと交代で取るようになっています。

外に買いに行って食べる時間も無いので、皆さん家からランチを持ってくる人が多いです。

例え門前クリニックだとしても、日本とは違ってお昼休みをとらないクリニックがほとんどです。

なので患者さんはお昼だろうが関係なしに処方箋を持って来られます。

こちらは、アメリカのとある薬局だそうです↓

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オーストラリアの薬剤師フォーラムで、誰かが投稿していた写真です。


まず目に入ったのは、下にあるPharmacist meal break scheduleというランチタイムの記載!
1:30〜2:00って書いてあります!

この写真に関して、多くの薬剤師がコメントしていました。
「薬剤師なのに、ちゃんとランチタイムが決まっている!(Σ(・□・;))」(患者さんが来ない合間を見て食べることがほとんどですもんね)

「ランチタイム記載するくらいなら、その時間は薬局閉めればいいんじゃない?」

「えっ⁉8時から10時まで働くのに、30分しか休憩無いの?アメリカの薬剤師ってキツイなぁ~。」

「いや、前、私なんて12時間のシフトで全く休みも取れなかったわ…。アメリカがうらやましい。」

結構この4番目のコメントに多くの「共感」のコメントがされていました。

働く薬局それぞれによって感じ方は違ってくるとは思いますが、
この投稿とコメントを見る限り、間違いなく薬剤師の仕事は、長時間で地味に見えても結構タフなものなんだなぁと思います。















前回書いた医療英語とOET~保存版~の続きです

私は過去2回、OETを受けました。

1回目は2015年。

そして2回目は2017年。2回目は、1回目の結果の “有効期限” がインターンシップをする前に切れてしまい、合格していたのに受け直さないといけない羽目になったのでした

OETを受ける人はオーストラリアだけでなく世界中にも沢山いますが、やっぱりナースやドクターが多く、薬剤師は本当に“レア”です。笑

OETのコースを受けていた時も、薬剤師には一人も会えませんでした。(タイミングが合わなかったのもあるのでしょうが、全体的に薬剤師の人は非常に少ないそうです。)なので、スピーキングの部分でペアを組んで練習する時も、薬剤師の人がいないので、ナースやドクターに患者の役をやってもらっていました。

とにかく薬剤師の情報が無い

ネットで情報を調べても、ナースさんのためのOET情報はあっても、薬剤師と入れると途端に検索に引っかからないんですよね

以前からOETや英語についての質問も頂くので、

私があの時に「あったらいいな~」と思っていたことを思い出しながら、

今回は前回の医療英語とOETの記事の『薬剤師に特化したバージョン』として、実際に例を出しながらお届けしたいと思います

医療英語を勉強している方や、OETをこれから実際に受けようとしている方に、このブログが少しでも役に立ってくれるといいなぁと思っています

リスニングリーディングは、全職種に共通です。
なので情報は色々出ていると思います

リーディングに関しては、PartBは専門的な用語が多いですが、練習さえすれば 問題ないかと思います
面白いのがPartA。今回は例として『高血圧』を使いますね。
こんな感じで、高血圧に関しての記事(全く関係のない別々の記事)がText AからDまで4つ記載されています。
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Aは「毎日コップ一杯のビートルートジュースが、血圧を下げる」という研究結果の話
Bは「Renal denervation(腎除神経カテーテル術)が血圧を下げる」という話
Cは「高血圧の原因リスト」
Dは「アメリカの食事(塩分)と高血圧の関係」です。

回答用紙にはこんな感じで、A~Dの記事のサマリー(まとめ)が書いてあり、所々に空欄があります。
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こんな感じのサマリーが2ページに渡って書かれています。Text A~Dを読んで、このサマリーの空欄に当てはまる単語を書かなくてはいけません。
このサマリーは、A~Dの内容が順番に要約されているのではなく、ごちゃまぜなんですなので、簡単にコピー&ペーストできる問題ではないんですね

始めのパラグラフは、Text Aから始まると思いきや、いきなりText Dの内容のサマリーです。
Affecting as much as (1) people in the United states alone, high blood pressure , also known as (2) is a serious issue.
(1)に入るのは70million。これはわかりやすいですね。Text Bの第3パラグラフに書いてある内容です。
(2)に入るのはhypertensionです。テキストにはhigh blood pressure or hypertensionと書かれていますし、読まなくても知っていればわかる問題ですが、読んでいる間に4つの記事では「高血圧」を2種類の呼び方で書かれている(high blood pressureとhypertension)ことにも気づかれましたか?

The condition occurs when blood (3) through the arteries and heart too strongly.
これは次の文章で、高血圧の病態を説明しています。
病態が説明されているのも、Bの第3パラグラフ。hypertension - which makes the body pump blood too strongly through the arteries and heart. という文章から(3)に入る単語を考えます。

(3) の答えは " is pumped"です。pump や pumpsはバツになってしまいます。
単語が1つだとは限らないのがこのPart Aのニクい所。
記事では hypertension makes the body pump blood (高血圧によって、体は血液を送り出す)ですが
サマリーではwhen blood (3) through the arteries (血液が動脈を通って送り出される時)となり、「受身形」で答えなければなりません。なので" be pumped " となり、文章に合わせる形にすると”is pumped"になります。

Part Aでは読む速さも必要ですが、必要な情報をパッパッ!とスキャンするように拾っていくスキルが求められます。サマリーでは文章ごとに記事AからC、そしてまたA・・・のようにランダムに飛びます。笑
内容だけでなく、文章の構造までもよーく理解しないと正解が出せないため、本当の読解力が試されるなぁと思います。文章をコピー&ペーストするのではなく、違う言葉で言い換えるという“パラフレーズ” するスキルは、現場に出た後にも役に立ちます


OETのライティングは、手紙です。実際の問題の例を、日本語訳で載せてみますね↓

例)本日、Mrs.Daniels (78歳男性)があなたの薬局に「2-3日前から始まった湿疹」に効く薬を買いに来ました。その湿疹は境界がはっきりしていて、かきむしったところ以外は赤くなく、でも少し隆起しています。その湿疹は主に上半身に集中しており、上腕と足にも少し広がっています。Mrs.Danielsによると、ガーデニングなどはしておらず、湿疹の原因はわからないと言っています。さらに質問したところ、食事の変化もなく、洗たく洗剤や石鹸、香水など肌につけるものは過去数か月一切変えていないという事です。

薬歴によると、Mrs.Danielsは高血圧のためにベラパミルを処方されていましたが、2週間前に副作用が出てから最近ACE-IのDrug-Xを服用し始めました。

Medication history for Mrs.Daniels: (薬歴)
17/02/10 Drug X 5mg 1bd
11/02/10 Indapamide 2.5mg 1d
26/01/10 Verapamil 80mg 1bd
09/01/10 Nitrazepam 5mg 1n

その下に、Drug Xの添付文書的な物が掲載されています。
例えばindication(適応):Hyperhension, cardiac failure(高血圧、心不全)とか
   Adverse reactions(副作用):Hypotension(低血圧)、Rash occurred in 10% of patients(10%の患者に湿疹が起こり得る)とか。その他諸々。
とにかくDrug Xの情報がいっぱい書いてあります。

(ここまでは前置きです。)
で、問題文が書いてあります↓
You suspect an ADR (Adverse drug reaction)to the ACE inhibitor and decide on the following course of action:(あなたはこの湿疹がACE阻害薬による副作用だと疑い、以下の対応をとります。)
・Mrs. Danielsにすぐにドクターにかかるようにアドバイスする。
・ドクターにこのことを伝える。
・かゆみ止めとして0.5%ヒドロコルチゾンクリームを勧める
・今回の副作用を、住所:○○××△△あてに○○機関に報告する

課題:
副作用データバンク(機関の名前)に今回の副作用について報告する手紙を書きなさい。(180-200単語)


どうでしょう?
結構リアルですよね!実際に起こりそうなシチュエーションです。
OETはあくまでも英語の試験なので、例え「湿疹=ACE-Iの副作用」ということがわからなかったとしても、添付文書の中に書いてあります。笑 

これは特殊な例題だと思いますが、
「耳の悪い患者さんに、手紙で副作用について伝えなさい」とか、
「○○という症状が出ている患者さんが病院に行きたがらないので、ドクターにつれていくように患者の家族に手紙を書きなさい」とか
「最近引っ越しして、うちの薬局に新しく来た患者さんの情報を、門前のドクターに伝えるための手紙を書きなさい」とか、実際起こり得る場面が盛りだくさん。

試験ではリーディングタイムが5分間与えられるので、その間にざっと全ての情報に目を通し、残り40分間で手紙を書きます。たくさんの情報の中から、必要な情報を短時間でピックアップして、それを適切な言葉で文章にするっていうのは思ったより難しいと思う人も多いのではないでしょうか。
すごくいい練習になると思います。


おそらく皆さんが一番気になるのが、スピーキングではないでしょうか。
スピーキングはロールプレイを2回行います。それぞれロールプレイ用のカードが渡され、カードには以下のようなことが書かれています。

例)患者さんが目の症状で薬局に来ました。目は赤く、かゆみもあり、ゴロゴロした感じもあり、涙が止まらないと言っています。目ヤニはありません。あなたはこの患者の症状をRed eyeだと判断しました。

課題:
・Red eyeという症状である可能性があるということ、感染症やアレルギーなどの原因があることを患者に伝えなさい。
・患者を安心させ、○○という目薬(薬名:××)を勧めなさい。
・その目薬を使えば、目の赤みやかゆみは治まり、結婚式までには症状は改善するということを伝え安心させなさい。
・その目薬は、1週間以上使用しないこと、そしてもし症状が改善しない場合は医者にかかることを説明しなさい。
・その目薬は心臓に病気を抱えている人には使用してはいけないことを説明しなさい。

ここでは3分間のリーディングタイムが与えられるので、ざっと目を通し、何を聞かなきゃいけないのか、言わなきゃいけないのかを整理します。(その間、鉛筆でメモをとってもOKです)課題のドットポイントを読んでいる時に、「この患者さんは(自分か他人かはわからないけれど)結婚式に出る予定なんだなぁ」とか想像するわけです。

リーディングタイムが終わったら、会話開始
どうやって会話を始めるかは人それぞれですが、例えば
Hi, I am ○○, a pharmacist here. How may I help you today?みたいに始めるわけです。
そうすると患者さんがI have got an itchy, red eyes.というようにに答えてくれます。

患者さんも『患者カード』に書かれているシナリオで演じてくれるので、
一体どういう人なのか、どういった背景なのか、心配なことはないか等、どんどん質問して掘り出していくような、ゲーム感覚
でもこなさないといけない課題は決まっているので、そこは割り切ることも大切。

どんなに専門的なことを説明しても、ここでは点にはならないし、それで時間オーバーしてしまったらもったいないのでそこも注意が必要です。

うーん、難しいですが、これは『慣れ』です。薬学4年生で行うOSCEのロールプレイの英語版みたいな感じです。

ここで見られているのは “英語がどれだけ流暢か” もそうですが、コミュニケーション力も大いに評価されます。課題にあるドットポイントを全てカバーしたいのは山々ですが、それをこなすことだけに集中すると会話が不自然になってしまうのでそれは避けたいところです。

課題として記載されていなくても、
When did it start?(症状はいつ始まりましたか?)とか、Have you tried anything for it? (何か薬を試されましたか?)みたいなことも聞いた方が絶対会話がスムーズになります

これも英語力を見られる試験なので、勧めるOTC薬の名前や効能などは、渡されるカードにすべて書いてあります。
課題には「安心させなさい(Reassure)」とあるので、患者さんは不安を抱えてる設定なのも読み取れます。そこをどうやって安心させるかも、コミュニケーション力として見られています。

シナリオによっては、患者さんが憤慨していたり、あまり話したがらない場合も考えられるので、色んなケースを念頭に練習すると良いと思います。コミュニケーションなので、逆に一方的にベラベラ話して、患者さんが全く話せない状況を作ってしまうのはマイナスです

このロールプレイは、本当に薬局で初めて出会った患者さんに質問する感じです。

薬剤師ってある意味フロントラインなので、日々様々な症状に出くわしますよね。なので、どんな患者さんが来るのか、どんな症状で来るのか・・・すごく範囲が広いんですだからこそできる限り多くのシチュエーションを練習することが求められます。なので医療従事者の中でも、薬剤師がOETで一番難しいとも言われています。

でも、このロールプレイはすごく勉強になりますよ☆

薬学部の英語の授業を、このOETのようなカリキュラムにすべきだと思います。
私が学生だった時の薬学部の医療英語のカリキュラムは、残念ながら現場で全く役に立たない内容でした本気でグローバル化に対応できるような薬剤師を育てたいならば、教育を全面改訂すべきだと思います。


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